パキスタンの楽ちんトレッキングだけど油断するな～・・・した？

2015/08/07 - 2015/08/21

これから始まる「人生の落とし穴」、まだ落ちたことのない方も、落とし穴の底から上を見てる方も、落ちたことに気が付いてない方も・・・他人の不幸は密の味という方には必見です。ただし呪われるかも。

8年前の超簡単なパキスタントレッキングの話です。

表紙写真は、人喰い山と恐れられたナンガパルバット8126m

まずは動画でも・・・

https://youtu.be/jDPXxShYgzQ

エリア ギルギット(パキスタン)

• 旅行の満足度: 4.0

• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

旅に出る前には、必ずゴミを片付ける。分別してリサイクルセンターに搬入。


ナンガパルバットとラカポシ周辺を、3回に分けて歩くという不思議なプランで、某旅行社の人気定番ツアーだ。

パキスタン北部の中心地、ギルギットの高級ホテルを起点に、2泊3日のトレッキングに３回出掛けるという、かなり特殊なプラン。

今になって思うと、2015年、元気な盛りの私がこのツアーに、なぜ参加したのかが全く思いだせない・・・っていうか、あまり思い出にも残ってないのが不思議だ。

そうか～・・近所の韮山反射炉が世界遺産に登録された年だった。当日は市の会館に市民が集まって、イコモスからの吉報を夜まで待ってたら、韓国の反対で流れちゃって・・・それがかえって思い出になった？

当時は、PIAがイスラマバードへの直行便を飛ばしてた。アルコールサービスは無いから準備して乗った。


私はパキスタンのトレッキングが好きで、レベル４以上に2回、レベル４に1回、3に1回、参加している。いずれも余裕でクリア出来たが、今回はレベル２だ！
も～・・余裕じゃん、逆立ちで歩いてやろうか！　

イスラマバードに着いたのは夜中の0時過ぎ。


先に書いた様に、このツアーは初心者用で、厳しいツアーが多い某旅行社でも「トレッキングツアー」ではなく「ハイキングツアー」に分類していたこともあった。
最高宿泊地点は3550m　しかもその前に3300ｍで宿泊・・・1日の歩行時間は3-5時間という、もう笑っちゃうほど軟弱なプランだ。

翌朝は国内便で、イスラマバードから北部の中心地ギルギットに飛ぶ。この便は滅多に飛ばないので有名だ。ボーディングパスは発行してくれたが、あてにはならない。


ギルギット・ホテル泊
→フェアリーメドゥーロッジ2泊
→ギルギットに戻ってホテル泊
→ヘルリヒッコファーテント2泊
→ギルギットに戻ってホテル泊
→ラカポシBCテント3泊
→フンザホテル泊　

の、お殿様プラン？

アルコールは無い・・・何飲むの？


しかし、慎重な私は、このツアーに参加する前に　北岳と間ノ岳を縦走、6月と7月に富士山も登っておいた。富士山より低いところに行くんだから、もう完璧！
これだけ自慢話をしたからには、読者の期待に応えます！

北部の国内線はバックパッカー時代から何回か挑戦してるが、往路復路で1勝6敗だった。

飛んでくれれば1時間でギルギット。飛ばないとバスで1泊2日！

今回が２勝目になった。
しかもこれをきっかけに、この後３連勝！

ナンガパルバットかなぁ。

カラコルムの山々を見ながら飛ぶ。
プロペラの国内線だから4000-5000mを飛んでいるのか、山の方が高いね。

インダス川に沿って北上。

あっという間にギルギットに着いた。

ホテルは高級な「ギルギット・セレナ」

テロ防止のエントランス。

高級ホテルでご飯もデラックスだが・・・アルコールはない。
あ、これってデザート？　メインは何食ったんだ？

紅茶だって濃いぞ～

ギルギットには9時頃に着いちゃうんだけど、そこはパックツアーなんで「たぶん飛行機は飛ばないだろう」ことが前提で予備日を設定してある。だから今回の様に飛んでしまうとここで丸1日ヒマになってしまう。

1日自由時間ってことになるが、8月のギルギットなんて散歩してたら、暑さで遭難するで。
で、少しでも涼しい午前中はトレッキングの食料の買い出しなんかに行くのだが・・・とにかく暑い！

スイカ？メロン？の類は豊富で美味しいのだが・・・

野菜はこんな。

夕方までなるべく外に出ないで下さい…と添乗員からのお達し。日本の猛暑は涼しい！

肉はヤギやニワトリを生きたまま持って行くのが普通だが、今回は期間が短いので連れて行かないみたい。

牛だっているのにね。

パン屋さん。

修理屋さん？

午後は危険な暑さなので、各自部屋で待機。

翌日はカラコルムハイウェー（KKH）を北上。

KKHは車窓が楽しいんだけど、たいてい10時間とか乗ることになるから、KKH＝大変なイメージ。今回は2-3時間なんで、楽しいだけ。

こういう写真は高速シャッターで撮るんだよ。

毎回立ち寄る「凄いところなんだけどよく分からない」場所。
な～んと、世界の巨大山脈である、ヒマラヤ・カラコルム・ヒンズークシュ山脈がここでぶつかって、押し合い圧し合いしてるんだそうだ。残念ながら見ている最中に動くことは無かった。もちろん地震の巣窟でもある。

ナンガパルバットが見える地点・・・残念ながら今日は見えないね～

KKHを走る「はたらくくるま～」
何を積んでるか分かる？　っていうか知りたい…脱穀機の類？

その２

これはフンザ川になるのかな？…橋が頼りない。

ライコット橋を渡る。

凄いっしょ、この橋・・・っていうか場所。

ライコット橋を渡ったところでパキスタンジープに分乗する・・・この山羊を連れて行くのか？

名物、パキスタンのジープ道…先行車が見えるかな？

「世界の怖い道路」系には必ず登場する道だ。

パキスタンのこういう道路って、奥地の村人が造って管理している…って噂？もある。だから誰でも走れるってわけじゃないし、基本は乗り合いジープで、当たり前だがかなり高い。

当然、対向車もあるわけだし・・・

こんなお調子者もいる。

画面中央付近に伸びてるジープ道・・・楽しそうだら～

落ちたら絶対に助からない・・・たぶん

どうよ！

2時間くらい走るかな・・・恐怖って麻痺するね。
一番上に動画もアップしときました。

アッラ～に祈れ！

こんなところに誰か住んでる・・・？

村人発見！

そんな道路も終点、ここから歩く。
これは私ではない。この後、この手のツアーで2回もご一緒した。
この旅日記をアップしていて気が付いたので、記念にアップしといた・・・生きてるかなぁ？

ルートは全く平穏で急坂も無い。

このコースはパキスタンでは珍しくロッジがあるので、ギルギットから2泊3日のツアーも出てるし、交通機関さえ確保できれば個人で行くことも出来る。パキスタントレッカーも来ていた。

フェアリーメドゥーのロッジに着いた。

やっぱ楽過ぎじゃ～ん・・・と思いながら、何だこのダルさは？
もしかして・・・あれ？
なんか、ちょっとめまいがするぞ

ポーター


あれれ・・・気持ち悪いし頭も痛くなってきた。
やっぱ、これってあれじゃん・・・高山病？　（低酸素症）

個室で快適。

気持ち悪・・・

部屋からの眺め。

近くの池に逆さナンガパルバットが見えるらしい。

SpO2は88、普段ならこの数値は緊急事態だが、高所では70くらいまで下がってしまうこともある。
私の場合、高所順応出来てる時は4000-5000mでも90を割ることは無いから、完全にダメじゃん。

どうにも気持ちが悪く夕飯も食べられない。
標高はたった3300mだぜ。
そりゃいきなり登れば高山病になることもあるけどさ、直前に富士山や北岳登って何でもなかったし。

う～ん、油断してたらカラコルムの神様に意地悪されたか。

それでも直ぐに回復すると思ってたが、夜中に嘔吐と下痢の繰り返し・・・頭痛も眩暈も酷い。部屋に水洗トイレ付が安心、かつ笑える。

翌朝は頭痛で目が覚める…どうなっちゃったんだ？

元々低酸素には弱い方で、スイスの登山鉄道でも気持ちが悪くなるのだが、最近は低酸素との付き合いが上手くなって、10年以上、辛い思いをしてなかった。

フェアリーメドゥーに2連泊なのは幸い。
朝は猛烈な頭痛と吐き気だったが、スープを飲んだら少し収まった。
高山病って、朝起きた瞬間が一番ヤバイような。

この日は2時間ほど歩いて、更に上のビューポイントを目指す。ロッジからの往復なので休んでいてもいいのだが、動ければ動いた方が回復が早いとされる「都合が悪い」のが高山病。

気持ち悪り～・・・とか言いながら氷河を遡上する。
あ～…二日酔いで山を歩いてるみたいだ。

あまり記憶には残ってないが、ライコット氷河の先っぽ？

苦しい思いでロッジまで戻ったら、これ食べるといいぜ…って乾燥アンズを頂いた。アンズは大好きなので食べたが、直後に気分が悪くなった。

後でガイドに聞いたら、高山病で消化器系が弱ってる時に「乾燥アンズ」は凄く悪い！？　　確かに高山病の時は、とにかく水分をたくさん採るのが原則だから、一理あるかも？

この日の夕方も雲が多く、夕日に染まるナンガパルバットを拝むことは出来なかった。高山病は回復に向かい、夕飯は少し食べることが出来た。ここで勢いで食べちゃうと、酸欠で弱ってる消化器系にさらなるダメージを与えてしまい回復は遅れる。


ここまで一気に書いたら疲れてしまった。
明日の午前中には誤字脱字を訂正するので、秘書には明日の正午まで猶予を頂きたい。

過去最低標高で高山病に陥って、ほいみは経験値をひとつ上げた。その記録3300m！　富士山８合目？

この旅行記へのコメント （16）

• 水無月さん 2023/09/16 18:30:57

  「ハイキング」という言葉に騙されてはいけません( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯ

  こんにちは～♪
  またまた魅惑的な旅行記をUPされてましたね(笑)
  
  動画は「こっわぁ．．．でも楽しそう！超羨ましい！！」と思ってしまいました♪
  いつかは行きたい「パキスタン」♪♪♪
  
  あと、「高山病」って怖いんですねぇ．．．
  「なりたくないなぁ」と心底思ってしまいました(^▽^;)
  
  で。ほいみさん。
  「ハイキング」と言いう言葉の「罠」にかかりましたね．．．
  
  私は奈良の秘境「野迫川村」で「ハイキング」の罠にかかりました．．．
  ブログＵＰされてる方が「銅鉱山跡ハイキング」と書いてたのを鵜呑みにしてお気楽気分で行ったところ、「ワンミスアウト」な場所でした(涙)
  進も危険！戻るも危険！！立ち止まったら遭難確定、ジッと救助を待つしかない場所を「ハイキング」としてもいいのかぁぁぁと心の中でブログ主に八つ当たりしながら歩いたことがありました(涙)
  ※当然、自己責任なので100％八つ当たりです(汗)
  
  人間「疑う？ことを忘れたらあかん」って事ですかね(笑)
  
  

  ほいみさん からの返信 2023/09/16 22:33:16

  RE: 「ハイキング」という言葉に騙されてはいけません( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯ

  「銅鉱山跡ハイキング」　　検索してみましたが面白そうですね。でも伊豆からだと現場までが遠い！　コロナの盛りに伯母子岳に登りましたが、山歩きよりも登山口までの行程が大変でした。
  
  ハイキング・トレッキング・登山・・・違いは微妙ですからね。そもそも、場合によっては登山口に辿り着くのが一番大変だったり。
  
  こと時のナンガパルバットトレッキング（ハイキング？）は、初心に帰れ・・・とい神の思し召しだったと思ってます。これで反省して翌年は18日間テント泊のバルトロ氷河、1週間後には黒部下の廊下。翌年はキリマンジャロ・台湾の玉山・日本の山たくさん・・・と、この失敗を糧にしました。
  
  流石にこの暑さも収まるでしょうから、山の季節になりますね。
  
  ほいみ

• 唐辛子婆さん 2023/07/12 20:16:18

  ケバトラ

  ほいみさん
  
  なつかし～いケバトラの数々。（そこだけ楽しむワタクシ）
  だってほかは危なくて汚くて暑くて臭いんだもの。
  酒は飲めないし。
  あ、山羊の肉はおいしいですよね。
  
  唐辛子婆

  ほいみさん からの返信 2023/07/12 21:01:42

  RE: ケバトラ

  唐辛子婆さんのために、この時に撮ったケバトラの写真を発掘して、これからもアップします。
  
  そ〜なんですよ！　お酒が飲めないのは辛いです。妻には私がパキスタンに行ってる間は、まだアルコール依存症じゃない・・・と言ってあります。でも実際には隠して持って行くわけだから、既に依存症！
  
  そうそう、日本の山羊は世界で一番不味いのは何故？　イスラム諸国では山羊以外は不味いです。
  
  ほいみ

  唐辛子婆さん からの返信 2023/07/12 21:18:18

  RE: RE: ケバトラ

  > 唐辛子婆さんのために、この時に撮ったケバトラの写真を発掘して、これからもアップします。
  
  わ〜〜い！
  私は日本の痛車のみなさんにパキスタンに修行に行ってみな、と
  死ぬ前に一度は言ってみるのが夢なんです。＾＾。
  
  > そ〜なんですよ！　お酒が飲めないのは辛いです。妻には私がパキスタンに行ってる間は、まだアルコール依存症じゃない・・・と言ってあります。でも実際には隠して持って行くわけだから、既に依存症！
  
  北部には内緒で醸造してるとこがあると聞きましたけど。
  
  > そうそう、日本の山羊は世界で一番不味いのは何故？　イスラム諸国では山羊以外は不味いです。
  
  不思議ですねえ。
  私もパキスタンの山羊がおいしかったのでつい日本でも食べてみたら臭かったです。
  屠り方が違うんでしょうかねえ。
  カラチでは牛肉よりも山羊肉の方がお高かったです。
  
  唐辛子婆

  ほいみさん からの返信 2023/07/12 22:50:13

  RE: RE: RE: ケバトラ

  日本に来てるパキスタン人って、けっこう中古自動車に関わる仕事をしてる人が多いですよね。彼らは日本の「奇麗だけどのっぺりしてるトラック」を見てどう思ってるのでしょう？日本で「パキトラアート」の会社を興してもダメなことは分かってるのかな？　　近い将来、トラックドライバー不足からパキスタン人がたくさん業界に入って来た時が楽しみ！
  
  そ〜なんです、パキスタンの北部でも普通の観光客に人気のフンザ方面は、イスラムでもイスマイリ派が多いので戒律が若干穏やかなんで、ちょっと頑張ればお酒は手に入れいます。外国人が多く泊まるホテルなら努力次第でビールも飲めます。フンザワインとかあるし。ただ、現地人の前で飲んじゃいけないのは一緒かな？
  
  ほいみ

• くろねこだりゅんさん 2023/07/12 17:33:26

  不思議～

  富士山で鍛えていてもやはりなるときにはなっちゃう高山病、方程式みたいのがあったら良いのでしょうけどやっぱり難しいですね。
  お酒は絶対ダメみたいですけど、干しアンズもですか～
  理屈は分かるのですが食べやすそうなのに残念。
  
  パキスタンの道路楽しいですね、華やかなデコトラ　命を懸けたジープ道　
  地震が多い場所との事、ということはいつもあの道路崩落して修理しての繰り返し？
  この辺りはかなり治安が悪いと注意喚起出てますけど町の雰囲気はそんな感じには見えません。
  やはり軍人？警察？があの銃もって同行してるってことは悪いんですかね。

  ほいみさん からの返信 2023/07/12 20:55:24

  RE: 不思議?

  こんばんは。
  
  高山病予防には、十分過ぎるほどの水分補給しかない様です。私は普段から晩酌のビールと、食後のお茶くらいしか飲まないので「さぁ、水分採れ・・」って言われても飲めなくて困ります。
  
  低酸素化では消化器系が弱ってますから、消化の良い物が基本です。パックツアーだとその辺は専属のコックが気を使ってくれるので安心です。テントに入ってからスルメで一杯やりたいところなんだけど、最高高度に達するまでは我慢した方が良いみたいです。
  
  旅行者にとっての治安は決して悪くないのですが、観光客が事件に巻き込まれると、その地域の警察署長がクビになるとかの噂があります。で、武装警官が2-3人は同行してくれますが、この辺りは平和なのか、おじいちゃんがひとりでした。
  
  実はこの2-3年前に、隣の谷でキャンプしていた登山隊10人が皆殺しになった事件がありました。それって、何かに巻き込まれた事故なんじゃないの・・・って参加者が擁護しちゃうほど、普段は平和なパキスタンです。
  
  ほいみ

• pedaruさん 2023/07/12 05:09:02

  あの世に一番近い道

  ほいみさん　おはようございます。
  
  こういう道があること自体、許せません(笑)。
  そのうえ動画撮影して読者を恐怖に貶める行為も許されません。
  pedaruのどうでもいい動画とは別世界のものです。
  
  しかし、面白いという点では
  他の追随をゆるしません。
  怖いけど見たい、こんな読者を魅了する旅行記でした。
  
  pedaru

  ほいみさん からの返信 2023/07/12 09:30:02

  RE: あの世に一番近い道

  お褒めのコメント？ありがとうございます。
  ネパールが旅のドリームランドなら、パキスタンは旅のアドベンチャーランドです。
  
  ジープ道より狭くて馬やヤクしか通れない道を「ヤク道」、更に険しく細い道を「ヤギ道」と呼び、私の2012年のパキスタンの旅日記には、その全てが登場します。
  
  いずれも事故は意外と少ない・・・と言われてます。
  
  ほいみ

• ホーミンさん 2023/07/11 19:14:34

  高山病

  ほいみさん
  
  こんばんは。
  
  いつも内容の濃い旅をされていますね。驚くばかりです。(@_@)
  
  この山道はあの恐ろしい黒部の下ノ廊下の比ではないですね。高度や気温、道の脆さや埃っぽさその他を鑑みても、黒部より危険度がバク上がりじゃないでしょうか？石をたくさんきれいに積み上げてある道、それがまたどこか心許なさそうで、見てるだけで怖いです。
  
  ほいみさん、高山病に罹られたのですか？標高はあまり高くないようですが、その時の体調に左右されるのでしょうか？あれはたいそう苦しいと聞きます。富士山８合目くらいで、訓練中の自衛隊員が高山病で倒れてました。かたや私は4000メートル超えでも無症状でした。体力とは関係ないみたいですね。しかしそんな状態にありながらも、いろいろ自己分析されているほいみさん、凄いと思いました！
  
  

  ほいみさん からの返信 2023/07/11 20:46:47

  Re: 高山病

  こんばんは。
  
  パキスタンでは、あの手のジープ道が縦横無尽に走っているので、カラコルムの奥深くまでトレッカーが入れます。ただ、トレッカーのための設備は一切無いので、基本はトレッキングツアーでテントや食料も運ぶことになります。その中にあって今回の３か所の場所は、どこも村から1日で行けるので個人で歩いている方も見掛けました。
  
  低酸素には極めて弱い方なので、若い時から高山病には苦しめられています。ただそんなだから高山病とのお付き合いも上手くなりました。でも今回の様に失敗しちゃうこともあります。ひとり旅なら回復するまで停滞…ってことも出来ますが、パックツアーだと厳しいです。
  
  気持ちわり～・・・って言ってたのは私ひとりでした。
  
  ほいみ

• sanaboさん 2023/07/11 17:24:02

  油断大敵！？

  ほいみさん、こんにちは～
  
  冒頭の動画の迫力、半端ないですね！！　
  あのジープ道ですれ違うなんてありえないわ～
  さすがに雪道になったら閉鎖されるのでしょう？
  
  ギルギットって標高が高いのにそんなに暑いのですか？！
  可愛いワンコが写っていて誰かの愛犬かと思ったら
  これから食べられちゃう運命のヤギちゃんだったとは…(*'ω'*)
  
  それにしても、ほいみさん、お辛い思いをされましたね。
  もっと高い所もご経験済みだし、直前に富士山にも登られているのに
  どうして～？って不思議でなりません。
  やっぱりあまく見過ぎていて、逆立ちして歩いたのがいけなかった？
  （注：逆立ちした覚えがないのは、高山病の後遺症です）
  水洗トイレ付きの個室で良かったですね。テントだったら大変だ～！
  
  sanabo
  
  
  

  ほいみさん からの返信 2023/07/11 20:39:07

  Re: 油断大敵！？

  こんばんは。
  
  ギルギットは北緯35℃、東京なんかと同じ緯度で標高は1500m位あるのかな。内陸性気候で暑い？　パキスタンの山（カラコルム）って、一般トレッカーは、夏の6月中旬から9月初めまでしか入れません。
  
  しかも6月は洪水が多く通行不可能になることも、9月は山で雪が降ったり。この時期のギルギット周辺は、なんで～‥ってほど気温が上がります。乾燥してるから室内は大丈夫ですが、昼時には1歩出ると命の危機を感じます。ホテルで洗濯すれば１時間で乾いちゃいます。
  
  カラコルムのトレッキングでは山羊を連れて行くことが多いですが、今回は人里が近かったので、直前で入手したようです。
  
  二日酔いは20歳で卒業しましたが、高山病は50歳近くまで苦しめられました。最近では5000mまでは大丈夫な秘技を身に付けていたのですが、この時は油断しちゃいました。テント泊だと、一歩出れば全てトイレなんですけどね。
  
  
  ほいみ
  
  

• gontaraさん 2023/07/11 00:54:15

  ほいみさんと言えばパキスタン

  何度見ても断崖を走るジープモドキ、迫力がありますね～～
  憧れるけど、ガードレールの付いてる道路で良いや！
  この頃からパルシオキメーターお持ちだったんですね、コロナを予見しての事ですね、先見の明がある。
  人生の落とし穴、落っこちてるかも知れないけど、ガードレールの付いた安全な道路を歩いてるつもりのGONTARA

  ほいみさん からの返信 2023/07/11 09:22:50

  Re: ほいみさんと言えばパキスタン

  パキスタンジープ道、あれがあるからカラコルムトレッキングが身近になったんですよ。ぜひ恩恵に授かって下さい。
  
  パルスオキシメーターは添乗員が持っていて、朝晩計測して報告義務があります。初めてトレッキングツアーに参加した2005年には既にあったかな。今ではスマートウォッチにも内蔵されていて心強いです。
  
  最後に高山病で苦しんだのは、2000年のアンナプルナサーキットでしたから、15年振りの「懐かしい苦しみ」でした。この翌年、翌々年は5000m以上まで行ってるのに何でもない・・・という不思議。
  
  ほいみ