一年ぶりの王子動物園へ。<br />パンダのタンタンは非公開が続いていますが、やはり年に一度は動物園の様子や雰囲気を感じたく、最強寒波の中訪問しました。<br />同園にいるホッキョクグマ、灘の貴婦人こと「みゆき」との初対面を果たしました。動物園以外で神戸といったらパンが有名です。パン屋巡りもしました。駆け足で巡った神戸訪問記です。

2023パンダ鑑賞記録☆最強寒波の王子動物園訪問

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2023/01/28 - 2023/01/28

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エリア

神戸(兵庫)

１年ぶりの神戸へ。
神戸までの交通費は高く、気軽に行けるというわけではありません。
少しでも安く行く方法はないのか、色々調べたところ「JR東海ツアーズ」の「日帰りずらし旅」というツアーを見つけました。色々制限はあるものの、正規の新幹線料金と比べると５０００円近く安く行けます。普段、新幹線に乗る時はEX予約を使うことが多く、こちらは色々融通が利いて便利ではありますが、時には安く行く方法も考える必要があります。というわけで、今回の交通費は「JR東海ツアーズ日帰りずらし旅」プランを利用することにしました。
画像は新幹線の車窓から見た関ケ原付近の様子。最強寒波到来ということで予想通りの景色です。米原から京都間は速度を落として運転するため、到着時刻が１０分程度遅れるというアナウンスがありました。
米原を過ぎたあたりの様子。
なんだか寒々しい光景。
銀世界！
雪が降ってる！！
雪国だなぁ。滋賀県ってこんなに雪が降るの？？
米原や彦根、長浜辺りは降るようだけど、今回ばかりは酷い。
最強寒波恐るべし。
ワコールの辺り。
もうそろそろ京都かなと思ったらまだ滋賀県だった。。
地図を見る

到着予定時刻より１０分遅れて、新神戸駅到着。
神戸は滋賀県のようなことはなかったけど、所々積雪が残っていて路面凍結していました。
タクシーで王子動物園まで行こうかと思いましたが、今回は急いでいないので予定通り徒歩で向かうことにしました。積雪がないところは普通に歩けますが、日陰などは雪がまだ解けていないので滑りやすく危険です。そういうところは前傾姿勢で下っ腹に力を入れ小股で歩くといいことに気が付きました。それにしても神戸は坂が多いため慎重に歩く必要があります。普通に歩いている人もいたけど、地元の人は慣れているのかな。
途中のローソンで鼻セレブのパンダの箱ティッシュを購入した後、以前訪問したことのある「Le Riz（ルリ）」でパンを購入。どれも美味しく外れなし。接客も相変わらず良かったです。ただポイントカードを廃止してしまったのが残念でした。

LeRiz グルメ・レストラン
下り坂がとても怖かった。。
動物園まであと少し。
午前９時２２分、王子動物園へ無事到着。
この日は最強寒波のためか、いつもより来園者が少なかったのかな？
来園者は少ないのに、入口のスタッフの多さに少し戸惑い。。
私はまだ動物サポーターを継続していますが、最近は年間パスポート付のものとそうでないものを選択できるようになりました。動物園へは年１回行くかどうかなので、年間パスポートなしのサポーターを選んでいたため、券売機にて入園券を購入。

久しぶりのウエルカムフラワー！
園内はまだ雪が解けてませんでした。
雪のある王子動物園は初めて！
滑らないように気を付けて歩こう。
久しぶりのパンダ館も雪が残ってる！
ちょっと前に見たツイッターでは、これよりまだ雪があった感じでした。
パンダのタンタンは昨年の３月頃から体調を考慮して、非公開が続いています。
でもその代わり飼育員さんがツイッターで毎日タンタンの様子を発信してくれていますから、身近に感じることが出来ます。
タンタンは来園者のいない休園日の水曜日に外へ出ることもありますが、営業日でも日光浴が出来るようにと黒い目隠しシートがかけられています。タンタンが見えると撮影してしまう人が出てきてしまいますから、そのための配慮です。
飼育員さんが、タンタンが登りやすいようにと階段を作り変えてくれたのだけど、まだそれを使って登ったことはないのよね（笑）。近くまでは行くようだけど、警戒しているのかな。はやく登ったところを見てみたいな。※その後２月９日付のツイッターで半分近くまで登ってくれた動画がyoutubeでも公開されました。あと少し！ですね。※２月１１日、やっとタンタンが階段を全部登ってくれました！！ツイッターのコメント欄はファンの歓喜の渦で溢れていました。私も本当に嬉しく思いました！！
今頃タンタンはお昼寝かな♪
この日のツイッターを見る限り、日光浴はしていなかったようです。
タンタンに会えないのは残念だけど、ツイッターで日々の様子を発信してくれるおかげでタンタンを身近に感じられます。そもそもコロナがなければ、今頃は中国へ帰国して、帰国後に病気が発覚しその後はタンタンの様子を知ることも出来ず、という事態もあり得たのだから、それを考えたら現状で十分です。
ちなみに最近のタンタンの状態は安定しているようです。見た目にもその様子が感じられます。
パンダ館の裏手にあるホッキョクグマ館へ。
いたいた～～！！！

現在王子動物園にいるホッキョクグマは１頭で、「ミユキ」という名前の雌です。
ミユキのプロフィールを紹介。
１９９０年１１月３０日、大阪の天王寺動物園生まれ。
１９９２年１月に王子動物園に来園。
現在３２歳で、国内最高齢のご長寿ホッキョクグマです。
人間に換算すると１００歳超えとか。
マイペースでのんびりとした性格、美しい毛並みや凛とした佇まいから「灘の貴婦人」とも呼ばれているそうです。
確かに見た目はお年寄りだけど、その割には毛並みはとても奇麗だ。
王子動物園へは何度か来園しているものの、ホッキョクグマ舎は初訪問でした。
パンダライターの二木繁美さんがツイッター上にたまに載せている、タンタンとミユキの４コマ漫画が面白くて、ミユキちゃんってどんな子なんだろう？と今更ながら興味を持ったわけです。
いつもホッキョクグマはスルーだった、、もっと早くから気が付いていれば
なぁ。

ちなみにミユキはホッキョクグマなのに寒さに弱く、冬はほとんどプールに入らないそうです（笑）。
夏に来れば、プールで優雅に泳ぐ姿が見られるようです。
天候のせいか、ほぼ貸し切り状態でゆっくり観察できた♪
ここにもミユキちゃんの紹介がされていた！
観察していると、確かにのんびりマイペースな感じはしました。
この雪山は人工降雪機で出来たものだそう。
実はミユキには、アイスという連れ添いがいたようです。
２頭の間には子供は出来ず、結局アイスは２０１５年に亡くなってしまい、以降ミユキはずっと一人暮らしを満喫している模様。
ミユキとアイスは２３年間同居していたようです。
２頭は仲が良く、１０歳代の頃は一緒に遊ぶ様子がよく見られたそうですが、２０歳代になると互いに距離を取るようになってしまったそうです。

しかしアイスの最期を捉えた夜間カメラには、アイスが力を振り絞ってミユキの眠る檻へ向かい、ミユキも気にするように近づく中、その場で息を引き取った姿があったという泣けるエピソードがあったようです。
ミユキもタンタンと同様、飼育員さん達に手厚くケアをしてもらっているそうですよ。
王子動物園のツイッターはほぼタンタンの話題ですが（笑）、ミユキの登場回数ももう少し増えてくれるといいのになぁ。
やはり動物撮影には一眼レフはマストだなぁ、と改めて思いました。
スマホでは限界があるね。
みゆきちゃん、このままzzzの世界へ。
また会いに来るね！
動物資料館へ。
ちょうど春節仕様にしているということで、これを見たかったこともあります。
昨年の５月頃、中国パンダ保護研究センター（中国大熊猫保護研究中心）から獣医師と飼育員の専門家２名が来日し、タンタンの健康管理を行っていました。
タンタンの故郷の中国パンダ保護研究センターでどのような取り組みが行われているか、紹介されていました。
パンダの赤ちゃん！！！！好可愛！！！
中国パンダ保護研究センターは、国家林業草原管理局に所属する公的機関で、ジャイアントパンダの保全に取り組んでいます。
１９８３年に運営が開始され、２０１３年には臥龍ジャイアントパンダ保護研究機関を元に、自然保護区内に臥龍神樹坪、臥龍核桃坪、都江堰、雅安の４つの基地が設立されました。

・雅安基地（写真右）は飼育個体数群の管理などを行っている。
・臥龍核桃坪基地（写真左）は飼育、繁殖、野生復帰などを行っている。
・臥龍神樹坪基地（写真右）は、飼育、繁殖、野生復帰などを行っている。
・都江堰基地（写真左）は、疾病の治療、予防、研究、高齢、個体の介護などを行ってる。
これらの基地は以前訪問し、旅行記にもしました。
https://4travel.jp/travelogue/11491326
https://4travel.jp/travelogue/11493986
懐かしい！本当にいい時に行けて良かったと思います。
ちなみに日本にいる上野及び神戸のパンダは、これら中国パンダ保護研究センターから借り入れており、和歌山のパンダは成都大熊猫繁育基地から借り入れているため、それぞれ借入先が違うのです。
上野のシャンシャンは多分、一旦は雅安基地の方に行くんじゃないかと思っています。と思ったらその通り上野動物園の公式発表がありました。
中国パンダ保護研究センターで生まれたパンダの赤ちゃん♪
☆繁殖の難しさを克服☆
ジャイアントパンダの繁殖における３つの難題「発情しにくい」「妊娠しにくい」「赤ちゃんの生存率が低い」を克服し、人工飼育下での繁殖に成功しました。１９８０年代初頭に６頭しかいなかった飼育下のジャイアントパンダも現在３５６頭に増えました。またジャイアントパンダの血統管理を強化し、遺伝学的分析に基づいて繁殖計画を立てるようになりました。
飼育化個体の野生化訓練と野生復帰も行っています。
野生のジャイアントパンダの生態系と個体群に関する研究をするとともに、野生のジャイアントパンダの救護活動も行っています。
左下のパンダは、２００１年に救護された野生パンダですが、他の動物に襲われた時に左脚を失い３本足になってしまいました。そのため野生復帰出来ず、現在は都江堰基地で暮らしています。以前都江堰基地を訪問した時にいました。
https://4travel.jp/travelogue/11493986
日本だけではなく、アメリカやドイツ、ベルギー、韓国などへの貸し出しています。
飼育員さんが撮影したタンタンコレクション♪
２０２１年４月から１０月頃のものです。
ジャイアントパンダの研究って思っている以上に学術的なことに少し驚きました。
私はただ「可愛い♪」と騒いでいるファンですが、その可愛さの裏では、ジャイアントパンダに携わる人たちの日々の研鑽と地道な努力があるんだと思いました。
王子動物園関連のパンダグッズコーナー。
私も持っているもの、いくつかあります♪

こちらはタンタンの一昨年２０２１年の誕生日祝いとして、アニメーション美術監督の山本二三氏が描いたタンタンの肖像画です。
この絵柄のグッズも色々販売されました。私はTシャツとトートバッグ、この肖像画と同じものを購入しました。肖像画は我が家にもインテリアとして飾っています。
こちらは昨年２０２２年の誕生日祝いとして、ジオラマ作家の荒木さとし氏が作成した外のタンタン邸をジオラマにより再現したものです。
この実物を見たかったのです。
めちゃくちゃリアルで凄い！の一言。
どうしたらこんな細かい芸が出来るのだろう。
本物そっくり。
昨年の５月から８月にかけて、中国パンダ保護研究センターから獣医師と飼育員が来日し、タンタンの健康管理に当たっていたことは言及しました。昨年の７月下旬に、来日した獣医師と飼育員による講演会が行われたのですが、抽選に外れてしまい残念ながら行くことが出来ませんでした。ですが後日、youtubeでも配信していただき、それを視聴することができました。来日していた獣医師と飼育員は、本当にガチのジャイアントパンダの飼育研究に携わっている方々で経験実績も豊富ですから、タンタンはじめ王子動物園のスタッフさんも心強かったのではないかと推察しました。
実物のタンタンは非公開のため観覧は出来ませんが、映像による昨年１２月ごろの様子がビデオで流れていました。
ツイッターで日々の様子はチェックできるので、以前よりとても身近に感じることができますが、本音は実物に会いたいですね。。
でも折角体調が安定しているのに、観覧を再開することでストレスとなってしまうくらいなら、このまま非公開の方がいいように思うし、複雑ですね。
ところでタンタンは毎日健康診断を頑張っています。
血圧、心電図、採血、レントゲンなど、人間と同じです。
人間だって苦手な検診を、タンタンは余裕でこなしています。たとえ大好きなさとうきびジュース（薬入り）がご褒美で貰えるからといっても、毎日頑張る様子は心打たれます。この画面のように、よく舌をペロペロしているのが見られますが、大好きなさとうきびジュースが口の周りに残ってるからで、相当お気に入りの様子が伺えます。

健康診断は麻酔を使って行うのではなく、「ハズバンダリートレーニング」という麻酔を使わずに、動物側に協力してもらいながら、医療行為や様々なケアなどを行うためのトレーニングです。
毎回、麻酔を使うのは動物側にかなりに負担がかかって危険です。
動物側の協力とは具体的に、タンタンの場合はご褒美に大好きなさとうきびジュース（薬入り）を与えています。
タンタンは来日する前に、中国で既にハズバンダリートレーニングの訓練を受けていた経験があるようです。
ツイッターでは、いつも簡単にハズバンダリートレーニングをこなしている様子が伺えますが、いとも簡単こなせるなんてタンタンってやっぱり賢いんだといつも思わされます。
ところで今回の一番の目的は、タンタン宛に送った年賀状の掲示を見ることでした。今回初めて年賀状を送り、動物資料館で掲示してあるとのことですが、見当たらず、、、もう終了しまったのかな。。
帰宅してから、動物資料館の休憩スペースに掲示してあったことを知り、何故しっかり確認しなかったのかとても後悔。。。もう一度見に行こうなんて気軽に行ける距離ではないので、、
動物園のHPに掲載されているものを貼り付けておきます。
https://www.kobe-ojizoo.jp/data/event/20230121170345.pdf
年賀状を作った時は少し派手かな？なんて思ったけど、皆さんのと並べると全然地味でした（笑）。年賀状なんて今は書かなくなった人が増えましたし、年末の面倒な作業の一つかもしれませんが、こんな風に心のこもったものを見ると、年賀状っていいなと思いますね。来年も送ります！
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「フロインドリーブ」
王子動物園から徒歩で来ました。
朝方の路面凍結は解けていました。
昔、友達と神戸旅行をした時に来たことがありましたが、久しぶりに行ってみたくなったのです。
神戸の代表的な有名パン屋さん。
この建物は建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計し、1928年に建てられた神戸ユニオン教会をリノベーションしたお店です。登録有形文化財にもなっています。

フロインドリーブ生田店グルメ・レストラン
１階は、焼菓子、ケーキ、食パンを購入出来ます。
帰りにハード食パンを購入しましたが、トーストするととても美味しかった！
さて２階のカフェに向かいます。
運よく並ばずに入れました。
内装も元教会の名残が伺えます。
スープセットを頼みました。
この日は赤ピーマンのポタージュでした。
素材の味が生きていて美味しい！
定番人気のクラブハウスサンドイッチ。
以前もこれを食べて、かなりボリューミーだったと記憶していますが、昔と変わらずボリューミーでした。美味しさも健在。

コーヒーとクッキー。
焼き菓子も◎なんです。
帰りに御手洗を借りましたが、とても奇麗で清潔でした。
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「イスズベーカリー本店」
前回、元町店に伺ってとても良かったので、今回は本店の方に伺いました。
残念ながら伺ったタイミングが悪く、一部人気のパンが品切れでした。
老若男女問わないと思います。
感動は前回の方があったかな。

イスズベーカリー本店グルメ・レストラン
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「THE BAKE」
大通りを一つ入った裏道へ。
一見、パン屋とはわからない見逃してしまいそうな外観です。
店内は狭いですが、照明が薄暗くオシャレ。
どうやら夜はパンも食べられるBARになるようです。
今どきのオシャレ系のパンが所狭しと並んでいます。
どれも美味しかった！！
また再訪したいです。

THE BAKE グルメ・レストラン
徒歩で新神戸駅へ戻りました。
再び雲行きが怪しくなり、雪がちらつき始めました。
神戸ってやはりいい街だなぁ。
また春頃に訪れたいです。