2023/02/25 - 2023/02/25
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この旅行記のスケジュール
2023/02/25
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八戸市公会堂
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三浦哲郎文学碑
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三八城神社
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八戸市役所
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旧河内屋橋本合名会社社屋
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八戸中心街ターミナル5番(六日町)バス停
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この旅行記スケジュールを元に
2023年2月下旬の週末に、青森県下北半島と八戸へ二泊三日の一人旅に行って来ました。
基本は週末一泊二日の旅ですが、今回はさすがに1泊だけでは日程上厳しいので、祝日と週末の間の金曜日に会社の年休を取得しての旅となりました。
1日目は新幹線とローカル線、路線バスを乗り継いで片道8時間以上かけて津軽海峡に臨む下風呂(しもふろ)温泉郷へ直行、その日の夜は小さな温泉宿で新鮮な津軽海峡の幸の夕食と熱い温泉を堪能しました。
2日目は午前中にマグロ一本釣り漁港として有名な本州最北端の港町大間、午後はかつて旧日本海軍の軍港だったむつ市大湊の海上自衛隊基地周辺を散策し、夜はむつ市内の大型ホテルに泊まってアルカリ性の柔らかな温泉で旅の疲れを癒しました。
最終日の3日目は八戸市に移動し、蕪嶋神社と旧八戸城跡の三八城(みやぎ)公園を訪問して行きと同じルートで帰宅しました。
晩冬から初春に移ろう時期、遅い春の訪れを静かに待つ本州最北端の地の息遣いを感じた旅でした。
本編は3日目最終日の八戸市と現地から帰宅の旅行記です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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この前編は『2023年2月冬の週末二泊一人旅~青森県下北半島・八戸③:斗南温泉むつグランドホテルさん~』です。
https://4travel.jp/travelogue/11814555
旅の3日目の2月25日(土)は、宿泊先のホテルの送迎車でJR下北駅まで送っていただきました。
10時26分発の八戸行きの快速『しもきた』号に乗車しました。
2日前に八戸駅からこの駅に来た時は、途中野辺地駅で各駅停車に乗り換えましたが、帰りは青い森鉄道線直通の快速運転で楽です。
乗車した車両も行きと同じキハ100系でしたが、2両編成での運転でした。
乗客数は多かったですが、座席に多少余裕があって座ることが出来ました。下北駅 駅
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進行方向右手に雪雲の下の陸奥湾を見ながら、いつのまにか座席でうとうと…
JR大湊線 (はまなすベイライン大湊線) 乗り物
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予定時刻の11時58分頃に終点の八戸駅に到着しました。
同じホームに停車していた、12時25分発の久慈行きのJR八戸線の普通列車に乗り換えました。
乗車した車両は2両編成のキハE130系気動車でした。八戸駅 駅
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予定時刻の12時46分頃に、次の目的地最寄りの鮫(さめ)駅に到着しました。
訪問当日の八戸周辺の天気は晴れていて、旅をする私にとって助かりました。鮫駅 駅
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駅から10分程歩いて、鮫漁港の向こうに目的地の『蕪島』が見えました。
国の天然記念物に指定されたウミネコの自然繁殖地として、八戸周辺で有名な観光スポットです。蕪島 自然・景勝地
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空を舞う一羽の海鳥。
ウミネコは毎年3月上旬頃に繁殖のため、蕪島に飛来するそうです。
ウミネコかもしれませんし、カモメかもしれません。蕪島 自然・景勝地
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イチオシ
道路を通って『蕪嶋神社』参道入口の鳥居の前に来ました。
蕪島はかつて独立した島でしたが、戦前に旧日本海軍によって埋め立て工事が行われ、現在は陸続きです。蕪嶋神社 寺・神社・教会
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ここから石段を上って、神社の境内に向かいました。
蕪嶋神社 寺・神社・教会
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島の頂上部の蕪嶋神社の境内に到着しました。
蕪嶋神社 寺・神社・教会
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イチオシ
蕪嶋神社の社殿は新しく立派です。
2015年11月に原因不明の出火で全焼した後、5年後の2020年に再建したばかりです。
社殿に向かって左側の社務所で、御朱印を頂くことが出来ます。蕪嶋神社 寺・神社・教会
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蕪嶋神社は豊漁や海上安全、商売繁盛や子授けにご利益があるそうです。
蕪島の『かぶ』が『株』に通じることから、投資家や証券取引関係のお仕事をされる方もお参りに来られるとか…蕪嶋神社 寺・神社・教会
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蕪嶋神社の祭神は福岡県の宗像(むなかた)大社や広島県宮島の厳島神社と同じ、イチキシマヒメノミコト・タキリヒメノミコト・タギツヒメノミコトのいわゆる『宗像三女神』です。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが江戸期以前の神仏習合時代、宗像三女神の一人『イチキシマヒメノミコト』は『弁財天』
社伝によれば鎌倉期の1269(永仁4)年に相模国(現在の神奈川県)江ノ島弁財天から分祀され、地元では『蕪島の弁天様』として古くから篤く信仰されていたそうです。
社殿の前でささやかに、今回の旅の安全だけを祈願しました。蕪嶋神社 寺・神社・教会
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参拝を終えてから、島内を一周しました。
蕪島 自然・景勝地
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蕪島の海岸の岩は、七福神に擬えて『七福の岩』と名付けられています。
蕪島 自然・景勝地
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七福神だと思えば、その様に見えるそうですよ(^^;
蕪島 自然・景勝地
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北方向の眺めです。
鮫漁港の防波堤の向こうに、雄大な太平洋が広がります。蕪島 自然・景勝地
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イチオシ
この日は海上を吹く風が強くて、体感気温は低く感じられました。
蕪島 自然・景勝地
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裏から見た蕪嶋神社の本殿です。
蕪嶋神社 寺・神社・教会
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七福神繋がりで島内の周回路に石像が祀られています。
蕪嶋神社 寺・神社・教会
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お参りを済ませて蕪島を出ることにしました。
参道の石段に海鳥(おそらくウミネコ)の白い糞がいっぱい落ちていました。
訪問当日は島にウミネコの群れはいませんでしたが、繁殖の時期は上からの落とし物に注意しないといけません。
もし、落とし物に当たったら『運』が付いたと思いましょう。蕪嶋神社 寺・神社・教会
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この時、時刻は13時を過ぎていました。
少し遅めの昼食を摂りに、蕪島近くの物産販売施設『かぶーにゃ』を訪れました。蕪島物産販売施設 かぶーにゃ お土産屋・直売所・特産品
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館内は海産物を中心に、お土産物を豊富に取り揃えられています。
蕪島物産販売施設 かぶーにゃ お土産屋・直売所・特産品
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館内のイートインコーナーに行き、メニューを見て何を頂こうか考えていましたが…
蕪島物産販売施設 かぶーにゃ お土産屋・直売所・特産品
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わかめそば税込450円とうに御飯税込350円、計800円をセットで注文して頂きました。
わかめそばは立ち食いそば屋で定番のゆで麺で味は普通でしたが、うに御飯はご飯に出汁がよく染みて美味しかったです。蕪島物産販売施設 かぶーにゃ お土産屋・直売所・特産品
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かぶーにゃで昼食を済ませて、鮫駅に戻って来ました。
八戸線は全線非電化・単線の路線で、一部の駅で行き違いが出来る様になっています。
鮫駅は八戸駅との区間便が設定されている路線上重要な駅なのですが、それでも八戸方面で1時間に1~2本程度と運行本数は少ないです。鮫駅 駅
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14時24分発の八戸行き普通列車に乗車しました。
鮫駅 駅
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途中の本八戸駅で下車しました。
列車の行き違いが可能な高架駅です。本八戸駅 駅
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八戸市の代表駅は東北新幹線が停車する八戸駅なのですが、市の中心部からかなり離れています。
中心部に最も近い場所にあるのが本八戸駅です。本八戸駅 駅
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本八戸駅から歩いて5分程の場所にある『おがみ神社』にやって来ました。
おがみ神社 寺・神社・教会
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おがみ神社の正式な名称は『法霊(ほうりょう)山龗神社』、祭神は『オカノカミ』と修験道の山伏の守護神『法霊大明神』です。
法霊大明神は源義経と一緒に逃げてこの地に住み、そこで亡くなった彼の奥方の霊といわれ、ここにも平泉で自刃せずに逃避行したという義経北行伝説が残っています。
平安時代には既に存在していた記録の残る創建時期が不明の古社ですが、毎年7月30日から8月4日にかけて開催される『八戸三社大祭』はこちらを含む市内3社合同の祭礼だそうです。おがみ神社 寺・神社・教会
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イチオシ
おがみ神社を出て暫く歩くと、歴史の重みを感じさせる立派な門がありました。
かつて八戸城の角御殿の表門だった門ですが、1978(昭和53)年に大雪で倒壊した後の調査で、江戸後期の1797(寛政9)年に建てられた事が判明したそうです。
1980年に倒壊した門の部材を使用して復原され、青森県の重宝に指定されていますが、唯一現存する旧八戸城の城郭建築物です。南部会館 名所・史跡
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表門は現在八戸市の文化教養センター『南部会館』の敷地に建っています。
南部会館 名所・史跡
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道路を挟んで南部会館の向かいには、八戸市公会堂があります。
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公会堂のそばに芥川賞作家『三浦哲郎(みうらてつお)』の文学碑が建っています。
三八城公園 公園・植物園
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代表作『忍ぶ川』で知られる三浦氏は、ここ八戸市の出身です。
碑面には彼の随筆『一尾の鮎』の冒頭の一節が刻まれています。三八城公園 公園・植物園
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公会堂の近くに『八戸城跡』と刻まれた石碑が建っています。
ここが城跡の入口の様ですので、こちらから中に入りました。三八城公園 公園・植物園
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入口から暫く歩いて、左手に建つ『三八城(みやぎ)神社』にお参りしました。
祭神は初代八戸藩主、八戸藩主南部氏の家祖、そして南部氏の祖先とされる新羅三郎源義光です。
三八城は八戸城の別名で、さらに『三八(さんぱち)』は現在の三戸町・八戸市とその周辺の青森県南東部地域のことを指します。三八城公園 公園・植物園
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三八城神社でお参りを済ませて『三八城公園』の入口に来ました。
三八城公園 公園・植物園
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この辺りは旧八戸城の本丸跡です。
三八城公園 公園・植物園
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公園には当時10㎝程の雪が積もっていました。
歩道部分は除雪されていて、歩きやすかったです。三八城公園 公園・植物園
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まず眺めの良さそうな、展望デッキに行ってみました。
三八城公園 公園・植物園
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展望デッキから見た旧城下町方面の眺めです。
三八城公園 公園・植物園
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別の方向も撮影しました。
三八城公園 公園・植物園
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公園の一角に初代八戸藩主『南部直房』の銅像が建っています。
八戸城の築城は1627(寛永4)年ですが、その後1664(寛文4)年に盛岡藩から分かれて八戸藩が成立した時に、現在の規模に拡張・整備されたそうです。三八城公園 公園・植物園
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三八城公園の近くには、公会堂の他に市役所も建っています。
この辺りは八戸市の行政の中心地です。 -
三八城公園から暫く歩いて、さくら野百貨店八戸店の前に出て来ました。
この辺りは江戸時代の八戸城下の町人地で、現在は八戸市の繁華街『中心街』と呼ばれています。さくら野百貨店 八戸店 百貨店・デパート
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イチオシ
中心街の近くに江戸中期の思想家で、八戸城下で開業医をしていた『安藤昌益』の資料館があります。
時間に余裕があれば入ってみたかったのですが、そろそろ帰宅の時刻が近づいていました。
資料館の前に建つ木造の洋館『旧河内屋橋本合名会社』社屋を撮影しました。
1924(大正13)年に建築された造り酒屋の店舗で、国の登録有形文化財に指定されています。安藤昌益資料館 美術館・博物館
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1967(昭和42)年創業の居酒屋『ばんや』さんは、創業当時のままの渋い佇まいの酒場です。
私自身お酒はいけない口ですが、こういうお店で郷土料理をアテに、地酒を一杯飲みたい方もいらっしゃると思います。ばんや グルメ・レストラン
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イチオシ
現在のばんやさんは、近年建てられたマンションやホテル等の新しいビルに取り囲まれる様に建っています。
こういう風景は東京をはじめ、他の都市でもよく見かけますね。
そこだけ時間が止まっている様な、或いは時代の流れに逆らって頑張っている様な雰囲気が、私は好きです。ばんや グルメ・レストラン
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帰りの新幹線の指定席は予約していました。
到着に間に合う様に、八戸中心街ターミナル5番バス停から八戸市営バスに乗車して八戸駅に向かいました。
中心街と八戸駅を結ぶ路線バスは、日中毎時10~15分間隔で運行されていますので、鉄道よりも使い勝手が良く便利です。八戸市交通部 (八戸市営バス) 乗り物
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2002年の東北新幹線八戸延伸に併せて開業した八戸駅の駅舎です。
八戸駅 駅
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駅の周辺はホテルが数軒建っている他は、閑散としています。
通常は駅前の方が栄えているケースが多いのですが、八戸の場合は駅から離れた旧市街の方がはるかに賑やかですね。八戸駅 駅
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出発前に駅舎内の売店でささやかなお土産を買い求めました。
そして最後の旅先の写真として、コンコースに飾られていた八戸の郷土玩具『八幡駒(やわたうま)』のオブジェを撮りました。八戸駅 駅
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17時6分発の東京行きの東北新幹線『はやぶさ38号』に乗車しました。
八戸駅 駅
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八戸駅から終点の東京駅まで、乗車時間は3時間弱です。
駅で買い求めた青森の『幸福の寿司本舗』さんの駅弁『津軽づくし弁当』を車内で夕食として頂きました。
これにて今回の旅の旅行記はおしまいです。
本編旅行記を最後までご覧いただき、ありがとうございます。
また、初編の旅行記からご覧いただいている方には、最後までお付き合いいただき、篤く御礼申し上げます。東北新幹線 乗り物
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2023年2月冬の週末二泊一人旅〜青森県下北半島・八戸〜
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