ヤク漬けのパキスタン　その11　ナラン経由でイスラマバード・帰国

2012/06/11 - 2012/07/02

避暑地ナランの公園で「一緒に写真撮りましょ」
今日はフンザからナランに向かい、そのあと帰国します。

が、まだ「面白写真」が残っているので、年内にもう1冊アップしますのでお忘れのない様にお願いします・・・あ～国内編も残ってるんだよな～

とりあえずは動画で予習をどうぞ！
https://youtu.be/YT3yYTkR-fg

エリア チラース(パキスタン)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: タクシー
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

パキスタンおやじ、妙にカッコいい・・・こともある。

カラコルムハイウェーをフンザからギルギットに向かう（戻る）と、ナンガパルバットが凄い迫力で見える。地球上で９番目に高い8125m。

長かったトレッキングの後に、フンザで1000m登って、いよいよ帰国の途に着く…と思いきや、この「秘境パック」にはおまけががあって、フンザからカラコウルムハイウェーで直接イスラマバードに戻らずに、チラスから一般道をナラン経由で戻るとのこと。

ナランはパキスタンの人気避暑地、行ったことが無かったので、これはラッキーなおまけだ。

ナンガパルバットの好展望地にはドライブインがあって人気。
カラコルムハイウェーを行くと必ず立ち寄ることになる。
得体の知れない白鳥もいる。

昼前にはギルギットに着いた・・・ギルギット川。

スタッフの誰かがお土産を買ったようだ・・・サクランボかなぁ？

ここも、カラコルムハイウェーを通ると必立ち寄ることになる。
なんでも、ここはヒマラヤ山脈とカラコルム山脈とヒンズークシュ山脈が、成長しながら？ぶつかって押し合っているところなんだそうだ。

説明を聞くとすっげ～有難そうなところなんだけど、そんなに凄い景色でもないし、実際には普通の山が見えるだけで、その壮大さはよく分からない。

そのあたりから下流を見るとある、インダス川にかかる吊り橋の方が興味深い・・・写真右ね。

日差しが強い！

15時頃には宿泊地のチラスに到着。

イスラマバードからギルギットへの飛行機が飛ばないと（今回も飛ばなかった）バスでカラコルムハイウェーを来るわけだが、運転手が「うんと頑張ると」夜中にこのチラスまで来る。

かつては「灼熱のチラス」と呼ばれ、カラコルムのトレッキングに適した6~7月には夜中でも猛烈に暑かったが、なぜか最近では温暖化の逆を行って、妙に涼しくなったとか聞く。

チラスもカラコルムハイウェーを走ると必ず立ち寄る町だ。

チラスのオヤジ

チラスのオヤジ　２

チラスのオヤジ　３

チラスのオヤジ　４

チラスのオヤジ　５

チラスのオヤジ　６

チラスの親子

チラスのその他

女性の写真が無いじゃんかって・・・？
パキスタンでは地域によって写真事情は全く違う。

女性の写真を撮ると大問題になっちゃう地域もあるから要注意。
事前に確認するのは当たり前だけど、カメラを向けて顔を隠したり逃げたりしたら、絶対に撮っちゃダメだぞ！

チラスのホテルのカギ。

翌日はカラコルムハイウェーを外れて、幹線道路を「チョロQ]の様にバルサル峠に向かう。

パキスタン名物「ジープ道」じゃないからね～

山肌に溶け込んじゃった村

沿線の子供たち・・

シムシャルやフンザの子供たちとは、ちょっと違う

でも手は振ってくれる・・・って、こっちも一生けん命振ってるんだけどね。

こうやって集まってるんだよね。

ちょっと豊かそう？

中には・・・

カメラ向けると逃げちゃう子供も・・

こういう地域では写真は、マジで慎重に！

ジープはどんどん標高を上げる・・・クルマは楽だね～

もちろん普通のクルマが多いが、こんな光景も

いよいよ標高4000m以上のバルサル峠に掛かる

ところがさ・・・

この峠を歩いて越えてる人達がいる。

しかも裸足だったりして・・・

まぁ我々も、大した用も無いのに、シャチミルコ峠やウェンサール峠を越えてきたんだけど。

一般的なパキスタン人には「雪は珍しい」んだよね。

トレッキングなんて「普通のパキスタン人」はしないし。

パキスタン人の名誉のため？に言っておくと、フンザやギルギット周辺では、パキスタン女性トレッカーとも会ったことあります。

標高4100mのバブサル峠に到着。
途中は雪がいっぱいだったのに、ここは平和。もしかしたらあの雪道の方が標高が高かったのかなぁ？？

ここでは食べない。

コンビニもありました。

コンビニ２

観光で来るのか？

家族連れも多かった。

ジープ道じゃないのに、ジープが多い

もうパキスタンに２週間もいるし、高所順応は完璧だし、なに食っても大丈夫だぞ～

カモフラージュ村

ジュース屋さん？？

正午には「ナラン」手前の河原？でランチ。

なるほど、人気の避暑地っぽい。

パキスタン風・川床料理・・・？

パキスタン料理って、やっぱカレーっぽいモノが多いんだけど、インドと違って「肉主体」だから私は好きだ。

そうそう、旅にコンデンスミルクは欠かせない。
チャパティやナンにつけても美味しいし紅茶に入れれば、甘ったるいチャイの出来上がり！
シナモンも持って行くことがある。

なんにもない河原だけど、何やらパキスタン人で賑わっている。

パキスタンあるあるなんだけど、こういうところでも「男女別」は、しっかり守られている。

たぶん、女性より多い数の男どもがいるはずなんだけど・・・どこ行った。
まぁ、興味もないけど。

お、突撃取材の男が来たぞ！

私も突撃取材してみた。興奮で声がひっくり返りました。
https://youtu.be/lwWv_eeCXVE

ラホールから来たんだって・・・おじさん、大昔行ったことあるよ、2回も！

この河原のナン屋

まだ雪ジュース売ってる・・・なるほど避暑地だ。
この時期のパキスタンの平野部は酷暑だ。

ま、男は見てくれじゃないから。

売ってるのは、馬？ハチミツ？

ハチミツ村

なんでこうなった？？

レストランであることは分かる。

ナランの中心地に着いた。

ここでも「いっしょに写真撮ろ」攻勢は凄まじい。

「軟弱組」の女性隊員も大もて。

ナランのおやじ

ナランのおやじ２

チラスからナランまでのルートは、こんな感じ。
ギルギットからイスラマバードまで、カラコルムハイウエーや飛行機で行くよりも、お得感がある。

そして翌日は酷暑のイスラマバードへ

おお、40度越えてるよ！

空港へ

待合室

気温を見よ！

カラコルム上空を通って北京へ。

見えてるのはナンガパルバット？？

中央に小さく見えるのは「K２」だと騒いでいたが、たぶん違うと思う。
盛り上がっていたので「そうだね・・」と合わせておいたが。

これで、シムシャルトレッキングの話は終わりだけど、本編中に載せられなかった「面白写真」がいっぱいあるので「おまけ？」「とどめ？」の一冊を数日中に追加します・・・覚悟をよろしく！

この旅行記へのコメント （6）

• くろねこだりゅんさん 2021/01/07 16:57:34

  あけましておめでとうございます♪

  もう七草になってしまいましたけどギリギリ？（笑）
  
  ナンガパルバットの迫力ある景色、すごいです。氷河もバッチリ見えますね。
  山脈がぶつかっている場所スケールが大きすぎて看板でしか確認出来ないですけど…
  地層とか見えたら楽しいかもしれません。地震もきっと多い場所なのでしょうね～
  山が高くなったから涼しくなったとか？？？
  バルサル峠の景色も良いですね　
  
  場所によって女性の写真撮影許可が違うのは宗教関係？？？
  魂が抜かれちゃうのかな(^^ゞ
  
  K2はカッコイイですからね～見えたと思って騒いじゃう気持ちとっても解ります☆
  
  
  

  ほいみさん からの返信 2021/01/07 20:42:15

  RE: あけましておめでとうございます♪

  こちらこそ、今年もよろしくお願いします。
  我が家は「大きな声じゃ言えないけど」年末から、3人の子供と4人の孫他がぞろぞろとやって来て相変わらずの正月でした。
  
  そうそう、カラコルム・ヒマラヤ・ヒンズークシュが密になってるポイント、なんか現実味がないんですよね。でもパキスタンに大地震が多いことの原因になってるようです。あのポイントには何回も行ってるのですが、今イチ理解が出来なかったのは「ナンガパルバットはカラコルム」だと思っていたからなんです。実はナンガパルバットはヒマラヤの西の端っこ・・・なんだそうです。
  
  何年か前にそれに気が付いたら「ガッテン・ガッテン」ってことになりましたが、地図で見てもナンガパルバットがヒマラヤっていうのは、地質学的にはそうなのかもしれないけど、ぱっと見？だと無理がある様な。
  
  パキスタンに限らず、イスラムの国では女性の写真は要注意です。最近ではスマホとSNSの普及でずいぶん変わりましたが、閉鎖的な地域もあるのちゅい知ることに越したことはありませんね。だから、女性同士だと面白い写真が撮れるかもしれません。
  
  確かにK2は周囲の山より際立って高いので、もしかしたら本当にK2だったのかもしれません。パキスタン航空のイスラマバード便はカラコルムや崑崙山脈の上を飛ぶので眺めが凄いんですよ。
  
  ほいみ
  
  

• gontaraさん 2020/12/28 14:38:09

  ナランには行ってるはずだけど・・

  GONTARAのナランはこんな秘境感や悲壮感が漂うような記憶はないなぁ～
  ひょっとしてナランってのは写真を撮りましょ攻撃の場所だけ？
  ジープモドキに乗って渡川の行程を行きたいです。
  山の名前が分かると、パキスタンがもっと楽しめそうですね。
  

  ほいみさん からの返信 2020/12/28 17:29:37

  RE: ナランには行ってるはずだけど・・

  え〜・・そうですか？
  
  https://4travel.jp/travelogue/11520608
  今確認したら、同じルートを通ってるじゃないですか！・・・逆走だけど。
  同じポイントで撮った写真も多いし。
  
  ナラン自体は避暑地ですが、ナランからチラスまでの「バブサラ峠」越えは、けっこうな「秘境感」だったと思います。あ、地図を追加しときますね。
  
  パキスタンのジープ道は雨量によって様相が変わりますね。降りすぎると崩れて通れなくなっちゃうし。
  
  しばらくお留守の様でしたが、どこかにGoToだったのかな？
  
  ほいみ

• olive kenjiさん 2020/12/25 06:41:48

  パキスタンへの思いが変わりました

  ほいみさん　メリークリスマスでございます。
  お言葉に甘えて、コメントしまくります。
  
  サングラスちょい悪じいさんから始まって、何でこんなに芸術作品になるような男衆の顔ばかりなんだ。惚れ惚れとします。
  山肌に溶け込んだ村は土埃まみれみたいだが、子供たちも土まみれみたいで、確かに他の地域の子供たちとちょっと違う感がありますね。
  女の子が逃げ回る写真は傑作です。ほいみさんの写真はピューリッツアー賞写真家・沢田教一さんに匹敵するものがあります。
  
  山道を歩く子供たちにも驚くが、裸足とはびっくり。何故なんだろう。
  もう、驚きの場面が多すぎる。
  ホテルの部屋の凄い南京錠って何だ。そこまでしないといけない泥棒がいるのか。
  雪ジュース、日本のスキー場でもやってけれ。絶対買うから。
  カムフラージュ村にはちみつ村、これ日本だったら絶対観光名所に認定。
  そうかパキスタンのカレーとインドは違うのか。喧嘩したら肉入りパワーでパキスタン人の勝ちかな。
  
  女性群の写真や裕福そうな家族の写真を見るとなぜかホッとします。
  地方田舎の人と都市人の違いが一目瞭然で分かりますね。私はどちらなんだろう。
  私はパキスタンにほよくない偏見を持っていましたが、今回の旅行記で、コロナとテロが無ければ、今すぐにでも行きたい国になってしまいました。
  子供たち、おじさんたち、美しき女性たちの奥から輝くような瞳に虜になりました。

  ほいみさん からの返信 2020/12/25 09:17:59

  Re: パキスタンへの思いが変わりました

  引き籠っていたら、昨晩は夕飯時までクリスマスイブを忘れてました・・・ジングルベルも聞こえませんね。
  
  パキスタンほど、行ってみると良い意味で普通の日本人のイメージはひっくり返ると思います。アメリカに睨まれちゃったからしょうがないけど、観光資源の素晴らしさはインド並み！　って、これがまた一般的にはインドのイメージも悪いんですが。
  
  シルクロードやガンダーラの遺跡には事欠かないし、デコトラを代表する「異文化てんこ盛り」　カラコルムは「トンガリ山」を見るならヒマラヤ以上だし。そして住んでる人間が面白過ぎる！　酒が無いから自然に休肝日が出来る・・・と良いことづくめです。
  
  まるで、あんな素晴らしい石鎚山を有する「愛媛県」がその発信力の弱さで埋もれてる事例に似てます。
  
  といって、私のパキスタン日記のイメージはあくまでも北部のバルチスタン州の話で、インドから続くパンジャブ平野や、３大文明発祥のインダス川流域では全く違う国だと思います。小豆島と大阪ミナミみたいな違いかも。お間違いのない様に！？？
  
  この旅では新しいデジイチを購入して行きました。それまで６~7年間使っていたのから持ち替えたので、その性能にびっくり。今でも使ってますが一昨年、新型を購入しましたがあまり進化が見られませんでした。瞬間スナップ・隠し撮りが好きなので、相変わらず一眼レフを離せません。
  
  コメント欄が寂しいこの頃なので、頼りにしてますよ！
  
  ほいみ