【島旅2023夏 6】上原滞在でジャングル満喫…浦内川クルーズ&滝トレッキング、ゲータの滝、ビーチもあるよ

2023/07/17 - 2023/07/22

大原から上原に移動。
浦内川ジャングルクルーズ&マリユドゥ滝とカンピレー滝トレッキング
そして勝手にゲータの滝。
ビーチでものんびり、まったり過ごせました。

エリア 西表島(沖縄)

路線バスに乗り、大原から上原へ。
所要約1時間、運賃は1050円。値段が同じだったので“念のため”、1日乗車券(1050円)を購入。乗車時に運転手に告げればその場で購入できます。

バス (西表島交通) 乗り物

上原の宿は「民宿 きよみ荘」。2週間ほど前に上原中心部の宿を4～5軒当たりましたがどこも満室。唯一予約が取れたのがココでした。
バス停からは約70m。いーね。

民宿 きよみ荘 宿・ホテル

レセプション&ロビー兼食堂。

ロビーの続き。

電話で予約し、素泊まり1泊4950円。
案内された部屋はツインベッドの洋室(1人で利用)。シャワー、トイレは共同。シャワー、トイレ付きの部屋もあるようです。もちろんエアコンは無料、洗濯機も無料で使えます(洗剤あり)。

食事を付けることもできます。夕食1650円、朝食660円の課金制。素泊まりでも2日前にリクエストすればOK。ちなみに1泊2食付だと7260円となります。私は5泊したうち一度だけ夕食をいただきました。
上原には夕方以降営業している飲食店は旅行者に対して少ないです。不定休の店もあり、商店のお弁当類もすぐに売切れ。油断してるとカップラーメンのみの夕食難民になりかねません。不安な方は食事付きの宿にしたほうがいいと思います。

宿のチェックイン時刻は15:00。荷物を置いて出かけます。先ほど買ったバスの1日券を有効活用します。祖納集落まで出かけてみようかなと。西表島西岸、白浜港に行く途中にある集落です。
しかーし、時刻はまだ11:00なのに次のバスはなんと15:00、本数少な過ぎ。さすがに待てないので行きは歩いて行くことに。その距離約9.2km。余裕かましてましたがちょっと遠かった…。途中、雨にも降られバテバテです。
写真は浦内川。

祖納集落入口にある「子午線モニュメント」。
子午線とは地球の赤道に直角に交差する“線”。経線のこと。でもなんでこんなとこにこんなモニュメントが？その訳を知りズッコケました。なんと東経123度45分6.789秒の子午線が通っているみたい。ただのダジャレというか語呂合わせでした。だったらこの場所でなくてもこの延長線上なら地球上無数にある訳で…というツッコミはしてはいけません。しかし日本国内では西表島のみにしか通っていません。ちなみにですが、この先の白浜集落にも同類の子午線モニュメントが立っています。

子午線モニュメント (祖納) 名所・史跡

ようやく祖納中心部到着。
ふ～っ、疲れたなぁ。2h以上かかっちゃいました。

集落に唯一の商店、「スーパー星砂」でビールを購入。

そして向かうは…

祖納ビーチ！　潮が引いた状態でやや残念ではありますが、静かでいいビーチです。

祖納ビーチ ビーチ

そして海を眺めながらのランチ。
疲れた体にビールが染み渡ります。たまらない…。
お弁当は安全を見て途中の「スーパー八重」で購入。実際、「スーパー星砂」には昼過ぎの時点でお弁当類はありませんでした。元々ないのか売り切れかは不明。

実はこの「星砂荘」に泊まりたかったんですが予約が取れませんでした。なので“偵察”も兼ねての祖納訪問でした。

西表島の素泊り宿　星砂荘　＜西表島＞ 宿・ホテル

集落内をウロウロ。30分もあれば回れちゃいますが…。
これは道端に立つ“町の掲示板”。イカしてるねぇ。

郵便局の壁にはイリオモテヤマネコ。

西表島郵便局 名所・史跡

商店の向かいのラーメン屋にはこんな張り紙が…
これ冗談でしょうか…いや、マジだな。
私が入ったらどうなるのか。そもそも一体何があった？
島の“闇”を垣間見てしまいました。
店名は伏せときます。気になる方はググってね。

さて、上原に戻ります。
帰りはもちろんバスです。1日券を使い出費なーし。いーね。

滞在中、夕食で2度お世話になった「新八食堂」。
なんと「きよみ荘」の道路を挟んだすぐ隣り。ツイてるね。

新八食堂 グルメ・レストラン

とってもいい雰囲気。
昭和のたたずまいの残る、大衆食堂兼飲み屋です。
なぜか意外と観光客は少ない。

刺し身…600円だったかな。生ビール…500円。
ビール(最初の1杯)にはサービスでおつまみが付きます。この心遣いが酒飲みにはうれしいんです。

いかバター炒め…600円。
抜群にうまし。

ゴーヤーチャンプルー定食…950円。
うまいけど、ちょっと高い。

野菜そば…800円。
うーん、ビミョーかなー。

ある日の夕方、新八食堂を覗くとなんと休業(ランチはやってました)。たまに不定休あり。分かっていたら昼前に弁当買っておいたんですが…。近所の「デンサー食堂」も夕方まで。もうこれで夕食の危機…。電話すれば送迎してくれる居酒屋もあるようですが、宿の方に聞き集落の外れにあるレストラン「ランチハウス たまご」へ(18:30頃)。入口は一組の待ち客。中を覗くとぎっしり超満員。商店でカップ焼そば買おうか…と悩みましたが待つことに。15分ほどで店内に入れましたがそこからが長かった…。

ランチハウス たまご グルメ・レストラン

結局この料理が出てくるまでに2時間かかりました。「チャーハン+八重山そば定食」(900円)。チャーハン油っこくて食べ切るの大変だった。上原の夕食事情は破綻しかけてます。前述の通り、食事で苦労したくない方は食事付きの宿が無難です。

ある日は浦内川のジャングルクルーズへ。レンタカーのない方は上原港から出る無料送迎バス(毎日9:20発)が便利。バス代節約できます。

乗り場に到着。浦内川にかかる橋のたもと付近です。

チケットオフィス&待合所。

浦内川観光 乗り物

予約不要。送迎バスを利用すれば自動的に10:00発のクルーズとなります。
「ジャングルクルーズ&滝トレッキング(マリユドゥ滝とカンピレー滝)」のコースをチョイス。料金は3000円。

出発でーす。この時の乗客はガイド付きのグループ含め、総勢10人ほどでした。なので座席もゆったり。

仲間川遊覧船 乗り物

操縦士の解説付きです。マングローブやかつての集落跡などについての説明がありました。

浦内川 自然・景勝地

風が気持ちいい。

途中、遠目ですがサガリバナが水面に浮いている様子も眺められました。運がよければイリオモテヤマネコが泳いでいるのも見られるとか…

テーマパークではない、本物のジャングルクルーズ。

約30分ほどで終点の「軍艦岩」到着。

さぁ、滝目指してのトレッキング開始です。

ちゃんと道が整備されているので、危険な箇所はほとんどなく、道に迷う心配は全くありません。

沢を越えるたびにちっちゃな滝が見られます。

道中の眺望はほぼなし。こんな感じの道が続きますが、日陰なので比較的涼しいかも。

こんなすごい木なんかにも出会えます。 まさにジャンゴー。

少し道をそれた所にある展望台(ちゃんと案内看板があります)。

マリユドゥ滝が眺められますがかなり遠いです。それに木がじゃまでよく見えない。手すりに登って撮ってます。

歩き始めて約50分、マリユドゥ滝到着です。
しかーし、川底に降りる階段が壊れていてここから先は立入禁止。早く直して下さい。

マリユドゥの滝 自然・景勝地

さらに歩くこと10分、カンピレーの滝到着です。

カンピレーの滝 自然・景勝地

滝というほどの落差はありませんが、開けた場所で気持ちいい。
けど水がきれいじゃない。足を浸けたり、水に入りたいと思わないレベル。昨日の雨が原因でしょうか。

滝を眺めながら持参したお弁当をいただきます。
あんまりゆっくりしていると船に乗り遅れます。余裕かなと思っていたら軍艦岩に戻ったのは船がやってくる5分前でした。最悪乗り遅れても次の船があればそれに乗れますが…。

チケットオフィスから1kmほどに「ウタラ炭鉱跡」があると聞いたので行ってみることに。

途中、サガリバナの木が…

残念ながら散ったものでしたが、間近で見るのは初めて。
自然の神秘です。

炭鉱跡到着。ウッドデッキが設けてあるので見学しやすい。

もうほとんど朽ち果てています。
写真パネルがなければ、なんじゃこれレベルです。

宇多良炭鉱跡 名所・史跡

ある日はバスに乗り、「大見謝(おおみじゃ)ロードパーク」へ。
上原から大原に向かう途中の道路脇にある公園です。

展望台があったり、遊歩道からマングローブが見れたりする場所なのですが、やって来たのはこれ目的ではなく、滝トレッキングのためです。

大見謝ロードパーク 名所・史跡

大見謝ロードパークから上原方面へ約250m、ゲータ川にかかる橋の手前にある、このイリオモテヤマネコの描かれた“C-6”の標識脇にあるのが「ゲータの滝」の入口です。滝トレッキングをしたいが、ツアーでは行きたくない。料金高いし、そもそも人に連れて行かれるのが嫌いなんです。そこで選んだのがゲータの滝。道路から30分ほど歩けば着くらしいので難易度は低めかなと。ここなら行けると踏みました。

こういう道ならわかりやすい。

川の中もじゃぶじゃぶ歩きます。気持ちいい。
靴マスト。サンダルでは無理です。

しかーし、ピンクのリボンを目印に進むようにと言われていましたが、かなり分かりづらい。道らしきものがあったので川の中ではなく、陸を歩きましたが崖のような所もあり、かなり危険です。帰りはずっと川を歩きましたが、滝や深みはなく道に迷う心配もなく、結果こっちのが安全で楽でした。なので川を歩くのをおすすめします。

約20分でゲータの滝到着。

おおーっ！素晴らしい！

ゲータの滝 自然・景勝地

どことなく遺跡を思わせる雰囲気。

滝にはガイド付きのファミリーの先客がいたのですが、ガイドさんに挨拶したらガン無視されました。そりゃないよ。ガイド付けないで来る人そんなに気に入らないんでしょうか？それに滝つぼ周辺は限りあるスペースなのにランチの準備でバーナーやら食器やらで“店を広げ”占拠するのはどうかと思います。いったい何様のつもりなんでしょうか。

マイナスイオンたっぷり浴びました。
気ん持ちいいー。

ゲータの滝はさらに上流に第2、第3の滝があるのですが、ルートなどの情報がなかったので安全を考慮しここで引き返しました。個人で行くのはやはり限界があります。

前述のとおり、帰りは川沿いを歩きます。

危険な箇所はありません。
楽しいー。

川沿いを歩けなくなったら右側に上陸すれば、ほどなくして出発地点の道路に出ます。
“第一の滝”までしか行けませんでしたが満足です。コンプリートしたい方は約8000円のツアー参加をおすすめいたします。

西表はジャングルの島。ビーチ目的で来る方は少ないと思いますが、一応、上原集落にもちっちゃなビーチはあります。「まるまビーチ」。上原港に隣接する漁港の隣りです。

まるまビーチ ビーチ

水はそこそこきれいだと思いますが水中には水草が生えてるし、ビーチとしていまいちかなと。

けど、夕方にビール飲むにはぴったりのビーチ。気持ちいい、最高です。
上原には観光客が多いし、のんびり感はあまりありませんでしたがこのビーチに救われました。ほんのちょっとのことでその土地の印象って変わるんですよね。けど、西表島は観光チックな島。何もしないで過ごすにはちょっも騒がしいところです。
(続く…)