その他の都市旅行記(ブログ) 一覧に戻る
表紙写真はウェンサール峠4650mを越え、シャチミルコ峠4560mへ向うところ。<br /><br />

ヤク漬けのパキスタン その3 シャチミルコ峠の真実

65いいね!

2012/06/11 - 2012/07/02

10位(同エリア119件中)

旅行記グループ ヤク漬けのパキスタン

6

33

ほいみ

ほいみさん

表紙写真はウェンサール峠4650mを越え、シャチミルコ峠4560mへ向うところ。

旅行の満足度
5.0
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

PR

  • 黙っていれば分からないことなのだが、どうも前回の旅日記の「シャチミルコ峠」の部分は勘違いしてしまった様だ。いかにも年寄りっぽい弁解になるが、この時もデジイチとコンデジを持って歩いていたので、いろいろと混乱してしまった。山の写真なんて後から見ればみんな同じ様なものだし。<br /><br />前回分は「ボケ記念」に訂正しないでおいて、今回、ウェンサール峠からの写真を改めてアップする。まぁ私の旅日記を参考にして、同じコースを行くヒトも少ないと思うので実害はないだろう。<br /><br /><br />で、表紙の写真だが、<br />「あの道を行く・・・」<br />と現地スタッフが指さした。<br /><br />現地スタッフはほとんど英語が喋れないし、ガイドや添乗員が近くに居ないことは多い。写真のスタッフが私にジェスチャーで示す。<br /><br />向こうの山肌に微かに踏み跡(オレンジ線)が見えていて、あれを行くんだとか…その後は何処へ向かうの??<br />疑問はこれから解ける。<br /><br />

    黙っていれば分からないことなのだが、どうも前回の旅日記の「シャチミルコ峠」の部分は勘違いしてしまった様だ。いかにも年寄りっぽい弁解になるが、この時もデジイチとコンデジを持って歩いていたので、いろいろと混乱してしまった。山の写真なんて後から見ればみんな同じ様なものだし。

    前回分は「ボケ記念」に訂正しないでおいて、今回、ウェンサール峠からの写真を改めてアップする。まぁ私の旅日記を参考にして、同じコースを行くヒトも少ないと思うので実害はないだろう。


    で、表紙の写真だが、
    「あの道を行く・・・」
    と現地スタッフが指さした。

    現地スタッフはほとんど英語が喋れないし、ガイドや添乗員が近くに居ないことは多い。写真のスタッフが私にジェスチャーで示す。

    向こうの山肌に微かに踏み跡(オレンジ線)が見えていて、あれを行くんだとか…その後は何処へ向かうの??
    疑問はこれから解ける。

  • 彼のジェスチャーから想像するに、どうもこういうことらしい・・・・マジか?<br /><br />ここから谷間で降りて、あの道を行けば「シャチミルコ峠」さ<br /><br />まさか~・・? っていう景色が眼前に広がる。<br />常時落石がありそうな急斜面には、確かに踏み跡が見える。<br />でも、その先は何処へ行くの・・・?的眺め。<br /><br />シャチミルコ峠を降りたところが今日のキャンプ。

    彼のジェスチャーから想像するに、どうもこういうことらしい・・・・マジか?

    ここから谷間で降りて、あの道を行けば「シャチミルコ峠」さ

    まさか~・・? っていう景色が眼前に広がる。
    常時落石がありそうな急斜面には、確かに踏み跡が見える。
    でも、その先は何処へ行くの・・・?的眺め。

    シャチミルコ峠を降りたところが今日のキャンプ。

  • さて、ウェンサール峠からの下りだ。<br /><br />下りの規模?角度?自体は大したことないのだが、とにかく滑る。砂岩の上に砂が被ってる様な急坂が続く。一歩一歩がズルズルと滑る。もちろんステップもロープも無い「天然急坂」。<br /><br />滑ったら途中で引っ掛かりそうな木もない。<br />

    さて、ウェンサール峠からの下りだ。

    下りの規模?角度?自体は大したことないのだが、とにかく滑る。砂岩の上に砂が被ってる様な急坂が続く。一歩一歩がズルズルと滑る。もちろんステップもロープも無い「天然急坂」。

    滑ったら途中で引っ掛かりそうな木もない。

  • 標高4000mを越えているから、普通に歩くだけで苦しいのにね。

    標高4000mを越えているから、普通に歩くだけで苦しいのにね。

  • びびって降りられないメンバーもいたので、ここを下るのに2時間近く掛かってしまった。<br />

    びびって降りられないメンバーもいたので、ここを下るのに2時間近く掛かってしまった。

  • 女性陣には「ひとりに2人」の現地スタッフがサポートに着いた。<br /><br />怖いで~<br />https://youtu.be/J2i0oQSq0uQ<br />

    女性陣には「ひとりに2人」の現地スタッフがサポートに着いた。

    怖いで~
    https://youtu.be/J2i0oQSq0uQ

  • 男どもは「怖くないフリ」する。

    男どもは「怖くないフリ」する。

  • 私は写真を撮るためにわざと遅れてるのだが、現地スタッフに「怖いのか、手を繋いでやろうか・・」と言われる。

    私は写真を撮るためにわざと遅れてるのだが、現地スタッフに「怖いのか、手を繋いでやろうか・・」と言われる。

  • 更に恐ろしい光景を見た。

    更に恐ろしい光景を見た。

  • オレンジ部分を拡大したが、あそこを行くんだろうね・・・踏み跡あるし。

    オレンジ部分を拡大したが、あそこを行くんだろうね・・・踏み跡あるし。

  • 暫くすると偵察を兼ねた先発隊が、問題の部分を前に待機しているのが見えた・・・やっぱ、ヤバそうだよね。<br /><br />ここを通過した時の写真が無い・・・怖かったのかな?

    暫くすると偵察を兼ねた先発隊が、問題の部分を前に待機しているのが見えた・・・やっぱ、ヤバそうだよね。

    ここを通過した時の写真が無い・・・怖かったのかな?

  • 表紙の写真で「うっすらと踏み跡」に見えたんだけど、来てみると意外としっかりしていて「ヤクに乗ろう」命令が下った。

    表紙の写真で「うっすらと踏み跡」に見えたんだけど、来てみると意外としっかりしていて「ヤクに乗ろう」命令が下った。

  • 歩いている時より「下を見ると怖い」度は確実に上がる。<br /><br />こういうところで、ヤクは後ろ足がズルっと崖側に滑って「ヨロッ」とすることがある。これはマジ怖いで。4本足の1本だから、人間が片足滑らせるのと比べたら大したことないと自分に言い聞かせてるんだけど、ABS付いてないし。

    歩いている時より「下を見ると怖い」度は確実に上がる。

    こういうところで、ヤクは後ろ足がズルっと崖側に滑って「ヨロッ」とすることがある。これはマジ怖いで。4本足の1本だから、人間が片足滑らせるのと比べたら大したことないと自分に言い聞かせてるんだけど、ABS付いてないし。

  • 快適なヤクトレッキング!<br />なぜ、山側に体が傾いてるのかな?

    快適なヤクトレッキング!
    なぜ、山側に体が傾いてるのかな?

  • 遥か先を行く先発隊が見えた・・・・左の稜線。

    遥か先を行く先発隊が見えた・・・・左の稜線。

  • 画面中央、先発隊がシャチミルコ峠の直下に到着した様だ。<br /><br />峠に出ると風が強いので、あそこで休息とするとのこと。<br /><br />

    画面中央、先発隊がシャチミルコ峠の直下に到着した様だ。

    峠に出ると風が強いので、あそこで休息とするとのこと。

  • これくらいのところを行くときのヤクは本当に有難い。落ちても大したことにならないし。

    これくらいのところを行くときのヤクは本当に有難い。落ちても大したことにならないし。

  • いよいよシャチミルコ峠4560mだ。

    いよいよシャチミルコ峠4560mだ。

  • いや~・・おめでとう! みたいな雰囲気。<br /><br />おめでとう動画。<br />https://youtu.be/YAKNgRo8EBo

    いや~・・おめでとう! みたいな雰囲気。

    おめでとう動画。
    https://youtu.be/YAKNgRo8EBo

  • 凄い山がいっぱい見えるが、名前はひとつも分からない。

    凄い山がいっぱい見えるが、名前はひとつも分からない。

  • 何処が見えてるのかなぁ・・・ヒスパー方面かなぁ?<br />説明はあったんだろうけど忘れてしまった。

    何処が見えてるのかなぁ・・・ヒスパー方面かなぁ?
    説明はあったんだろうけど忘れてしまった。

  • こら~

    こら~

  • 今日はすべすべの「ウエンサール峠」と「シャチミルコ峠」を越えて来たんだから、もうお腹いっぱい!って感じなのだけど、今日のキャンプ地はここから1800も降りた地点・・・がんばれヤク!?<br /><br />って、急坂は自分で歩くんだけど。

    今日はすべすべの「ウエンサール峠」と「シャチミルコ峠」を越えて来たんだから、もうお腹いっぱい!って感じなのだけど、今日のキャンプ地はここから1800も降りた地点・・・がんばれヤク!?

    って、急坂は自分で歩くんだけど。

  • この下りも恐ろしかったが、もう恐怖感麻痺した感じ? 本当はこういう時が危ないんだけどね。<br /><br />キャンプ地が「足元に」見えて来た。<br /><br /><br />

    この下りも恐ろしかったが、もう恐怖感麻痺した感じ? 本当はこういう時が危ないんだけどね。

    キャンプ地が「足元に」見えて来た。


  • 既に17時近い。<br />先発隊が夕飯の支度をしていた。

    既に17時近い。
    先発隊が夕飯の支度をしていた。

  • テントも設置完了

    テントも設置完了

  • 谷間なので、あっという間に暗くなってしまう。

    谷間なので、あっという間に暗くなってしまう。

  • ここのキャンプ地は谷の底にあって空が狭かったし、テント場も窮屈。我々も現地スタッフも「ヤク」も「密」だ。<br /><br />人間もヤクも、谷底の小さな流れに集まるので、あまり衛生的ではない・・・公衆トイレも「ヤク用トイレ」もないしね。<br /><br />

    ここのキャンプ地は谷の底にあって空が狭かったし、テント場も窮屈。我々も現地スタッフも「ヤク」も「密」だ。

    人間もヤクも、谷底の小さな流れに集まるので、あまり衛生的ではない・・・公衆トイレも「ヤク用トイレ」もないしね。

  • 今晩の「トイレ星空写真」タイム。<br /><br />

    今晩の「トイレ星空写真」タイム。

  • 朝キター<br /><br />

    朝キター

  • ヤクも人間も一緒!

    ヤクも人間も一緒!

  • 現地スタッフは野宿。

    現地スタッフは野宿。

  • 炊事も洗濯もヤクのオシッコもみんなこの小川。ここで顔洗える様じゃないと、ヤクトレッキングは無理かも。<br /><br />このトレッキング日記、3冊くらいで簡単に済ませようと思っていたのだが、写真を整理しながら振り返ってみると、あまりにも面白い!<br /><br />その上、地図や日記が行方不明なので、もう大変。<br />で、ちょっと長くなりますが、まぁ適当にお付き合い下さい。

    炊事も洗濯もヤクのオシッコもみんなこの小川。ここで顔洗える様じゃないと、ヤクトレッキングは無理かも。

    このトレッキング日記、3冊くらいで簡単に済ませようと思っていたのだが、写真を整理しながら振り返ってみると、あまりにも面白い!

    その上、地図や日記が行方不明なので、もう大変。
    で、ちょっと長くなりますが、まぁ適当にお付き合い下さい。

65いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

旅行記グループ

ヤク漬けのパキスタン

この旅行記へのコメント (6)

開く

閉じる

  • jamokaさん 2020/11/21 00:12:32
    絶景と恐怖は背中合わせ
    8年前にこんなキレイで鮮明な写真撮れてたんですね!砂礫の山、美し過ぎてワクワクしますがあの崩れまくりの急坂を行け!と大した安全保障対策も無しに言われれば…信じるものが無さそうだし女性陣もそれは躊躇するの分かります。私ならヤクにも乗りたくないです(笑)モロッコの崖でロバに乗った時の恐怖がトラウマになってます(+_+)遡ればこのツアーを企画した旅行会社の自信の根拠がわからない(笑)それがこの旅のキーポイントかもですが…自分の足しか信じられないです。
    瓦礫の洪水も想定内の事なんでしょうか…(´д`)どこからあんなに沢山の人が集まって来たのですか?子供たちまで!地元民が余裕の顔で助けてくれるか必死な顔で助けてくれるか?で危険度が伝わって来る様な…

    ほいみ

    ほいみさん からの返信 2020/11/21 09:34:40
    Re: 絶景と恐怖は背中合わせ
    おはようございます。

    この時は「買ったばかり」のキャノンデジイチ5Dmk3とコンデジS100を持って行きました。トレッキング中はデジイチはリュックの中なので、行動中のほとんどの写真はコンデジなんですよ。最後のキャンプは連泊だったので、デジイチが活躍します・・・お楽しみに。

    このヤクコースはこの時が2回目で、まだまだスタッフもヤクも経験不足な感がありました。この手のツアーは「事故は保険でカバー」が基本みたいです。だから個人の行動も「あまり煩いこと」は言われません。実はこの後、意外なヒトが怪我をして戦列を外れました。

    この手のトレッキングでは、地元スタッフ(ポーターやヤク使い)が20人くらい付くので、ヤバい処では臨機応変でサポートしてくれます。特に女性には優しいですよ! 他の国ではこうは行かないと思います。

    ナンガパルバット周辺の比較的楽なトレッキングもありますから、日本の2000mを縦走できる体力があれば「異次元トレッキング」を楽しめるのがパキスタンです。コロナが終息したらぜひどうぞ!

    ほいみ

  • olive kenjiさん 2020/11/18 08:51:47
    ヤクよ あなたは偉い
    凄い所を歩くのですね。それもヤクと一緒に。
    私は勘違いしていました。山頂近くまでヤクと一緒に登って、ヤクは途中で待たせて後は人間だけで登るのかと思っていました。ヤクは凄いなと感心するばかりです。

    そこで、ヤクに興味が湧きネットで調べました。ヤクは荷役に乳に川に毛に肉に糞まで利用価値があるとは、素晴らしい天からの授かりものです。
    幕末の将兵が化け猫みたいな長い毛のかずらを被っていましたが、あれもやくの毛なんですね。
    ちなみに日本では岩手・那須サファリパークで見られるそうです(2018年現在)
    私の所からは遠いので見るのは無理ですが、ほいみさんはモンゴル娘さんにお会いに行く時、寄ってみて下さい。きっと再会に涙すると思います。飼育員、お客さんも驚くと思います。なんでこの人泣いているのかなと。

    ところでヤクは何を食べながら行軍しているのでしょうかね。食べ物のような植物生えていないようですが。
    上から見た野営とヤクが混在している写真が興味深かったです。
    私は絶対、ヤクのおションが混じった川の水など飲むことできません。
    どこまでもヤクよりも上流を目指して水飲み場を探し求めます。

    ほいみ

    ほいみさん からの返信 2020/11/18 09:28:12
    Re: ヤクよ あなたは偉い
    ヤクは面倒臭いけどヤクに立つ動物です。
    次回は、いかにも「ヤクらしい」事故が発生しますのでお楽しみに。
    ヤクの乳は濃くてヨーグルトやチーズも美味しいのです。ネパールやチベットではヤク料理も何回か食べましたが本物かどうかは分からないですね。そうそう、私のカンゼチベット日記では「ヤクの生肉」を食べる場面があります。

    >幕末の将兵が化け猫みたいな長い毛のかずらを被っていましたが、あれもやくの毛なんですね。

    これは初めて聞きました。調べてみて何処かで知ったかぶりします。那須サファリパークにヤクがいるというのも初めて知りました。那須岳に登ろう・・・という計画もあるので、そのうち行くかもしれません。

    実はこのトレッキングの最終目的地は、標高4800m広がる放牧地なのです。まったく草木が無い地帯を行くのは3日間くらいなので、最低量の餌は準備して行くみたいです。

    ヤクと水を共用するのは、洗濯や洗顔だけですよ。飲料水などはもっと上流から汲んでくる「ことになってます」。

    ほいみ

  • gontaraさん 2020/11/17 23:03:45
    ABSついてない
    ヤクにはまだ乗ったことは有りませんが、ロバに乗るときには、極稀に足を踏み外すと言うより滑り落ちることがある聞かされたことが有ります。
    ヤクも同じ状況なのだと想像しますが、auto brake safety?
    また、砂走りも怖そうですね。
    でも、あそこって登りは砂丘と同じぐらい辛そう!

    えぇ? ほいみさんが山の名前が分からない?
    ってことは、これだけの山でも、大した山じゃ無いって事?

    興味は有りますが、コロナ暇が収まっても、行けないことにしとこ。

    ほいみ

    ほいみさん からの返信 2020/11/18 08:46:31
    RE: ABSついてない
    おはようございます。

    谷底に落ちたロバやクレバスに落ちた馬は見たことあるので、ヤクが落ちても不思議はないかも。凄い迫力でしょうね。

    初めて行った山域だったので、山の名前は全く分かりませんでした。もちろん地元ガイドから説明はありましたが、初めて聞く名前の山ばかりですっかり忘れてしまいました。この辺りも7500m以上の山が幾つかあるようです。

    ほいみ

ほいみさんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

パキスタンで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
パキスタン最安 616円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

パキスタンの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP