【島旅2023夏 9】那覇からも近い東海岸の町 与那原へ…い～いところでした

2023/07/27 - 2023/08/07

2023年7月下旬、八重山5週間の旅を終え、那覇空港到着。
そして那覇ではなく、なんかいいとこそうだなーと思っていた与那原町(よなばる)へ…(那覇の東8kmほどの海沿いの町)。与那原は観光客のほとんどいない静かな町。こういう“素”の町に滞在してぶらぶらしているのが一番楽しいんです。
この後南大東島へ行く予定なのですが、船のスケジュールを調べてみると…なんと8/9までメンテナンスのためドッグ入り～。どっひゃーです。事前に調べていれば日程調整したんてすが、結構行き当たりばったりなもんで…。まだあと2週間もある。次回の旅にしようかと迷いましたが、行ける時に行っとこうと思い。本島で時間を潰すことに。稀にみる大型のUターン台風6号により与那原に足止めされましたが旅程の被害は最小限、結果オーライという形になりました。

エリア 知念・玉城・八重瀬(沖縄)

石垣から無事、那覇空港到着。

那覇空港 空港

那覇市街には寄らず、そのままバスに乗り与那原町へ。

途中1回乗り換えて与那原町到着。所要40分ほど。

さっそく予約した宿に向かいます。

「民宿アガイ浜」。
僻地の離島ならいざ知らず、今どき町中にこんな宿があるんかというような趣き深い外観です。

民宿アガイ浜 宿・ホテル

居心地のよさそうなテラスもある。

宿の目の前は川です。これがまたいい。

内部。共有スペース。昭和～な感じ。

個室もありましたが、ドミをチョイス。
Booking.comで予約し、1泊2250円。

キッチン使えます。

シンプルな共同シャワールーム。宿にこれ1個しかありません。

空いている日もありますが、団体客が来たり混んでいる日はこんな状態に…。よく言えばにぎやか、悪く言えば騒がしい。こればっかりは来てみないとわかりません。
旅行者もいますが、仕事(ヘルパーではなく)をしながら住んでいる方もいます。大手予約サイトに載っているので外国人旅行者もちらほら。ですが“ゲストハウス”ではなく、やはり“民宿”だと思います。好みは分かれるでしょうね。

与那原町にも観光スポットはそれなりにあります。ただ、那覇から10km圏内なので日帰りで半日もあれば一通り見れてしまいます。
で、与那原と言ったらこれ。年に1度行われる「与那原大綱曳き」(よなばるおおつなひき)。那覇、糸満、与那原で行われるものは沖縄三大大綱曳きと言われ、かなり盛り上がるようです。今年の開催は8/20。あゝ…タッチの差で見られません。残念。まぁこんなものがあるなんで知らずに来たので仕方ありません。

与那原大綱曳まつり 祭り・イベント

大綱曳きの会場である「御殿山青少年広場」は普段はひっそりです。

しかーし、ちゃんと役場の隣りには「与那原大綱曳き資料館」があります。

与那原町綱曳資料館 美術館・博物館

昨年使われた大綱はもちろん…

関連する展示が盛り沢山。過去の綱曳きの様子も映像で見られます。
見学無料。いーね。

そして「クリード西原マリンパーク」。
正確にはお隣りの西原町にありますが、ほんの町境です。宿からもわずか1.5km。

西原マリンパーク ビーチ

マリンパークにある「キラキラビーチ」！埋立地に作られた人工ビーチです。透明度はさておき、南国の海感は楽しめます。

この日は日曜日。皆さん楽しんでいますねぇ。

私はというと…木陰で一杯です。もちろん弁当持参。抜かりはありません。

ビーチ前には立派なBBQ場(有料)。道具はちゃんと借りれます。ビールサーバーも用意されてます。こんな天気のいい日にわいわいガヤガヤBBQ、うらやましい限りです。

与那原は「赤瓦」の産地としても知られています。
首里城復元にも与那原の赤瓦が使用されるとのこと。

赤瓦屋通り 名所・史跡

工場見学もできるようです。

赤瓦ってなんか温かみがあっていいですよね。

かつて沖縄に走っていた「軽便鉄道」。一番最初に開通した路線「与那原線(那覇-与那原)」の終着駅が復元されています。

与那原町立軽便与那原駅舎展示資料館 美術館・博物館

入場料は100円。入場券は切符となっています。そして“改札ばさみ”で自分で切れ込みを入れます。

写真パネルや遺物で“軽便”の歴史が紹介されています。

駅舎裏手には当時の9本の柱が残されています。

個人的に好きなスポットが与那原東小学校前の海岸。
宿からは約1.3km。ちょい散歩にはぴったり。

「板良敷のイノー」。
板良敷は地名、“イノー”とは沖縄の方言でサンゴ礁に囲まれた浅い海のこと。潮が引くと現れます。

板良敷のイノー 公園・植物園

無数にある潮溜まりのいくつかには青い熱帯魚、ほぼ全てに黒いナマコがいます。

気持ちいいんだなぁ。天気のいい日に限りますが…。

ある日は「大里城址公園」までウォーキング。約4km。　
ほぼパークゴルフ場。

大里城址公園 公園・植物園

その一画、一番の高台にある「ミーグスク」。

中城湾を一望でき、眺めがいい。

さて、与那原の食べ物事情をご紹介。
宿からわずか150m、JAの「あがりはま市場」。

ファーマーズマーケット与那原 あがりはま市場 お土産屋・直売所・特産品

旬の野菜や果物はもちろん…

弁当類も手に入ります。
しかーし、弁当買うならここでは味気なさ過ぎる。

やっぱり、町の弁当屋で買わないと。
弁当屋「まちやぐゎー」。

この感じ、いーね。
しかも沖縄は弁当が安い！右のテーブルのは300円です。

こんなものもあります。「ソーキ汁(ライス付き)」500円だったかな。
文句なしにうまい！

ガッツリ系の超人気店「どぅしぐわー弁当」。
3回購入しましたが弁当の写真取り忘れ～。相当ガッツいていたんでしょうね。
350円、450円弁当などがありますが、450円弁当にはサービスでミニそばが付きます。

与那原にもあったー、沖縄センベロのパイオニア「足立屋」。
うれしいじゃあーりませんか。

大衆もつ焼酒場 足立屋 グルメ・レストラン

メニュー形式は全店同じ。見やすくて安心感ある～っ。

もちろん、センベロ行きまーす。

うほっ。

センベロ用とは思えない、身の厚い刺身。

ド定番のモツ煮(モツ煮豆腐ですが…)

串。

特別メニュー。マース煮(塩煮)をチョイス。
ゴクリ。

うわー、すごいボリューム。魚好きにはたまらない一品です。
これで550円(税抜)はお得でしょう。
ちなみに写真の料理は3回訪れた中の抜粋です。台風が来なければもっと行けたんですが…。他にも行きたい店がありましたが、結局足立屋で終了となりました。

与那原にはこんな飲み屋街もあります。
かつてのネオン街ですかねぇ。

まだ時間が早いので閉まってる店が多いですが…

中の様子がうかがえない店がほとんど…

一見ではかなり敷居が高い…

小心者の私には絶対無理です。

この店は論外ですけどね…
ちなみにですが、オリオン通りの一本西側には「第2オリオン通り」もあります。店は少ないですがこちらのがよりディープです。

与那原で唯一外食したのが(居酒屋、テイクアウトは除く)こちらの食堂「キッズ」。周辺住民御用達のどローカル店です。

パーラーキッズ グルメ・レストラン

や、安い…

日替わりランチ(600円)にしてみました。
この日は鮭のあんかけと野菜炒め。紅茶みたいなドリンクも付きます。全体的に薄味、お味はビミョーです。

さて、台風6号です。Uターンして沖縄を二度直撃、しかも大型。
天気のいい日ばかりの写真をお見せしてきましたが、実際は暴風雨のため1週間以上は宿から出られませんでした。スーパー、コンビニからは物がなくなるし、臨時休業。停電は1日半。結構大変でした。
「アガイ浜」も少なからず被害が…

テラスの屋根が剥がれちゃいました。

宿の前の街路樹もポッキリ…。

当初の予定では与那原に8泊して他の町に移動でしたが、急遽移動先の宿をキャンセルしプラス4泊、アガイ浜には計12泊となりました。結果的には与那原で台風をやり過ごせたのはよかったかなと思います。しかし、台風は過ぎ去ったとは言え、この後は南大東島。海の時化は依然として続いており3日後のフェリーが果たして出航するかどうか…。
望みを託し、那覇へ移動です。
(続く…)