桜島（鹿児島市側）をぐるっと観光

2023/11/22 - 2023/11/23

2023年11月。７年ぶり？に鹿児島観光を企画しました。

鹿児島は大体指宿に行くのですが、今回はその前にさらに久しぶりになる（というより真面目に観光したことがない）桜島と、こちらも観光していそうでしていない鹿児島市内を加えています。

この旅行記は、島津家が作った別邸の仙巌園と桜島を中心にしたものです。

エリア 鹿児島市(鹿児島)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 JALグループ 徒歩
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

１１月２３日から２６日は飛び石連休。
２２日に少し早く仕事を切り上げ、夜の便で鹿児島に移動しました。

鹿児島中央駅の、アミュプラザ。

アミュプラザ鹿児島 ショッピングモール

なかなか美しく、クリスマス仕様にライトアップされ、飾り付けられていました。

夕食（というより夜食ですが）を、鹿児島中央駅西口のジョイフルで食べました。

東日本には少なくて、西日本に行くと食べたくなるんです。

夜なのでヘルシーに、「蒸し鶏と釜揚げしらすのポン酢かけ定食」。

あれ、ヘルシーに麦茶もありますが・・・ｗ

宿泊は、鹿児島中央駅西口のアパでした。

お値段と部屋のバランスで無難に選んだ結果。

アパホテル＜鹿児島中央駅前＞ 宿・ホテル

宿泊したアパには大浴場がなかったので、朝は銭湯へ。

みょうばんの湯。
歩いて５分強でしたね。

鹿児島市の銭湯は、すべて温泉です！

みょうばんの湯 温泉

朝ごはんは・・・中８時間ぐらいでまたジョイフルｗ

どんだけジョイフル好きなんだと。

トーストに、ほうれん草とベーコンの炒め物を付けました。

鹿児島中央駅構内の鹿児島中央駅総合観光案内所で、バスの２日券を買いました。

鹿児島中央駅総合観光案内所 名所・史跡

東口の観光案内所でマップをもらって、観光に出発です。

鹿児島中央駅東口駅前広場観光案内所 名所・史跡

こちらの市バス・電車・フェリーの２日券で鹿児島を遊び倒します！

カゴシマシティビューに乗り、まず仙巌園に向かいました。

バスが予定よりも早く運行してしまったため、途中の南洲神社で１０分ほど時間調整。その間にさっと南洲神社を見てきました。

西郷隆盛を祀っている神社です。
西南戦争で亡くなった２０００名以上の方を弔う南洲墓地が隣にあります。

南洲神社 寺・神社・教会

こちらが、カゴシマシティビューのバス。

鹿児島駅から北のエリアの観光地に行く場合は便利だなと思いました。

カゴシマシティビュー 乗り物

で、当初目的地の仙巌園です。

仙巌園は19代島津光久が築いた別邸です。

仙巌園(磯庭園) 公園・植物園

最初に、入って左側にある世界文化遺産オリエンテーションセンターへ。

鹿児島世界文化遺産オリエンテーションセンター 美術館・博物館

明治日本の産業革命遺産についての展示が見られる場所です。

鹿児島では、この仙巌園内にある反射炉も含めて、３つの遺産が認定されています。
「明治日本の産業革命遺産」は、正直ちょっとインチキ感あるなと。

長崎とか韮山あたりはガチの遺産ですし、一方で山口のは失敗作ばかりと失敗作を作った環境だから無視でも良かったり。
鹿児島もちょっと微妙だったりします・・・

旧集成館反射炉跡。

こちらは世界遺産に認定されています。
一応鉄の醸造には成功したものの、薩英戦争で壊されてしまったそうです。

秋も深まる時期は、仙巌園で菊祭りがおこなわれていました。

仙巌園菊まつり 祭り・イベント

島津義弘と亀寿姫の菊人形です。

関ケ原の合戦の際の、島津家の当主ですよね、確か。

で、隣が忠恒（家久）ではないのは、まぁまぁまぁ。

菊人形や菊の花もきれいですが、そもそも植えられている松の木も美しいんですよね。

仙巌園内の御殿を見学します。

上に書いた亀寿姫の説明です。

日本はすぐこういうキャラにしますが、容姿が端麗でなかったのも家久が嫌ってた理由ともいわれますし。

島津家のキーマンであることは間違いないけど・・・家久周りがよくないんですよねー（ほぼ一方的に家久が悪い）

園内からは桜島を美しく望めます。

そらそうだわなとも思います。

切り立った岩に「千尋巌」の文字が刻まれているのが目に入ります。

薩摩藩27代島津斉興が失業者救済の公共事業として、３か月ｘ４０００名ぐらいの工夫を雇って彫らせたものだそうです。

園内は菊だけではなく、紅葉もばっちりでした。

三重塔も菊で彩られていました。
この季節、お勧めですね。寒すぎもせず歩いていても快適で、また来てしまいそう。

仙巌園の隣に建っているスターバックス。

入口の屋根に島津家の家紋が入っています。
「旧芹ケ野島津家金山鉱業事業所」の建物をリノベーションしたものです。

島津斉彬の産業事業である集成館の跡地。

リニューアル工事を経て２０２４年９月開館予定とのことで、こちらもまた行ってみたい場所です。
写真は、明治天皇の訪問を示す碑です。

カゴシマシティビューの時間に合わせて仙巌園を出て、桜島フェリーの乗り場へ。

鹿児島港フェリーターミナル 乗り物

天気は快晴に近く、そのため噴煙が上がる様子もはっきり見えました。

桜島までは１５分ほど。
途中で反対方向のフェリーとすれ違いました。

感覚的には宮島口から宮島に行くような感じですね。

桜島フェリー(鹿児島市船舶局) 乗り物

桜島側のフェリーターミナルには、桜島出身の名サッカー選手・やっとさんのユニフォームなどが展示されていました。

桜島フェリーターミナルから歩いてすぐの月読神社へ。

月読神社 寺・神社・教会

桜島の名前の由来ともいわれる「コノハナサクヤヒメ」を祀っています。

大正の大噴火で溶岩の下に埋まってしまったのち、1940年に現在の場所に再建されたとのことです。

展望台からの桜島の風景。

ちょっと木が多くて桜島は見えにくかったです。

こちらは海側（桜島側）です。

昭和の香りがプンプンする建物も、フェリーターミナルのあたりにはあります。

いいねぇ。

だいたいお昼の時間でもあったので、道の駅桜島で食事にしました。

道の駅 桜島 道の駅

おふくろの味・旬で食事。

桜島名物の小みかんを練りこんだうどんとかんぱち丼のセットを注文しました。

おふくろの味・旬 グルメ・レストラン

道の駅駐車場からの桜島です。

山の右半分の雲に見える所は、噴煙です。

桜島 自然・景勝地

桜島内は、共通券「CUTE」で乗れるサクラジマアイランドビューで観光です。

サクラジマアイランドビューは４０分に１本なので、この時間に合わせて歩くところは歩き、バスに乗る所は乗り、である程度計画は作っていきました。

サクラジマアイランドビュー 乗り物

最初は烏島展望所。

ここは元々、烏島という島。
大正時代の噴火の溶岩流が、この烏島を飲み込んで完全に陸続きになりました。

今では、もう桜島の一部にしか見えません。

烏島展望所から赤水展望広場までは、バスを待つのではなく歩きました。

烏島展望所で降りた次の４０分後のバスまでに、赤水展望広場を観光して次のバスに乗る予定です。

途中にはこういう溶岩による奇岩もありますし

桜島も随所で雄々しい姿を見せます。

赤水展望広場。

ここは、某アーティストのNさんがオールナイトコンサートをした場所で、Nさんを模した碑が建てられていました。

なんか今、Nさん色々問題抱え気味ですけど・・

赤水展望広場 叫びの肖像 公園・植物園

コンサートの背景になっていたであろう桜島。

イメージよりかなり遠いなというのが率直な感想でした。

こちらが観客側。

今でも大規模なイベントでは使えるようですが、かなり草も生えてしまっていて、この草を刈ってまでイベントをするのであれば、どうなんだろう・・

次にバスで向かったのは、桜島を一番近くに見ることのできる湯之平展望所。

湯之平展望所 名所・史跡

中岳山頂火口からの距離は２．５ｋｍだそうです。

噴火警戒レベル３になると、半径２ｋｍは入山規制がかかる（桜島はほぼ３以上）ので、観光スポットはすべてその外側に作られています。

湯之平展望所ではバスは１５分停車します。

最初は４０分後のバスに乗ろうと思ったのですが、バスがまだいるうちに戻れそうだったので、乗ってきたバスにそのまま再乗車して、ぐるっと一周。

桜島ビジターセンターで下車しました。

桜島ビジターセンター 美術館・博物館

ビジターセンターの掲示。

桜島の噴火の記録が上手にまとまっていました。
これだけ噴火してたら、多少高く噴煙が上がろうが地元の方は風向き以外気にしないですね・・・・

桜島に関する様々な説明や展示もありましたし、桜島近郊の場所における地面の伸縮の記録も展示されていました。

ビジターセンターの裏手にある、海沿いの桜島溶岩なぎさ公園もお散歩。

桜島溶岩なぎさ公園 公園・植物園

公園内には、桜島の温泉をふんだんに利用した、長さ１００ｍの足湯があります。

「桜島」溶岩なぎさ公園足湯 温泉

桜島を「島」ではなく陸続きにした、大正噴火の９０周年の碑です。

桜島で温泉に入るつもりで、タオルは持ってきていました。

桜島マグマ温泉で、桜島観光と仙巌園観光で歩き回った汗を流して鹿児島市内に戻りました。

桜島マグマ温泉 温泉