2023/06/01 - 2023/06/01
21位(同エリア266件中)
実結樹さん
この旅行記スケジュールを元に
エーゲ海クルーズを中心とした6泊9日のギリシャツアーに参加しました。
クルーズの前後に、メテオラの天空修道院と
アテネのアクロポリスの観光がセットになっています。
メテオラの麓町のカランバカに一泊し、翌日、修道院群の観光です。
一番有名なのは表紙写真の「アギア・トリアダ修道院」ですが、現存する6つの修道院の内、今回は「ヴァルラーム修道院」と「アギオス・ステファノス修道院」の2つを現地ガイドさん案内のもと入場観光しました。
前日までは雷混じりの雨という予報でしたが、カラッと晴れ上がった素晴らしい景観を堪能できました。
旅行は1に体調、2に天気ですからね・・
少しでも神に近い高所で世俗から離れて信仰生活を送るために築かれた天空の聖地は、無宗教な私には理解の域を超えた別世界でした。
旅のアウトライン
【2日目 5/31(水)】晴れ
12:30 アテネ着
19:00 カランバカ
「ホテルファミッシエデン」泊
【3日目 6/1(木)】快晴
08:45 メテオラ修道院
11:30 タベルナ「Elias Garden」でランチ
19:00 アテネ「イリシアホテル」泊
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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-
【3日目 6/1(木)】快晴
泊まった「ホテル ファミッシ エデン」はカランバカの街の東側に位置しています。
08:30にチェックアウトして、アテネから乗って来た中型観光バスでメテオラに向かいます。ファミッシ エデン ホテル ホテル
-
カランバカの中心市街地を西に進みます。
そんなに大きな町ではないので直ぐに通り抜けられます。
メテオラの奇岩群の周りをほぼ時計回りに周遊する感じでバスは進みます。 -
間もなくして右手に横長の洞窟が口を開いた奇岩が見えてきます。
メテオラの修道院の始まりは11世紀初頭といわれていますが、
岩山の洞窟には既に9世紀頃から修道士たちが祈りと瞑想のために隠遁していたそうです。
修道士(女)なんかになったら親は泣くだろうなと要らぬ心配も脳裏を横切ります (ー ー; -
奇岩の間を縫うようにして山道をどんどん上って行きます。
メテオラには30m~400mの高さのこうした岩の塔が60以上点在しています。 -
まず最初に車窓に現われたのは「ルサヌー修道院」。
「お願い、写真撮りたいから停まって~」と思っていましたが、 -
フォトスポットでちゃんと停車してくれました
-
08:45 道端には何台もの車が停まっています。
09:00~修道院の開場なので、カランバカに泊まって朝一で上って来た観光客で一杯でした。
頭上背後の修道院は③「アギオス・ニコラオス・アナパフサス修道院」。 -
15世紀~16世紀の最盛期には24もの修道院がありましたが、現在はわずか6つの修道院となっているそうです。
①メガロ・メテオロン修道院
②ヴァルラーム修道院
③アギオス・ニコラオス・アナパフサス修道院
④ルサヌー修道院
⑤アギア・トリアダ修道院
⑥アギオス・ステファノス修道院
これは④の「ルサヌー修道院」
垂直に切り立った岩の上に建っている3層建ての修道院です。
1950年以降は尼僧院となっています。
子供の可愛さも知らずに神様一筋の人生を送るんですね~ -
②の「ヴァルラーム修道院」が右手上に見えます
6つの修道院の中で①の「メガロ・メテオロン」に次いで2番目に大きい修道院。
最初の見学場所です。
エ~ッ? あそこまで上がるの??
と、一瞬ビビリましたが・・ -
直前の土産店の前でバスを降ります。
-
入場料は3ユーロ(←勿論ツアー料金に込み)
どこの修道院も統一料金です。 -
橋を渡り、
-
160段の階段を上ります。
夏場はしんどいかもしれない (^^;
いえ、今でもかなりきつかったけど・・ -
中に入ります。
何処の修道院でも礼拝堂とミュージアムは撮影禁止です。
内部のフレスコ画が綺麗でした。 -
ロングスカートを履き、スカーフまで被っている女性も多い。
男女ともに露出の多い服は御法度です。
そもそもこうした修道院でなくても、私はヒップラインや足の長さが露わになる短いトップスを着てパンツ姿になる自信は元々無いよ~ (>_<) -
スカートでない場合は有料の貸出用巻きスカートもありますが、大判スカーフ等の持参がお勧め。
(※これは次に見学した⑥の「アギオス・ステファノス修道院」に有ったものです。) -
打ち鳴らして食事や礼拝の時間を知らせる道具
-
井戸。
サングラスの女性は現地ガイドさん。 -
昔は物資や ”人” さえも滑車で吊り上げて搬入・搬出したそうです
-
それがここ
-
この網に入って引っ張り上げられました
-
搬入口
-
滑車
建築資材も同じように吊り上げて修道院を建てたそうです。
気の遠くなるような話です。
信仰の力って凄いなと感嘆します。 -
遠くに①の「メガロ・メテオロン修道院」が見えます。
手前にはロープを伝う物資運搬カート?も見ることができました。 -
入口方面を見下ろすと足がすくみます。
少しでも天に近い高所で信仰生活を送り、神様に近付きたかったんですね。 -
貯水槽
-
「ヴァルラーム修道院」の全容。
このあとMuseumを見たのですが写真撮影はできませんでした。 -
庭に出てみます
-
修道院の建物は要塞のように堅牢な感じでした
-
①「メガロ・メテオロン修道院」が見えます。
標高616mに在るメテオラで最大規模を誇る修道院。
メテオラの全修道院を統括しています。 -
ミュージアムショップを覗いて
-
階段を下りて出口に向かいます
-
入場の際は目に入らなかった巨大な岩が目の前に立ちはだかります
-
下から見上げる搬入口です
ヴァルラーム修道院 寺院・教会
-
次は、⑥の「アギオス・ステファノス修道院」に向かいますが、
途中に断崖上からのビュースポットがあるというので写真タイムです。
崖っ淵に立つ真ん中の女性は修道院見学スタイルとしては最も相応しくないお手本。
ロングスカートを脱いでささやかなる抵抗? -
3つの修道院を一度に見ることができます
赤 ②ヴァルラーム修道院
緑 ①メガロ・メテオロン修道院
黄 ④ルサヌー修道院
白◯は不明? -
10:00 ⑥の「アギオス・ステファノス修道院」です
アギオス ステファノス修道院 寺院・教会
-
この修道院は道で降車した後、階段は殆ど使わずに見学が可能です。
-
橋を渡ります。
橋の下は断崖絶壁です。
観光用に架けられたものだろうし、昔は無かったに違いない(ガイドさんに聞くのを忘れました)。
私たちが行った時はすんなり入れましたが、 -
帰る時はこの行列になっていました。
アクセスがいいからか大部分がお年寄りのようにも見えます。 -
入場料は同じく3ユーロ。
月曜休館で、開館日でも
13:30~15:30はクローズになるそうです。 -
礼拝堂やミュージアムは写真・ビデオ禁止
-
で、撮れたのは壁面のこんな看板だけ・・
-
ここにも食事や礼拝の時間を告げる板や金具が吊り下がっていました
-
展望台のある庭に出てみます。
ピンクの2本の円塔が特徴の「聖ハラランボス聖堂」はこの修道院のシンボル。
この右手の建物内に小さなミュージアムがありました。 -
よく手入れのされたお花がいっぱいの庭に在る小さな教会。
ですが内部の見学はできません。ここは
1961年に尼僧院に改築されているのでそれらしい華やかさも偲ばれますね。 -
展望台から見るカランバカの統一された街並みが綺麗。
チュウことは、麓の町からもこの修道院は見えるって事だね。 -
街の向こうに「ピニオス川」が流れます
-
ミュージアムショップ
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日本で見るより小ぶりなカラス
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痩せた仔猫ちゃんが居ました
-
10:40 修道院を後にします
-
イチオシ
メテオラの景観を代表する最も有名な
⑤の「アギア・トリアダ修道院」。
1458~1476年に建造され、
1925年に130段の階段が築造されるまではここも吊り上げ方式だったそうです。
この岩の高さは525m。
実際には行かなかったけれど道路脇の展望スポットに停車してくれて見渡しました。
「地球の歩き方」のギリシャの表紙も飾っています。 -
岩上の修道院のアップ
-
ロープを伝って物資を運ぶ運搬車
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見る角度によって雰囲気が全く違いますね
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お天気も良く、緑も綺麗で良かった (^^v
午前中だと順光だしね・・ -
これが見たくてギリシャに来たようなものなので記念に1枚。
2つの修道院を見学し、メテオラには約2時間半滞在しました。
旅行記を書いていて今発見したのですがカランバカのツーリストセンターの公式?インフォメーションが日本語で読めます。
https://www.infotouristmeteora.gr/%e8%81%96%e5%9c%b0%e3%83%a1%e3%83%86%e3%82%aa%e3%83%a9/%e3%83%a1%e3%83%86%e3%82%aa%e3%83%a9%e3%81%ae%e4%bf%ae%e9%81%93%e9%99%a2%e3%81%ab%e9%96%a2%e3%81%99%e3%82%8b%e4%be%bf%e5%88%a9%e3%81%aa%e6%83%85%e5%a0%b1/ -
東側から望んだ遠ざかるメテオラの山並み。
ほぼ右回りで周遊を終え、 -
11:30 泊まっていたホテル近くのタベルナ「Elias Garden」でランチです。
-
入って左のテラス席
-
入口
-
開店直後の店内はまだ他の客は居ません
-
前菜?は大きなピーマンとトマトにご飯と挽肉を詰めてグリルしたギリシャ料理「ゲミスタ(イェミスタ)」。
全部食べたらこれだけでお腹いっぱいになりそうだったので勿体ないですが少し残しました。 -
ハウスワインの赤(ハーフ 7ユーロ)を旅仲間とシェア
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ミニサラダ
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豚肉のスブラキ(串焼き)にはフライドポテトとライスが添えられていました。
流石に付け合わせは殆どギブアップ (ー ー; -
デザートはりんご?の赤ワイン煮 生クリーム添え
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来店した著名人の写真。
星 由里子 さん、河井 我聞 さん、恩田 千沙子 さんなどの日本人の顔ぶれも。 -
外国人はテラス席がお好き。
12:20 約50分の滞在で店を後にします。 -
再びエニシダ街道を南下してアテネに戻ります
-
午前中のメテオラは快晴だったのに、380kmも走る間には峠越えもしたりするので一時的に土砂降りも。
走行中の雨なので寧ろラッキー (^ ^v -
14:30~15:00 約2時間走って、昨日と同じドライブイン「Best Station」で30分休憩
-
エーゲ海を左手に見ながら走る時もありました。
明日はこの海で乗船です! -
16:10~16:50 アテネ市内が渋滞している時に備えてもう一度ドライブイン「オリンパスプラザ」で休憩し、
-
18:00~19:20 アテネ市内の「TAVERNA ARSENIS」で夕飯です。
その後、アテネ市内を少し遠回りしながら、 -
19:50 「イリシアホテル」にチェックインします。
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この旅行記へのコメント (4)
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- danteさん 2023/06/22 14:04:54
- 実結樹 様
- 20年前は、その場の流れで…と言いましょうか。
この時は友達と行ったのですが(阪急交通社ではありません)
お互い連休を合わすのが大変で、やっと休みが取れた時には、催行確定しているのが、
オーストラリアとギリシャしか無かったのです。で、諸事情によりギリシャになりました。
受付締め切り当日に滑り込みでした。
そんな理由で、下調べ無し(>_<) 申し込み2週間後に出発でしたし。
2月でしたので、日帰りのイドラ島・エギナ島・ボロス島でしたが、
これはこれで、とても良かったです。
今回は目的がはっきりしているので、真面目に下調べをしています。
dante
- 実結樹さん からの返信 2023/06/22 22:39:18
- Re: dante 様
- こんばんは ♪
私は、行きたい所に、行きたい時に、納得のいくお金を払って、旅行には行きたいと思っています。
普段、家で暢んびりしているので、旅行に行った時は朝から夜遅くまでビッチリ予定を詰め込んで、目一杯動きたい。
人に合わせて行った事のある場所に再訪したり、相方が行きたくなさそうな旅客先を顔色伺って提案はしたくないんです。
だから、旅友は必然的に居なくなってしまい、殆どいつも一人旅です。
でも、一人旅を覚えてしまうと(デメリットもありますが)もう元には戻れません。
女一人では飲食店にも入れないという人も居ますが、居酒屋でも牛丼屋でもラーメン店でも私は何の抵抗もありません。
実結樹
-
- danteさん 2023/06/22 01:27:55
- こんにちは!
- あっ、ここもチェックでした。
09:00~修道院の開場…私の日程も同じです。
カランバカに泊まって朝一観光。混んでいるのですね(>_<)
メテオラは20年前に行きましたが、やはりヴァルラームとステファノスで、
当時は2€でした。
3つの修道院…分かり易いように色付けして下さり、ありがとうございます。
エニシダ綺麗ですね。私は遅し…残念(>_<)
元クルーのYouTube 「ノマドエリさん」でしょうか? 私も見ています。
えっ!! アイスコーヒーは有料なのですか!?
確かに向こうの方は、アイスコーヒーを飲む習慣は無いですもんね。
別扱いになるのでしょうね。
S字フック・大判スカーフ、はい。用意しました!!
洗濯物、やってみます。
ありがとうございます!
- 実結樹さん からの返信 2023/06/22 10:41:01
- Re: こんにちは!
- danteさま
メテオラは2回目なのですね。
20年前から行かれているというのは凄い!
でも、どうしてもツアーだと重なってしまう観光地って出てきてしまいますよね。
そう、元クルーのYouTubeは「ノマドエリさん」です。
クルーズ船内の天井や壁は鉄製なので強力磁石のフックも役立つと言っていました(確かに鉄でした)。
アイスコーヒーの件は不確定情報です。
でも、部屋置きの水が有料なので有り得ない事でもないかも・・
実結樹
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