長崎街歩き前半。眼鏡橋から中島川の橋めぐり。

2022/10/30 - 2022/10/30

長崎の街は３０年ぶりくらい。当時は市電の一日乗車券で北から南まで乗り倒しながらの観光でした。
しかし今日は半日の予定。市内の南部に的を絞ることに。
街の地図を見ると長崎駅から歩いて回っても６kmくらい。
うん。今回は歩こう、ということになりました。
街歩き前半は長崎駅から眼鏡橋へ。そこを起点に中島川の石橋をめぐります。
大水害からもう４０年も経ちましたか。早いものです。

エリア 長崎市(長崎)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

長崎駅到着。めずらしく先頭の写真の撮れる駅でした。
どの駅も先頭ぎりぎりでホームが終わっちゃって。

長崎駅 (長崎県) 駅

出口へ。

人の流れにしたがって出てみると静かすぎ。
裏口でした。メッセに繋がってました。
なにか会議かな？

出島メッセ長崎 名所・史跡

裏口でなく「いなさ口」でした。
稲佐山側、ですね。
高架化で新しくできた出口なので宣伝中。

あ、お土産物売り場、もう開いてます。

長崎街道かもめ市場 お土産屋・直売所・特産品

観光案内所は街側の出口の近く。
広かったです。
地図を入手。

長崎市総合観光案内所 名所・史跡

駅は木の天井がきれい。

高架駅を出てみるとだだっぴろい景色。
長崎駅は昔の車庫に移転したのでした。
街から遠くなってしまってました。

駅前はまだまだ工事中。

細い通路を街へ。振り返ると新幹線が透けて見える駅。

さらに先に行って振り返る。
工事風景ばかりなり。
ここが街で埋まるまであとどれくらいかなあ。
市街に出るのが遠くなって、とくに市電は不便になったなあ。
まあ、いつか駅前に乗り入れる路線ができることでしょう。

やっと見知った風景に。街に到着。市電の駅まで５分かかりました。
バスセンター。２階は物産館。

長崎県物産館 お土産屋・直売所・特産品

駅前電停。
この跨線橋、電車見物にはいいけど、バリアフリー的には問題でした。
背後にぴかぴかのエレベータ、できてます。

長崎駅前電停 駅

さて、観光開始。列車降りてからもう２０分も経ってます。
いかん。急がねば。
なのにいきなり坂道。

登ったところが西町公園。
この中に第一目的地が。
と、さらに登るんですか。

日本二十六聖人殉教地 名所・史跡

日本二十六聖人殉教地。
レリーフの背後は記念館。
一番小さい人はルドピコ様、だったかな。

日本二十六聖人記念館 美術館・博物館

隣はその二十六聖人の教会。
ガウディみたい。

日本二十六聖人記念聖堂 (聖フィリッポ教会) 寺・神社・教会

教会の前には殉教の地の記念碑

日本二十六聖人殉教地 名所・史跡

フロイスの碑がありました。
懐かしい。授業で習ったなあ。

長崎浦上街道はここから始まってたんですねえ。
実は長崎が終点かと思ってました。すみません。
さて私の長崎観光もここから始まります。
普通はさきほどの駅前電停から市電でしょうが今回は歩いて眼鏡橋に行きます。
市電は丘のふもとをぐるりと回るので遠回り。
歩きなら丘を越えて一直線。約１km。
行ってみましょう。

長崎浦上街道 名所・史跡

病院と教会の跡地。
サン・ラザロ病院・サン・ジョアン教会跡石碑。

お寺もありました。
そりゃそうですね。
でも唐突でちょっと意外でした。

本蓮寺 寺・神社・教会

勝海舟、ここにも居たことあるんですね。
勝海舟寓居の地石碑。

本蓮寺 寺・神社・教会

大村藩の蔵屋敷の跡。
長崎は肥前藩だとばかり。

本蓮寺 寺・神社・教会

目の前は教会。

中町教会 寺・神社・教会

こんなきれいな外観。

中町教会 寺・神社・教会

中町公園。
戦災復興の記念碑。
昭和５０年までかかったんですね。
３０年もかかったんですね。

市電の通りにでました。
長崎の市電、けっこう古い型が多いなあ、という印象。

市電は丘を越えるトンネルに入っていきます。
でもよくみると堀割みたい。
上は駐車場だったのね。

丘を越えて市電通りに出ました。
昔は「公会堂前」だったような。
数年前にかなりの数の電停の名前が変わったことは知識として知ってはいましたが、ちょっとまだ慣れない。

長崎銀行本店。
昔の銀行はどこも石造りで立派ですね。

ちょっと興味があって「長崎大神宮」。
思った以上に小さかった。

長崎大神宮 寺・神社・教会

というわけで寄り道しながらなので日本二十六聖人殉教地から２０分かかって眼鏡橋到着。
川面に映ったアーチとあわせてメガネ。
あ、今回はその姿を見ていない。

眼鏡橋 名所・史跡

眼鏡橋といえば長崎大水害。昭和５７件。精霊流しの曲が浮かびます。
水害復興と友好の記念碑。

中島川公園 公園・植物園

今日は中島川の橋の観察です。
まず上流に向かって橋を眺めていきます。
魚市橋。

東新橋

芊原橋（すすきはらばし）

一覧橋 （いちらんばし）

古町橋。

中島川石橋群 名所・史跡

一蘭橋と古町橋のあいだにある光永寺。
ここで折り返します。下流へ向かいます。

光永寺 寺・神社・教会

こんな像があったり、

ラオコーンのような像があったり

鳥を見たり

魚をみたり。
水も魚もきれい。

川のトンネルがありました。
眼鏡橋を避けて放水路があることを発見。
水害時はあの狭い円形は流れをとめちゃいますしね。

放水路の説明がありました。
ついついしっかり読んでしまいます。
あ、両側に放水路あったのね。片側しか気が付かなかった。

水害の時の写真もありました。

黙子如定禅師像。
眼鏡橋をつくった渡来人。

黙子如定禅師像 名所・史跡

眼鏡橋。
渡ってみます。

ここから下流に向かって、
まず、袋橋

橋のたもとに西古川町火除け地蔵

振り返ると放水路の下流側。
けっこう広く川幅半分くらい。
見えているのは袋橋。

常盤橋

橋のたもとにはサンアウグスティン教会跡石碑

賑橋（にぎわいばし）。
市電の線路が隣に。
昔は道路と市電が一緒の橋だったそう。

賑橋電停 駅

市電が来るのを待ちます。
やはり待ち時間長かった。
この秋から本数減ったのです。

万橋（よろずはし）

銕橋(鉄橋)（くろがね橋）
広い歩行者専用橋。

銕橋(鉄橋)（くろがね橋）。
こんな感じ。

両側は商店街。
駅側が築町商店街

築町商店街 市場・商店街

東側が浜んまち。

浜んまち商店街 / 浜市アーケード 市場・商店街

川沿いを市電が走る。
道路の真ん中じゃないんですねえ。

電停の向かい側。川沿いに土佐商会跡。

その奥に夕顔丸。

長崎市街の中心地。
豪華な分岐。レールが光る。
でも左に行く列車。この前のダイヤ改正でほとんどなくなってしまったとか。

轟音とともに市電が行く。

あっちへも。

西浜町電停 駅

中央橋

中央橋 名所・史跡

中央橋の先にこの碑が。
昭和５７年の水害のときは、この塔の高さまで水がきたそうです。
正確にはてっぺん近くの透明なガラスの線の部分まで。

長久橋。
ここから市電はまっすぐに、川は右に曲がり、離れていきます。

長久橋 名所・史跡

出島の端っこが見えてきました。
そこに架かる出島橋。
電車の橋みたいですが道路橋です。

出島橋 名所・史跡

出島全景。
昔は街に埋もれてた感がありますが、
今はきれいに島の形に整備されてます。

出島の対岸は洋風の公園。

出島への橋。
出島表門橋。

出島 名所・史跡

玉江橋。市電も走る大通り。そろそろ河口。

平戸と長崎の街道を「オランダ街道」というそうです。
ステンレスぴかぴかの案内板。
景色が映り文字見えにくくてすみません。

出島の今の様子。

出島 名所・史跡

出島西側護岸石垣

出島の昔の入り口はこのあたりだったような。
出島和蘭商館跡。

あ、路面の一部が昔の荷上げ用石段が見えるようになってます。
まあ、水滴だらけで写真には写ってないですが。

こんな感じで何回か継ぎ足されたようです。

出島南西側石垣。
ごく狭い幅で「海」があります。

市電が走り抜けます。
長崎市電、さっきの川沿いとか、狭い所走ってるとこが多かったのね。
海まで出たので橋めぐりはここでおしまいにします。
新幹線降りてから１時間半たってます。
日本二十六聖人殉教地から約１時間。
さて、次は山手の洋館探索に行きます。
オランダ坂まで７００mくらい。市電だと遠回り。乗換付き３区。
なので歩いて行きます。

出島電停 駅