2019ジャイアントパンダ鑑賞記録☆GWは成都でパンダ三昧の３泊４日３☆都江堰で念願のパンダ飼育ボランティアに参加

2019/05/03 - 2019/05/06

２０１９年のゴールデンウィーク後半に、中国四川省成都へ、成都、臥龍、都江堰のパンダ基地を周遊するツアーに参加してきました。
成都へは昨年の年末に行ったばかりですが、半年もたたずにまた来ちゃいました。
成都パンダ基地では、白浜生まれの陽浜ちゃんに初めて会えました！
臥龍パンダ基地では、２０１８年生まれの赤ちゃんパンダにたくさん会えました！
都江堰では、念願の飼育ボランティア体験に、上野動物園のシャンシャンのおばあちゃんの英英さんや王子動物園のタンタンちゃんのお兄さんの希夢に会えました！
夢のようなパンダ三昧の３泊４日旅の記録です。

エリア 成都(中国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.0

• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: エス・ティー・ワールド

臥龍パンダ基地を後にして宿泊先の都江堰のホテルに向かいました。翌日はホテルを朝８時に出発し、今回のメインイベントであるパンダ飼育体験ボランティアのため、都江堰パンダ基地へ車で向かいました。
宿泊したホテルから基地まで車で３０分ほどかかりました。
車で向かう途中、「熊猫谷」を見かけました。成都パンダ基地の入口と同じパンダの形をした白い門構え。ガイドさん曰く、熊猫谷は、主にパンダを野生に戻す訓練を行う施設なんだとか。ここにもいつか行ってみたいのですが、自力で行くにはかなり大変そうな感じでした。
さて、都江堰パンダ基地に到着です。開園前でしたが、既に入口で４０人ほどが待っていたように思います。ガイドさんはとても慣れていたので、身分証を見せてさくっと優先的に入れました。ここのスタッフとも知り合いのようです。私もとても安心出来ました。

この基地に来る９割は、中国人の旅行客とのこと。周囲は世界遺産があるので、その観光ついでにパンダを見学するケースが多いようです。残りは、日本人、次に欧米人、次に韓国人の割合なんだそう。
飼育体験は９時からで、まだ少し時間があるので、パンダを見学することになりました。

最初に見たのは、「英英」。
ん？英英さん？！
きゃ～！！シャンシャンのおばあちゃん！！！

英英さん、部屋の中に入っちゃうの？

するとすぐこちらに来てくれました。
英英さん、はじめまして！！
会えてすごく嬉しいです！！
英英さん、かなり高齢ですが、全くそんな感じはしなく、見た目も毛並みも綺麗なパンダでした。そして何よりとても元気そう！

わ～♪
耳がミッキーマウスのように真ん丸♪
シンシンちゃんの耳が丸いのは、母親譲りなんですね。
この基地で最初に見たのが、英英さんなのがとても嬉しかったです。
これだけで来て良かった♪

次は、「錦心」ママと「念念」「知路」の男女の双子の子供パンダ。
念念と知路は２０１８年生まれで、出生地は「臥龍神樹坪基地」とあります。
「臥龍神樹坪基地」というのが、昨日行った臥龍基地のこと。
２０１８年生まれということは、念念と知路は、昨日見た子パンダ達の仲間ということですね！本来ならあそこにいるはずですが、この子達は、お母さんと一緒に都江堰で暮らしています。

２頭とも寝てる笑
どちらが念念で知路でしょうか？！

可愛い♪♪♪

続いて「泰山」さん。
アメリカワシントンうまれ。
このパンダがネットで有名なのは知っていましたが、部屋や下のモートを行ったり来たりで写真を上手に撮影できなかったため、プロフィール看板のみ。

続いて「冰成」くん。

匂いを嗅いで。

お尻をこすりつけます。
自分の匂いを付けて、マーキングするんですね。
他の動物と一緒ですね。

錦心親子のところに戻ってきました。
錦心ママが子供たちのところに来ていました。

子供たちはまだお昼寝中。

次は、２０１７年生まれの「天天」と「夢夢」。
この子たちは双子ではありません。
出生地は「臥龍神樹坪基地」。
この子たちも、昨日行った臥龍基地で生まれました。

１歳未満の赤ちゃんパンダも可愛いですが、１～２歳くらいのパンダもとても可愛い♪

どちらが、天天で夢夢かしら？！
天天ちゃんのパトロンは、四川天府銀行でそこから「天天」と名付けられたよう。
夢夢ちゃんのお母さんは、郡主さん。
郡主さんのお母さんは、公主さん、ということは、リーリーくんの姪っ子ということですね。

再び、英英さんのところへ。
人生（熊生？）の深みというか重みが感じられる後ろ姿。

何かを考え中？
この後、パンダ飼育体験を行うために集合場所の建物の２階に向かいました。
今日の参加者は、３０名ほどで、２グループに分かれました。
１つのグループは、半数は日本人で、後は欧米人（わたしはもちろんこちら）。
２つめのグループは、イタリア人？と思われるご一行様。

冬場は寒いので、よくネットとかでも見る青いつなぎを着るようですが、夏場は暑いので、支給された緑のポロシャツを着ます。
今回は、緑のポロシャツを着て体験です。

カートに乗って、今回お世話させていただくパンダのところに向かいました。
今回お世話させていただくパンダは、「盼月」（パンユエ）ちゃんと「妍惠」（ヤンフイ）ちゃんです。
この子たちは２０１６年生まれの子供パンダちゃん！
ガイドさん曰く、ガイドさんは何度も飼育体験のガイドをやってるけど、いつも大人パンダで、子供パンダは初めてとのこと。だからすごくラッキーだよ♪と。

まずは、パンダが外で食べ散らかした竹や笹を片付け、新しいものと入れ替える作業です。
動画で飼育員さんがやっているのを何度か見たことがありますが、飼育員さんたちはいつも簡単そうにやっているように見えましたので、自分も簡単に出来そうという錯覚に陥っていましたが、見るのと実際にやるのは大違いでした。
結構な力作業でした。。。ちょこっと作業しただけなのに、疲れてきた笑
わたしたちは、１０数人でやっと片付けているのに、飼育員さんたちはいつも２，３人で手際よく片付けていますよね。
パンダの飼育員の大変さが身を以てわかりました。

そして、部屋の中も掃除させてもらいました。
わたしは妍惠ちゃんのエリアのう〇こを片付ける作業をしました。
子供パンダなのに、相当な量のう〇こですよ笑
しかもかなり重かった。。。笑
そしてう〇こがオレンジ色のものもあって、ニンジンの色だと思うのですが、食べたものがほとんど消化されずに出てきてしまうのだと。
う〇こを片付ける作業も１日に何度かあると思いますが、一体どれだけの量の便をしているのだろうと思いました笑

最後に、竹を割る作業も行いました。
刃物を使って切るのではなく、地面にたたきつけて竹を割るのです。
一本の竹もまあまあ重くて、頭から竹を振りかぶって割ります。
私、中学生時代は剣道部だったので、あの頃の素振りを思い出しました。
そう、まさに素振りのイメージ。
腰を落とさないと（スクワットの姿勢になるように）竹が割れません。
慣れればいいと思いますが、これもかなりの力作業です。
小さい子供パンダや、お年寄りパンダは噛む力が弱いので、そのために竹を裂くそうです。
自分がもっと若かったら、パンダの飼育員もいいかも♪なんて思っていましたが、とんでもないですね笑
かなりの力仕事なんだと思いました。飼育員さん、いつも本当にお疲れ様です！
１１時から、パンダにエサをあげる作業をするから、それまで自由時間ということで、他のパンダを見に行くことにしました。

雨が降ってきたので、一旦建物に戻りカッパを借りてから、パンダ見学に行きました。まずは２０１７年生まれの「霊岩」くんと「府府」くん。双子ではありません。この子たちも出生地が、「臥龍神樹坪基地」です。
「府府」くんも先程見た「天天」ちゃんと同じく四川天府銀行がパトロンで名付け親のようです。※府府くんと天天ちゃんは双子ではありません。

ちょっと遠いなぁ。。。
もっと近くで見たかったです。

続いて隣のエリアの２０１７年生まれの「丁丁」「酉酉」の双子パンダ。
この子たちの出生地も「臥龍神樹坪基地」です。
あれ？丁丁ちゃんは、先日ロシアの動物園に移動になったから、ここには居ないはず。とすると一頭は酉酉くんだとしてもう一頭はどの子だ？

残念ながらちょっと遠いですね。。

その隣も同じく２０１７年生まれの「玉?粟」と「華鴻」くん。
出生地も同様「臥龍神樹坪基地」です。
この「華鴻」くんのお母さんは、上海野生動物園にいた「美茜」ちゃんの子供のようです。

飼育員さんかミルクをもらう。
もう一頭は、モートの下の部屋の入口近くにいで写真が撮れず。

反対側のエリアには大人パンダがいました。
「希夢」。
希夢（シーモン）ってタンタンちゃんのお兄さんだ！！！

はじめまして！希夢さん！
会えて嬉しいです！！

豪快に竹を食らいます。

その斜め向かいにいたパンダ。プロフィール看板を撮影し忘れたので名前は忘れてしまいました。ゆったりお食事中。
（2020.6追記）
その後、この子は「雅星（ヤーシン）」という２０１５年生まれの男の子であることが判明。お母さんは「芊芊（チエンチェン）」。ということは、上海野生動物園にいる芊金（チエンジン）のお兄さん！因みに双子に平平（ピンピン）という子がいて、その子は今、南京の動物園にいます。この子（雅星＆平平）も最近私の中でじわじわと存在感が増しています。

あら、こんなところにもパンダが。
「蜀蘭」さん。

ガラス越しでしたが、ガイドさんがパンダとのツーショット写真を撮影してくれました。まだ若いパンダだと思いましたが、プロフィールを見てびっくり！
１９９４年生まれって今年で２５歳になるんですね。
そして後からわかったのですが、この「蜀蘭」さん、なんとなんと、今は亡き「梅梅」さん（和歌山の良浜ちゃんのお母さんで、永明さんの最初の奥さん）と双子の姉妹とのこと。とてもビックリしましたが、そんな浜家と近い繋がりのあるパンダと写真が撮れてとても嬉しいです！
とても可愛くて、年齢を感じさせないパンダでした。
これからも元気で長生きしてね。

そろそろパンダにエサをあげる１１時になりますので、元の場所に戻ります。

さてお待ちかねのパンダのエサやりタイムです。
一人ずつ盼月ちゃんにニンジンを与えました。
パンダのエサやりは、２月にタンタンちゃんにリンゴをあげた時以来です。
今か今かと待ち遠しくてたまらないようです。
それがまた可愛いのですが♪
わたし、間違えて口にニンジンを持っていくのではなく、手の置いてある台のところにニンジンを与えてしまったのです。すると、ものすごい力でニンジンを奪い取ろうとして、ニンジンが下に落ちてしまいました。いや～、こんな子パンダでもパンダは猛獣なんだと思った瞬間でした。飼育員さんが、もう一度やっていいよということで気を取り直してニンジンをあげました。盼月ちゃんは、「もう！なんでちゃんと食べさせてくれないの？？」とでも言っているかのような表情でした笑
ちなみに盼月ちゃんは、この後、落ちたニンジンを拾って食べてました笑
この後は、１３時からビデオ鑑賞のため、それまで自由時間です。
先に昼食を食べてから、パンダ見学をしました。
昼食は、基地の職員さんの食堂で一緒に、中華のバイキングをいただきましたが、とても美味しかったです。昨日の夜も食べた（ガイドさんのおすすめで）、マーボー茄子のような料理がここにもあって食べてみたんですが、昨日の方が辛い味付けで今日のは酸味が効いている味でした。ガイドさんが言うには、コックによって味付けが違うようです。このマーボー茄子のようなメニューは、「魚香茄子」という四川料理なんだそう。茄子がトロトロしていて美味しかったです！
ちなみにこの基地には、一般の人用のレストランはないようです。
もし、次回来る場合には、食事問題も考えないとですね。

昼食の後は、ビデオ鑑賞の時間までパンダ見学です。
オーストリア生まれの「福豹」くん。

ガイドさんが曰く、福豹くんは面白パンダのようですが今日は寝ていました。
残念！

「青青」（あだ名：蔓越煤）くん。
このパンダ、ネットで有名なのは知っていましたが、青青くんのお母さんは、昨日、臥龍で見た「姚蔓」さんだったのです！
そういえば、ガイドさんがこの子の子供がネットで人気だよと言っていましたが、その時はふ～ん、そうなんだくらいでしたが、青青くんのお母さんだったんですね。
※２０２１年８月３０日追記
青青は先日６歳になりました！超人気パンダなので、情報収集に事欠くことがないのはありがたいです。なんと、双子の妹の「冰冰」が、臥龍基地で７月に双子の赤ちゃんパンダを出産したのです！６月には上野動物園で双子パンダが生まれていますが、この子たちは中国パンダ保護センターの２０２１年生まれの同級生になります！２０２１年生まれパンダからは特に目が離せません。今後も要注目です。早く自由に海外旅行ができる日が来るといいなぁ。。

残念ながら寝ていました笑

隣のエリアは、マレーシア生まれの「暖暖」ちゃん。
このエリアには、海外生まれのパンダが２頭いましたが、シャンシャンもいつか中国へ戻るとしたら、ここになるのかなぁ。
ここだったら、上野よりずっと広いし静かなところだしパンダが暮らす環境としてはいいと思うから、幸せかも。。と複雑な思いでした。

木に登ろうとする暖暖ちゃん。

やっぱりやめた！

暖暖ちゃんの鼻息が聞こえるくらいかなり至近距離で、観察できました。

暖暖ちゃん、とても可愛らしいお顔立ち♪

このエリアには、他に怪我のせいで３本脚のパンダがいましたが、部屋の中でした。外から部屋の中を覗いてみましたが、元気な様子でした。

１３時から、パンダのドキュメンタリー映像を鑑賞し、１５時から再びパンダのエサやりがあるので、それまで園内を散策しました。
ここにもレッサーパンダがいました♪（臥龍にはいないと思った）
向かい側には、普通の黒熊もいましたよ。
「熊大」「熊二」と名前が付いていました笑
中国の子供アニメの人気キャラクターから名付けたそう。

再び午前中に見たパンダ達を見学。
「丁丁」「酉酉」のプロフィールが出ていた看板のエリア。
木の上でお昼寝中♪

もう一頭は起きていました。

と思ったら、木登り体勢に。

あっという間に木の上に登ってしまいました。

笹に埋もれて食事中のパンダ。
名前を確認するのを忘れました。

再び希夢さんのところへ。
やっぱり顔がタンタンちゃんに似てる！！
足は短くないけど笑

希夢さん、とても立派な体格をしているように思いました。
まだまだ元気で長生きしてね♪
そういえば、タンタンちゃんと希夢さんのお姉さんの白雲さんが、アメリカから子供と一緒に帰国して都江堰にいるようですが、もし今後ここで展示されるようだったら、ぜひまた来たいです！

ガイドさんが、先にパンダケーキを作っちゃおうか！ということで、既にボールに材料がたくさん入っていたので、適当な量を取り出し、形を作ってみました。
一応パンダのつもり笑
焼いたら、形が崩れてしまいそうです。

１５時になり、再びパンダのエサやりタイム。
盼月ちゃんと妍惠ちゃんがお待ちかね♪

盼月ちゃん、お利口さんだね♪

ところで、今回、エサやりを体験させてもらった盼月ちゃんってどういう子だろうと思い調べてみたら、お母さんは陽花ちゃんという子で、陽花ちゃんのお母さんは郡主さんで、群主さんのお母さんは公主さん、ということは公主さんの系統なんですね。公主さんのお父さんは、大地さんで大地さんは、タンタンちゃんのお兄さん。タンタンちゃんたちのお母さんは、今は亡き冬冬さんという英雄ママ。今年の王子動物園のサポーターデイには、タンタンちゃんにエサをあげるという夢のような体験をさせてもらいましたが、エサやり体験は、冬冬さんの子孫にご縁があるようです。何だかとても嬉しいです♪

今回ボランティア体験をさせてもらった、盼月ちゃん＆妍惠ちゃん。
これも何かのご縁ですし、まだまだお若いですから、これからもこの２頭は追っかけたいパンダリストに追加♪

最後に、ボランティア体験修了証書とエコバッグ、着用していたポロシャツをお土産にいただきました。
ところで、実は、この基地で会いたいと思っていたパンダがいたんですが、残念ながら今回は会うことは出来ませんでした。
そのパンダは、青城という妃妃さんが２０１７年に生んだパンダ。
名前が付く前は、太妃糖というあだ名がついていた子です。
そして最近、パンダ動画を見ていたら、暖暖ちゃんのいたエリアに、明明という同じく２０１７年生まれの子と一緒に住むようになったようです。
中国人のファンも「太妃糖久しぶり～」などとても喜んでいるコメントがたくさんありました。ということで、今回、やり残したこととして、青城に会うことがありますので、これはまた都江堰基地に行かねば、ですね。
そして併せて、最近アメリカから帰国した白雲さんにも会いたいです。
わたしが初めてジャイアントパンダを見たのは、王子動物園のタンタンちゃんなので、タンタンちゃんには思い入れがあるんですが、タンタンちゃんの兄弟には会っておきたいのです。あとは、北京動物園にいるという大地さんにも。みんな高齢パンダなので、出来るだけ早い方がいいとは思うのですが。
次から次へと会いたいパンダが増えてきて大変です笑
あっという間のパンダ三昧の３泊４日旅でしたが、本当に来て良かったです。覚えたパンダも増えてきました。
これからもたくさんのパンダとの出会いがありますように♪