三島ヨットレース　火山巡りに硫黄島の天然温泉

2023/07/26 - 2023/07/31

４年ぶりに開催されることになった三島ヨットレース、隼人のパイオニア９（３０ft）のヨットに乗せてもらって参加することになりました。４年前の三島レース（今回とは異なるヨット）では風が吹かずあまりの暑さに早々にリタイヤしてしまいましたが、今回は台風５号の影響で終始良い風に恵まれて想定外の早い展開でゴールしました。その後は硫黄島の定番中の定番、東温泉に行ったり、恋人岬にも行きました。１９７０年代にヤマハのリゾートが有って、その当時に飛行場も作られていたので、是非見たいと言うとわざわざ連れて行ってくださいました。今回も離島の人々の温かいおもてなしが身に染みたヨットレースでした。

エリア 硫黄島・黒島・竹島(鹿児島)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

JL２４０９便　機材はエンブラ１７０
明石海峡大橋を見ながら西進

鹿児島空港に着いたらまさかの雨

西郷さんに挨拶して、バスの時間を調べると１時間後

１０番のバス停から

霧島市役所前で降りてアパホテルへ

翌日はヨット仲間にホテルまで迎えに来てもらい大きなスーパーで買い出し

毎年プエルトガレラヨットレースでお世話になってるN氏がお見送り
スイカの差し入れを頂きました

行ってきまーす

隼人港は錦江湾の一番奥、桜島を眺めながら南下です

鹿児島市内、左手が天文館になります

棒是の灯台、航路の真ん中に砂州が広がって船にとっては危険

別の角度の桜島

お昼はトライアルで買ったタコめし

真ん中に見えるのは知林ヶ島、干潮時は対岸から歩いて渡ることが出来ます

知林ヶ島を回り込んだら指宿港

岸壁に係留したらスイカを３人でぺろりと食べてしまいました

有難いことに指宿港の一角にプレジャーボート用の係留場所が確保されてます

今夜のゲストハウスには温泉は無いので由緒正しい指宿の温泉へ

入泉料３５０円也

今夜のお宿はゲストハウスまちかど

夕食は指宿に来たら「ぽんた」で

翌日は８：３０に指宿港を出港
真ん中に見えるのは開聞岳

この辺りには奇岩も多い

灯台のある所が長崎鼻
向こうは勿論開聞岳、薩摩富士と言われるだけあったとっても綺麗な円錐形
高さは９２４m

海から聳え立つ雄姿

間もなく枕崎

ヨットの係留場所をちゃんと確保してくれてる
登りは三島村の名物ジャンベの宣伝

枕崎では地元の子ども達のヨットの体験乗艇会も行われました

今夜のお宿

古民家を改造した素敵な雰囲気の宿でした

今夜はウエルカムパーティー

ホスピタリティー溢れるおもてなし

カンパーイ！！

翌朝は４時から朝食のサービス
レースのスタートが６時なので、この時間に準備してくださるんです

夜明け前に出港

開聞岳

午前６時スタート
強風の予想だったので、当初１ポイントリーフ（縮帆）を入れてたのですが、直前に解除

アビーム（横風）で順調に帆る

７knotも出てる

風が少し吹き上がって来たのでジブ（前側のセール）を巻き取って宿帆してます

間もなくゴールですゴールです

竹島の防波堤がゴール
無事１０：０６

やりました！
異例の速さでゴールできました
ここまで２８マイルなので４時間でゴールって事は平均速度７ノット
６：００スタートでタイムリミット１５：００と言う設定のレースなので、いかに早いペースか！

竹島を後にして硫黄島を目指す

山肌からも硫黄の噴気が上がる硫黄島
ＷＷ２の激戦地の硫黄島ではなく、こちらは薩摩硫黄島

この辺りが東温泉

防波堤の内側が港なのですが

硫黄分が流出しているために異様な海の色です

海底からも硫黄が流出しているそうです

カフェやレース本部

三島の紹介
竹島、硫黄島、黒島の三島で三島村

地元の方々の心温まる観光ツアーが実施され、まずは東温泉へ
米粒みたいなのが人です
ここは１の湯、２の湯、３の湯が有り、その後海に流れ込んでおり、海中温泉が一番温度的には入りやすいのですが、今日は潮位が高いのと波が荒いので、海中には入れませんでした

日焼けが痛い

恋人岬からの眺め

かつてここにはヤマハのリゾート施設が有って飛行場も有る

下から見上げると随分立派な橋に見えたけど・・・

どんな空港なのか見たいとリクエストすると連れて行ってくれました
６００メートルの滑走路でBN-2（１０人乗り）って双発機が飛んでたんだって

オーナーがヘリで来てるみたい

カフェに戻ってかき氷

今夜のお宿です
兎に角暑い

６時からアフターパーティー＆表彰式
模擬店は各島の青年会などが頑張ってくれます

三島の島民の方の夏祭りも兼ねており、同様に模擬店で食べ物を調達されます
ただし、島民の方々はフェリー三島で寝る事が出来るので、クーラーの効いた場所で安眠です
硫黄島には民宿が３～４軒在るので、そこに泊る豪勢な方も

思いっきり食べ散らかしました
因みにGONTARAは２kg増量してました

三島と言えばジャンベ
なんせ硫黄島で一番大きな建物はジャンベ教室だとか？

翌３０日は５：３０に出港
この島での氷の調達は出来ませんので、レース実行委員会の方が用意してくださいます
これで、冷たい飲み物が飲めます

基本機走ですが、スタビライザーの意味で少しだけジブセールを出して帰ります

一時風雨も強まり心配したけど、何となく晴れたし、開聞岳が見えるようにって一安心
目標物が黙視できると操船するのも楽になる

錦江湾に取っ付いてからお湯を沸かして遅めの朝食のカップ麺
出港から朝バナナのみでした
カップ麺って何でこんなに美味しいやろ

昼は大盛焼きそば

錦江湾を順調に北上し桜島

隼人港前の三ツ島

無事戻ってきました
復路もジブを揚げて推進力にしたので１２時間の予定が１１時間で戻れました
ホテルは往路と同じくアパホテルを取っていたのですが、ＯＭＧ！
ＧＯＮＴＡＲＡの予約が無い！
ペーパーを出すと、何と予約日は８月３０日とな・・
まぁ、部屋が空いてたので事なきを得ました
夜はＮ氏も含めて反省会をし大いに盛り上がりました

空港までＮ氏に送ってもらいチェックインすると、南西諸島は台風６号の影響で欠航が出てる

鹿児島空港は突然の雨

淡路島と友が島水道

大阪城を横目に無事伊丹空港に辿り着きました

この旅行記へのコメント （6）

• くろねこだりゅんさん 2023/08/02 15:03:52

  火山ばかり♪

  鹿児島のこのあたりの景色は屋久島行く飛行機の窓から覗き込んでました。
  上空から見ると開聞岳のカッコよさと硫黄島の噴煙が迫力があって早く行ってみたいなと思っていた場所です。
  鬼界カルデラの淵の島、遠くから見ると青い海の上にポッコリある島に見えましたが島内はやはり硫黄の影響で海があの色になるんですね。
  手作りのおもてなしが素敵です。
  
  アビームでカッとんで走られたらさぞ気持ちがよかったのでは(^^♪
  ウインドでは一番速度が出る走り方ですがヨットもそうなんですね。
  レースは日程的にはギリギリ？台風からのうねりは大丈夫でしたか～

  gontaraさん からの返信 2023/08/02 21:05:30

  RE: 火山ばかり♪

  そうなんです。
  昔は火山巡りレースってのが有って、桜島をスタートして開聞岳を望み、硫黄島を回って再び桜島に戻ってくると言うレースが有ったんですが、これも暑い時期で地獄のようでした。
  無くなっちゃって寂しいです。
  
  空から見ると硫黄島が結構大きく見えますよね。
  黒島は影が薄いけど。
  
  枕崎での前夜祭と言い、硫黄島のアフターパーティーと言い、「来られた方たちを、精いっぱいもてなそう」と言う気持ちが伝わって来て、また来年も行きたくなるんです。
  
  そうそう、ヨットもウインドも全く同じです。
  アビームがラクチンで尚且つ一番早いです。
  ヨットの場合はもう少し風が後ろに回ると、スピンネーカー等のダウンウインドウ用のセールを揚げますが、今回は風が強かったので、ファーストホームのヨットもジブとメインの２枚で帆走してました。
  
  往路は１５knotから終盤２０knot程度の風で、うねりも大したこと無かったので良かったです。
  台風の影響で東風が吹いたので、黒潮と風向きが逆なので三角波が立つかと心配してましたが、大丈夫でした。
  復路は結構荒れて、錦江湾に入るまでお湯を沸かすのも危ないので、朝からバナナ１本でしのぎました。
  
  GONTARA

• チーママ散歩さん 2023/08/02 06:45:23

  無人島かと勝手に思っていました。

  おはようございます。先輩。
  映画で知った硫黄島。
  島民もいらして観光開発もある
  島なのですね。
  それにしても島周辺の海の色は
  硫黄の影響とはいえ凄いですね。
  匂いもするのでしょうね。
  
  ジャンべの旗。
  よく分からず、　先を読み進め
  どんな名産の食べ物かと思っていたら
  太鼓とわかって1人で恥ずかしく笑いました。
  絶景と海岸のお風呂に入るために
  行ってみたくなりました。
  
  レースの好成績おめでとうございます。
  逃げ場のない炎天下。
  今回は体調崩さなかったようですが、
  またこの夏のレースにはご注意下さい。
  
  

  gontaraさん からの返信 2023/08/02 08:31:47

  RE: 無人島かと勝手に思っていました。

  チーママ散歩さん、おはようございます(#^.^#)
  
  こちらの硫黄島からでしたら、今でも手紙が出せて、ちゃんと届くと思いますよ。自宅宛てに手紙だしに訪問されてください。
  
  硫黄島の住民は１００名程度らしいです。
  ３島合わせて４００人ほど。
  
  今回は波が荒くて入れませんでしたが海中温泉は硫黄分で目が痛くなるぐらいです。
  民宿に泊まればお魚とか美味しい物が食べられると思いますので、温泉に入りに来てください。
  鹿児島からフェリー三島で来られます。
  
  ジャンベ、アフリカ発祥の太鼓の類で、この島では名物になっていて、歓迎の太鼓や踊りが有ります。
  
  逃げ場のないヨットの上ではホント熱中症に注意だと思います。
  いくら飲んでもオシッコ出ないし！
  
  GONTARA

• wakabunさん 2023/08/02 00:54:01

  懐かしの硫黄島

  gontaraさん、こんにちは。
  
  硫黄島にヨットで行くってすごい！！そしてさすがイベント、すごい人が集まってますね。普段から宿不足なのに、そりゃ泊まる場所ないですよね。体育館ですか？
  
  いろんな島に行きましたが、硫黄島はとても思い出深いです。懐かしい写真をありがとうございました。
  
  Wakabun

  gontaraさん からの返信 2023/08/02 08:21:39

  RE: 懐かしの硫黄島

  Wakabunさん、早々にコメントありがとうございます(#^.^#)
  
  ４年前にもヨットで行ったのですが、その時はリタイヤしてエンジンで行きました。
  民宿が３〜４軒と今年からコンテナハウスが出来たようです。
  
  竹島と黒島の島民の方はフェリーみしまが宿代わりに使えるそうですが、ヨットマンは体育館で雑魚寝。
  暑くって・・・
  
  次は何処の離島にチャレンジでしょうか？
  
  GONTARA