【島旅2023夏 2】石垣島 屋良部岳登山…やむを得ず、崎枝半島を一周ウォーキングとなりました

2023/06/25 - 2023/06/25

バスと徒歩で屋良部岳登山。
山頂には“トロルの舌”と呼ばれる奇岩があり、そこからは絶景が眺められます。
山頂からは御神崎のある北側方面に下る下山道があるはずなんですが、発見できす…。無理に探さず安全面を考慮して来た道を戻りました。なので本当は半周ほどで済んだ崎枝半島を一周するはめに…。この日歩いた距離は23kmほど。カンカン照りだったのでさすがにバテました。
しかし、車でもなくバイクでもなく、直に島の自然を肌で感じることができ、忘れられない体験ができました。

エリア 石垣島(沖縄)

朝8:40、バスターミナルへ。
すでに夏の日差し。今日は暑くなりそう。

石垣島バスターミナル 乗り物

今日、下車するバス停「崎枝」までの運賃は片道630円。往復するつもりなので1000円の1日フリーパスを購入。

系統9川平リゾート線の8:55発に乗り込みます。

名蔵アンパル通過中。

所要35分で到着。

崎枝バス停！

さっそく歩き出します。
バス道路から逸れ、「御神崎」方面へ。

振り返ると青い名蔵湾が…。

天気がいい！心地よい暑さ。
目の前に見えるのが屋良部岳。

崎枝小中学校前を左折。道なりに進めば御神崎(半島一周道路)です。

そして右折。ここから本格的な登りが始まります。

と言ってもほとんどこんな感じ。緩い登りの舗装道。
木々に遮られてほとんど視界はありませんが、日陰なので涼しい。

さすが南の島、ワイルドだろう？

ん？

ここが屋良部岳頂上に続く登山道入口のようです(右手)。
なんかあっさり着いちゃいました。バス停からは所要1時間5分ほど。急な登りもなく、日陰が多かったのでほとんど疲れていません。
この時はこの先工事中により通行止めになっていました。駐車場はありませんが路肩に車3台ほど停められるスペースがあります。

登りまーす。

山頂への道はこんな感じ。あまり整備されていませんがロープが張られているので迷うことはありません。キツい登りが続きます。

開けたー。
頂上のようです。わずか5分…。

目を転じると…おおーっ。これが「トロルの舌」ですか。確かに“ベロ”のようにも見えなくもない。
まずはベロの下へ…。おじゃまいたします…。

ベロの先には川平石崎の素晴らしい眺め。

ベロの上へ。
名蔵湾が一望。きれいな海ですねぇ。

屋良部岳 自然・景勝地

竹富島もバッチリ見えます。

半島南西部方面。
海の青さもさることながら、ジャングルの緑も映え映えです。

さて、景色を満喫した後は下山と…。
実は屋良部岳の登山道は2つあり、1つは今登って来た自動車経由の道。もう1つは山の北側の麓から登る登山道。この道を使って下れば御神崎までショートカットできるのですが、その下山道が見つからない。ロープが張ってあり立入禁止的になってる。ロープの先にあるのかもしれませんが、その気配は感じられませんでした。残念ですが安全面を考慮し、来た道を戻ることに…。

崎枝小中学校まで戻って来ました。
ふ～っ。

さあ、これから反時計回りで半島を一周します。
まずは3.7km先の御神崎を目指します。

気ぃ持ちいい～。

牛ちゃんたちにも遭遇。

日陰が圧倒的に不足…
暑い…。

ここから“一周道路”を外れます。
往復1.2kmか…。

結構な登りでした…なにげにしんどい。
そして駐車場到着。

御神崎灯台ドーン。

灯台の下まで登り、振り返る。

灯台の先へ…

岬の先にはダイビング(シュノーケリング？)しに来ている船がいました。

御神崎 自然・景勝地

時刻はもう13:00。
買ってきたおにぎりでランチにします。眺めはいいですが日陰なーし。

ウォーキングはまだまだ終わりません。歩を進めます。

南国の花たちが癒してくれます。

と、ここで屋良部岳の登山口発見！
本当はここに下りて来たかったんです。入口はしっかりした道のように見えますが、頂上のどこに出るんでしょうか…。

南国らしい街路樹。当然ですが歩いている人なんかいるわけない。またに車が通るくらい。静かです。にしても日差しがキツい。

途中の橋の上からの景色。

駐車場がある。きっとビーチがあるんでしょう。
ちょっと降りてみます。御神崎からは約4.3km。

このビーチ、グーグルマップでは大崎ビーチ(タチイ浜)と表記されています。遊泳禁止にはなっていないようですが“遊泳危険”の看板が立っていました。岩がゴロゴロしているので干潮時は楽しめなさそう。

大崎牧場の緑が美しい。青い海とのコントラストもグッド。

ここはどこ？北海道みたい。

続いての目的地「電信屋」への案内看板。
この先っすか。なかなかいい感じ。

ここも大崎牧場の敷地のよう。
絵になる景色がいっぱい。

電信屋跡到着。案内板からは約460m。御神崎からは約5.5km。
電信屋とは石垣島と台湾の通信を図る施設として1896年(明治29年)に建設された電信施設で、太平洋戦争で砲撃を受けた跡が生々しく残っています。

電信屋跡 名所・史跡

内部は当時からほぼ手付かずのまま。

記念碑の脇には海へ続く小道が…
ちょっと行ってみましょう。

おおーっ、なかなかきれいなビーチ。
この辺りも大崎ビーチと呼ばれているようです。

大崎ビーチ ビーチ

最後に向かうのは超ディープスポットです。

きれいだなぁ。

適当なところで海岸に出ます。

さて、どこかな～。

ちょっとうろうろしましたが、このスポットの登録者様の地図の場所が正確だったので、わりと早く見つけることがでました。電信屋跡からは約4km。

じゃーん、その名は「ミーバイ岩」。
2016年から始まった石垣島の新名所を探し出し、島の魅力を再発見する市民参加型プロジェクト「島人ぬ宝さがし」で選ばれたスポットの1つ。写真を見てわかるように“ミーバイ”という魚にそっくりな岩です。サイズは大人の拳の一回り大きさ。こんな辺ぴなところなのによく見つけたなって感じ。
これで今日のミッションはコンプリートです。
さあ、バス停へ。

ミーバイ岩 自然・景勝地

来た道を戻ればすぐに半島一周道路に出れたのですが、なにせ“戻る”のが嫌いな性分でして…。結局自動車に上がれるまで約1.3km。もう体力をほぼ使い切っている身としては最後の砂地はきつすぎる…。

16:50、崎枝バス停到着。もうへとへとです。
ミーバイ岩からは約1.8km。同じバス停に戻って来るのに7時間20分かかりました。

バスターミナル行きのバスの時間は17:24。
このバスの本数の少なさから言って30分少々の待ち時間はなきに等しいでしょう。

バスがやって来た。
あー、これでエアコンに当たれる～。

今日歩いたルート。
(つづく…)