2023/04/28 - 2023/05/06
1252位(同エリア1377件中)
RiEさん
2022-2023年の年末年始を過ごした広島県から、日帰りで山口県の岩国まで足を延ばした際に山口県のノンビリした雰囲気や見どころの多さに惹かれたので、今回はGWを利用して山口県をレンタカーでじっくり周ることに。
年末年始旅は新幹線で姫路⇒岡山県⇒広島県へと移動しながら西を目指したけど、今回は福岡県まで飛行機で移動してレンタカーで山口県を目指すことにした。
福岡空港を出発して途中“めかりPA”でランチを済ませてから、2泊する下関で高速を降りて“壇之浦古戦場址”のあるみもすそ川公園を訪れ、1185年に源氏と平家の最後の合戦の一場面を再現した勇ましい像と、幕末に長州藩が外国艦船に対する砲撃を担っていた長州砲レプリカを見に行く。
その後はすぐ近くにある壇之浦の戦いで幼くして入水した安徳天皇を祀る、パワースポットとしても人気の高い関門海峡のシンボル“赤間神宮”を参拝した。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩 スターフライヤー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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GWの空港は大混雑予想というニュースを信じていつもより早めにセントレアに到着したところ、チェックインカウンターは待ち時間ゼロで手続きが完了し、念のため手荷物検査場も覗いてみたけど全く並んでいなかったので拍子抜け。
中部国際空港セントレア 空港
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夏以降の旅行は自家用車や新幹線を利用していたため長らく試す機会がなかったけど、海外旅行を再開する前に実際に機能するか実験したくて、今回はスーツケース内に1つずつAirTagを忍ばせた。
AirTagは自分から位置情報の発信は出来ないけど、iPhoneユーザーがある程度の距離に近づけば反応するので、スーツケースの外に装着する必要が無いため紛失の心配不要。 -
1階のコンビニで朝ごはんを調達してから、制限エリア外にある“プレミアムラウンジ セントレア”を利用したところ、ラウンジ内も驚くほど空いていてスナックコーナーが復活していた。
ちなみに制限エリア内の“セントレア エアラインラウンジ”も利用率3割程度だった。プレミアムラウンジ セントレア 空港ラウンジ
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今回は福岡までANA機で飛ぶ予定だったけど…
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前日に機材変更連絡があり、9:30発のスターフライヤーに搭乗する。
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10:40に福岡空港に到着したので早速アプリを立ち上げてみると、黒いスーツケースは福岡空港に到着しているのに、青いスーツケースはまだセントレアに残っている表記になっていて焦る。
5分くらい経つと2個揃っている表記に切り替わって、ターンテーブルに続けて出てきたので安心したけど、普段は鍵に付けている物をロストバッゲージ対策として使えるのは心強い。 -
福岡空港はかなり混みあっていて外国人の姿も多く、活気に満ちていた。
福岡空港 空港
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外に出ると23℃の快晴で日差しが強いせいか、風は強めだけど気持ちが良い。
予約しているレンタカー会社は地図で見ると福岡空港の向かいに位置しているものの、U字に歩くので意外と距離があった。
国内線出口を出て右手方向に進んでいき、歩行者待機用の中央分離帯がある信号を渡るはずが、夫がスーツケース2個を引っ張ってサッサと進んでしまい、後ろからついて行った私はバスから降りてきた外国人団体客に道を阻まれて見失い、渡る信号を通り越して空港建物の端までムダに歩いてしまった。 -
“タイムズカー福岡空港店”は福岡空港への送迎車あるので、セントレアから搭乗前に問い合わせたところ「福岡空港に到着・荷物受取電話を貰ってから30分以上掛かります」と言われたため歩いて向かったけどスーツケースを引っ張っていると結構な距離を感じるから、私が空港前で荷物番をして夫に車を取って来てもらえばよかったと後悔。
タイムズカー福岡空港店 乗り物
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4月28日11時から5月5日16時までレンタルする車は、NISSANのNOTE e-POWER。
驚くほど燃費が良いので旅行中の給油は1回だけで、返却前に満タンにするだけで済んだ。 -
私が時間をロスしたせいで、タイムズカーを出発したのは福岡空港に到着してちょうど1時間後の11:40。
福岡ICから九州道へ入って山口・北九州方面を目指す。 -
13:00前に九州最後のパーキングエリア“めかりPA”に寄ってランチをすることに。
めかりパーキングエリア 道の駅
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1階は福岡を中心とした九州全域の土産物を扱っていて、2階は階段を上った右側がフードコート・左側が展望デッキになっていて関門海峡が一望できた。
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展望デッキから右に視線を移すと、この後通過する関門橋が望める。
ただこの絶景スポットは日差しが強いため、私含めた大半の人が日陰の範囲内で景色を楽しんでいた。 -
1階に戻って外通路沿いに構えるテイクアウトコーナーへ。
注文前に尋ねたところ、購入した物は2階のフードコートに持ち込んで飲食可能とのこと。 -
【ふくナゲット】580円
【馬肉のコロコロステーキ】580円
河豚のことをこの辺りでは“ふく”と呼ぶそうで、優しい味付けで柔らかかった。
馬肉は白米のお供かビールのつまみにしたくなるほど甘辛な濃い目の味で、胡椒が効いているけど冷めるとカチカチになってしまった。 -
2階のフードコートは清潔感があって明るい雰囲気。
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関門海峡が望めるカウンター席も用意されている。
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【ふぐ唐揚げちゃんらー】950円
【明太ご飯】350円
中太麺とアゴ出汁のあっさり味スープの組合せで、ふぐの唐揚げが丸っと1匹入っていて身がふわふわだった。 -
14時前に出発して関門橋を通過し、下関ICで降りる。
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関門プラザ駐車場に車を停めて向かいにある“みもすそ川公園”へ。
幕末の攘夷戦で外国船に砲撃した長州藩の砲台跡レプリカが展示されていた。みもすそ川公園 公園・植物園
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目の前に広がる海は関門海峡の1番狭まった場所で、幅が約700mしかないため早鞆の瀬戸といわれており、潮の流れが速く潮流の変化が激しい海の難所。
頭上には関門橋が架かっていて海中には関門国道トンネルが通っている。 -
平安時代末期に6年に渡って繰り広げられた内乱:治承・寿永の乱は源平合戦と呼ばれており、1185年に行われた壇之浦の戦いは源氏に敗れた平家が滅亡に至った源平合戦最後の戦いとなる。
ちなみに平家の敗戦を覚悟した平清盛の妻:二位尼が当時8歳だった安徳天皇を抱いて壇之浦の海へ入水したとき、二位尼が読んだ辞世の歌から「みもすそ川」という地名が生まれたのだそう。 -
躍動感あふれる八艘跳びの源義経像と、睨みを利かせ錨を担いだ平知盛像が非常に格好良かった。
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敗北を悟った平家一門が次々に海へ身を投げするなか、大将である源義経だけはどうにか道連れにしようと平家最強の武将:平教経が義経の船に乗り移り追いつめたものの、義経は6mも離れている舟から舟へと飛び移り逃げていった様子が八艘飛びなのだそう。
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関門橋の下には、みもすそ川と橋が再現されていた。
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車で少し移動して、壇之浦の戦いに敗れて入水した悲劇の幼帝:安徳天皇を祀る“赤間神宮”へ。
ロードバイクが何台も停まっていたので走行ルートとして人気なのかと思っていたら、ロードバイクウェアに身を包んだ外国人観光客のばかりで驚いた。赤間神宮 寺・神社・教会
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境内を進んでいくと、竜宮城をイメージして建立された朱色の水天門に目を奪われる。
水天とは安徳天皇が水天宮の祭神とされることに由来している。 -
正面からは入れないため左右から伸びる階段を上がっていくと、水天門には近づけないようになっていた。
後でHPを確認したところ、毎年5月2日-4日にかけて行われる安徳天皇を偲ぶ特殊神事:先帝祭の案内があり、制限されているのはその準備らしい。 -
水天門から拝殿まで伸びる天橋は、先帝祭で女臈や稚児たちが練り歩く花道になるため通れないので、赤い欄干に沿って参道を進んでいく。
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大安殿と勅額。
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目が覚めるような朱色の扉奥に見えるのが内拝殿。
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大安殿向かいには源平合戦に関する資料を収めた宝物殿や、平家塚・耳なし芳一堂の案内があったので行ってみる。
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大安殿の横には十三重に重ねられた水天供養塔が3基建てられており、第二次世界大戦中に水没して殉職した人々の霊を水天宮である安徳天皇に鎮めてもらうために、昭和25年に建立されたと由緒書きがあった。
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赤間神宮の前身である阿弥陀寺は、小泉八雲の怪談で有名な「耳なし芳一」の舞台になった寺院だそうで、ひっそりと建てられた芳一堂には琵琶を弾く芳一の木像が納められていた。
琵琶の音色に合わせて平曲が流れているので、この先にある平家一門の墓に向けて慰めているようにも見える。 -
芳一堂と隣り合うように平家一門の墓入口があるので覗いてみる。
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この場所は木々が重なり合うように生い茂り、昼間なのに異様に薄暗くて苔むしているためチラッと覗いてもすぐに退散する人ばかりで、確かに薄気味悪いけど好奇心が勝る。
平家一門の供養塔が並んでいて、平有盛や平清経など武将ら14人の名が刻まれているものの、名前に「盛」のつく塚が多いことから七盛塚とも呼ばれている。 -
天橋が伸びているので今回は通れないけど、本来なら水天門越しに関門海峡が見えるのかもしれない。
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鮮やかな朱色に後ろ髪を引かれつつ出口を通過すると…
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入るときは気付かなかったけど鳥居のそばに、ふぐのキャラクターが付いたブルーのポストを見つけた。
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16:00前に到着したのは、今夜から2泊するのは“スーパーホテルPremier下関 天然温泉「海響の湯」。
詳しい口コミは下記をご覧くださいませ。
”https://4travel.jp/dm_hotel_tips/15009874スーパーホテルPremier下関 天然温泉「海響の湯」 宿・ホテル
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HOTELから歩いて5分くらいの場所にある“シーモール下関”はJR:下関駅近くにあり、イオン系と大丸デパートが地下で繋がった面白い造りをしているので、デパ地下とスーパー両方利用できて便利だった。
通路部分には魚屋などの専門店も入っているので、手頃な価格で地産の刺身を楽しめるのもうれしい。シーモール 下関 ショッピングモール
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大丸のデパ地下にあるリカーショップで、山口県産の日本酒と山口県産のクラフトビールを調達。
この長門峡は「辛口だけどユルユルした味が面白い」と勧められて飲んでみたところ、ユルユル=柔らかめであまり飲んだことない口当たりが気に入ったし、GOLDEN FRAG PAIL ALEは豊潤な香りと軽やかな口当たりが私好みだった。
明日は1日中続く雨予報なので、本来なら福岡県に戻るときに寄るつもりだった門司港周辺を観光する予定。
続きは02へ。
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