2022/12/28 - 2023/01/08
2213位(同エリア2471件中)
RiEさん
旅行8日目、後編。
厳島神社と隣接する大願寺を参拝した後は、806年に弘法大師が開創したと伝えられ宮島最古のパワースポットとして知られている“宮島弥山 大本山 大聖院”へ。仁王門を潜ると石段の手摺には1回転させるごとに1回読経したのと同じ功徳を得られるチベット仏教仏具の摩尼車が設置されていて、指先で触れて回しながら進んでいった先に寺院のアミューズメントパークと表現したくなるくらい多くの参拝スポットがあり、それぞれのインパクトも強烈で独特の世界観と初詣客の熱気に圧倒されっぱなしだった。
干潮時刻が近くなったので厳島神社の大鳥居まで戻ると、潮が引いた場所に道が出来ていて距離がぐっと近くなり、大鳥居のどっしり構えた威厳ある姿を鑑賞できた。
商店街は歩くのもままならないくらい人で溢れていて、14:30近くなってもどの店もランチ行列が途切れる気配が無いから危うくランチ難民になりかけたけど、宮島でどうしても牡蠣料理が食べたくて覚悟を決め並ぶ。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 船 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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正午を回っていたけど先に観光を済ませたくて、民家の間のゆるい坂を進んでいく。
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民家が途切れて弥山の麓付近になると鹿が姿を現すようになった。
フェリーターミナル付近で見かけた鹿よりも人間に無関心で、野生に近いように見える。 -
これから向かうのは、806年に弘法大師が開創したと伝えられ宮島最古のパワースポットとして知られている“宮島弥山 大本山 大聖院”。
看板を見るとどう見て周って良いか迷うほど御堂の数も仏像の数も多いし、弥山の地形に合わせて造られているようで配置が複雑だったけど、これだけの規模で拝観料無料なのに驚いた。 -
ほとんど水の無い川に架かっている石橋を渡る。
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【仁王門】
2体の仁王像が睨みをきかせている大聖院の入口である仁王門が見えてきた。アミューズメントパークのように見どころが多くて入り組んでいる:大聖院 by RiEさん大聖院 寺・神社・教会
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【大般若経筒】
その先は御成門まで長い石段が続いており、上り階段と下り階段を分ける中央の手摺には三蔵法師がインドより持ち帰った経の大般若経筒(600巻)の摩尼車が設置されていて、指先で触れながら回せば無量の福が得られるのだそう。 -
【五百羅漢庭園】
階段を上りながらふと左側を見ると随分低い場所にも石段があり、形状に沿って無数の仏像が並べられていた。
時々赤い手編みのニット帽を被っている仏像もいて、最初は小さな地蔵かと思ったけどこの像たちは悟りを開いた500体の羅漢像だそうで、初っ端からインパクトがすごい。 -
そして御成門手前ではニット帽を被るアンパンマン像も待っていて情報が多く、混沌としてあまりの日本の寺院らしくないなと思ったけど、大聖院は真言宗御室派の大本山であり、関西屈指の名刹ということを忘れてはいけない。
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【御成門】
拝観料の窓口がありそうな立派な御成門だけど、そのまま入ることができる。
大聖院は鳥羽天皇の勅願道場として、また明治天皇が中国地方を巡幸する際の行在所として歴代皇室との関係も深いだけじゃなく、平家一門・足利将軍家・豊臣秀吉・伊藤博文などの歴史上の偉人や、2006年には第14代ダライラマ法王も大聖院に足を運んでいる。 -
【勅願堂】
御成門から真っすぐ参道を歩いて行くと正面にあるのが本堂の勅願堂。
鳥羽天皇の勅願道場として建設されたれた御堂で、天皇の願いである国家鎮護・皇室繁栄を願う儀式をするのが勅願道場だったと伝わる。
そして豊臣秀吉が全国統一を果たした後、2度に渡って行った朝鮮出兵の1回目:文禄の役の際に秀吉の御身仏として波切不動明王像を、海上安全と戦勝祈願のために軍艦船:宝丸に乗せたそうで、その不動明王像が勅願堂に安置されて本尊として祀られている。
ちなみに大聖院は明治時代に火災で全焼しているため、現在の建物は明治以降に再建されたものばかり。 -
【十六善神】
勅願堂の階段の左右に配置されているのは大般若経を守護する十六善神と、大般若経に関わりの深い常啼菩薩・法誦菩薩、玄奘三蔵・深沙大将の合計20体。 -
勅願堂は靴を履いたまま見学できるようになっていて、入口正面に安置された本尊の波切不動明王像を囲むように千体不動と呼ばれる千体の不動明王像が安置されており、波切不動明王像の背後には眷属童子である三十六童子像が控えていた。
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【観音堂】
勅願堂から参道を少し戻ると観音堂がある。
観音堂は境内で最も大きな建物なのと、明治維新後の神仏分離までは厳島神社の本地仏だった行基作:十一面観世音菩薩を安置していることから、こちらを本堂と思ってしまう人も多いみたい。 -
靴を脱いで観音堂に上がると、観音堂地下にある戒壇めぐりの入口階段があった。
戒壇めぐりとは真っ暗闇の中、壁を触りながら手探りで前に進んで行く胎内めぐりのことで、参拝客は多いのに誰も下りて行かないから私もパスして堂内へ。
正面には十一面観音菩薩が安置されていて、その右側には弥勅堂があり金色に輝く弥勒菩薩像が祀られていて、チベット仏教との交流の際にチベット僧によって作られた砂曼荼羅も見ることができる。 -
右の建物が観音堂で、左の少し高い場所にあるのが魔尼殿。
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勅願堂右横の参道に沿って歩いていると…
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様々なサイズで多彩なポーズをとった地蔵たちが苔の森に並べられていて、タイ北部の寺院っぽさを感じる。
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正面にも階段があるけど参道右に伸びる階段があり、その手前にはからす天狗の巨像が待ち構えていた。
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【三鬼大権現祈祷所 摩尼殿】
この石段も手摺部分が摩尼車になっているので回しながら上がっていくけど、仁王門からのびる手摺のよりも大きいため指先だけじゃ回せなかった。
摩尼殿には弥山の守護神である三鬼大権現が祀られていて、健康・長寿などを願う参拝者が多く訪れる。 -
今にも飛び出しそうな獅子や龍の躍動感ある木彫りの軒下で靴を脱いで入ると、魔尼殿内陣では新年初祈祷祭が行われており、畳に正座して一緒に読経する人たちで一杯だった。
通路には2階も見学できると案内が出てたので左の通路を進み、段板が小さくて狭い急階段をのぼっていくと… -
2間続きの部屋があり、奥の部屋は黄金の阿弥陀仏像が整然と並んだ魔尼殿菩提所になっていて、窓から隣接する観音堂が見下ろせた。
2階では阿弥陀仏千体を安置して奉納施主の永代供養を奉修している。 -
【愛染堂】
魔尼殿の向かいに建つ愛染堂には、愛欲にまつわる煩悩を救って悟りの方向に導く愛染明王像が祀られていた。 -
【薬師堂】と【包丁塚】
薬師堂には薬師如来像を囲うように眷属である十二神将が安置されていて、その横には毎年3月8日に使えなくなった包丁の恩恵に感謝して包丁を供養する塚が建てられている。 -
参拝ルートがよく分からないので摩尼殿前の階段を下りて、勅願堂右横参道から真っすぐ続く石段(写真左の石段)を上っていこうとしたら、石段が左右に分かれている手前スペースに、金色の札束を抱える守銭奴のような表情をした像が置かれていて気になる。
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【十二支地蔵】
石段をのぼった先には厄払いの功徳があるという十二支の各地蔵が順に並べられていて、それぞれ干支の動物を従えている。
今年は卯年なので卯地蔵が人気だったけど、よく見るとウサギの顔が怖かった。 -
【四国お砂踏み道場 遍照窟】
十二支地蔵の向かいには石造りの壁で覆われた入口があり、人が次々に入っていくのでつられて中へ。 -
天井にはビッシリと灯りが吊るされているのに中は薄暗く、読経の声が響き渡っていて独特の雰囲気が感じらえた。
場所としては大師堂の真下にあたる。 -
整然と並べられた無数の仏像に驚きつつも、中央奥には胎蔵界大日如来・金剛界大日如来が鎮座していて、目が慣れてくると様子がわかるようになってきた。
最初は「お砂踏み巡拝」から始まって、ここの床には四国八十八カ所の寺院の砂がプレートに入れられおり、内部を一周すると四国八十八カ所をお遍路巡りしたのと同じ徳が積めるそうで、少なくとも2ヶ月かかると言われるお遍路巡りが、大聖院なら数分程度で完了するハイブリッドなシステム。
そのまま通路沿いに進むと自分の干支に合わせて参拝する「干支守り本尊」があり、最後は亡くなった後に初七日から三十三回忌まで供養に導いてくれる「十三仏の仏様」を参拝して、残りの「お砂踏み巡拝」をしてから外に出た。 -
石段を上って遍照窟の上へ。
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【大師堂】
大聖院の中で最も高い位置にある大師堂では弘法大師空海を祀っている。 -
大師堂の脇にまわると、大師堂を囲うように「家内安全」「身体健康」などの願い事と奉納者の名前が刻印されたプレートの上に、ミニマムサイズの弘法大師空海像が整然と並べられていた。
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大師堂の真裏に当たる位置の壁には平成の一願大師なで仏と、手前に大きな五鈷杵が置かれていてプチ行列が出来ており、参拝者は手を合わせた後そっと撫でていた。
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帰路はユニークな像を探しながら階段を下りて行く。
大聖院は見どころが多すぎて予想以上に時間が掛かり、ポイントだけ抑えてもたっぷり1時間半かかってしまった。 -
厳島神社前まで戻ったときには、時刻は既に13:30を過ぎていて干潮が進んでおり、砂浜を歩く人でにぎわっていた。
厳島神社 寺・神社・教会
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私が参拝していた時は、平舞台から迫り出した先端部分である火焼前まで海水があったけど、今は砂地が見えていて何だか不思議な光景。
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干潮とは言え地面の凹凸に海水が残っているため、足元がぬかるんでいるからスニーカー以外厳しいだろうなと思っていたら、チャンキーヒールをズブズブ地面に刺しながら大鳥居に向かっていく強者がいた。
大鳥居に向かって行列ができていたので近づいてみると… -
イチオシ
大鳥居から直線状に伸びている範囲だけ干潮の道が出来ており、ここは早くから水位が下がったせいか歩きやすかった。
ちなみに並んでいる人の目的は、大鳥居をバックにした記念撮影。 -
ズームレンズで近づいてみると2時間程度の間に随分水位が下がったことがわかる。
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干潮の道が現れたときの大鳥居の方がより神聖な存在に見えた。
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イチオシ
まだ根元まで完全に露出していないため、大鳥居に近づけば近づくほど海水が残っている。
ここまで近づく人はズンズン靴を気にせずに進んでいくか、島のようにポツポツ姿を現す砂地をジャンプしながら距離を縮めていた。 -
厳島神社に向かう前に見た石灯篭前の階段を上ると、私の靴は4cmの高さまで防水仕様だからと気にせずに海水を歩いたせいか、トレッキングシューズのつま先がドロドロだったので干潮の道を歩きたいなら汚れても平気な靴がオススメ。
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イチオシ
本日の干潮は13:50で、この写真はその5分前。
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厳島神社に向かう時は海沿いの通路を歩いたけど、ランチ先を探しがてらフェリーターミナルに戻りたかったので、その1本内側の宮島表参道商店街へ。
すれ違うのもままならないほど人で溢れかえっていて、名物の穴子や牡蠣が食べれる飲食店はどこも大行列だし、食べ歩きできる軽食も込み合っていて前に進むだけでも一苦労だった。
宮島口まで戻ってから食べることも考えたけど、折角なら宮島で広島名物を味わいたいと思いつつ商店街の端まで歩いてしまった。3が日を過ぎても歩くのがままならない程混雑していた:宮島表参道商店街 (清盛通り) by RiEさん宮島表参道商店街 (清盛通り) 市場・商店街
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ランチ難民を避けるため少し戻ってみると、店前に人だかりはあるけど行列ができてない“御食事処 たち花”を発見。
店内を覗いてみたところウェイティングリストも3組目だったので、空腹も限界だし名前を書いて待つことにした。たち花 グルメ・レストラン
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結局着席できたのは14:30だったけど、店前に行列が出来ていないせいか直ぐに案内してもらえると思って入ってくる客が絶えることはなく、引っ切り無しにドアが開閉して慌ただしい。
店内は座敷とテーブル席がある昔ながらの食堂を思わせる懐かしい雰囲気で、Menuはテーブルに挟み込まれていた。 -
【賀茂鶴 熱燗】500円
【賀茂鶴 梅酒水割り】350円
【ポテト】300円 -
【焼き牡蠣 6個】1400円
殻を開けるとスープがタプタプ! -
身がプリプリで、とても美味しかった。
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【牡蠣の天ぷら 4個】700円
衣はふわふわ・牡蠣はトロトロの食感で塩と麺つゆが選べたけど、塩で食べると旨味が凄くて、私は塩がお気に入り。
合計:3750円。 -
帰路もJR宮島フェリーターミナルを利用する。
宮島側のフェリーターミナルにしか改札口が無いため、復路は乗船前に支払う。 -
15:20発のフェリーに乗船。
宮島フェリー 乗り物
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往路は風がものすごく強くて寒いので、甲板に出ている人は少なめだった。
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最後に厳島神社の大鳥居を見納める。
厳島神社 寺・神社・教会
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15:36宮島口フェリーターミナルに到着。
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下船した人の多くが一斉に広電宮島口駅を目指すから、自然と周りに合わせて早歩きになる。
広電宮島口駅 駅
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広島行きの電鉄が停まるホームはあっという間に長い行列ができ、満員なので立ち位置確保も大変なくらいだった。
この新しい車両の電鉄は降車するとき・乗車するときに翳す簡易タッチ機械がそれぞれ異なるらしく、「ピッ!」と音がせず不思議そうな顔をする人や何度も試す人がいる度に、地元の人が親切に教えてくれてたけど正直わかりにくい。 -
16:42に電停:八丁堀で下車し、デパ地下に寄って夜ゴハンを調達する。
広島電鉄 (電車) 乗り物
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太陽が傾き始めて広島繁華街のビルが染まり、夜の帳が下りるのを眺めながらHOTELに戻る。
5泊した広島市も今夜が最後、明日からは東に少し拠点を三原に移動して尾道に日帰りで遊びに行く予定。
続きは11へ。
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