2023/01/30 - 2023/01/30
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kojikojiさん
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2022年12月の最後の旅は「クリスマス爆弾低気圧」の影響をもともに受け、九州全土の高速道路が通行止めになった影響で門司港と下関の観光と”ふくフルコース”の夕食は強風とともに吹き飛んでしまいました。その旅のリベンジということと2022年度のふるさと納税の返礼品でいただいた下関の「春帆楼本店」のお食事券を使うための旅を計画しました。1月10日からの「全国旅行支援」の開始や各都道府県の対応も遅れ、それに伴い旅の日程も組んでは変更の繰り返しでした。一度は開始された福岡県の全国旅行支援は数日で上限に達したり、非常に苦労しました。こんな時に旅行会社のツアーに乗ってしまえばメール1本で予約できてしまうので楽ちんですが、昨年10月以降の全国旅行支援のためにツアーに乗りすぎて食傷気味でもありました。前から東九フェリーには乗ってみたいと思っていたこともあり、まずはフェリー会社の全国旅行支援の対応を確認し、続いて門司港で宿泊したかった「プレミアムホテル門司港」、「春帆楼」の予約、福岡のホテルの宿泊の割引の順で予約を進めました。当初福岡へ行くつもりはなかったのですが、帰路の北九州空港からのマイレージの航空券が取れないために変更しました。全部の予約が済んだのは1月中旬になっており、その骨格に行きたいところや食べたいものを足しこんで、5泊6日の旅が出来上がりました。初日は午前中に歯医者へ行き、戻った足で自宅最寄りの地下鉄駅から1本で横浜まで出ました。お昼は懐かしい「崎陽軒本店」の「嘉宮」でふかひれスープのコースにしました。やっぱり老舗の中華料理店の中華は美味しいです。お昼を満喫した後は京急に乗り換えて、横須賀中央駅まで出ます。駅構内のコインロッカーに荷物を預けて身軽になります。ここに大きなロッカーが確保できないと困るので、大きなスーツケースは宅急便でホテル宛に送ってあります。身軽になったところで駅前の通りを進み、「記念艦三笠」に向かいます。途中に「YOKOSUKA PORT MARKET」というきれいな施設があり、立ち寄ってしまいました、これが失敗で三笠の急患時間が過ぎてしまい、内部は見学できませんでした。それよりもマストが1本工事中の囲いに覆われていて、美しい外観を見ることができなかった方が残念でした。三笠公園の先まで行くと港に停泊している大きなフェリーが見えました。この日乗船する「すずらん」だということはすぐに分かりました。三笠を見た後は横須賀の街をぶらぶら散歩して時間を潰さなければなりません。出向は午後11時45分で、乗船手続きが1時間前、乗船は午後11時からになります。どぶ板通りに行ってみると、若い頃に夢中になって買い求めていた軍用の衣料品を売る店がまだ残っていました。バイクに乗って福生の基地前の店でスーツを作ったり、那覇の国際通りにも昔はたくさんの店がありました。アメ横にも月1くらいで通っていたことが懐かしく思い出されます。そして「Fuji」でバックプリントのあるジャンバーを買ったしまいました。そして晩御飯は「Haney Bee」というハンバーガーとステーキの店に入りました。ちょうどアメリカ海軍の航空母艦ロナルド・レーガンが寄港しているタイミングなので店はそこそこ混んでいました。ここで晩御飯をいただき、店の女の子としばらく話し、三笠ビル商店街のサンマルクカフェで時間調整します。駅のロッカーから荷物をピックアップして、ぶらぶら港に向かいます。20分ほど歩いて暗い港に到着します。何となく雰囲気が地中海沿岸のいろいろな町外れのフェリーターミナルを思い出させます。手続きはすぐに済みましたが、乗船時間までは2時間近く待つことになりました。午後11時にフット・パッセンジャーの乗船手続きが始まり、予約してあった6階のバルコニー付きの部屋に入ることが出来ました。午後11時45分の定刻に出港し、約21時間かけて新門司港へ向かいます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 タクシー ANAグループ JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- Agoda
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自宅の最寄りの地下鉄駅から1本で横浜駅に向かいます。横浜で仕事をしていた際に副都心線と東急東横線が乗り入れて便利になりましたが久しぶりの利用です。通勤で使っていた路線なので旅行に出かける気がしません。
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横浜駅につながる地下の入り口から「崎陽軒本店」に入ります。妻はエスカレーターに乗って2階の「嘉宮」へ進んでいきます。
崎陽軒本店 嘉宮 グルメ・レストラン
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横浜で仕事をしていた際は何度か地下の店には来ていましたが、ここへ来るのは久しぶりです。妻は会社の人に連れられてきたことがあるようです。
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アンダープレートは店の名前の入った青磁のお皿です。旅のスタートでもあり、時間もあまりないのでランチの「鱶鰭膳」にしました。
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ビールで喉を潤して「干し貝柱と蟹肉のフカヒレスープ」からスタートします。
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濃厚な蟹の風味とフカヒレの触感が口の中に広がります。最後に銀座の「筑紫楼」で姿煮を食べたのはいつだったか。1月に行った赤坂の「四川飯店」の料理も美味しかったですが、広東料理の優しい味もいいです。
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「蝦仁細炒麺」は妻の希望でした。北海道の支笏湖畔の丸駒温泉のあんかけ焼きそばが絶品で、それ以来機会があると注文しています。
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「蝦仁香炒飯」にも大きな蝦がたっぷりと乗っています。神奈川の恵寿卵を使ったパラパラの美味しいチャーハンでした。
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崎陽軒のシウマイの食べ比べです。小さいほうが昔ながらのもので、大きい方が特性シウマイです。メニューを見ていて思い出しましたが、崎陽軒ではシューマイではなくてシウマイだということです。これは初代社長が栃木県の訛りがあり、シューという発音が出来なくて「シーマイ」と言っていたそうです。当時の中国人のスタッフからは中国語の発音に似ているとほめられたことから、崎陽軒ではシウマイという表記になっています。
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古くからある中華料理の店の味は何年たっても記憶されているようで、懐かしくいただきました。ようやく今回の旅がスタートする気分になってきました。
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席の脇に飾ってあった絵の由来も分かりませんし、上手でもないのですが題材になっている中国の少数民族の衣装が懐かしく思えました。
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一時期少数民族の方々の住む場所を訪ねようと思い、中国の南部からインドシナ半島の国々を旅したことがありました。
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その当時貴州省の山間部の村を全部貸切って、入村式のお祭りを200人以上の村人総出で開いてもらって10,000円くらいでした。妻もこんな具合に民族衣装を着させていただきました。男性の衣装は地味ですが、女性の衣装の美しさは素晴らしかったです。
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村人の方が譲ってくれる総刺繡の衣装や銀細工も数千円で手に入りました。その当時でも台湾の人がいいものを買い占めていると聞きましたが、高度成長する前の中国に旅しておいてよかったと思います。
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しっかりお昼を食べてしまったので、予定をずいぶん押してしまいました。横浜駅からは京浜急行で横須賀中央へ向かいます。
横須賀駅 駅
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子供のころは母の長兄が横須賀に住んでいたのでよく遊びに行った思い出があります。横須賀中央の駅から坂道を上がった上にある自衛隊の施設の管理をしていたようで、夏休みに裏山に登ってクワガタやカブトムシをとりに行くのが楽しかったです。
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最後に横浜中央駅で下車したのは50年以上前になると思います。その時は山側の坂道を登りましたが、今日は海側に進みます。駅のホームを見てもその当時のことは思い出せません。
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今回の旅でネックになったのは荷物を持って横須賀まで来るかということでした。駅のコインロッカーもネットで調べてみましたが、トランクが入らないと夜中まで持ち歩かなければならないからです。大きなトランクは宅急便で門司港のホテルへ送り、小型のものに1泊分の用意をしてここまで持ってくることにしました。大型のロッカーは空いていたので、2個のキャリーバックを突っ込んで身軽になりました。
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まずは駅前の通りを進んでみます。フェリー乗り場までの距離感を確かめたいのと「記念艦三笠」に向かうためです。
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横須賀は「よこすか海軍カレー」が有名ですが、今回は門司港で焼きカレーを食べる予定でいます。
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通りを突き当りまで進んで、「記念艦三笠」に向かって歩くと「YOKOSUKA PORT MARKET」という建物がありました。ちょっと気になったので中に入ってみます。
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ここで20分ほど時間を潰してしまい、「記念艦三笠」の内部の見学が出来なくなってしまうとはこの時は気が付きませんでした。
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夏に地元の友人と7人で三浦半島と東京湾フェリーの旅をしようと考えているので、横須賀の情報収集をする必要もありました。
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晩御飯を食べようと考えていたどぶ板通りの「Honny Bee」というアメリカンダイナーも出店していました。それ以外にも横須賀から先の三浦半島のショップやお土産が買えるようです。
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「YOKOSUKA PORT MARKET」は2013年にオープンした横須賀市が全額出資する一般財団法人「シティサポートよこすか」が管理や運営をしていたようで、役員は全員天下りで他に市のOBの職員だったようです。よくある杜撰なお役所仕事だったようですが、2019年に運営者は出店事業者会に変わり、2022年に営業再開したようです。
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平日の午後なので空いていたのですが、施設的にもショップや商品も良いのでもっと認知されればよいのにと思いました。
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「記念艦三笠」に向かって歩くとすぐに港に出ました。タグボートが何艘も停泊しています。
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「記念艦三笠」に到着しました。「三笠(みかさ)」は敷島型戦艦の4番艦としてイギリスのヴィッカース社で建造され、明治35年の1902年3月に竣工しています。
記念艦 三笠 美術館・博物館
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同型艦として「敷島」「初瀬」「朝日」の3隻があります。明治37年の1904年からの日露戦争では連合艦隊旗艦を務め、連合艦隊司令長官の東郷平八郎大将らが座乗したことでも有名で、明治38年の1905年5月末、連合艦隊旗艦として日本海海戦を戦かっています。
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明治37年の1904年2月6日から日露戦争に加わり、2月9日からの旅順口攻撃や旅順口閉塞作戦に参加しています。妻と2人で行った大連から哈爾濱への旅では列車に乗って旅順にも行ったので懐かしく思えます。
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明治38年の1905年2月14日に呉港を出港し、江田島と佐世保経由で21日に朝鮮半島の鎮海湾に進出します。同地を拠点に対馬海峡で訓練を行い、5月27日に始まった日本海海戦でロシア海軍バルチック艦隊と交戦します。
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対象12年の1923年9月1日の関東大震災により岸壁に衝突し、応急修理のままであったウラジオストク沖での破損部位から大浸水を起こし、そのまま着底してしまいます。
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大正21年のワシントン軍縮条約によって「三笠」は廃艦が決定しており、大正14年1月に記念艦として横須賀に保存することが閣議決定されます。
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日本海海戦中に砲弾と水飛沫を浴びながら、東郷司令長官はこの位置を一歩たりとも動かなかったといわれている艦橋が見えました。
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「Z信号旗」は「皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ各員一層奮励努力セヨ 」という意味があります。
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船首にあった菊花紋章は1987年まで当時の状態で残されていましたが、現在は復元品に交換され、オリジナルは艦内で公開保存されています。
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艦は舳先を皇居に向けていると聞いたことがあります。
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残念ながら2本あるマストの1本が修復工事のために足場が組まれてしまっていました。内部は以前に見学しているので、再び見なくてもよかったのですが…。
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沖合には猿島が見えます。幕末の1847年に江戸幕府により国内初の台場が築造され、明治時代に入ると陸軍省と海軍省の所管となり、東京湾要塞の猿島砲台が築造されています。
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右手には巨大なフェリーが停泊しているのが見えました。これはこの日の夜に乗船する東九フェリーの「すずらん」だということはすぐに分かりました。新門司港から横須賀に入港するのは午後9時ころと思っていたのでちょっとびっくりしました。
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今回この航路も全国旅行支援の対象になり、1人5,000円の割引があるので最上階のバルコニー付きの部屋を予約していました。仕切りのある真ん中あたりが我々の部屋です。
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今回の旅のきっかけはいくつかあり、新門司港までフェリーで行くということも大きな目的でした。東京からも行くことが出来ますが、船の快適さを考えて横須賀から出発することにしました。
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もう1つはふるさと納税枠で下関市に納税して、返礼品として「春帆楼」というふく料理店のペア食事券をいただいているのでそれを使うということです。この店は日清戦争後の日清講和条約が結ばれた場所でもあり、伊藤博文が命名したことでも知られています。
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そして2022年の12月最後の旅ではクリスマス爆弾低気圧のために九州の高速道路が通行止めになり、唐津から門司港へ向かう途中でツアーは迷走し、博多駅でバスを降りて各自新幹線に乗って小倉駅に向かいました。そして門司港と下関の観光は中止になり、晩御飯のふくフルコースもお流れになりました。
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現在はきれいに整備された公園には東郷平八郎の像と噴水も置かれてあります。
三笠公園 公園・植物園
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ここへ始めて行った昭和38年の1963年当時はこんな感じでした。
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現在の「さいか屋 横須賀ショッピングプラザ」の屋上は遊園地になっていて、遠くに「記念艦三笠」も見えています。この当時の遊具には安全ベルトもなかったと思いますが、写真を撮りたいために2歳の息子を1人で乗せる父もどうなんでしょう。
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「三笠ビル商店街」の中を通り抜けて「どぶ板通り」に向かいます。
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第2次大戦前のこの通りには道の中央にどぶ川が流れていたそうですが、人や車の通行の邪魔になるため海軍工廠より厚い鉄板を提供してもらい、どぶ川に蓋をしたことから「どぶ板通り」と呼ばれるようになったといわれます。
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スカジャンは第2次世界大戦後には日本を占領する連合国軍として横須賀周辺に駐留したアメリカ軍兵士たちが刺繍の入った服を土産品としたのが始まりとされます。
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記念として鷲や虎や龍などのオリエンタル柄や自分の所属していた部隊や基地などのエンブレムをデザインした刺繍をテーラーショップにオーダーしていたようです。
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横須賀までは来ませんでしたが、40年以上前には横田基地のある福生の基地前には多くのテーラーがあり、スーツをオーダーしに行ったことがありました。その当時5万円くらいで3ピースのスーツが造れました。裏地を紫のサテンにしてみたり楽しかった思い出があります。
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そんなことを思い出していたら何か買いたくなってしまい、テッドマンのLUCKY RED DEVILのスタジャンを買ってしまいました。お勘定をしていると「これも。」と言って妻がTシャツをカウンターの上に置きました。
どぶ板通り商店街 名所・史跡
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実家を片付けていて捨ててしまったN-3Bフライトジャケットなども売られていました。40年前のデッドストックだとどれくらい価値があるのか分かりませんが。当時5万円で買ったペンドルトンのウールジャケットは3万円ほどで近所の古着屋に売れましたので、いろいろなものを捨ててしまったのを後悔しています。
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買い物も終えて表に出ると日も暮れてきて良い雰囲気になりました。もっとにぎやかな通りなのかと思っていましたが、午後6時頃には店の多くのシャッターが降りてしまいました。
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シャッターが降りてしまうと近所の商店街と変わらないような雰囲気です。
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国道16号線に面した「Haney Bee」にやってきました。ここで軽く晩御飯を食べる予定にしていました。先ほど行った「YOKOSUKA PORT MARKET」にも出店していましたが、やっぱりこちらの方が雰囲気が良いです。
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奥のテーブルとカウンターは軍の関係者らしい若者のグループで埋まっていたのでカウンターに座りました。蛍光管が透けて見える乳半アクリルのメニュー看板が昭和っぽいです。
ハニービー グルメ・レストラン
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単品のバーガーもありますが、コンボの方がおすすめのようです。ドリンクも追加料金を払えばビールなどに変えられます。
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午後2時に横浜でランチをたっぷりいただいているので正直お腹がペコペコというわけではありませんでした。
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ハニービーバーガーのコンビで、ドリンクをビールに変えてもらいました。もっと巨大なバーガーを想像していましたが、それほどではなかったです。パテは肉を食べているという満足感が感じられます。
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妻はステーキタコスとビールと軽めのディナーです。
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妻は初めてビールをラッパ飲みしたそうです。
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お店は2人で切り盛りされていましたが、米軍のお客さんが去ってしまうとガラガラになりました。お店の女の子はとても親切でウィットがあり、楽しく話が出来ました。こちらも乗船時間まで時間を持て余しているので、しばらく話し相手になってもらいました。
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これから港に行ってフェリーに乗って北九州を旅するというと、最近福岡に5万円持って旅に出て、全部を食事に使って帰ってきたと言っていました。横須賀からフェリーで新門司港まで行けるということは知らなかったようです。大きな船には乗ったことがないと言いながら、「おじいちゃんが漁師だったので、漁船にはよく乗ってました。」なんて面白い話をしてくれます。
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店の奥には1946年に登場したWurlitzer社の1015モデルが鎮座していました。ウッドキャビネットにライトアップパネルやバブルチューブなどが施された美しいジュークボックスは20代のころに欲しくてたまらなかったものです。バブルだった当時で140万円ほどでしたが、現在はもう少し安く買えるみたいです。
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ジュークボックスを懐かしそうに眺めて写真を撮っていたら、店の女の子がシャッターを押してくれました。時間もあったので何曲か聞いてくればよかったと思います。
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「Hanny Bee」は1968年創業の老舗で、横須賀のアメリカンレストランの草分け的存在です。ほんの数時間いただけの横須賀のどぶ板通りですが、気持ちが一気に40年引き戻された気になりました。思い返せば妻と知り合ったのもその頃のことでした。
ハニービー グルメ・レストラン
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店の前の国道16号線の向こうにはアメリカ海軍の基地の出入り口が見えます。店の方によると、ちょうど航空母艦のロナルド・レーガンが寄港しているようで、夕方から町に出てくる兵隊が多いと言っていました。
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そんな兵隊を目当てにしたバーは営業しています。基地の前にある店の名前は「BAYSIDE BAR」。
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乗船時間まで時間があるので「三笠ビル商店街」の中にあるサンマルクカフェで時間を潰すことにします。妻はコーヒーゼリーパフェを注文しています。これで翌日は晴れると確信しました。旅先で妻にソフトクリームを食べさせるとほぼ100%翌日は晴れます。
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横須賀中央の駅前にはクレディ・セゾンの「THE PRIME」のビルがありました。渋谷道玄坂のプライムは妻も仕事でかかわっていたので懐かしく思いました。まだ残っていたのですね。40年ほど前のセゾングループには「WAVE」や「Habitat」など面白い業態がたくさんありました。横須賀は時間が止まった不思議な街に思えました。
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駅近くのHacで檸檬堂やおつまみを買い求めて乗船に備えます。駅に戻ってコインロッカーから荷物をピックアップしますが、構内にあるので140円支払わなければなりません。
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駅からフェリーターミナルまでは歩いて20分ほどなのでぶらぶら歩くことにします。
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埠頭のエリアに入ると周囲は薄暗くなり、その先にこれから乗る「すずらん」が見えてきました。
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ようやく看板が見えてきました。
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何も案内がないと不安になってきます。過去に旅したトルコのメルスィンから北キプロスのファマグスタ航路、シチリアのパレルモからナポリ航路、ジェノヴァ航路、サレルノからチュニス経由のマルタ島のヴァレッタ、クロアチアのヤドロリニヤの航路などいろいろな港へ行きました。
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なぜか地中海沿岸のフェリーは夜に出港することが多いようで、車の無いフット・パッセンジャーは荷物を持って港に向かうことになります。国際航路のフェリーなどは手続きも多く、100%日本人に出会うことはないので心細い思いを何度もしました。
横須賀フェリーターミナル 乗り物
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午後8時30分にフェリーターミナルに到着しました。フェリー会社からは出向の1時間前の午後10時45分までに乗船手続きをするように言われていました。
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今回の航路は全国旅行支援の対象になるのでワクチンの接種証明と身分証明が必要でした。それだけで運賃が1人5,000円割引になります。そして福岡県のクーポン券が1人2,000円いただけました。
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全国旅行支援の手続きを済ませ、今回予約したデラックスツインの部屋のカードキーを受け取ります。乗船券は乗船時にQRコードを読み取りましたが、下船時は人数をカウントされただけでした。どちらも回収はされないので記念にいただけます。
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フェリーターミナルはまだ新しく、2階の待合室はこんな雰囲気でした。2021年7月に横須賀と北九州の新門司を結ぶカーフェリーが新規就航し、その横須賀側のターミナルが横須賀新港ふ頭の「東京九州フェリー横須賀フェリーターミナル」です。
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東京九州フェリーは最新鋭の大型高速船が2隻導入されていて、フェリーの名称は「はまゆう」と「それいゆ」と名付けられています。横須賀市の市の花(はまゆう)と北九州市の市の花(ひまわり)からとられています。
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2022年11月以降は期間限定で「はまゆう/それいゆ」に代わって「すずらん/すいせん」が配船されています。「すずらん/すいせん」は新日本海フェリーで運航されている船で「はまゆう/それいゆ」と比べて2倍以上の旅客定員を備えています。
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ターミナルの前の駐車場からは先ほど見てきた「記念艦三笠」がライトアップされているのが見えました。
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重ね重ねマストが工事中なのが残念です。
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「三笠」は排水量15,140トンで全長131.7メートルですが、この日に乗る「すずらん」は排水量17,400トンで全長224.5メートルあります。
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2時間ほど待合室にいましたが、午後10時45分に乗船が始まりました。ここの待合室から乗船するのは我々のようなフット・パッセンジャーか乗用車の同乗者だけになります。翌日分かりましたが、フット・パッセンジャーは10人ほどでした。
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ターミナルの3階はフェリーの4階につながっています。太平洋フェリーのパッセンジャー・ボーディング・ブリッジはどこの港も異常に長かったですが、横須賀港は短くてよかったです。
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4階に入ったところで記念写真を1枚。久しぶりのフェリー旅にワクワクしてきます。昨年は下北半島から津軽半島へのショートクルーズ、稚内から利尻島と礼文島のクルーズだけでした。
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乗客はそれぞれが予約したカテゴリーの船室に入っていきます。すでに午後11時を過ぎているのでパブリックスペースでくつろぐ人はいなさそうです。
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予約したのは6階の右舷の606号室。デラックスツインの部屋です。ビジネスホテルのツインよりは広めのゆったりしたスペースです。ベッドマットはかなり堅めの印象を受けます。
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これから21時間過ごすには問題のない部屋です。
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広めのデスクにテレビ、冷蔵庫、ポットにお茶やコーヒー紅茶などが用意されています。
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この部屋の最大の魅力は大きな窓とバルコニーです。そして景色が眺められるように置かれたソファです。船の備品なのでテーブルは固定されています。残念なのは窓ガラスが塩で曇っていたことです。部屋に入って最初に行ったのはトイレットペーパーでその塩をふき取ることでした。48,000円というキャビン代金を支払っているのでそれくらいはしてあっても良いと思います。
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ウォシュレットトイレと小さめの洗面台、バスタブがあります。妻はフック式の洗面用具入れを持ってきていますが、置く場所がないので便利そうでした。
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大浴場があるので部屋のバスタブは使いませんでしたが、お湯はストレスなく使えました。
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翌日の日中過ごすにはこのソファは便利でした。もちろんこの後はここでお酒をいただきます。
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6階のバルコニー付きの部屋はスイートを利用している子供連れの家族が2組と我々例外にはもう1組の方がいただけでした。
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一昨年の太平洋フェリーの名古屋から苫小牧の往復の船旅もガラガラでしたが、コロナ禍が収まりつつあるこの時期でも利用客は少ないようです。ここに全国旅行支援の恩恵は来ていないようです。
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ショップは午前1時まで営業していました。部屋飲み用の氷や絵葉書を買い求めていると妻がやってきて、文庫本を1冊とロゴの入ったスウェットのジャージを持ってきました。どぶ板通りの買い物もここでも買い物もまだお金がもらえていません。
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出向前に少し船内を探検しましたが、乗客の姿はありません。皆さんどこへ行ってしまったのでしょう。
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5階の後方にはレストランがあり、朝昼晩の3食以外にも深夜食が午前1時までいただけます。妻を誘いましたが軽く断られました。
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午後11時45分に出港しました。係員の方々が手を振ってくれています。ベランダから見回しても誰も姿もないので1人で両手を大きく振りました。
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「記念艦三笠」ともお別れです。
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「すずらん」は離岸するとバックしながら湾内で旋回しました。右舷にはタグボートの姿はなかったので、自力で旋回しているようです。
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三笠賀も食ってくれているようです。船の中から眺める三笠の姿もいいものです。
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5階の右舷通路にはアベックシートが並び、その奥にはレストランの入り口があり、その奥には後方のデッキへの出入り口があります。
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後方のデッキに出てみました。フェリーは旋回を終え、三浦半島を南下し始めています。
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横須賀の町がまだ見えていますが、空にはたくさんの星が見えました。
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午前0時になるとライトアップも終わり、三笠の姿は暗闇に消えました。
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部屋に戻ってHacで買ってきた檸檬堂で旅のスタートを乾杯します。
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バルコニーの外では月明かりが海面に当たってとてもきれいです。大浴場も午前1時まで利用できたのですが、お酒を飲んでいるうちに時間が過ぎてしまい、そのまま寝てしまいました。
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