2023/11/02 - 2023/11/02
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マリアンヌさん
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ふと朝の情報番組を見ていて、江ノ島で湘南キャンドル2023というイベントが週末まで開催中と知り、行ってみることにした。
そもそもキャンドルイベントなどどいう洒落た催しには行ったことがなく、おまけに江ノ島って子供の頃、家族で行った以来、半世紀前になっちゃうけど。
ということで先週に続き、鎌倉もそぞろ歩きし、七里ヶ浜で海を見て、江ノ島を訪れた。
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まずはブランチを目指して浄妙寺へ。先週、近くの一条恵観山荘に来たばかり。
鎌倉駅から同じバスで浄妙寺バス停まで乗車した。
こちらは鎌倉五山第五位の寺格を持つ臨済宗建長寺派の古刹だそう。(パンフより) -
でもね、お寺に来たのじゃないの。ごめんなさい。
寺の敷地内にある洋館カフェ、石釜ガーデンテラスに来たのです。
とりあえずお寺の拝観料100円は必要。
石段を上がっていくとNICO GARDEN SHOPのロゴが海外の田舎の停留所みたいな雰囲気の広場が見えた。 -
洋館好きな私、うん、なかなか良い感じ。
明治維新の神仏分離令で鎌倉のお寺でも次々と廃寺となり、東京から近かったこともあり、その跡地は富裕層向けの別荘・別宅地として分譲され、そこに建てられた建物の多くが洋館だったそう。 -
石窯ガーデンテラスは、1922年(大正11年)にドイツ人の建築家によって当時の貴族院議員であった犬塚勝太郎氏の自宅として建てられたそう。
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窓のアイアンやステンドグラスが素敵。
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石窯ガーデンテラス。
https://www.ishigama.info/index.html -
物販コーナーもあるのね。私が気になってるのは、ステンドグラスだけど。
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小鳥と薔薇、可愛い図柄。
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テラスもあったけど室内席へ。
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10:00開店でランチは11:00からということで、軽くスコーンをいただいた。
きっとカフェめぐりになっちゃいそうだから。 -
HPにご希望があれば2階も案内いただけるとあったので、見せていただいた。
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素敵なステンドグラス。
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2階の廊下、照明をつけて下さった。
ストーブは、1階にあったもの。赤いカラーが可愛い。 -
和室もあったりと和洋折衷な造りになっている。
フム、確かに洋館だわ。 -
洋風なバスがいいね。そして窓にはステンドグラス。
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広間のシャンデリアはマヨルカ風の陶器が使われている。
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ガーデンを散策しましょう。
かつて日本庭園だったものをエジンバラ出身のガーデナーのニコラス・レナハンさんがイングリッシュガーデンにリフォームしたそう。 -
素敵なガーデン。
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花が咲く春にも来てみたいな。
お寺の中の英国風ガーデン、何だか不思議よね。 -
振り返ると洋館。
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紫陽花系の花が枯れても良い感じで残ってる。
半円形のベンチ、バームクーヘンみたい。 -
可愛い花々。
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小さいガーデンだけど癒やされるね。
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ピンクのは、シュウメイギクとのこと。
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喜泉庵にも立寄ってみよう。
枯山水庭園を見ながら…プチ京都みたい。 -
干菓子か生菓子を選んでお抹茶をいただいた。
畳でも椅子席でも大丈夫。 -
裏千家の茶名をいただいているけど、久しくお点前もしていない。
抹茶をいただくのも久しぶり。 -
そして浄妙寺から歩くこと30分ほど。西御門サローネ(旧里見弴邸)へ。
作家里見弴が自ら設計に関り、住んだ家。
米軍による接収、ホテルとしても使われた後、現所有者の住宅へ。
現在この建物は、一級建築士事務所 となっており、「西御門サローネ」として公開されている。
エントランスは、大谷石を使い、帝国ホテルを設計したフランク・ロイド・ライトの影響を受けた設計なのではと… -
開放的なロビー。「プリンスホテル」と称され、ホテルとして利用されていた当時以来継承されている赤絨毯。入場料は300円。
https://nishimikado-salone.com/ -
窓枠や照明のデザインが呼応していて美しい。
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振り返って玄関。六角窓もライト的デザインとのこと。
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応接間。隣のスペースでお仕事をされていたので入りづらかった。
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スタッフの方が説明して下さったのだが、各部屋からの呼び鈴的な設備。
開いて中も見せて下さった。
たとえば「子」が丸いところに表示されたら、子供部屋から女中さんコールということらしい。
秘書時代のランプも似た仕組み、思い出しちゃった。 -
この素敵な階段もライト的デザインとのこと。
ステンドグラスも美しい。 -
和風別棟(書斎)。
ところで里見弴、名前は知っているのだけど、読んだことあったかな?記憶が遥か遠く… -
数寄屋大工による茶室が造られていて贅沢だ。
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京都では割りと良く見かけるけど、それぞれ異なる木材とデザインの天井。
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障子の下側は、煤竹が施されている、茅葺き囲炉裏が無くなった昨今では、煤竹はなかなか手に入らないよね。
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窓の下の部分の板、角が丸くヤスリがかけられていて茶室的な趣がある。
説明して下さった方によると宮大工なら木を切ったまま、角を残すそう。
西御門サローネの一級建築士事務所の方でしょうか、建物のお話、とても楽しく伺えました。 -
サンルーム。白いスペースが素敵。
ここの脇にお仕事されてて、入るのは遠慮した。
なかなか雰囲気のある洋館だったなぁ。 -
そぞろ歩いていると真っ白いお家に真っ赤な車、さすが鎌倉、お洒落な方が多い。
すると木にピンクの花が見えて…桜じゃない?
最近、気候がおかしいから咲いちゃったのかな。 -
そして先週、休憩中で入れなかったアンティークショップへ。
もう海外へ買付に行けてるそう。
眺めているだけで癒やされる。オーナーとアンティークについて話すのも楽しい。
結局、薔薇の小皿をお持ち帰りしてしまった。
https://www.floral-antiques.jp/ -
次に少し歩いて鶴ケ岡八幡宮近くのアンティーク博物館へ。
建物の設計は、英国ヴィクトリア&アルバート博物館の分館 V&A ダンディを手がけた隈研吾氏。鶴ケ岡八幡宮参道にふさわしいよう、伝統工芸の鎌倉彫をイメージしたそう。
https://www.bam-kamakura.com/ -
鎌倉アンティークスを経営されてる館長の土橋正臣が長年に渡ってコレクションした本物のアンティークを展示している。個人コレクションだなんて凄いよね。
オンラインチケットで1200円。内部は撮影可能です。 -
2階ジョージアン時代。
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足型がたくさん、シューズ職人の部屋?
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良い感じの暖炉。
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タイルが美しい。ハープの意匠もきれい。
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シルバーの燭台、ティーセットなどがてんこ盛り。
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純銀のポットを磨いてくれるメイドもいないので、私が持ってるのはシルバープレート(銀メッキ)ばかりです(笑)
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本が詰まった本棚ドアの向こうには秘密の部屋?入れませんけど。
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階段を上がると昔の自転車が。
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イチオシ
そしていい雰囲気の展示。
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3階シャーロック・ホームズの部屋。
ヴィクトリア時代のアンティークドアと貴重なBaker Streetオリジナルサイン、ガス灯がお出迎え。 -
ロンドンのシャーロック・ホームズ博物館から強い影響を受け、“ホームズの部屋”を再現したそう。初版本も展示されている。
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依頼人を迎え入れるリビングルーム。
ロンドンのホームズ博物館に準じて、赤を基調とした英国御用達の壁紙を採用しているとのこと。 -
右奥には、ホームズが座ってる。
おなじみの服(インバネスコート)に鹿撃ち帽(ディアストーカー)。
ちょっと怖い。 -
ヴィクトリアン暖炉と肘掛け椅子も配置。
この手前にロープがあり、細部までこだわったものを近くで見れないのは、少し残念。 -
ベッドルームにはモスグリーンのモリスの壁紙。ここも入れないの。
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ロンドンのデパートJames Shoolbredの英国御用達の1890年製アイアンシングルベッドやトイレも設えたそう。
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薬品瓶や顕微鏡。子供の頃、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズものは結構読んだけどシャーロキアンではないので、このスペースの凝り様は実感できないけど、アンティーク好きとしては、よくぞ収集・購入されたなと称賛。
小中学生時代、ホームズよりモーリス・ルブランのアルセーヌ・ルパンが好きだったかな。 -
江戸川乱歩の怪人二十面相も読んだけど呪いの指紋とか面白かった記憶がある。
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ラファエル前派ウォーターハウスの絵を思わせるね。
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4階ヴィクトリアン時代。
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大きな蓄音機。
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ヴィクトリアンな椅子が気になる。
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螺鈿のような細工が美しい。
部屋の中央の壁にはヴィクトリア女王の肖像が飾られていた。 -
ロンドンにワープ感。
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赤い壁紙、ファニチャーが良いね。
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座れないけど長椅子も。
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形の面白い飾り棚やピアノ。
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透かし彫りが綺麗。
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茶室に掛け軸(ちょうど八幡宮の鳥居が見える)のイメージだそう。
英国で始まったナショナル・トラスト運動の思想が日本で初めて導入されたのが鎌倉とは知らなかった。(1964年、鶴岡八幡宮の裏山の開発計画を防いだ) -
シャーロック・ホームズ公式グッズや英国土産コーナーも充実。
鎌倉でちょっぴり英国を感じられたかな。 -
鎌倉駅までチェックした北欧雑貨ショップなどに立ち寄り、江ノ電で七里ヶ浜へ。
下は古民家をリノベした可愛い不動産やさん。 -
駅から近い海の見えるカフェへ。
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テラス席で海を見ながら、遅めのランチをいただいた。
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海から遠い地域に住んでるので脱日常。
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海に光の道が浮かぶ。
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秋の夕陽はつるべ落とし、江ノ島から夕景を見ようと江ノ電で腰越まで行きバスで向かった。すると江ノ島大橋に差し掛かるところで日が沈みかけて…
バスの車窓からパチリ。 -
こちらも走るバスの車窓から。
橋には夕陽を眺める人で溢れていた。 -
うわぁ懐かしい、江ノ島って子供時代に家族で来た以来。
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ちょっと日本のモンサンミッシェル的。
サムエル・コッキング苑入園&シーキャンドル入場チケットを購入してエスカレーターで島の上部へ急いだ。 -
シーキャンドルに上がった時には既に日は沈んでしまったけど海に浮かぶ夕富士が美しかった。
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桃色に染まる海。
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夜景もきれい。
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由比ヶ浜あたりの灯りのリフレクションがいい感じ。
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江ノ島大橋もポイントになるね。
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眼下にはキャンドルイベントが望める。
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本日の目的、湘南キャンドル2023イベント。
https://enoshima-seacandle.com/event/shonan-candle/ -
美しいキャンドルの灯り。
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日本最大10,000基のキャンドル、点灯は大変だね。
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ポイントになる電飾。
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キャンドルの炎のゆらぎって癒やされるね。
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カラーなゾーン。
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パープルがきれい。
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眺めていると光の世界に包まれる感覚。
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色々とキャンドルの並べ方が工夫されていて面白い。
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赤い灯りゾーン。中央にフォトスポットがあったけど並んでいたのでパスした。
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眺めるだけで満足。
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赤は、あったかいね。
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結構、混雑してたのだけど平日なので週末よりはマシなのかな?
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さっき登ったシーキャンドル。
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浮かぶランタン的な灯り。
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また普通のキャンドルゾーンへ。
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家でキャンドルに火を灯すのは、クリスマスくらいだからな…
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漁師の網っぽいね。
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灯台のオブジェかな。
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イタリアで買ったアラバスターの小さな入れ物があって灯りを入れると透けてきれいなのだけど、すうっとやってない。久々にバスタイムにやろうかな…
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色とりどりの世界。
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パープル癒やされるね。
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グリーンがかったブルーもきれい。
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ついつい撮りまくっていたらスマホがシャットダウン!
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すっかりスマホだよりで時計もしなくなってるので、時刻や帰路がわからない。
とりあえずシンプルに江ノ電の江ノ島駅まで歩いて藤沢経由小田急線で帰宅、やれやれだった(笑)
なかなか充実の1day tripだった。
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この旅行記へのコメント (2)
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- salsaladyさん 2023/11/08 10:51:47
- 神仏分離令~浄明寺~
- ☆マリアンヌさんの健脚には恐れ入りますです。日帰りの旅でしょう?
☆鎌倉は学生時代に横浜在住でしたから、かなり何度も遊びに行ったものですが、こんな不思議な寺?(神仏合祀だったのかしら)の中に別荘群が。。。
☆寺と洋風建築とのコラボは自由なんですね。今度行ってみたいけれど、車では混雑するし徒歩ではかなりの距離?(鎌倉から北鎌倉一体と江の島!)本当に日帰りでしたの?
- マリアンヌさん からの返信 2023/11/09 16:18:26
- RE: 神仏分離令~浄明寺?
- いつもありがとうございます。はい、日帰り旅です。
☆鎌倉は学生時代に横浜在住でしたから、かなり何度も遊びに行ったものですが、こんな不思議な寺?(神仏合祀だったのかしら)の中に別荘群が。。。
→浄妙寺の敷地の中に洋館レストランちょっと違和感のある風情ですよね。
ちなみに里見邸は、浄妙寺から徒歩30分弱で行けます。
そこから鶴ケ岡八幡宮はすぐですし、駅まで20分くらい?それほど歩いていません。
七里ヶ浜も江ノ電ですし、そこから江ノ島もバスで行きましたから。
帰りはスマホがシャットダウンしちゃったので、江ノ島駅まで25分くらいあるきましたけど(汗)
マリアンヌ
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