
2023/11/21 - 2023/11/21
12位(同エリア247件中)
ポテのお散歩さん
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この旅行記スケジュールを元に
二泊三日で巡る播磨。
三日目は以前から行きたかった龍野へ行きました。
街の表記が三つあり、
自治体名は「たつの」
駅名は「竜野」
歴史的固有地名は「龍野」
なんだそうです。
童謡『赤とんぼ』を作詞した三木露風の出身地でもあり、
夕陽の綺麗な里として知られています。
- 交通手段
- タクシー JRローカル 徒歩
-
最終日は姫路から姫新線に乗り、本竜野駅へ向かいます。
姫路駅の改札を通って、再び姫新線の改札を通ります。
本竜野駅までの幾つかの駅は無人なので、キセル防止なのかな?
車窓も長閑です。 -
たつの市には山陽本線【竜野駅】と姫新線【本竜野駅】があり、
龍野城跡や龍野伝統的建造物群保存地区は【本竜野駅】側です。
童謡「赤とんぼ」の作詩者[三木露風]の生誕地という事で、
赤とんぼの童謡をイメージした銅像が迎えてくれます。 -
まず、駅からタクシーに乗り 紅葉が綺麗な【聚遠亭】へ向かいます。
町の高台にあるので、そこから下りながら町歩きをした方が
楽なのと時短の為です。
龍野藩脇坂家の上屋敷跡にある建造物や庭園をまとめて
聚遠亭(しゅうえんてい)と呼んでいます。 -
池の上に浮かぶように建っている茶室は、
龍野藩主 脇坂 安宅(わきさか やすおり)が京都所司代の時に
御所が炎上し、その復興に功績があったので、孝明天皇から茶室を賜り
移築したものと云われています。
脇坂 安宅公は京都所司代後は老中を務めています。 -
御涼所と呼ばれる建物は、藩主脇坂氏の別邸(奥向の建物)で、
当時は男子禁制でした。 -
御涼所の周囲は回遊式庭園や座観式庭園(ざかんしきていえん)
が広がっています。
(座観式庭園)
身分の高い人物が座る上座から最も美しく見えるように造られている
庭園。 -
見学は無料ですが、お庭は美しく管理され
-
この秋 一番の紅葉の美しさでした。
-
にもかかわらず、ほとんど観光客もいない
贅沢な空間です。 -
男子禁制の御涼所への石階段は女六尺坂と言われ、
御涼所へ奥方の乗った駕籠や物を運ぶ時 男子は階段の手前までであり、
ここからは全て奥女中が引き継いでいました。
その為、階段は女性の歩幅に合わせてあるそうです。 -
イチオシ
聚遠亭から道なりに坂を下りると龍野城跡に突き当たります。
-
御殿造りの建物が建っていますが、復原ではなく
アレンジされているようです。 -
御殿の中を軽く拝見して。。。
-
高台からは醤油の町らしく、ヒガシマル醤油の工場が見えます。
ヒガシマル醤油は関西圏では馴染みの薄口醬油を製造されています。 -
西側の坂は美しく
-
鎧兜の横部分の「しころ」に似ているので、
しころ坂と呼ばれています。
また龍野城跡は紅葉よりも桜の名所として知られています。 -
タクシーの運転手さんが、前日は観光客が多く ランチは早く食べないと行列が出来ていたと言われていたので、龍野城跡すぐ近くの【そうめん処 霞亭】さんに開店と同時に入りました。
龍野と言えば醤油と素麺!
温かい“にゅう麺”をいただき、優しいお味で温まりました。
でも。。。この日は行列どころか 観光客は少なかったです(^-^; -
龍野藩の家老門や 龍野小学校水練場と表札が上がるプールへの門。
子供達が水練場の門をくぐってプールに入るって、渋いわ~(´▽`) -
三木露風生家を通り過ぎ
-
如来寺の白壁に辿り着きます。
-
カーブした白壁と用水路にしだれ柳が良い感じ。
-
龍野城や家老門があった場所とは違い、
町人や商人が暮らしていたエリアに変わります。 -
醤油やさんだと思ったら『ゐの劇場』という劇場でした。
-
劇場の向かいの書店・伏見屋商店さん。
ずうずうしくもお店の中の見学をお願いすると、快く招き入れて下さり、
出来る限りの説明をして下さって、感謝でいっぱいです。
現在は書店ですが、江戸時代は油や紙、日常品まで扱う総合商社でした。 -
現在の建物は明治34年に建築されたそうです。
屋根に天窓があり、二階の回廊が美しいですが、
今は使っておられないそうです。
龍野には、このような歴史を経た重厚な建物が多いです。 -
今回は『うすくち龍野醤油資料館』に入る時間がありませんでした。
何と、入館料は10円です! -
資料館の向かいの建物も立派です。
-
至る所にヒガシマル醤油の建物がある
お醤油の町です。 -
糀屋さん
-
醬油饅頭の老舗、風格ある和菓子屋さん。
-
妻入り三階建て土蔵、漆喰壁総塗り込めで、屋根は切妻造り、本瓦葺き、
江戸時代前期の建築で日本最古の土蔵。
最近修理されたのか とても最古とは思えない綺麗な建物です。 -
以前は銀行だった建物
-
電柱が残念ですが、映画のセットの様な町並みが続きます。
-
酒屋・菊屋商店さん。
重厚な建物です。 -
龍野は昭和51年に『男はつらいよ』のロケ地となっていて、
撮影された場所にはまだ小さなポスターが貼ってあり、
当時のままの姿が残っています。 -
龍野へ行く前に、トラベラーちーちゃんさんに映画の事を教えて頂き、
(残念ながらポストは 赤い丸型から現在の新しい形に変わっています。) -
ビデオを観てから龍野を訪れました。
-
この梅玉旅館で昼食を取ろうとしたのですが、
この日は一般のお客さんの予約を受けていないとの事でした。 -
何も知らずに歩くより、映像で観た場所を目にすると
-
町がより身近に感じます。
-
この辺りは、映画のクライマックスへ向かう
大事なシーンで撮影されました。 -
龍野は江戸や明治時代の建物が多く残り
その建物が今でも現役で使われていますが、
少しづつ風景が変わっています。 -
昭和51年の映画の中ではヒガシマル醤油の醤油蔵が続き、
エンディングに使われた風情ある建物が映っていましたが、
今は民家が建っていて、 -
この正面の蔵以外は新しい建物に変わっています。
-
古い町並みを残し、更に維持し続ける事は、
住民の方々と町の努力あっての風景だと改めて感じます。 -
橋の向こうの欄干には歩道が無いので道路を隔てて揖保川の景色を撮りました。 この景色は映画の中で、『ここから見た鶏籠山(けいろうさん)が一番美しいと言われています。』と紹介された景色です。
この橋は車がよく通る幹線道路ですが、私が風景写真を撮ろうとしているのを運転席から見て、左右両方のドライバーさんが 信号待ちの時に写真を撮りやすいように車間を空けて下さったので、車を写さずに撮れました。
この後、姫路駅へ戻り、ホテルで荷物を受け取り帰宅しました。
龍野は素敵なカフェも多いので、またゆっくり歩きたい町です。
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