2023/04/28 - 2023/05/06
1030位(同エリア1223件中)
RiEさん
旅行2日目(4月29日)。
朝からシトシト雨が降っていて1日中雨予報だったので、旅行終盤に立ち寄る予定だった“門司港レトロ”の観光を前倒し、レンタカーをHOTELに置いたまま電車で移動する。
明治初期に開港した門司港は神戸や横浜と並んで日本3大港として数えられ、門司港は近代日本を支えた港町として歴史に名を刻み、国際貿易港としての地位を確立したのちに欧州航路の寄港地にもなり莫大な利益を得た。
大陸貿易も盛んとなり満州などへの貿易船や客船で非常に賑わっていくにつれ、重要な国際貿易の拠点として大商社や銀行などが相次いで支店を門司に出したそう。
明治から昭和初期にかけて建築された趣のある建物は現役で保存利用され、現在は門司港レトロとして当時の雰囲気が楽しめる人気観光スポットになっている。
建物の外観を撮るのに雨天は不向きだけど、雨のお陰で観光客が驚くほど少なかったので、人気観光地なのに静かな時間を楽しむことができた。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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HOTELから下関駅までは歩いて5分程度だけど、海が近いせいかあまりに風が強くてビニール傘はひっくり返るし、押し戻されて前に進めなかったりで倍くらいの時間が掛かってしまった。
下関駅から9:53の山陽本線 小倉行きに乗車。下関駅 駅
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門司駅で乗り換え。
門司駅 駅
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土曜日だけど雨天のせいか乗客が驚くほど少なかった。
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10:03に門司港駅に到着。
門司港駅 駅
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1914年に創建された門司港駅は鉄道駅として日本で初めて1988年に重要文化財に指定され、レトロモダンな雰囲気が漂っている。
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門司港駅舎はネオルネサンス様式を基調とし、マンサード屋根と呼ばれる大屋根と2階建左右対称の中央棟から東西棟が繋がっている。
どっしりと構える姿は見応えがあり、時代を越えて人々を惹きつける。 -
門司港駅向かいの噴水を挟んで見えるのが、1927年に建設された鉄筋コンクリート造4階建の“門司郵船ビル (旧日本郵船門司支店)”。
隣設するモダンな洋館は“旧門司三井倶楽部”。門司郵船ビル (旧日本郵船門司支店) 名所・史跡
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門司郵船ビル (旧日本郵船門司支店)横の歩道を進んでいくと背後に、オレンジ色のタイル外壁がアクセントになっている1917年に建てられた“北九州市旧大阪商船”が構えていた。
2つの大きなアーチ窓の上には八角形の塔屋が設けられていて、観る場所によって随分印象が異なる。北九州市旧大阪商船 美術館・博物館
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1階通路は自由に利用できる休憩スペースになっていて、ここまで雨が降り込んでこないから格子越しに行き交う人を眺めてみたけど、雨天だからなのか人気観光地にしては明らかに観光客が少ない。
ちなみに現在1階はわたせせいぞうギャラリー(有料)とショップが入っていて、2階は貸しホールとして利用されている。 -
遊覧船乗り場のあるハーバーデッキ近くまで来たけど閑散としていている。
雨なので長いレンズは邪魔になると思いパナライカの9mmF1.7を装着したのは正解、でも結局雨脚が強いからレンズに雨が飛び散るので傘と一緒にブロワーをずっと持ち歩いていた。 -
北九州市のマスコットキャラクターで 海坊主の末裔:じーも。
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海峡プラザ前を通って歩いてきたけど本当に観光客が少ない。
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視線を右に向けると正面にブルーウィングもじの跳ね橋が見えた。
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雨宿りがてら立ち寄った“海峡プラザ”西館1階では、福岡土産を中心とした様々な物を取り扱っている。
海峡プラザ ショッピングモール
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隣接する東館2階に飲食店が入っているの覗いてみる。
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“門司港レトロ食堂”は地元の食材を使った定食や、北九州発祥の様々な名物料理と焼きカレーが人気の店。
門司港レトロ食堂 グルメ・レストラン
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店内は結構広めでまだ半分くらいしか席が埋まっておらず、直ぐに案内してもらえたのは雨のお陰かも。
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Menu。
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【MOJIKO BEER PAIL ALE】700円
【MOJIKO BEER WEIZEN】700円
私はパンチがあるのにスッキリした味わいのPAIL ALEを、夫はバナナっぽい香りが特徴のWEIZENを注文して待っていたところ、料理提供がめちゃくちゃ早くて驚いた。 -
【関門干物定食】1500円
今日の干物は日替わりで巨大な関アジ。
脂がしっかりのっていていてホッケくらいのサイズに喜びつつも、魚を食べるのが上手い夫は骨だけ残してペロリと完食。 -
【ふぐ定食】1400円
ふぐフライ3匹とエビフライが1匹付いており、ソースは無くてレモンを絞るだけで衣はパリパリしていて身が少し硬かった。
汁物は肉汁系で、シラタキ・もやし・こんにゃく・豆富・牛肉…これはすき焼きだ。
合計:4300円。 -
外に出ると若干雨脚が強まっていたけど人が集まっていたので覗いてみたところ、レトロ中央広場と親水広場でクラフト作品やハンドメイド雑貨などの販売イベント:海辺のカモメ市が開催されていた。
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その隣にあるのは“北九州市大連友好記念館”。
1979年に北九州市と大連市が友好都市を提携をしてその15周年を記念し、ロシア帝国が1902年に大連市に建築した鉄道汽船会社の建物を複製建築したそうで、煙突や窓の特徴的なデザインが目を惹く。北九州市大連友好記念館 美術館・博物館
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玄関の美しいタイル。
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1階は左側が中華レストランだけど、この雨で観光客が少ないせいかランチタイムなのに閑散としていた。
右側のホールから2階へ上がる。 -
2階の広い部屋は自由に休憩できるよう、ソファーや椅子が並べられた交流スペースになっているけど特に何もない。
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隣の小部屋は大連の様々な情報を発信する大連市紹介コーナーになっていた。
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タイルデザインが可愛い暖炉。
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道路を挟んだ斜め向かいに建つのは、レンガ造りに瓦葺屋根建築の“北九州市旧門司税関”。
1912年に建設されてから昭和初期まで税関庁舎として使用され、1994年に北九州市が建物復元を行い無料公開されている。北九州市旧門司税関 名所・史跡
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輸入禁止品の展示や密輸の手口などを紹介する常設の門司税関広報展示室。
中央に鎮座する麻薬探知犬をモデルとした税関イメージキャラクター:カスタム君が大き過ぎて圧が強い。 -
1階エントランスは吹き抜けの開放的な空間になっており、屋根の構造も見ることができた。
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2階のギャラリーではチャリティイベントが行われており、ピカソやバンクシー・シャガールなどの作品が無料鑑賞できる他、リトグラフや一部の絵画はオークション形式で購入可能になっていて多彩なラインナップの作品を鑑賞させて貰った。
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3階へ続く階段手前には展望室の案内があったので上がってみると…
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関門海峡を行き交う船やはね橋を一望できるけど、4-5人も上ったらギュウギュウになるくらいの狭さ。
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ちなみにこんな感じにブルーウィングが見れる。
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“ブルーウィングもじ”は全長約108mあり、日本最大級の歩行者専用の跳ね橋。
跳ねあがる時刻表の時間(13:00)が近づいていたので、私たちも橋を渡って対岸へ。ブルーウィングもじ 名所・史跡
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海が目の前ということもあり風が雨を巻き上げて、このビニール傘同様にカメラのレンズを容赦なく濡らす。
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船の航行にあわせて午前2回・午後4回の合計6回、10:00・11:00・13:00・14:00・15:00・16:00になると音楽に合わせて、4分ほどかけてゆっくり跳ね上がる。
ある程度まで跳ね上がると、橋が動いている最中でも船がその間を通過していくので見飽きることは無い。 -
完全に上がり切った角度は約60度なので迫力があった。
ちなみに橋は20分間跳ね上がったままなので、通過したい場合は遠回りを。 -
関門海峡ミュージアムまで足を延ばしてもう少し観光するか、午後からますます酷くなるという雨雲アプリを信じて早めに下関に戻るか悩んだけど、雨が激しさを増したので後者を選択。
その前に1921年に三井物産の社交倶楽部として、ヨーロッパ伝統の木造建築工法であるハーフティンバー様式で建てられた“旧門司三井倶楽部”を(入口に貸切の張り紙があったので)外から鑑賞した。旧門司三井倶楽部 名所・史跡
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悪天候のため門司港レトロの中でも狭い範囲しか散策出来なかったけど、門司港駅から始まった世界観は変わらず素敵だった。
門司港駅 駅
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13:24発の久留米行きが発車直前だったので慌てて乗り込む。
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門司駅で乗り換えて、再び関門海峡を越えて下関駅に戻ったのが13:50。
門司駅 駅
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この後の天気予報を見ると、一旦HOTELに戻ってから外に出るのは得策じゃないので、下関駅前の大丸のデパ地下で夜ゴハンを調達してから帰路についた。
大丸 下関店 百貨店・デパート
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翌日の朝ごはんとして見つけたのは、山口県北部の北浦エリアで日常食としてはもちろんのこと、正月や婚礼などハレの日に食される郷土料理:あじきずし・いわしきずし。
酢飯のシャリの代わりにうの花を使用しているのが特徴で、ネタのあじやいわしは酢で締めてあるから醤油は不要、1口サイズながらお腹に貯まる不思議な料理だけど結構好き(道の駅でもよく見かけた)。 -
大丸のデパ地下でサラダや総菜を、シーモールのマックスバリューとの間にある魚屋で天然ヒラメの刺身を購入して、マックスバリューでお酒を調達。
写真右の長門ゆずきちジンソーダは、食前酒にピッタリでこの旅行中何度も購入したお気に入り。
明日は下関を離れて車じゃないと行くのが難しい福徳稲成神社に立ち寄った後、角島大橋から絶景を楽しみ、123基連続した朱色の鳥居で有名な元乃隅神社と、見晴らし最高な千畳敷を訪れる予定。
続きは03へ。
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