日本を出て、9日目にして「約束の地」シュエルトに着いた。<br /><br />家畜の大移動「クッチ」が絶妙のタイミングで始まってくれために、日程に妙な余裕が出来た。<br /><br />表紙写真は「死ぬまでに見たい、世界の絶景」風にしてみた。<br /><br />自由なヤク<br />https://youtu.be/gOI0vqk6QoY

ヤク漬けのパキスタン　その７　約束の地

71いいね！

2012/06/11 - 2012/07/02

8位(同エリア126件中)

エリア

その他の都市(パキスタン)

旅行の満足度: 5.0

交通手段: 徒歩

旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

今回のツアーの、「軟弱組」は7人のうち3人が女性という微妙なバランス？

3人ともサングラス掛けてるからいいかとも思ったが、どこかで見ていて仕返しされると怖いから顔隠しときました。
ここが「約束の地」シュエルト、標高は4650m。
既に全員が高所順応してる。
地元遊牧民も一緒だ。
子連れのお母さんも。
マイヤクおやじ

ヤクの乳からバターを作ってるのかな。
基本的に写真撮影は問題ない。
チェキを持って行ったので大活躍・・・と思いきや、遊牧民は20人くらいしかいないので、直ぐに一通り撮ってしまった。
面と向かっての人物写真は得意じゃないのだが、だれが撮ったって「もっともらしく」写っちゃう。
この囲いの中にヤギは閉じ込められてることもある。
去勢してるらしい
高原のトイレ！
ヤギが物珍しそうに覗きに来る。
「約束の地」っぽさを象徴する山。

標高はそんなに高くない・・・多分、5500mくらい。
ヤギは大人しい。
キャンプに張られたダイニングテントには、常時お湯とインスタントコーヒー・ビスケット等が用意されていて、カラコルムを見ながらお茶出来る幸せ。

この手のツアーは現場で何が起こるか分からないので、最初から「予備日」とか「調整日」とかを1-2日取ってあるのが普通で、しかもそれらは必ず「不都合が発生して」消費される。

今回のツアーではイスラマバードからの移動で１日、トレッキング中に2日・・・計3日間という慎重ぶりだった。

昨年のコンゴツアーでは、日本を飛び立つ前に貴重な予備日を使ってしまう…という事態にもなった。
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11556521/

で、この2日間の予備日をどう使うのか、添乗員・現地ガイド・参加者が話し合いの結果、この「約束の地」に3連泊しよう…と決定された。

私はもちろん大賛成だ。
6月19日シュエルト着、22日シュエルト発ということだ。このカラコルムの標高4700mの山奥、しかもテントで3連泊って「もう理想的！」

こういうツアーの参加者って「え～・・こんなところで4日間も何するの？」なんて疑問を持つヤツは居ない。
やることないから・・・
遊牧民の家に遊びに行く。
ホットミルク、飲む？
紫外線が凄まじい
お、ヤギはお出掛け中かな
トレッキングスタッフ達は、近くの河原？から石を運んでる。
これは氷河じゃなくって、単に川が凍ってるだけ。
氷河はこんな感じ。
ヤギの日向ぼっこ
恒例、トイレ星空写真。
実はこの旅に出かける直前に、新しいデジイチを買った。6年間使ってたやつから持ち替えたら、すっげ～高性能で驚いてしまった。星空は「ぶっつけ本番」だったので、素材は素晴らしかったのに、今イチあの「感動の星空」を伝えられない。
もしかして、ディナーの材料に選ばれちゃった？・・・笑ってるし！
あ～・・・
やっぱし・・・命、有難く「いただきます」
キッチンテント
キャンプから散歩。
この時も5000mには届かなかったかな。
高所順応は完璧だからハイキング気分。
これって知ってる？　スマホってものなんだよ。
画面がでっかいケータイか？

私がスマホを手にしたのは、この5年後！
しかも「まだ」使いこなせてない！！
乾燥してひび割れた大地に・・・・
花なんだ～
高山植物観察隊
ポットにお茶を持って来てくれた・・・カップは共用ね。
ヤクでも散歩に行ったなぁ。
何を作ってるんだ？？
食っちゃうぞ～
ここで初めて「ロバ登場」
足を延ばしてる方。
イチさんっていう鹿児島の方。

ほいみさん、九州に来たら寄ってよ・・・ってお世辞をくれた。
「来るわけないだろう」という油断で社交辞令。
4か月後、愛犬と九州をトラックで旅行中、大雨注意報が出ちゃって、イチさんの家に泊めてもらったさ。
いや～・・・お土産まで貰っちゃって、いい人だったなぁ！
表紙にもした写真だが、先の星空写真と逆方向、遊牧民の住まい？方面を撮ってみた。
何をしてたのか忘れちゃったけど、あっという間に「約束の地」を出発する日は来てしまった。
楽しかったよ～
22日7時20分、シムシャル村に向けて出発・・・
最後に「最大の試練」が待ち受けてるとも知らないで！
みんな村に帰れるからウキウ感が背中に出てる
二日間は来た道を戻る。
しばらくは草原を行くので、ヤクの背中で快適。
極楽トレッキング！
ところが、毎日ヤクが「困ったちゃん」を演出。

証拠動画あります。
https://youtu.be/G2dBx78mI6Q
おいおい、ひとりでどこへ行くんだ？
ったく～
泳げもしないくせに・・
まったく世話が焼ける！
湖の向こうの仲間のところに行きたかったんだろうね。
快適トレッキングは続く
往きにキャンプしたシェイズヘラブでひと休み。
ヤクに乗ってれば安心さ
時々怖い？
信頼関係！
お疲れレディース
何やら集まって話し合ってるぞ
これって、いい雰囲気じゃない。
それでもヤクは行くよ
往きの4泊目のキャンプ地、アルバブリエンまで戻って来た。
明日行く道が見えるね。

あとは帰るだけ・・・だったのに、この晩、衝撃的な発表が現地ガイドからあった。

なんだか、この旅日記は終わらないぞ。
もうしばらく「我慢して」お付き合い下さい。

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この旅行記へのコメント（8）

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くろねこだりゅんさん 2020/12/18 14:10:04

＞衝撃的な発表が…

早く続き読まなくちゃ～(*^-^*)

解っていても「いただきます」は時には辛い…

ほいみさんからの返信 2020/12/18 17:01:05

RE: ＞衝撃的な発表が…

サカナだったら大丈夫なのにね。
ニワトリ辺りから微妙？

牛になると、また平気だったりして。

ほいみ

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gontaraさん 2020/12/11 19:50:21

妙齢の

スリーシスターズ、３連泊の不満は出なかったのですね。
怠惰なGONTARAは連泊は好きですが、どうもシャワーを浴びられないのは苦手です。
シャワー用にペットボトルの水１リットルもらえればOKなんだけど。
それで、十分シャンプーまでできるし。

このコース、標高を考えるヤクの背でも、ときつそうです。

ヤギさん、美味しく食べてあげるのが供養なんですね、きっと！
で、やっぱり新鮮なのは美味しいですか？

ほいみさんからの返信 2020/12/11 22:19:44

RE: 妙齢の

水はたいていありますから大丈夫です。っていうか、水があるところがキャンプ地になってます。山には氷河があるので意外と水には困りません。ただ、零下で水のシャワーは勧められませんが。

本気組は全行程を徒歩です。で、我々が3連泊してる間に6000m峰に登ってました。あっちの添乗員は大変です！

ヤギを〆ると、目玉はゲストが特権で頂く…と言われていて、毎回ドキドキしますが、食べさせられたことはありません。多分、日本人の苦手を知って、誰かがせしめてるのでしょう。〆た時には焼きレバーが出されますが、これが美味い！　もうビールか日本酒を誰か持って来てよ〜

〆たヤギは3日間くらいで食べますが、とっても美味しいです。牛は滅多に食べないし不味いし、豚はダメ、チキンも今イチかなぁ。ヤギやヒツジ食ってれば間違いないです。

ほいみ

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アルカロイドダリルさん 2020/12/11 17:18:38

トレッキング　シスターズ

こんにちわ～ほいみさん！

草原ならともかく、すんごい崖をヤクは、歩いてくれるンですね～？　動物に乗ると、重心が高くなる分、崖では怖いなぁ？　それでも、4つ足は1本踏み外しても、他に3本あるから、2本の人間よりは安定感があるのかな？　下り道は怖い気がする、、！

ヤギさんは歩く食糧庫として、だんだん解体されるのですね？　自分がチョイスされた時、運命を悟って、悲しい声で泣いたりするんでしょうか？　サハラシスターズのように、トレッキングもおばさまパワーで、秘境にドンドコ行くンですね？　転落骨折と紙一重なのに、スゴいです！　しかも、手綱が効かないし、、、

登山のとき、目もくらむ危険な場所も、目の前だけに集中して、周りを見ないで行けば、通り過ぎるのコトができるのですが、ココは目がくらみ過ぎるわ～！　絶景過ぎて、トイレに行きたくなっちゃいました！　

空気が薄く、紫外線の強い所って、老化が早そうな？　日焼けってヤケドだから、東洋医学では肺をやられる？のですが、ここいら辺の空気のきれいさが、おぎなっているのでしょう！　

解剖実習で、肺を数体比べましたが、黒いから肺がんですか？って聞いたら、死因はマッタク違くて、単に年をとっているだけなんですと？　数十年呼吸すると、人間はかなり黒いです！　たまたま、喫煙歴が長い方はいなかったのですが、生きてるだけで、こんなに黒く汚くなってしまうのね？　

プラス、コロナ菌が来たら、さぞかしや肺は、、、ツラいだろうに、志村けんさんの死因も、すごーく納得しました！タバコ吸ったら人間が終わっちゃうンだぁ～と、しみじみ実感！　ビジュアルで体感すると、強いインパクト！　百聞は一見にしかず！ってホントだ！

百聞を一見したくて旅に出ちゃうダリル

ほいみさんからの返信 2020/12/11 18:08:02

RE: トレッキング　シスターズ

ヤクは普通の山道は得意です。ただ車幅が広いので崖っプチのトレッキングコースは無理です。ロバやウマの様に素直じゃないし。でもかわいさは圧倒的かな。

大きな声じゃ言えませんが、この時のカラコルムシスターズには、このコースは厳しかったと思います。ずっと耐えていましたがこの後、不満が爆発？します。ヤクの背中に乗って高いところを行くのは怖いですが、たぶん、山道は人間よ得意だろうと信じて身を任せられれば極楽です。以前、馬とロバが落ちて死んでいるのは何回か見たけど、ヤクが死んでるのは見たことないです・・・って、絶対数が少ないか。

4000mを越えると紫外線は殺人光線のごとくです、日本では日焼け止めを塗ったことが無い私も、耳や鼻に塗ります。タバコに関しては健康に悪いことは当たり前で、今回、本気組・添乗員と合わせて16人の中で喫煙者は二人でした。

喫煙に関しては次回ちょっと書くかも。そうそう、ヤギは高価なんで、安いトレッキングだと〆ません。

ほいみ

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olive kenjiさん 2020/12/11 07:17:23

人物写真

ほいみさんは天体や自然の写真を写すのがお上手ですが、人物像の写真が大好きです。
深いしわのあるお婆さんの人物像は、まるでこの地の過酷な自然と生活苦が切り込ましたかのような感があります。画廊に置かれてもいい写真です。
可愛い子供や素朴な娘さんたち、いい表情をしています。
私のお気に入りはマイヤクおやじの隣にいるイラン系エロティック顔の方です。
他の方は、うちの近所にもいるような見慣れた感じがするので、ごめんなさい。

またヤクがこんなのやってられるかと脱走したのですね。
でもこんな高地で走って取り戻すヤク飼いさんは息切れで大変かと思います。

今まで一緒にいた羊さんが解体ショーであんな無残な姿になるとは。
中々日本では見られない光景ですね。

お世辞で言っているのにイチさんの所へ本当に行っちゃうんだから、イチさんもびっくりしただろうな。それも犬もご一緒とは。

私読みながらいつも思うのですが、同行した3人のお嬢さんとは今でも交流なさっているのですか。またこの旅行記を愛読なさっているのですか。
コリャー　私の検閲無しで勝手に書くな～とか。

ほいみさんからの返信 2020/12/11 08:42:53

Re: 人物写真

普通の人物なら大丈夫なのですが、美人とファインダーを通して目が合ったら、もうダメです。こういうのは場数を踏まないと無理なんでしょうね。スナップはかなり好きなんですが最近ではトラブルの元だし。そ思えば最近のSNSブームで妙に緩くなったり、私にはその加減が分かりません。

この後もパキスタンには何回か行ってますが、年々「写真天国」になってました。偶像禁止もSNS＆スマホには適わないようです。

やっぱ、ヤクはウマやロバみたいには行かない様で、1時間に１頭は脱走を試みます。その１頭に日本人が乗ってると面倒なことに。パキスタンのトレッキングでは数日に１頭はヤギを解体して食べます。小さいから都合がいいんでしょうね、ヤクだったら大変！

トラックで鹿児島に向かっているときに雨が降ってきて、しかも大雨注意報が出ました。トラックの荷台テントにシフォンと一緒じゃ厳しいなぁ・・・なんてときにイチさんを思い出して電話したら、豪華手料理で歓迎（気のせい？）してくれました。oliveさんは島住まいなので、お世辞言ってもたぶん大丈夫です。島は防衛に有利ですね。

３人のお嬢様とは記憶後何回かメールや写真のやり取りはありましたが、皆さん元気なのかなぁ？　ひとりは今でもFBでは連絡があります。

ほいみ

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