2023/02/24 - 2023/02/24
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チャムンパスさん
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この旅行記のスケジュール
2023/02/24
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下風呂温泉バス停
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大間崎バス停
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まぐろ一本釣りの館(NHK連続テレビ小説『私の青空』のロケ地)
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グリーンストアー
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海峡日和
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フェリー乗場前バス停
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むつバスターミナル(柳町バス停)
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海上自衛隊前バス停
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宇田坂
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北の防人大湊 弍番館
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北の防人大湊 壱番館
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北の防人大湊 安渡(あんど)館
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この旅行記スケジュールを元に
2023年2月下旬の週末に、青森県下北半島と八戸へ二泊三日の一人旅に行って来ました。
基本は週末一泊二日の旅ですが、今回はさすがに1泊だけでは日程上厳しいので、祝日と週末の間の金曜日に会社の年休を取得しての旅となりました。
1日目は新幹線とローカル線、路線バスを乗り継いで片道8時間以上かけて津軽海峡に臨む下風呂(しもふろ)温泉郷へ直行、その日の夜は小さな温泉宿で新鮮な津軽海峡の幸の夕食と熱い温泉を堪能しました。
2日目は午前中にマグロ一本釣り漁港として有名な本州最北端の港町大間、午後はかつて旧日本海軍の軍港だったむつ市大湊の海上自衛隊基地周辺を散策し、夜はむつ市内の大型ホテルに泊まってアルカリ性の柔らかな温泉で旅の疲れを癒しました。
最終日の3日目は八戸市に移動し、蕪嶋神社と旧八戸城跡の三八城(みやぎ)公園を訪問して行きと同じルートで帰宅しました。
晩冬から初春に移ろう時期、遅い春の訪れを静かに待つ本州最北端の地の息遣いを感じた旅でした。
本編は2日目の下北郡大間町とむつ市大湊地区の旅行記です。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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この前編は『2023年2月冬の週末二泊一人旅~青森県下北半島・八戸①:下風呂温泉郷~』です。
https://4travel.jp/travelogue/11811085
旅の2日目の2月24日(金)は、宿泊先最寄りの下風呂温泉バス停から8時55分発の佐井車庫行きの下北交通バスに乗車しました。
予定時刻の9時26分過ぎに最初の目的地そばの大間崎バス停に到着しました。大間崎 自然・景勝地
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イチオシ
大間は『マグロ一本釣りの漁師町』として全国的に知られていますが、大間崎にもモニュメントがあります。
大間崎 自然・景勝地
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その右隣には『こゝ本州最北端の地』の石碑。
大間崎 自然・景勝地
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岬に灯台は付き物ですが、大間崎は沖合600m先に浮かぶ『弁天島』に灯台があります。
大間埼灯台 名所・史跡
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イチオシ
ズームアップして灯台を撮影しました。
灯台の背後に見えるのは、津軽海峡を挟んで対岸の北海道渡島半島の山並みです。
2月24日午前の大間町は抜ける様な快晴で、本州最北端の地から北海道を眺めるという今回の旅の最大の目的を果たすことが出来ました。大間埼灯台 名所・史跡
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本州最北端の碑の右隣に建つ明治期の歌人、石川啄木の歌碑です。
3本の石碑に刻まれた短歌のうち、中央の『東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる』はあまりにも有名ですね。
この歌はここで詠まれたんだと、少し感動しました。大間崎 自然・景勝地
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石川啄木の歌碑の右隣には『日本海軍特務艦豊国丸戦死者忠霊碑』があります。
終戦近い1945(昭和20)年7月14日に大間沖でアメリカ軍の攻撃を受け、沈没した豊国丸の乗組員の戦死者の慰霊碑です。大間崎 自然・景勝地
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訪問した時、周辺の飲食店や土産物店はほぼ全て閉店していました。
冬のオフシーズン期の平日の朝の観光地は、こんなものでしょう。
驚いたのは北海道を眺められる本州最北端の町でありながら、2月下旬の当日道路だけでなく地面にも雪が殆ど残っていなかったことです。
当日の陽気も手伝って、一足早く春が訪れた様な錯覚を覚えました。大間崎 自然・景勝地
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2階から津軽海峡を一望出来る『大間崎レストハウス』です。
平日ですが、周辺を歩かれる観光客もチラホラとお見かけしました。大間崎レストハウス 展望施設 名所・史跡
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大間からJR下北駅に向かうバスは、12時前の出発です。
それまでの間、佐井方面に向かってこの町を散策することにしました。大間港 名所・史跡
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イチオシ
大間の港で猫発見(=^ェ^=)
晴天の陽気に誘われて出てきたのかな…大間港 名所・史跡
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最初スマホを向けても知らんぷりして悠々と通り過ぎようとしていました。
ようやく止まって座り込んだところを撮影することが出来ました。
雄の成猫らしく、可愛いというより男の貫禄を感じました。大間港 名所・史跡
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大間の港です。
この日は風もなくて、海上は穏やかでした。大間港 名所・史跡
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波のない港湾内の水上で翼を休める海鳥たち。
大間港 名所・史跡
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カラフルな外壁の町民の方のご自宅です。
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浜辺の民家は大体漁師さんのお宅なので、主屋の側に漁具小屋を併設しています。
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2000年上半期に放映されたNHK連続テレビ小説『私の青空』の舞台は、ここ大間町だったそうです(私は観ていないので知りませんでした)
街中に現地ロケで主人公の実家として使用された『まぐろ一本釣りの館』があります。 -
バス停前の元お米屋さんです。
廃業してからかなり年月が経っていますね。
写真には撮らなかったのですが、この他に崩壊進行中の廃屋を町の至るところで見かけました。
過疎化が急速に進んでいる様ですが、地域住民の方達は現状に対して何も言われないのでしょうか。 -
現在は住居として使われていなさそうな、年季の入った板壁の家屋。
軒下の『キリスト看板』(※東北地方で多く見かけるそうです)がアクセントになっています。 -
『海上安全地蔵尊』の参道入口付近です。
漁師さんにとって、大漁の他に海上の安全操業が最優先のお願い事です。 -
歩く方向に向かって右側に、いつも港や海が見えます。
大間港 名所・史跡
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大間郵便局や青森銀行の支店のある、大間町の中心部にやって来ました。
町一番の『繁華街』ですがお店は閉めているところも多く、たまに車が通る他は殆ど人が歩いていませんでした。 -
海の男達の夜のオアシスです。
今も営業しているのかな… -
町の食料品店『グリーンストアー』さんは開店営業中でした。
大間産のマグロも取り扱っているそうです。 -
大間崎から3㎞程ぶらぶら歩いて、津軽海峡フェリーの大間ターミナルに到着しました。
津軽海峡 フェリー大間フェリーターミナル 乗り物
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ターミナルビル1階に展示されている、1本釣りマグロのオブジェです。
津軽海峡 フェリー大間フェリーターミナル 乗り物
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乗船チケットを買うカウンターの様子です。
それにしても、誰もいない…津軽海峡 フェリー大間フェリーターミナル 乗り物
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大間と対岸の函館を結ぶフェリーは通常毎日2往復運航されていますが、2023年2月20日から3月7日までの間は就航船の定期点検のため運休していました。
船を見たかったけど残念(涙)津軽海峡 フェリー大間フェリーターミナル 乗り物
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ターミナルビルの2階はフェリーの搭乗口と待合席、そして売店とレストラン『海峡日和』さんがあります。
フェリーの運航は休止していましたが、レストランと売店は営業中でした。
昼食難民にならずに助かりました(^_^*)
『海峡サーモン丼』税込880円を注文して、テーブル席で頂きました。
丼飯は酢飯ではなく温かいご飯でしたが、丼の上に敷き詰められた脂の乗ったサーモンをおかずにしっかり完食しました。
『マグロの町に来て、マグロを食べないなんて』と思われる方もいらっしゃると思いますが、私にとって旅先で『昼食で何を食べるか』以上に、『昼食時分に普通の食事が食べられるのか』の方が重要であったりします。津軽海峡 フェリー大間フェリーターミナル 乗り物
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食後はアイスコーヒー税込380円を追加注文して、窓際のカウンター席に移動しました。
津軽海峡 フェリー大間フェリーターミナル 乗り物
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アイスコーヒーを頂きながら、目の前に広がる津軽海峡を眺めていました。
ひょっとして、あれは函館山でしょうか(違うかな…)津軽海峡 フェリー大間フェリーターミナル 乗り物
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ターミナルビルそばのフェリー乗場前バス停から、予定時刻で11時57発の下北駅前行きの下北交通バスに乗車しました。
路線バス (下北交通) 乗り物
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大間から1時間半以上かけてむつ市にやって来ました。
乗車時間が長いので途中で居眠りしていました。
終点手前のむつバスターミナルで途中下車して、今度は13時45分発の脇野沢庁舎行きのJRバス東北に乗り換えました。 -
14時12分頃に午後の目的地最寄りの海上自衛隊前バス停で下車しました。
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2月24日午後の陸奥湾に面したむつ市大湊の天気はやや曇り空でした。
バス停近くの『宇田坂』付近から陸奥湾方面を眺めた景色です。
一隻の護衛艦が停泊しているのを確認しました。 -
バス停から少し歩いた所に『北洋館』があります。
館内には1902(明治35)年の大湊水雷団の開設から戦前の大湊要港部までの旧海軍時代と、戦後から現在までの海上自衛隊大湊地方隊の時期の資料が展示され、無料で見学できます。
北洋館の開館時間は年末年始を除く毎週木金土日と祝日の9時~16時ですが、訪問した2月24日(金)当日は昨年2022年12月26日から今年2023年3月31日までの間館内リニューアルのため閉館していました。北洋館 美術館・博物館
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敷地内には入れないので、塀の外から建物を撮影しました。
北洋館は1916(大正5)年に海軍士官の社交場として建設されたものだそうです。北洋館 美術館・博物館
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北洋館の右隣は海上自衛隊大湊総監部(地方隊本部)の正門です。
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北洋館を見学できなくても基地の周辺には旧海軍時代の施設が残っていて、一帯は『北の防人(さきもり)大湊』として整備、公園化されています。
しばらくこの辺りを歩いてみました。 -
1915(大正4)年に旧海軍大湊要港部の上級士官官舎として建設された『弍番館』です。
安山岩の外壁が特徴的な1棟2世帯の平屋住宅で、むつ市の有形文化財に指定されています。 -
弍番館の外観・内装は修復され、現在はむつ市の文化的なイベント会場として利用されているそうです。
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弍番館の並びに建つ『壱番館』です。
弍番館と同じ時期に海軍士官の官舎として建てられました。
構造も弍番館とほぼ同じですが、増築部分の浴室がそのまま残っているのが特徴です。 -
イチオシ
壱番館は建物の保存のみで、弍番館の様に再利用されておらず、内部は非公開です。
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後ほど訪れる『安渡(あんど)館』を左手に見て…
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右手に自衛隊基地に建つ鉄塔を見ながら、緩やかな坂を上っていきました。
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行き先案内に従って『旧大湊水源地水道施設』に向かいました。
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『水源池公園』と呼ばれている公園広場に出ました。
歩道以外は積雪で覆われていました。水源池公園 公園・植物園
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公園の奥に水源地水道施設の遺構があります。
1902年に水雷団を大湊に開設する際に、艦船に補給する水を確保する目的で宇田川沿いに造られた水道施設です。
明治期の近代化遺産であることが評価されて、国の重要文化財に指定されています。水源池公園 公園・植物園
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イチオシ
水道施設の主な構造物にあたる、飲料水にする川の水に含まれる土砂を取水前に沈澱させる『沈澄池堰堤(ちんちょうちえんてい)』に行く遊歩道は、積雪のため通行禁止でした。
広場側からズームアップして釜臥山(かまふせやま)をバックに、アーチ構造の石積みの堰堤を撮影しました。水源池公園 公園・植物園
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北の防人大湊散策の最後に安渡館を訪れました。
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北洋館と違い、こちらは当日開いていました。
安渡館は旧海軍大湊要港部の旧庁舎をイメージして、比較的最近建てられたものです。
館内は雛人形も飾られていて、一足早く春の雰囲気が感じられました。 -
館内にあったカフェテリアは、2年前の2021年10月に閉店していました。
コロナ禍の影響でしょうが、営業していた頃はこちらで『大湊海自カレー』を頂くことが出来たそうで、とても残念ですね。
海上自衛隊では海上生活で曜日の感覚が鈍るため、毎週金曜日の夕食はカレーなのだそうです。 -
イチオシ
多目的ホールとして使用される『交流室』は、明治・大正期のレトロでアンティークな佇まいです。
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安渡館を出で向かいに聳える『海望館』を撮影しました。
自衛隊基地と陸奥湾を一望できる展望台ですが、今回は入館しませんでした。北の防人大湊 海望館 名所・史跡
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海上自衛隊前バス停に戻り、帰りのむつ市中心部の田名部(たなぶ)行きのバスの発車時刻を確認すると、次の到着は1時間以上先でした。
地方の路線バスの運行本数は大変少ないので、タイミングがズレると予定が狂いますね。
宿泊先のチェックイン予定時刻も近づいていましたが、時間キッチリと急ぐ旅でもなし、まぁボチボチと行きましょか~。
右手に陸奥湾を見ながら、路線バスが通る国道338号線をしばらく歩いていました。
奥の陸奥湾の手前に細長い島の様な陸地が見えますが、これは脇野沢方面から陸奥湾に向かって伸びる砂嘴(さし)です。
天然の防波堤になることから、旧日本海軍はここに軍港を造ったそうです。
本編旅行記を最後までご覧いただき、ありがとうございます。
この続きは『2023年2月冬の週末二泊一人旅~青森県下北半島・八戸③:斗南温泉むつグランドホテルさん~』となります。
https://4travel.jp/travelogue/11814555
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