姫路旅行記(ブログ) 一覧に戻る
旅行1日目、後編。<br />16:00前になり冬の太陽が随分傾き始めていたけど、姫路城に隣接する“好古園”の共通入場券を購入していたので急ぎ足で向かう。<br />世界遺産である姫路城を借景にした本格的な日本庭園が広がる好古園は約10000坪の広さを誇り、庭園内では大勢の庭師によって整えられ正月を迎える準備が行われていて、冬の夕刻を研ぎ澄ますような凛とした世界が感じられた。<br />好古園は姫路城西御屋敷跡に開園した池泉回遊式庭園で、発掘調査で確認された姫路城西御屋敷跡・武家屋敷跡・通路跡などの地割を活かして、門や塀をくぐるごとに9つの趣が異なる庭園を展開してて、冬の庭園は寂しいかと思っていたけど風情があり、色は少なめだけど椿のピンク色や竹林の緑を楽しめた。

白鷺城と山陽地方を巡遊する年末年始12日旅 in 兵庫・岡山・広島・山口★2022-2023 02 1-2日目【加古川・姫路】

1いいね!

2022/12/28 - 2023/01/08

1993位(同エリア2230件中)

RiE

RiEさん

旅行1日目、後編。
16:00前になり冬の太陽が随分傾き始めていたけど、姫路城に隣接する“好古園”の共通入場券を購入していたので急ぎ足で向かう。
世界遺産である姫路城を借景にした本格的な日本庭園が広がる好古園は約10000坪の広さを誇り、庭園内では大勢の庭師によって整えられ正月を迎える準備が行われていて、冬の夕刻を研ぎ澄ますような凛とした世界が感じられた。
好古園は姫路城西御屋敷跡に開園した池泉回遊式庭園で、発掘調査で確認された姫路城西御屋敷跡・武家屋敷跡・通路跡などの地割を活かして、門や塀をくぐるごとに9つの趣が異なる庭園を展開してて、冬の庭園は寂しいかと思っていたけど風情があり、色は少なめだけど椿のピンク色や竹林の緑を楽しめた。

同行者
カップル・夫婦
交通手段
新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 夕日に照らされて赤く染まる“好古園”入口。<br />閉館時間まであと1時間だったけど、私たちのように姫路城見学を終えてから好古園に流れてくる人もチラホラ見かけた。

    夕日に照らされて赤く染まる“好古園”入口。
    閉館時間まであと1時間だったけど、私たちのように姫路城見学を終えてから好古園に流れてくる人もチラホラ見かけた。

    好古園 名所・史跡

    冬の庭園は寂しいか心配したけど風情があった:好古園 by RiEさん
  • 1992年に市制100周年記念として建造された好古園は、発掘調査のときに武家屋敷・西御屋敷・通路などの跡が発見され、それらを生かした庭づくりをしながら姫路城を借景にしている。<br />

    1992年に市制100周年記念として建造された好古園は、発掘調査のときに武家屋敷・西御屋敷・通路などの跡が発見され、それらを生かした庭づくりをしながら姫路城を借景にしている。

  • 表門を潜ると立派な正月飾りが出迎えてくれ、正月が近いことをあらためて思いだす。<br />好古園は姫路城同様に明日と明後日が休園日で、大晦日から営業再開のためタイミングが良かった。

    表門を潜ると立派な正月飾りが出迎えてくれ、正月が近いことをあらためて思いだす。
    好古園は姫路城同様に明日と明後日が休園日で、大晦日から営業再開のためタイミングが良かった。

  • 【樹林帯】<br />ツツジや椿などが植えられた表門から真っすぐ伸びるこのエリアは、色褪せた紅葉や葉を落とした木々が夕日に照らされて寂しさを助長する。

    【樹林帯】
    ツツジや椿などが植えられた表門から真っすぐ伸びるこのエリアは、色褪せた紅葉や葉を落とした木々が夕日に照らされて寂しさを助長する。

  • 【御屋敷の庭】<br />屋敷門を潜ると、かつて西御屋敷があった好古園最大規模を誇る御屋敷の庭が始まる。<br />好古園の名称由来は藩校:好古堂に因んでいて、江戸時代最後の姫路藩主だった酒井家が前任地から姫路藩へ移封した際に藩校も姫路城内大名町に移設したのが始まりで、文武の基礎を固めて両道の振興を図った。<br />

    【御屋敷の庭】
    屋敷門を潜ると、かつて西御屋敷があった好古園最大規模を誇る御屋敷の庭が始まる。
    好古園の名称由来は藩校:好古堂に因んでいて、江戸時代最後の姫路藩主だった酒井家が前任地から姫路藩へ移封した際に藩校も姫路城内大名町に移設したのが始まりで、文武の基礎を固めて両道の振興を図った。

  • 屋敷門を左手に進んでいくと、御屋敷の庭を眺めながら食事が楽しめるレストラン:活水軒の建物があり館内を通過していく。

    屋敷門を左手に進んでいくと、御屋敷の庭を眺めながら食事が楽しめるレストラン:活水軒の建物があり館内を通過していく。

  • その先は渡り廊下になっていて水音が響き渡る。<br />

    その先は渡り廊下になっていて水音が響き渡る。

  • 水の流れる音のもとを探してみると、姫山樹林を借景とした大滝が広がっていて驚かされた。

    水の流れる音のもとを探してみると、姫山樹林を借景とした大滝が広がっていて驚かされた。

  • 鮮やかな色をしたモミジも一部残っており、正月を控えた好古園内には多くの庭師が新年を迎える準備を行っていた。

    鮮やかな色をしたモミジも一部残っており、正月を控えた好古園内には多くの庭師が新年を迎える準備を行っていた。

  • 御屋敷の庭の大池にも小さな滝があり…

    御屋敷の庭の大池にも小さな滝があり…

  • 瀬戸内海を模した大池を覗くと、色彩豊かな錦鯉が優雅に泳いでいた。

    瀬戸内海を模した大池を覗くと、色彩豊かな錦鯉が優雅に泳いでいた。

  • 椿の鮮やかなピンク色が色味が少ない冬の庭に華を添える。

    椿の鮮やかなピンク色が色味が少ない冬の庭に華を添える。

  • ふわふわの苔絨毯に散った花びらが幻想的。

    ふわふわの苔絨毯に散った花びらが幻想的。

  • 菅笠を被ったような背の低い三月堂型灯篭の周りには松がびっしり生えていて、小さな山の上に浮かんでいるような姿がユニーク。

    菅笠を被ったような背の低い三月堂型灯篭の周りには松がびっしり生えていて、小さな山の上に浮かんでいるような姿がユニーク。

  • 【苗の庭】<br />江戸時代に栽培されていた植物や、絶滅に瀕しそうな貴重な植物を栽培しているエリアだけど、この時期は何も生えていない花壇も多かったので、草木が芽吹く季節だとまた印象が違うかもしれない。

    【苗の庭】
    江戸時代に栽培されていた植物や、絶滅に瀕しそうな貴重な植物を栽培しているエリアだけど、この時期は何も生えていない花壇も多かったので、草木が芽吹く季節だとまた印象が違うかもしれない。

  • 門を潜って一旦外に出て、再び立派な門を潜る。<br />

    門を潜って一旦外に出て、再び立派な門を潜る。

  • 【流れの平庭】<br />中央に穏やかな小川が流れていて、飛び石が設けられているから向こう岸に渡れるようになっている。<br />

    【流れの平庭】
    中央に穏やかな小川が流れていて、飛び石が設けられているから向こう岸に渡れるようになっている。

  • 突き当りまで進むと小さな太鼓橋を越えた先に楕円の池があり、この庭は春は桜・夏はカキツバタなど四季折々の花や新緑を楽しむことができるそう。

    突き当りまで進むと小さな太鼓橋を越えた先に楕円の池があり、この庭は春は桜・夏はカキツバタなど四季折々の花や新緑を楽しむことができるそう。

  • 【夏木の庭】<br />落葉樹が植樹された庭のため、足元には枯れた葉が積もっていて寂しげだったけど、新緑の時期から落葉する秋まで見どころがたくさんあるそうで、奥に藤棚もあるからGW辺りに訪れたら綺麗だったはず。<br />

    【夏木の庭】
    落葉樹が植樹された庭のため、足元には枯れた葉が積もっていて寂しげだったけど、新緑の時期から落葉する秋まで見どころがたくさんあるそうで、奥に藤棚もあるからGW辺りに訪れたら綺麗だったはず。

  • 背の高い竹塀を進んでいくと…

    背の高い竹塀を進んでいくと…

  • 【松の庭】<br />瀬戸内海地方のアカマツ林を模した松の庭は冬でも楽しめる貴重なスポットで、石畳や苔が趣きある情景を感じさせてくれる。

    【松の庭】
    瀬戸内海地方のアカマツ林を模した松の庭は冬でも楽しめる貴重なスポットで、石畳や苔が趣きある情景を感じさせてくれる。

  • 【花の庭】<br />江戸時代から愛されてきた山野草が楽しめる庭だけど、花が無いこの季節は寂しげ。

    【花の庭】
    江戸時代から愛されてきた山野草が楽しめる庭だけど、花が無いこの季節は寂しげ。

  • 【好古園歴史展示室】<br />門に併設されている建物で古い地図やジオラマ模型が展示してあった。<br />門から外に出て通路を渡ると…

    【好古園歴史展示室】
    門に併設されている建物で古い地図やジオラマ模型が展示してあった。
    門から外に出て通路を渡ると…

  • 【築山池泉の庭】<br />ここは広いので他の庭よりも多くの庭師が作業していて忙しない雰囲気だった。

    【築山池泉の庭】
    ここは広いので他の庭よりも多くの庭師が作業していて忙しない雰囲気だった。

  • 築山池泉の庭は北側に亀・南側に鶴を模した岩島が配置されているらしく探したけど、私の目では見つけられなかった。

    築山池泉の庭は北側に亀・南側に鶴を模した岩島が配置されているらしく探したけど、私の目では見つけられなかった。

  • 【竹の庭】<br />冬でも元気な竹の庭は貴重なエリアで、ここには約15種類の竹が植えられている。<br />庭を埋め尽くすように生い茂る通路を散策していくと、中央の小高い場所に聞竹亭が建っていた。<br />夏なら青々とした竹が魅力的だろうけど蚊も凄そうと思いながら、好古園を後にする。

    【竹の庭】
    冬でも元気な竹の庭は貴重なエリアで、ここには約15種類の竹が植えられている。
    庭を埋め尽くすように生い茂る通路を散策していくと、中央の小高い場所に聞竹亭が建っていた。
    夏なら青々とした竹が魅力的だろうけど蚊も凄そうと思いながら、好古園を後にする。

  • 姫路城と好古園の共通入場券に付帯してきた「姫路城入場者向けの姫路市地域クーポン券」は、姫路城付近の土産物屋以外だと使える場所がかなり限られるため、姫路城向かいに建ち並ぶ土産物屋で夫が今夜嗜む日本酒とクラフトビールなどを購入してから、HOTELのある加古川まで戻った。<br />ちなみに姫路城前に並んでいる土産物屋は17:00前から閉店作業している店もあったので、必ず立ち寄りたいなら先に見た方が良いかも。

    姫路城と好古園の共通入場券に付帯してきた「姫路城入場者向けの姫路市地域クーポン券」は、姫路城付近の土産物屋以外だと使える場所がかなり限られるため、姫路城向かいに建ち並ぶ土産物屋で夫が今夜嗜む日本酒とクラフトビールなどを購入してから、HOTELのある加古川まで戻った。
    ちなみに姫路城前に並んでいる土産物屋は17:00前から閉店作業している店もあったので、必ず立ち寄りたいなら先に見た方が良いかも。

  • 旅行初日なのに物凄く歩いた感があったし覚悟もしていたけど、AppleWatchの計測によると今日の歩数は20052歩・歩いた距離は13.65km・上がった階段は18段!というエグイ数字が並んでいて、姫路城内の数えきれない程多い階段を思い出して半端ない疲労感と足の痛みに襲われる。<br />

    旅行初日なのに物凄く歩いた感があったし覚悟もしていたけど、AppleWatchの計測によると今日の歩数は20052歩・歩いた距離は13.65km・上がった階段は18段!というエグイ数字が並んでいて、姫路城内の数えきれない程多い階段を思い出して半端ない疲労感と足の痛みに襲われる。

  • 旅行2日目、前編。<br />HOTELをチェックアウトした後はJR:加古川駅へ。

    旅行2日目、前編。
    HOTELをチェックアウトした後はJR:加古川駅へ。

    加古川駅

  • 兵庫県は1泊だけで、今日からは岡山県に移動する。

    兵庫県は1泊だけで、今日からは岡山県に移動する。

  • まずは快速で姫路駅に向かって、博多行きのぞみ7号で岡山を目指す。<br />

    まずは快速で姫路駅に向かって、博多行きのぞみ7号で岡山を目指す。

  • 姫路⇒岡山間の移動時間は20分だったので自由席にしたところ、今日から年末年始休みが始まる人も多いせいか大混雑だった。

    姫路⇒岡山間の移動時間は20分だったので自由席にしたところ、今日から年末年始休みが始まる人も多いせいか大混雑だった。

    姫路駅

  • 通路に進むことさえままならず、デッキの窓際で景色を眺めながら兵庫県を後にする。<br />この後は2泊する岡山県は夫が出張で何度も訪れているけど、岡山市はいつも通過点だったため降りるのが楽しみな様子。<br />続きは03へ。

    通路に進むことさえままならず、デッキの窓際で景色を眺めながら兵庫県を後にする。
    この後は2泊する岡山県は夫が出張で何度も訪れているけど、岡山市はいつも通過点だったため降りるのが楽しみな様子。
    続きは03へ。

1いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから国内旅行記(ブログ)を探す

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP