みんなの九州きっぷ　１日目　観光特急５本乗車。あわただし。

2022/10/28 - 2022/10/31

西九州新幹線が開業。乗りに行かなきゃ。
電車乗り歩きに九州に行く、と申告。どうぞご自由に。と妻。よかった。
きっぷは西九州新幹線開業記念の「いい旅・西九州きっぷ」９２３０円前提で考えてたのですが期間限定発売の「みんなの九州きっぷ（北九州版）」９５００円を知って急遽計画変更。特急の指定席が６回とれるので全部観光特急に利用。しかし指定券は現地駅窓口でしか購入できず。空席有無は運任せ。
ホテルは北九州の十字路、佐賀県鳥栖をベースにすることに。ホテルも安めで全国旅行支援利用で３泊して実質１０００円くらいで宿泊できました。
それはともかく、計画しようとしたら当月のダイヤ改正時刻表がどこも売り切れ。次月号は出発３日前が発売日。それまで図書館で借りた前月号の時刻表で計画。特急しか載ってない。おかげで快速や臨時列車の見落としが発生。旅行当日にあっと驚くことに。
などなど。全行程組み上げたのは出発２日前でした。
ともあれ、県境越え１７回・特急乗車２４回・特急の平均乗車時間３０分という２日間の計画ができあがりました。
１日目は熊本発の３本の観光特急に乗車、大分の温泉を観光特急で往復、長崎新幹線１駅区間乗車、です。
表紙写真はクルーズトレイン「ななつ星」。今回のきっぷでは乗れません。見ただけです。

※旅行記の作成がのろく、実際の旅行の時期の乖離が１０ヶ月にもなってしまったので、ここでいったん最近の（といっても２ヶ月前）を書くことにしました。

エリア 熊本

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• 交通: 5.0

• 交通手段: JALグループ 新幹線 JR特急 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

九州までの旅費を浮かすため、JALのどこかにマイル。
福岡・長崎・熊本・大分・北九州・山口宇部で４つ揃うまで繰り返す。
が、３つが限度。あきらめてこれでドン。
福岡になりました。ほっと一息。
もし新千歳になったらキハ１８３系の乗り納め（パート２）のつもりでした。

きっぷ・行程・ホテルの計画・予約でどたばたの３週間をなんとかこなし、
金曜日の勤務終了後、羽田１９：１０発のエアバスA３５０で福岡へ。
この形式、初めて乗りましたが全席個別モニター付きだし、垂直尾翼と前脚後のカメラの映像が楽しくて飽きないフライトでした。

福岡空港から地下鉄で２駅５分。博多駅へ移動。
この車両、外見も内装も日本中で一番好きな地下鉄なんです。

博多駅 駅

でもこの近距離高価格には毎度のことながらげっそり。
昔はおとなりきっぷ活用２００円、とか、東須恵駅で降りて歩いて１００円、とか、国際線ターミナル無料バスの途中停留所から歩いてタダとかやってました。
今日は夜遅くて時間がもったいないので普通の人になります。

博多駅からはJR九州。今晩のホテルの鳥栖まで５７０円。
快速でも３０分かかる距離なのでこの値段は納得。
なお、最初考えてたホテルは南福岡駅。８分２３０円。
ホテルは鳥栖が圧倒的に安く、この値段差は十分吸収できたと思います。

ホームに上がると快速鳥栖行きは満員。
ちょっと前に出る空席だらけの各停で南福岡まで先行。
快適転換クロスの８１１系でした。

南福岡駅 駅

南福岡で満員立ち客いっぱいの６両の快速に乗り換え。
前３両が８１３系転換クロス、後３両はロングシートでした。
最後の１駅だけクロスシートに座れました。
鳥栖駅の自動券売機で「みんなの九州きっぷ」を引き換えます。
なお、鳥栖は佐賀県。もう１回県境越えました。

鳥栖駅 駅

徒歩１分のサンホテル鳥栖。
安価できれいで快適で朝食付き。
全国旅行支援とサイトクーポン利用で労せずして３０９０円。
３０００円のクーポンが来たので１泊朝食付きで実質たった９０円。

サンホテル鳥栖 宿・ホテル

さて、翌朝。
ホテルの朝食をささっと食べて徒歩１分の鳥栖駅へ。
７：０１の快速で「みんなの九州きっぷ」使用開始です。

鳥栖駅 駅

朝日がきれい。

たった６分で久留米到着。
みどりの窓口で、今日乗車予定の観光特急５本、購入（無料）します。
あらかじめネット予約できるといいのですが・・・。
窓口は列もなく、無事５本とも簡単に購入（無料）できました。
まあ、昨日の時点で全部空席ありましたし。
危なかったのは一番手の「あそぼーい」でした。肥後大津以遠は満席でした。
鳥栖駅での購入じゃないのは久留米駅の方が３０分早い７時開店だったからです。

久留米駅 駅

あっさりと購入終わったので１時間ほど余裕ができました。
久留米の街を散歩します。
全国の水天宮の総本社があったり、ブリヂストンの企業城下町なので大きなタイヤのモニュメントがあったり、とんこつラーメン発祥の地の碑があったり。
印象に残ったのは水天宮裏のこの筑後川の広さ大きさ。
高校生のとき合唱で「筑後川組曲」から「河口」を歌ったなあ。

楽しかったのは駅前のこのからくり時計。
ちょうど動き出しました。いろいろ喋りながら発明品がどんどん出てきて楽しい。

からくり太鼓時計 名所・史跡

さて、特急乗り倒し、第一号の新幹線「さくら」です。

九州新幹線は約１０年ぶり。

久留米駅 駅

発車したら次は熊本駅。たった２０分。あっという間。
駅前のくまモンに挨拶。
何かイベントの準備やってました。

熊本駅白川口駅前広場(アミュ広場) 駅

駅前の市電も見ます。
芝生軌道、増えましたね。

熊本駅前停留場 駅

九州の観光特急、乗車１本目。「あそぼーい」。
１８３系１０００番台。
新型だとばかり思ってましたが意外にベテラン３０年選手。
九州は何回もイメチェン（死語）してるので常に新鮮。
私も「オランダ村特急」「ゆふいんの森２」「ゆふDX（赤）」の時代には乗ってますが、現在の「あそぼーい」は初めて。他「シーボルト」「ゆふDX（黄）」の時代もありました。

熊本駅 駅

車内なのかお店の中なのか。

探検したくなる楽しさ。

武蔵塚まで２０分はあっという間。

武蔵塚駅 駅

ここから各停で熊本駅へ折り返し。
ごく普通のロングシート。
ほぼ満員。

熊本駅でふたたびくまモンに挨拶。

蒸気機関車がいました。
「SL人吉」が台風被害で人吉に行けないので、代わりに鳥栖行きになっています。
名称はそのまま。
あらあ、時刻表で見落としてた。これに乗る手もあったなあ。
指定席が１６８０円と高価なので一番の乗り得。でもどうせ今日の今日では空席はなかったことでしょう。

熊本駅 駅

発車を見送ります。
一番後ろはディーゼル機関車。
ご老体のSLを補助してました。

観光特急、乗車２本目。「かわせみやませみ」
SL人吉同様、人吉に行く線路が台風被災で、こちらは阿蘇方面行きになってます。
名称はそのまま。
各停用のそれも昭和５０年代に造られた車両のリニューアル。

中は特急とも各停とも違う、応接間のよう。
もはや「観光特急」という新ジャンルと考えた方がよさそう。
なお乗り心地はさきほどの「あそぼーい」と段違い。
やはり各停用の乗り心地でした。

肥後大津まで４０分。途中１０分近く交換待ちで止まったりしてたので他の特急列車より１０分くらい遅くスピードも各停並。まあ、臨時扱いなのでしかたなし。
阿蘇の山並みを背景に阿蘇に向かって去っていく「かわせみやませみ」。

肥後大津駅 駅

赤いディーゼルの各停が阿蘇の山から降りてきました。
ここからロングシートの電車に乗り換えです。
ちょっと前までは直通も多かったのですが。

熊本まではまたこのロングシートの８１５系で。
なお、肥後大津駅はまだ構内踏切があります。利用客多い駅ですけど。
やはり階段の上り下りの少ないこれは好き。
熊本空港への無料連絡バス「熊本ライナー」があり、これは便利。何回か使ってます。
と、この駅から熊本空港への鉄道新線建設が決まったそうです。

熊本駅では６分の接続。
観光特急、乗車３本目。「A列車で行こう」。
元JR四国の特急の１８３系。

熊本駅 駅

リベットの塗装表現とか、古き良き時代の演出。
乗ってびっくり、ジャズがずっと流れています。

あ、少し前に廃車になったキハ６６・６７。
筑豊線の時代にはよく乗ったけどシーサイドライナーの時代にはついに乗らなかったなあ。

A列車で行こう」の車内。
雰囲気は「アメリカン」かな。

車内ではアテンダントの女性が乗車記念に写真撮影してくれます。
まあ、撮ってもらっちゃいました。

３８分の乗車。２駅目の「網田（おうだ）」駅で下車。
ここで１０分停車。ホームで物品販売がありました。
１ヶ月半前の西九州新幹線開業時のダイヤ改訂から停車になったそう。駅舎は古く、記念館を兼ねたカフェになってました。

網田駅 駅

熊本行きの各停がやってきました。

有明海に沿って走ります。何の養殖かなあ？
特急と違って窓が汚れてて霞んでます。

４１分で熊本到着。観光特急にちょっと乗っては各停で折り返し、を３回繰り返しました。順調です。
と、隣に居るのはクルーズトレイン「ななつ星」。１３分間の停車中。
これを雲泥の差とかいうのでしょうね。
私はどちらも好きですが。
（たぶん、あっちに乗ることはないでしょうが。）

熊本駅 駅

先月にリニューアルしたばかりなのでぴかぴか。
定員減らして茶室つくってさらに豪華になったばかり。

こちらはサビもめだってます。

新幹線で博多へ。
８００系「つばめ」。２列２列で幅が広くて快適です。
各停タイプ５駅停車で５０分で博多到着。
まあ、在来線の特急時代でも３駅停車１時間１３分だったので、各駅停車タイプならあまり速くはなってないです。なおノンストップの「みずほ」なら３２分で圧倒的に速いです。

つばめマークが新鮮。登場時は「つばめ」と書いてあったような。
登場からもう１８年ですか。

乗換時間８分。
観光特急、乗車４本目。「ゆふいんの森」。
２タイプあるうちの新型の方です。

博多駅 駅

この空中通路のような連結部が珍しいです。

日田駅。ここはもう大分県。
出発が遅れました。
時刻表見ても対向列車は無いし、なんだろう？
と、帰宅後に調べてみると実はクルーズトレイン「或る列車」との待ち合わせだったみたい。
反対側は見てなかった。見落とした。

日田駅 駅

天ヶ瀬で下車。温泉の街です。

天ヶ瀬駅 駅

３０分しかないですが温泉に入ります。
駅前１分にある「駅前温泉」へ。１００円です。
更衣室なし開放感あふれる河原の混浴露天風呂です。
仕事上がりの人でいっぱい。
隅っこでしたが気持ちいいお湯でした。

天ヶ瀬温泉 温泉

観光特急、乗車５本目「ゆふいんの森」。ちょっと遅れてやってきました。
さきほどの列車は新型。こちらはオリジナル。

天ヶ瀬駅 駅

こちらの方が落ち着いた感じです。森の中のような雰囲気。
私はこちらの方が好きです。

行きの新型に比べて窓が大きく斜めで視界が広いです。
夕日が沈まんとしてます。

かっぱの駅。
「田主丸」。
通過します。

田主丸駅 駅

飴が配られました。
そういえばドイツの特急ではリッターチョコやミネラルウォーターが配布されてました。日本でもあったんですね。いいですね。こういうの。

約１時間で鳥栖駅。
夕暮れにこのロマンチックトレインはよく合っている気がします。

鳥栖駅 駅

一気に目がさめた。
鳥栖駅の階段はサロンパスの大広告。
久光製薬の本社があるみたいです。
ちょっと時間があったので明日乗車の「ふたつ星４０４７」の指定券をとります。
「カウンター席」だけが空いているそう。それを押さえました。
満席と思ってただけに一安心。

今晩のホテルのある佐賀駅へ移動します。

特急「かささぎ」。
先月のダイヤ改訂で生まれたばかりの特急です。
長崎行きのメインルートが佐世保線に移ったので、特急が通らなくなった肥前鹿島行きとして誕生。朝夕中心に運転。

佐賀駅まで１８分。
改札口の頭上は気球だらけ。
来週、バルーンフェスティバルでしたね。

佐賀駅 駅

駅の高架下の商店街で昨晩いただいた現地利用クーポン３０００円でお土産購入。
そして駅前のスーパーでお弁当入手。
駅前のルートインにチェックイン。
夕食と休憩で１時間。

ホテルルートイン佐賀駅前 宿・ホテル

散歩というか散車にでかけます。
１９：５９の「みどり（リレーかもめ）」。
７８３系。先頭はハウステンボス塗装。これは私は初めて見るのでそちらに乗車。

佐賀駅 駅

２７分で武雄温泉到着。１駅手前で列車交換待ちで３分くらい停まってました。１本しかない新幹線乗り換え用番線の開通待ちを兼ねた遅れたときの時間調整のダイヤ設定のようです。

武雄温泉駅 駅

乗換時間４分。発車してからたった７分で嬉野温泉到着。
駅前はひっそり。温泉街というか市街地は徒歩２０分くらい。
道の駅があったのですがまだ本開業ではないようで売店はなさそうでした。

滞在時間わずか８分で折り返し。

嬉野温泉 温泉

黄色いなあ、というのが第一印象の車内。

さきほど武雄温泉を出てからたった２０分で武雄温泉に戻ってきました。
こんな客、普通いないですね。

武雄温泉駅 駅

６分の接続で「みどり（リレーかもめ）」のはずがちょっと遅れ。その間駅の外に出てみました。
が、在来線側へはなぜか階段を登る変な構造。
なので南側の出口の広場でちょっと噴水とじゃれてみたり。
行きと同じハウステンボス塗装とみどり塗装の併結７８３系でした。

こんどはみどり塗装の方に乗車。
車内の雰囲気の違いを楽しみます。
先頭車が自由席なので展望を、、と３列目しか空いてませんでした。が、闇夜の疾走は感じることができました。

佐賀駅。１時間２０分で帰ってきました。
適度な散車でした。

佐賀駅 駅

ホームには唐津線・筑肥線の「ロマンシング佐賀列車」。
手軽な観光ラッピング車両。観光名所、全部行ったかなあ？

佐賀市街の夜散歩を１時間ほど。夜の商店街とか駅前大通りなど。
泊まった街は散歩するのが習慣になってます。

ホテルに帰って大浴場でのんびり。
温泉じゃないのが残念。
明日の行動の予習をして眠りにつきます。

ホテルルートイン佐賀駅前 宿・ホテル

なお、きっぷはこれ。
星印がついてますが、これは指定券発行回数。
６回までです。全部使い切りました。

観光特急はカードがどこかに置いてあります。またはアテンダントさんが配布しています。
しょっぱなの「あそぼーい」はもらうの忘れてました。
写真は帰宅時。
ふたつ星は明日の乗車です。
下の２枚はバルーンフェスティバルの絵葉書。どこでもらったのかは忘れました。