
2023/01/21 - 2023/01/21
200位(同エリア334件中)
kojikojiさん
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2009年の夏に送られてきたクラブツーリズムのパンフレットにあった「青森ねぶた」と「五所川原の立ねぶた」と「仙台七夕」の見学ツアー2泊3日が29,980円という格安の料金でした。都内からバスで往復するのと宿泊が八戸という弾丸強行ツアーでした。祭りはそれぞれ楽しく、初めて見たねぶたには感動しました。宿泊した八戸のワシントンホテルの近くにはいくつもの横丁があり、深夜から2晩連続で通いました。その横丁のお店で「えんぶり」について初めて教えてもらい、いつか行ってみたいと思うようになりました。コロナ禍になって日本国内を旅するようになっても、お祭りはなかなか再開されずにいましたが、ようやく2023年は「えんぶり」も開催されます。そこで考えたのが三沢の「星野リゾート 青森屋」に2泊するフリープランのツアーです。JRで八戸まで往復とホテルの宿泊のシンプルなツアーですが、自由時間内で「えんぶり」を見学できる日程で予約しました。ホテルの食事を考えると夜に開催される「お庭えんぶり」を観ることは出来ないのですが、公会堂で開催される「えんぶり公演」のチケットは押さえました。いろいろ調べるうちに「国立劇場」で1月23日だけの「祭りの四季」の公演があることを知りました。国立劇場が出来た1966年に父と文楽を観に来た記憶は5歳の時のことでしたが、鮮明に覚えています。夜遅くて眠くなったことも。それ以来の「国立劇場」ですが2023年9月で閉鎖されると知って寂しくもあります。さて妻を誘うの出ればランチもご馳走しなければならず、「春帆楼」でフグを考えましたが、土曜日のランチは無く、「赤坂プリンスクラシックハウス」で食事している時間もありません。ということで「四川飯店」で麻婆豆腐と担々麺を食べることにします。妻は陳健一の麻婆豆腐を何度か食べて、成都の「陳麻婆豆腐店」も食べて以来上手にその味を再現してくれるので楽しみにしていました。少し甘みもありますが花椒も効いていて美味しかったです。「国立劇場」の小劇場はほぼ満席でした。目的は「えんぶり」でしたが、説明もありパンフレットにも詳しい口上なども書かれてありとても勉強になりました。これで予習はばっちりです。それ以外の演目も良かったですが、やはり「えんぶり」が一番だったので旅の機体が膨らみます。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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自宅の最寄り駅から地下鉄に乗って麹町駅までやってきました。平日は混雑している駅も土曜日の午前中は空いています。ここには「そごう西武」の本部があったのでよく通いました。
麹町駅 駅
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プリンス通りを下ると懐かしい「赤坂プリンスクラシックハウス」の前を通りがかります。ここは63年前に両親が結婚式と披露宴を開いたところで、披露宴を開いた部屋は「ラ・メゾン・キオイ」というレストランになっています。
赤坂プリンス クラシックハウス グルメ・レストラン
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内装も変わっていないので古い写真と見比べてみるとマントルピースや壁の仕上げなど驚くほどそのまま残されています。
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昨年の1月に弟家族を招待して食事会をしました。残念ながら両親はすでに他界していて、その披露宴に参加していた人のほとんどが鬼門に入っています。
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また近いうちに食事に来たいレストランの1つです。ランチは料理も美味しく、しかもコスパの非常に高いお店です。今回は時間も合わないので選択できずに残念です。
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感傷に浸っていたら妻に置いて行かれました。さっさとビルに入って行ってしまいます。この日のランチは「赤坂 四川飯店」です。麹町の駅から電話しておいて良かったです。この辺りは土曜日の午前中に歩いている人は皆無ですが、この店だけはすでに満席でウェイティングが3組ほどいらっしゃいました。
赤坂 四川飯店 グルメ・レストラン
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妻が電話してくれたおかげで名前を告げるとすぐに席に通されました。平日はお手頃なランチメニューもありますが土日にはありません。なのに店内は異様なほど混雑しています。まだ午前11時30分です。
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NHKの世界わが心の旅「中国・四川 父から授かった麻婆豆腐 旅人 料理人 陳建一」という番組で陳健一が父の陳健民の故郷である四川省の宜賓(ぎひん)を訪ねる番組が心に残っています。
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現在は3代目に変わっているようですが、麻婆豆腐は美味しかったです。妻は何度か陳健一の麻婆豆腐を食べ、中国の成都の「陳麻婆豆腐店」でも食べているので本場に近い味を再現してくれます。美味しい料理を作ってもらうには美味しいものを食べてもらうことだと思います。
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担々麺を注文したら気を利かせて最初から半部づつに分けてもらえました。こういったサービスは嬉しいですよね。札幌グランドホテルでも同じようなサービスをしてくれたことを覚えてきます。
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午後に眠くならない程度にビールを何本かいただいていい気分です。お店の方に「観劇楽しんできてください。」と見送られて店を後にします。
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ポカポカ陽気の日で良かったです。最高裁判所の裏側を曲がって「国立劇場」に向かいます。
最高裁判所 名所・史跡
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「国立演芸場」の脇を通り抜けます。
国立演芸場 名所・史跡
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初代国立演芸場さよなら公演「第526回花形演芸会」が開かれていました。ここでもさよなら公演ですね。
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思い返しても落語などを観に行った記憶がありません。一度くらい見に来ても良いかと思います。値段も2,100円とお手頃です。
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父が歌舞伎や文楽などが好きだったこともあって、子供の頃は歌舞伎座にもよく連れていかれました。ストーリーもあまりわからずに退屈なこともありましたが、60歳を過ぎても「道成寺」の場面などを覚えているので楽しかったのかもしれません。
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「鏡獅子」を見ると平櫛田中の彫刻を連想してしまいます。「鏡獅子」は歌舞伎の「春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)」の略称で、正月の鏡開きの余興に手鏡を持って腰元が踊ると、その獅子の精にひかれて花道へ引っ込みます。そして後段で能衣装に歌舞伎式隈取りの顔で獅子が花道から出るというものです。
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6代目尾上菊五郎を写した彫刻を始めて見たのは昭和50年くらいの「京都国立近代美術館」ででした。毎年の夏休みに兄弟3人で京都の祖父母の家に1カ月ほど預けられていた頃のことです。その時の感動は今でもよく覚えています。
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ようやく「国立劇場」の正面までたどり着きました。巨大な正倉院の校倉造りの建物といったイメージです。ここへ初めて来たのは6歳くらいだった昭和42年の1967年頃だと思います。
国立劇場 名所・史跡
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夕方の遅い時間だったので、この建物自体が暗くて怖かったことを覚えています。演目は文楽でしたが、普段は人形劇団プークに連れて行ってもらって嬉しかった子供が木偶を見ても楽しくなかったような気がします。
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ただ、少し右側の薄暗い座席から明るい舞台を見上げたこと、黒子のおじいさんの姿などは鮮明に覚えています。今から思えば小劇場の方だった気がします。
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55年前の記憶が蘇ってきます。この建物も今年の10月には57年の幕を閉じ、建て替え工事が始まります。
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この姿を見るこtが出来るのも残り9カ月ほどになります。今回「えんぶり」を観るのが目的とはいえ、最後に「国立劇場」へ来ることが出来てよかったと思います。
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劇場の入り口はまだ新春の雰囲気が残されています。予約してあったチケットはチケットセンターの券売機ですぐに発券できました。大劇場の開場と時間がずれているようで、混んでいなくて良かったです。
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大劇場の開場が始まると入り口はこのとおり閑散としています。外国人の方の姿が多かったのには驚きました。
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初春歌舞伎公演「通し狂言 遠山桜天保日記-歌舞伎の恩人・遠山の金さん」という演目なのも受け入れやすいのでしょうか。
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ようやく開場の時間になりました。
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「文楽(去年の秋)」作者の奥沼土牛の依頼によって文楽人形遣いの吉田文雀が東京公演のたびにアトリエを訪問してモデルをつとめました。この作品の人形は「艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)」のお園です。
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「ひらかな盛衰記(笹引の段)」笹引きは10年に1度くらいしか上演されない演目だそうです。松右衛門を吉田玉男、お筆を吉田文雀が遣っています。
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1月もだいぶ日が経ちましたが、まだお正月の雰囲気が残っています。
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今回の「祭りの四季」は4つの祭りを春夏秋冬に見立て、春は「八戸のえんぶり」、夏は「沖縄のエーサー」、秋は「江戸の里神楽」、冬は「天津司舞」です。
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どれも違いがあり桃白かったですが今回の目的は「八戸のえんぶり」でした。今回演じるのは大久保えんぶり組でした。八戸に30数組あるえんぶり組の1つですが、非常にグレードの高いものでした。この後の2月中旬に三沢の「青森屋」に宿泊して、2日間えんぶりを堪能しましたが、御前えんぶりの披露でもこの大久保組が演じていました。
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途中休憩をはさんで4時間近い公演でした。表に出るとさわやかな空気が気持ちよかったです。
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すっかり周囲は暗くなっていました。子供の頃に父とここへ来た時もこんな時間だったことを思い出します。
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帰りがけに大劇場のロビーを覗くと平櫛田中の「鏡獅子」が見えました。この作品を初めて見たのは50年近く前の京都でした。夏休みに京都の祖父母宅に預けられていた時に叔母に連れられて「京都国立近代美術館」で開催されていた平櫛田中展でした。その時の衝撃は今でも覚えています。
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地下鉄の永田町駅に向かってぶらぶら散歩します。ちょうど日が暮れる美しい時間帯でした。
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12月で一度中断された全国旅行支援が1月になって再開され、今年は東北の冬の祭りを旅することにしています。手始めに秋田の2つの祭りと、その後に八戸のえんぶりです。そんな旅の予定に話が弾みます。
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20数年前のことですが、妻が企画したニューヨークの商業施設の視察ツアーがありました。その時のプロジェクトの担当全員で行く予定でしたが、クライアントから1名残るように言われ、1人で留守番することになりました。その時のニューヨークの宿泊先はキタノホテルだったので、ホテルの前でそんなことも思い出して話題になりました。以降ニューヨークに行く機会はありません。
ザ キタノホテル 東京 宿・ホテル
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