2023/02/17 - 2023/02/17
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kojikojiさん
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この旅行記のスケジュール
2023/02/17
この旅行記スケジュールを元に
「八戸市公会堂」のえんぶり公演は20分の休憩時間を挟んで後半の2つの朳具にも公演が始まります。3組目も「子供えんぶり」で青潮小学校の子供たちが演じます。基本的な構成は他の組と同じですが、印象に残ったのは恵比寿舞の男の子でした。恵比寿が吊りをする中で、一度は針に掛かった魚が逃げてしまいます。そこで魚籠の中から餌を撒くのですが、それは飴でした。まだ小さな子なので遠くまで投げられないようで、最前列の我々の手前にしか届きません。その数は数十個にもなりました。後ろに子供がいたので半分くらいは上げてしまいました。それでも残った分は夕方に行った「更上閣」で観た「お庭えんぶり」の子供たちにあげました。最後の4組目は「売市朳組」でしたが、ここの太夫は脇差を差して迫力がありました。唄の男たちも男性たちの忍者のような頭巾を被っています。基本的には同じ演目を奉納する「えんぶり」ですが、それぞれ違いがあるのも面白いです。結果的に4組をすべて見ることになりましたが、これで入場料1,000円は安すぎると思えました。公会堂を出るとすでに午後4時を過ぎていて、慌てて「更上閣」へ向かいます。※コメント欄の歌や口上は参考程度です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- JTB
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20分の休憩をはさんで後半の2組の「えんぶり公演」が始まります。3組目は青潮小学校の「子供えんぶり」からスタートします。この組は太夫が3人で、烏帽子の形から「ドウサイえんぶり」だと分かります。
八戸えんぶり 祭り・イベント
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お囃子に合わせて藤九郎を先頭に太夫が1列に並んで入場します。このときに藤九郎は「えんぶり摺りの藤九郎が参りました、前に千刈り、後に千刈り…」と口上を述べます。
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「ドウサイえんぶり」は唄も仕草もテンポが速く、勇壮活発なえんぶりです。唄の途中に「ドウサイ」という掛け声が入るのも特徴です。烏帽子にマエガミと呼ばれる五色の房が垂れており、手にはジャンギを持っています。子供とは言え巣の動きは大人顔負けです。
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「松の舞」
「えぃーと、えぃーと、舞えつけてなぁ、えぃーと、えぃーと、舞えつけて、松の舞えと囃やい」「一の枝に銭が成る、二の枝に金が成る、三の上がりの、小枝に黄金の花が、ざっくり咲いた 松かな 松の舞えと囃子やえ」 -
「あっちから見てもすくらんだ、こっちから見てもすくらんだ、四方の枝もすくらんだ、さても見事な、松かな、松の舞えと囃やえ」「千秋万秋、福のとまり、よそへはやらぬ、隣さもやらぬ、これのお旦那様、これのお旦那様さ、そろりと納めた」
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小さな女の子たちが声をそろえて口上を張り上げる姿は感動的です。小学生の学芸会なんて域をはるかに超えたプロの仕事を感じます。
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「大黒舞」
「春のはじめに福大福が舞い込んだや こら一つとせ」「日柄を選んで舞えららる 七福神のお酒盛り」「身上あがれと飲みまわす こら 二つとせ」「福神祭りのこの家は 次第に身上はあがります」 -
「宝の山へ登らるる こら三つとせ」「見事々々に重なりて 今年は豊年満作だ」「恵比寿舞うやら踊るやら こら四つとせ」「世にも知らるる弁天様 妻持ち亭主は果報なり」「大宝小宝積み重ね こら 五つとせ」
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「粋な姿の毘沙門様 兜頭巾を被らせて」「悪魔を払って舞え遊ぶ こら 六つとせ」「むつまづこの家に来てみれば 家内はそろって和合する」
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「孫、曾孫までに至るまで こら 七つとせ」「長く守ればしちふくじんの年寄り子供に至るまで」「朝の早起きわすれるなこら 八つとせ」「屋敷まわりに出てみれば 米蔵、金蔵、宝蔵」
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「家ではどんどん笑い顔 こら 九つとせ」「この程の俵を積みかさね それに大黒座らせて」「ひと打ち打てばにごにごと こら 十とせ」「年の初めの若恵比寿 松の小枝に座らせて」「大鯛、小鯛を釣り上げて こらだいとこせ お重ねあげますお喜び さあ何よりも目出度いとな」
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「中の舞」
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「喜び舞」
「さぁさぁこの拍子に舞いで来て、何を舞ったらよかろうな、何を舞っても喜びだ、喜び舞いとも囃せな」「とざい、とうざいとはだまれのこと、おいえのお旦那様のおくのまを はいけんいたしますれやぁ、からきの板にかいたる絵こそなぁ おもしろきけり」 -
むかし千年かば義経ごはっこうのとき 那須与一宗隆は、とうねんとしつもりで十七さい 弓ひき名人とは きこえきり はりを立てればなぁ はりめじいり くしを立てればなぁ くしがたいり さぁ天とぶとりのまなこいり おおぎを立てればかなめいり」
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おおぎのかなめをばぁ 弁天さんの前に これこそめでたい 喜びだ 喜び舞いとも囃せな」
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「千秋万秋(せんしゅばんしゅ) 福のたまり よそへはやらぬ これの旦那様に どっさり納めた 喜び舞いとも囃せな」
舞が終わると全員が整列して号令がかかり、「礼!」と挨拶するのが可愛らしいです。 -
「えんこえんこ」
銭太鼓(ぜにだいこ)という鈴とお金をつけた輪を持ち、囃子と「めでためでたの若松様」で始まる唄に合わせて踊ります。 -
銭太鼓(ぜにだいこ)とは島根県の出雲地方に古くから伝わる民俗的なリズム楽器で、「銭の鳴る音」を利用して踊りの伴奏に使用するものです。竹筒型とタンバリン型に分けられ、島根の「安来節」の際に用いられるのが竹筒型で、えんぶりでつかわれるのはタンバリン型です。
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揃いの半纏を着た女の子たちの可愛らしい踊りです。
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今回の写真ではどこも撮影は可能で、中にはSNS等にあげて「えんぶり」を広めてほしいという案内もありました。写真を撮りながら4トラベル用に扇などで顔の隠れた写真も残しておきました。
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「恵比寿舞」
市場っ憫笑に残ったのがこの男の子の恵比寿舞でした。まだ小学1年生か2年生くらいだと思います。恵比寿は一度竿に掛かった魚を逃してしまいます。二度目は腰の魚籠から撒き餌を出すのですが、それはキャンディーでした。 -
キャンディーを海に見立てた観客席にバラまくのですが、遠くまで投げられませんそのほとんどが最前列に座っている我々の頭の上に飛んできます。拾ってみると30個くらいありました。これは後ろの席に座っていた子供たちに配りました。
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「さぁさぁこの拍子に舞いで来て、何を舞ったらよかろうな 何を舞ってもおいびすだ、おいびすまいとも はやせなー」「とざい、とーざいとは、だまれのことーおいびすさんごじさんの、西宮へとわたらせたもうー 千年たったるせんの木に 万年たったる松の木に 九百九十九年たったるくすの木なんぞで船をはぎー 船のおもてには、春日明神立ちたもう ともには船主明神立ちたもうー」
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「おいびすさんごじさんの、つりざおは しんちく、めいちく、かんちく、三本のつりざおなりー きぬの糸をば、さおに くるり くるくるとまきつけ 船にはどっかと 足をかけ、沖をたいたいと見てやれば あちらこちらは せんばなみー」
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「大だい小だいは、どっぷかっぷとはねまわり はねまわる姿をみてやれば、みればみるほどおもしろしー いやなんといっても おいびすだ おいびすはままで まいろうかー」
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「おいびすはまはここらかな、おっきな岩にこしかけて 沖をぐるりと見てやれば
たいか、すずきか、あぶらめか、そいか おっきなものに そえない えんばをつけて、つりあげてみせましょう ここらがよかろ えんばをとられた えんばをかえて つりあげてみせましょう こんどはよかろ」 -
「あっ、おっきなものがつれた、わきの下にかいこんで にこにこわろたー あっ、よそへはやらぬ、となりさんもやらぬ これの旦那様に どっさり納めた これこそめでたい おいびすだ おいびすまいとも はやせなー」
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「摺り納め・畔止め」
「オートヤイ クロ止めて申すたり ヤイ これの御旦様の御田と申せば 水持ちもよし おさなみもよし 今日のそうどめこ ヤイ 誰々参って候 ヤイ 鶴子に 亀子 シダイの松子等アイ(ドウアヤイ)」 -
「おうらじもひがず こらずもひかず 四方角(スミ) 四肢十文字に植いて候 ヤイ ねずみ穴からも ケラムシ(ケムシ)穴からも 少しも水も通らぬ様に すっぽりとクロを止めて申したり ヤイ」
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小学生とは思えない摺りの迫力です。
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この子たちも地元の朳組に入って八戸のえんぶりを支えていくのでしょう。
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最後に全員が並んで「礼」をして、下手に去っていきます。そして入れ違いに次の朳組が入場してきます。
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最後の4組目は「売市朳組」です。旗持ちの人が現れただけで、今までの朳組と違った雰囲気です。頭巾姿の忍者のようないでたちです。
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太夫は3人で真っ赤な牡丹の花からも「ナガえんぶり」だと分かります。
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ゆっくりとした所作に子供たちの太夫とは違った歴史の重みを感じます。この「平内えんぶり」は七拍子で、動作が悠長でなだらかな古いえんぶりの型である「ナガえんぶり」を伝承しています。
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創始者とされる百目木安太郎が伝えた笛の「七拍子」が現在も継承されています。右手に鍬台(カンダイ=田畑を耕す鋤の柄)を手にしていますす。さらに腰に刀を差しているのも特徴です。明治にえんぶりが再興され、えんぶり組同士のもめごとを取り締まるために取締組が置かれ、その取り締まり組にだけ帯刀が許されたのが始まりだそうです。
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唄方は頭巾を被り覆面までしています。
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円状に並び「正月のお祝いに~」で始まる唄と太鼓に合わせて舞います。中でも藤九郎の「大振り」と呼ばれる動きがダイナミックです。
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えんぶりをするのは主役の藤九郎とナカグロとクロドメの3人の太夫です。朳をかたどった杖の先の金輪の「ナリゴ」がジャン、ジャンと鳴ります。太夫はナリゴと扇と豆絞りを手に、烏帽子が地面につきそうなほど低く身をかがめて頭を激しく振りたてます。
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この太夫の決めのポーズはカッコよかったです。鳴子板と金輪を付けたタイプのジャンギの根元には奉書と若松が結ばれています。
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プログラムでは「平内朳組」でしたが急遽「売市朳組」に変わったのでこの優雅で迫力のある台頭した太夫を観ることが出来ました。そして数あるえんぶり組の中で唯一売市朳組だけが藤九郎の烏帽子には牡丹の花がついていません。
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以前中国の貴州省を旅した時に出会った少数民族に巴沙族という方々がいました。この方々は狩猟民族なので、唯一鉄砲を持つことが許されている民族でもあります。一度成都で中国の55の少数民族が集まる集会があり、彼らは正装してライフルを持って空港へ行き、大問題になったそうです。最後の侍のような売市朳組の太夫を見てそんなことを思い出しました。
巴沙族:https://4travel.jp/travelogue/10354912 -
「松の舞」
この組はこの日出演する子供たちの数が少なかったです。元々なのか急遽出演が決まったからかは分かりませんが、1人何役も演じるので衣装がまちまちです。 -
「えぃーと、えぃーと、舞えつけてなぁ、えぃーと、えぃーと、舞えつけて、松の舞えと囃やい」「一の枝に銭が成る、二の枝に金が成る、三の上がりの、小枝に黄金の花が、ざっくり咲いた 松かな 松の舞えと囃子やえ」
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「あっちから見てもすくらんだ、こっちから見てもすくらんだ、四方の枝もすくらんだ、さても見事な、松かな、松の舞えと囃やえ」「千秋万秋、福のとまり、よそへはやらぬ、隣さもやらぬ、これのお旦那様、これのお旦那様さ、そろりと納めた」
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1人小さい子がいて、まだまだ初心者のようです。同じ衣装を着たお兄ちゃんの真似をしている姿が可愛らしいです。
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「えんこえんこ」
銭太鼓の音がシャンシャンと楽しげです。最前列で良かったと思います。 -
ちょっと飽きてしまったようです。
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「よろこび舞」
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今年の「えんぶり」の最年長は83歳のおじいさんでしたから、まだ80年くらい修業が出来そうです。
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「大黒舞」
「春のはじめに福大福が舞い込んだや こら一つとせ」「日柄を選んで舞えららる 七福神のお酒盛り」「身上あがれと飲みまわす こら 二つとせ」「福神祭りのこの家は 次第に身上はあがります」「宝の山へ登らるる こら三つとせ」「見事々々に重なりて 今年は豊年満作だ」 -
「家ではどんどん笑い顔 こら 九つとせ」「この程の俵を積みかさね それに大黒座らせて」「ひと打ち打てばにごにごと こら 十とせ」「年の初めの若恵比寿 松の小枝に座らせて」「大鯛、小鯛を釣り上げて こらだいとこせ お重ねあげますお喜び さあ何よりも目出度いとな」
だんだん口上が聞き取れるようになり、その意味も分かってくると楽しさも増します。 -
「恵比寿舞」
「えぃーと えぃーと 舞いづけてなぁ」「えぃーと えぃーと 舞いづけて」「お恵比寿舞えとは囃やい」「お恵比寿さんと云う人はなぁ お恵比寿さんと云う人はなぁ」 -
「浜に下がるときゃ 釣り竿担いで」「この拍手にかんまいだ」「おおきな岩に腰を掛け 辺りをキロと見いたれば」
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「鯛か 鱸か 鱒か ようか 大きなもんが跳ねているよ」「えんばかけてな 釣り上げて見せましょう」
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「どこらが良かろう ここらが良かろう 大きなもんは わんぐどけぇ」「なんぼ締めてもしだいに来ねぇなぁ 大きなもんにゃちがいねぇ」「今度こそよかろう 今ならよかろう」
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「えぃーと えぃーと 釣り上げて わきの下にかいこんで にこにこと笑うた」「お恵比寿舞えと囃やえ」
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「釣った鯛おば 誰に譲るべな 譲るべき人はない」「これはお旦那様の お汁草に
召っされたじゃ お恵比寿舞えと囃やえ」 -
「千秋万秋 福のとまり よそへはやらぬ 隣さもやらぬ」「これはお旦那様 これはお旦那様さ そろりと納めた」
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おおきな鯛が釣れました。この子が魚籠から投げた飴も大量に拾うことが出来ました。この時のキャンディーは夕方から観に行った「更上閣」の「お庭えんぶり」の子供たちに配りました。
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太夫の摺りも魅力ですが子供たちの「大黒舞」や「恵比寿舞」には惹かれます。
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「金輪切り」
六丁の金輪を組み合わせて、口上とともに、机や大皿などいろいろなものを作る手品です。 -
「摺り納め」
「これの旦那様はヤイ いま栄えるドーサイ 四方の隅にヤイ 蔵立ててドーサイ 俵の口をヤイ 揃いてドーサイ てっちらしょうとヤイ 積んだれば(ハァーヨイワサーアサ―コレャコレャ)」 -
「門の曲師はヤイ ヨイ曲師ドーサイ 入れてこじたりヤイ 叩いたドーサイ おぅ~じゃくじゃくとヤイ 叩いた(ハァーヨイワサーアサ―コレャコレャ)」
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「松摺りのヤイ 藤九郎殿ドーサイ 摺りしな寄せたヤイ 摺り寄せたドーサイ 諸国の宝ヤイ 摺りよせた」
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「畔止め(くろどめ)」
「おーいこら これやこれやのお旦那様の御田は おさなみも良う御座ります 水持ちも良う御座ります これやこれやの お旦那様の御田に誰々は行って植えて申したれや 鶴子に亀子に千鶴子 万歳子 ちょうほうこうに なんばんこー てっぴら茶釜のとびじゃっこ」「おら隣の福太郎 かがぁ迄も ちょろりちょろりと入って植えて申したれた」 -
「上畔から下畔まで 水も通さんように すっぽりこうと申したれや 合わせ畔と云うものもある あーらじも引かず こらじも引かず 四方四角 四つの又の如くに植手申したれや これやこれのお旦那様の 御奥に参ろうや さらば年寄りたちも立ち寄って 畔止め仕る」
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午後1時から始まった「えんぶり公演」は終わったときは午後4時過ぎでした。途中退出も考えていましたが、面白くて最後まで観てしまいました。
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太鼓と笛と手びら鉦の演奏も舞台から捌けていきます。
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3時間にもわたる長い公演でした。これで入場料1,000円(前売り)は安すぎる気がしました。屋外で見ると思っていた「エンブル」なので、劇場で観るのはどうかと思いましたが、最高に面白かったです。
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最前列が「恵比寿舞」を楽しめるのでお勧めです。次は午後5時からの「更上閣」での「お庭えんぶり」です。場所が離れているので急がなければなりません。
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