![那覇からの船が1日延期になり、ヒヤリとしましたが、無事北大東島に渡ることができました。6泊の滞在予定。後に不測の事態に陥りますが…<br />まずはかつてリン鉱山で栄えた西港周辺をぶらり散策します。](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/85/89/650x_11858966.jpg?updated_at=1699144728)
2023/08/17 - 2023/08/27
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toshibaa45さん
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那覇からの船が1日延期になり、ヒヤリとしましたが、無事北大東島に渡ることができました。6泊の滞在予定。後に不測の事態に陥りますが…
まずはかつてリン鉱山で栄えた西港周辺をぶらり散策します。
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那覇出港の船が波の影響で1日延期になり、よって南大東島入港も1日遅れ。こんなことは日常茶飯事のようです。もちろんクレーンに吊られたカゴに乗って乗船です。
前にも触れましたが貨客船「だいとう」は週一便ほどの運航間隔で南大東島先航と北大東島先航を交互に繰り返します。南先航の場合は那覇→南→北→南→北→那覇というスケジュールになります。北先航の場合はこの逆。1航海4日かかります。この船は北先航。貨客船だいとう 名所・史跡
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この日はあいにくの曇り空。しかし船上から海を覗き込むとこの透明度。おそらく水深は10mくらいあると思いますが底の岩が透けて見えます。
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16:00に出港。さらば南大東島!
ちなみにですがこの日の乗客は私1人…。皆んな船使わないのかな。そもそも旅行者自体少ないですから。 -
南北大東島自体の最短距離はわずか8kmほどですが、両島の間の最大水深は1500mを超えるとか。驚きです。これは海底火山の頂上にサンゴ礁が堆積し続けた独特の地形によるものです。
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45分ほどで北大東島の北港に到着。
なんかどこかで見た光景が…。南大東島の北港とそっくりです。 -
はい、吊られてます。もうすっかり慣れちゃいました。
無事。北大東島上陸です。
北港から宿までは約3km。迎えにきてもらいました。 -
北大東島のお宿は西港地区にある「民宿二六荘」。
ちなみにですが、北大東島には宿泊施設は2軒のみ。“きれいなホテル”と“それなりの民宿”、言い換えると“高い宿”と“安い宿”となります。当然私は“安い宿”をチョイス。もう1軒の宿は後ほどご紹介します。二六荘 宿・ホテル
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母屋(旧館)にあるレセプション。
ネットでググると“ご夫婦のアットホームなもてなしで人気の老舗宿”などという情報が出てくると思いますがご夫妻はもう引退し、運営管理は他の人に任せているようです。なんとスリランカ人の方で少々面食らいました。しかし、この方も一時的ということだったのでおそらく現在は別の方に変わっていると思います。 -
宿の諸々の料金表。
素泊まり1泊4500円~(電話で予約しました)。朝食と夕食はお願いすれば弁当を用意してくれます(浅沼食堂での食事はなくなりました)。借りようと思っていたチャリは6時間1000円、24時間1500円…うーんどうしょうか。 -
ちなみにですが、とある日の朝の弁当。600円也。
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とある日の夜の弁当。800円也。
食べるか食べないかはあなた次第…。私は一度も食べませんでした。 -
敷地内には母屋である旧館と新館、別館の3棟あり、私にあてがわれたのは新館。
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“新”といってもなかなか年季入っています。
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マイルーム。この部屋で素泊まり4500円です。
布団はやや薄っぺらですが、清潔です。エアコン無料。 -
私には必要ないテレビ。室内でWi-Fi繋がります。
シャワー、トイレは共用。 -
廊下の突き当りには共用冷蔵庫と電子レンジ。
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その横には一応キッチン。
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さらに奥にシャワー、トイレ(ウォシュレットなし)。
洗濯機無料。外に干し場があります。 -
シャワールーム。お湯はちゃんと出ます。シャンプー、ボディソープあり。
ただし、1箇所しかないので結構混み合います。私は混んでるときは旧館裏手の別館のシャワーを使っていました。
宿自体はこんなもんかと思いますが、雰囲気が…
私的には那覇から15時間かけ南大東島、さらに船で北大東島、それなりにへき地にやって来たつもりなのですが、宿には工事関係者が大勢泊まってる。旅情感はまったくありません。それに会社員時代の出張を思い出し、テンション下がる~。まぁこれは私の個人的な勝手な感想なのであしからず。 -
町と呼べる規模ではありまんが、北大東島は人々の集まる地区が2つ。1つは宿のある「西港地区」もう1つは島の中央付近の「中野地区」。南大東島は町機能は1ヶ所に集中していたのでなにかと便利でしたが、北大東島は2カ所。歩き以外の移動手段を持たない私にとっては不便極まりない(いい散歩にはなりましたが…)。
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西港地区をご紹介します。
宿から50mほどにある「浅沼商店」。西港地区唯一の商店です。以前「二六荘」を仕切っていたご夫妻の経営する店です。この建物内で宿の食事がいただけたようです。
商店が近くなので便利と言えば便利なのですが品揃えはそこそこ。弁当、惣菜の類いがないのが非常にイタい。調理不要で食べれるものはカップ麺、パン、缶詰、レンチンご飯くらい。もちろん酒類はちゃんとあります。 -
おにぎりだけはありました。これにはかなり助けられました。
1個120円でしたが、滞在中に150円に値上がり~。 -
買ったものの一部。
レーズン食パン(320円)、レンチンご飯(185円)、魚肉ソーセージ(1本73円)、オリオンサザンスター(第3のビール 1本190円)。支払いは現金のみ。 -
輸送費がかかるので値段が高いのは仕方ないのですが、その中にあって一際目を引いたのがこちら。コーラ99円、缶コーヒー69円。や、安い!
もちろんワケあり。賞味期限切れでした。こういうの売って大丈夫なんでしょうか。知らんけど…。で試しに缶コーヒー買ってみました。賞味期限は2022年6月、どっひゃー、1年以上も前。けど普通においしく、お腹も大丈夫でしたー。※個人の味覚、具合です。マネしないでね。
ちなみにコーラは2023年3月でした。 -
住宅ちょろちょろ、
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空き地ちょろちょろ。
ご想像のとおり、町中はとても静かです。 -
そして郵便局はどこにでもある!ありがとうございます。
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西港へ。宿からは4~5分。近くてうれしぃい!
北大東島の現在の主港であり、港周辺には70年ほど前まで賑わっていたかつてのリン鉱山施設の遺構が残されています。 -
しかし、その多くは廃虚状態。
当時の荷揚げ用の巻き上げ機。さびさびだけど、まだ形が残っているのがすごい。 -
かつての荷揚げ用のスロープ。
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一番目立つのがリン鉱石貯蔵庫。
燐鉱石貯蔵庫跡 名所・史跡
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写真の中央が上の写真の貯蔵庫です。
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昔も今も北大東島を象徴する建物。壁が崩れないように補強されています。
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リン鉱石を運び出すトロッコ軌道のトンネルも一部残っています。
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貯蔵庫を裏手から見るといかに大きな施設だったかがわかります。
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西港から眺める海は最高です。
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まさに“大東島ブルー”。
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なんて美しいんでしょうか。
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ウミガメだって見れちゃいます。
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即、外洋ですから思わぬ大物が釣れることもあるようです。
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海を眺めていればあっという間に時間が過ぎてしまいます。
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西港の一画にある「西港公園」。
広々として気持ちいい。西港公園 公園・植物園
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高台には東屋。ここからの夕日も格別です。
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公園内にはリン鉱山の“遺物”がいくつか展示されています。
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「おさかな市場」もあります。
魚市場 市場・商店街
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市場と言うより販売所といった感じ。
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お刺身、加工品がちょろちょろ程度。
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マグロの刺し身を買い、宿で一杯。
この量で500円。安い!けど1人だとちょっと多い…。 -
リン鉱事業の拠点となった旧東洋製糖(株)の北大東島出張所だった建物が「りんこう交流館」として使われています。「おさかな市場」の裏手です。
りんこう交流館 名所・史跡
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内部はミニ資料館になっており、りん鉱山について写真パネルなどで紹介されています。
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そして「トロっこ」もあるっ。居酒屋兼レストランです。西港地区で唯一の飲食店(正確には違います。後述)。昼もやってます。この店なかったら大ピンチでした。夕食時は地元民、観光客で混み合う日もあるので確実に利用したいなら予約した方がいいです。私は一度、19:00に行ったら予約でいっぱいと断られました。
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メニューの一部。
ご飯ものもありめす。 -
滞在中、2回お世話になりました。
「せーイカのバター炒め」(650円)。盛り付けもなかなかおしゃれです。イカ料理にハズレなし。「オリオン生」(450円)。 -
「シマホッケ炙り焼」(650円)。魚にハズレなし。
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「豆腐ちゃんぷるー」(600円)。
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「カマの煮付け」(850円)。
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北大東島産のじゃがいも焼酎「ぽてちゅう」(ロック450円)。試しに飲んでみましたが、私は“違いの分からない男”なので味の解説はできません。ただ、おいしいです。生産量が少ないためか今年分は売り切れ。商店、スーパーでは買えませんでした。飲み屋にわずかに残るのみ。飲めてラッキーでした。
この店安いなーと思っていたら、メニュー価格+消費税10%でした。しかもお通しなしで席料300円。まぁ、こんなへき地でこんな料理が食べられるだけありがたいと思わなければいけません。 -
グーグルマップにも載っており、その他クチコミもあってので北港手前にある居酒屋「村おこし」に行ってみます。宿からは約1.7km。20分かけて歩いたのに…
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なんと休業。いや、店内を除くと物が散乱、荒れ放題。どうも廃業の様子。なにげにこの店が一番楽しみだったのでショック…。(T_T)
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郵便局の手前にある「BAR Sonny」。
やってんだか、閉まってんだか…。さすがにここは入りにくい。西港地区にある飲食店は「トロっこ」とここだけです。 -
観光します。
「北大東灯台」へ… -
島内の標高最高地点47mに立つ灯台ですが、特に見応えなし。一度行けばいいかな的な…。
北大東島灯台 名所・史跡
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西港から海岸沿いに北上…。
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おおーっ、「大東ピラミッド」です。
う~ん、ビミョーな代物…。大東ピラミッド 名所・史跡
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とりあえず登ってみます。この角度からは完全ピラミッド。
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眺めはいい。気持ちいいー。
で、ピラミッドの正体ですが…北大東漁港建造時に掘削した岩や残土を積み上げたものです。要するにゴミの山ということです。特に意味や利用価値はないとのこと。結果的に観光地になりつつありますが…。 -
まだまだ北大東島には見どころがあります。
残りは次回で…
(続く…)
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