2006/07/21 - 2006/07/22
224位(同エリア1005件中)
さっくんさん
エジプト最後に訪れたのはルクソール。これでもかとの遺跡ラッシュです。勿論遺跡は見所満載、お腹いっぱいなのですが、私的に面白かったのはエジプトの人々。エジプトと言えばモロッコ、インドと並んで灰汁の強い人々としてバックパッカーの間で有名で、好き嫌いは明確に出ると思います。この三ヵ国に共通する事は大観光国であると言う事。つまり彼等の灰汁の強さは我々我儘な観光客共が造り上げてしまったと言っても過言ではないでしょう。基本構ってチャンの私はそんな彼等はウエルカムなのですが、彼等のおふざけで警察に捕まりそうになったりマジかよ!と思う事も多々ありましたが、そんな警察も結構ユルユルで警察に囲まれながらカイロの街を散策したり(傍から見たら警護されているか、若しくは逮捕されている様に見えていた事でしょう。)本当に愉快な人々で、そんなエジプト人達との触れ合いがとても楽しかったです。
-
エジプト滞在最後はルクソールです。
-
ルクソールのホテルも眺めは最高!エジプトのホテルの眺めもナイルの賜物です。
-
コム・オンボ神殿。ホルス神とソペタ神に捧げられた神殿です。
-
ルクソールに到着するとラストスパートの如く遺跡のオンパレードです。予習はしっかり取って臨みましょう。
-
上記の通り二つの神に捧げられた神殿なので、二つの入り口に二つの至聖所と神殿全体が二重構造になっている珍しい構造を持った神殿です。
-
エドフのホルス神殿を訪れました。
-
ホルス神の像です。
-
ホルス神殿至聖室。
-
第2塔門。
-
カルナック神殿を訪れました。
-
エジプト最大級の大神殿です。
-
第二塔門です。ラムセス2世像が左右に建ちます。
-
大列柱室。
-
右手にトトメス1世のオベリスク。左手にハトシェプスト女王のオベリスク。
-
ハトシェプスト女王のオベリスク。
-
カルナック神殿第7塔門。
-
ラムセス3世建造の小神殿。
-
内部にはオシリス神のポーズを取ったラムセス3世の像がズラリと分身の術です。
-
未完の第1塔門。故にお約束のレリーフがあありません。
-
羊頭のスフィンクスがズラリと並びます。
-
対面にはカルナック神殿の副神殿であるルクソール神殿が建てられました。
-
片方のオベリスクはフランスにカツアゲされて、コンコルド広場に立っています。(あくまで贈ったって体裁になっていますがね(笑))
-
遺跡の中にアブ・エル・ハッジャージ・モスクがありました。
-
圧倒的な列柱群。
-
なんかRPGゲームの世界に紛れ込んだかの様な非日常的光景です。
-
その昔、ルクソール神殿は砂に埋もれていたそうです。そんな訳で遺跡の上にコプト教の教会が建ち、それがやがてモスクへと変わり、神殿が発掘され今の姿となりました。
-
ラムセス2世の中庭。
-
やっぱり目立ちます。なんでこんな事してしまったのでしょう?元に戻そうと思えば出来る事をなんで実現させないのでしょう?あの騒々しいロータリーからあるべきところにオベリスクを戻して欲しいです。
-
エジプトの陽射しは傾いても尚健在でした。
-
ルクソールも夕焼けの時間です。
-
死者の国に陽が沈みます。
-
ルクソール神殿がライトアップされました。
-
ピンボケしてしまっていますが両側のスフィンクスがズラリとライトアップされています。
-
ライトアップされたラムセス2世の中庭。
-
ナイル川の西側は死者の国とされています。インドのバラナシでも同様の考え方がありました。日本でも三途の川の言い伝えがあります。偶然でしょうか?今日我々はエジプトの三途の川、ナイル川を渡って死者の国を訪れます。
-
王家の谷を訪れました。ピラミッドですら盗掘を防げなかった事から王家は人里離れたこの地を王家の墓地にしました。
-
それでも盗掘を逃れる事は出来ず、殆どの墓は荒らされてしまいました。そんな中唯一ツタンカーメンの墓がほぼ未盗掘で発見され世界を驚かせました。
-
ツタンカーメンの墓です。
-
ツタンカーメンさんと対面して参ります。
-
遥か遠くに見えてきました。
-
ハトシェプスト女王葬祭殿です。
-
横から葬祭殿を眺めました。
-
エジプト古代王朝唯一の女性ファラオ、ハトシェプストの王墓です。ルクソール事件の現場ともなりました。
-
ハトシェプスト女王葬祭殿内部。
-
ハトシェプスト女王葬祭殿からナイル方面を眺めました。
-
フリータイムを使って再び西岸に渡りました。しかしタクシーの運ちゃんに吹っ掛けられ、頭に来て歩いていく事にしました。クレイジーだ!と言われながらも、負けず嫌いな頑固者、7月の砂漠を死者の谷目指して歩きます。
-
やっぱり7月の死者の谷はクレイジーでした。気温摂氏50℃超。渇いているので汗は出た瞬間に蒸発して流れる事がありません。知らぬ間にドンドン体から水分が蒸発します。メムノンの巨像に辿り着く迄にミイラ盗りがミイラになりそうでした。
-
向こうに見える村は俗称盗賊村。盗掘品を観光客に売り捌き生計を立てていると言う噂の村です。実際はパチモノとか土産物屋だったりの筈です。
-
パチモンや盗掘品はいりませんが、先ずは水分を買いましょう!
-
ラムセス3世葬祭殿にやって来ました。
-
幾つもの塔門が連続しています。
-
レリーフが刻まれた塔門。
-
列柱室には幾つもの列柱の基礎が並びます。当時は凄い迫力があった事に思います。
-
それにしてもツアーコースに入っている遺跡と、そうでない遺跡でこれだけ入場客数が違うとは思いませんでした。ツアーコースに入っている遺跡は嫌と思う程観光客が溢れているのに、コースから外れたこの遺跡には私しかいません。独り占めです。
-
古代エジプトの労働者の村、デイル・エル・メディナ。
-
ふと思います。いつだって労働者は…。
-
デイル・エル・メディナ神殿。
-
ツアーで効率良く旅するのも良い事かもしれませんが、自分の足で迷いながら歩くのが旅の醍醐味でもあります。でもこの砂漠で迷うのは命の危険が…。あ!なんかありそうです!…って私今、パッケージツアー中の筈ですが…。本当このツアー、良い意味でスカスカで、ツアーの効率と自由旅行の良さをミックスしてるのです。
-
高所からラムセス2世葬祭殿を眺めました。
-
ラムセス2世葬祭殿、ラメセウム。
-
ラムセス2世の生首が落ちてました。
-
盗掘者の村にあった中々のセンスのストリート・アート。
-
死者の国から生者の国を眺めます。これより帰還します。
-
太陽が西の空にだいぶ低くなっています。メムノンの巨像がド逆光です。早く帰らないと死者の国で夜を過ごす事となってしまいます。急げぇ!
-
ナイル川を渡って死者の国から生還しました。ファルーカがのんびり浮かんでいます。
-
ルクソール神殿が見えてきました。
-
ファルーカと共に東岸に到着です。
-
ツアーも最後の夜、ツアー・メンバーの叔母様方は互いの戦利品の品評会に夢中です。戦利品と言うその呼び方も私は初めて知りました。もう私はその響きにガクガクブルブルです。
「お兄さんの戦利品は?」
「気になってるものはあるのですが、未だ…。」
「今夜が最後のチャンスよ!欲しいのあるのなら男らしく勝負してきなさい!負けるんじゃないわよ!」 -
ツアー・メンバーの叔母様達にハッパをかけられて、神殿内のショップで気になっていたものを、夜の神殿前に店員を呼び寄せて、大奮闘しつつやっと希望価格まで落として買い物をしました。負けて帰ったら叔母様方に何を言われるかか解りません(笑)
-
デンデラの神殿複合体を訪れました。
-
遺跡内部に潜入しました。
-
中庭から見た純粋な神殿。
-
天井に残されたレリーフ。女神ヌトと生まれたばかりの太陽が女神ハトホルを照らしている図らしいです。
-
素晴らしい保存具合、勿論レリーフ自体も素晴らしいです。
-
塔門に残された保存状態の良いレリーフ。
-
クレオパトラとカエサリオンのレリーフ。
-
ハトホル神殿。
-
本当素敵なパッケージ・ツアーでした。ツアーの一般的な内容に対して日程が普通のものより長い設定のツアーでした。つまり日程表がスカスカで自由行動が多いのです。何故故こう言う日程となったかと言えば、実は7月と言う一番暑い時期に訪れるエジプトのツアーで、御年輩の方向けにたっぷり休息を取りながら旅を楽しんで欲しいとの事で、これだけゆとりを持ったコース設定だったとの事。それを私は悪用?して自由時間を無謀な迄にフル活用してしまったのです。これも放任主義で時には面白そうな案件さえ教えてくれもした添乗員さんのお陰です。その甲斐あってツアーならではの効率良い大物遺跡の拝観と、ツアーでは組み込まれないカイロのイスラーム地区のモスク群、アスワンのヌビアの村やクヌム神殿、ルクソール西岸のツアーでは訪れない神殿群等、自分の足で存分楽しむ事が出来ました。
-
それでは、ナイルに乾杯!
-
戦利品はローマ軍vsエジプトの神のチェスです。
最期までご覧になってくださり、ありがとうございます。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
アフリカの旅
-
エジプト1カイロ及びギザ周辺
2006/07/15~
カイロ
-
アスワンからアブ・シンベル
2006/07/18~
アスワン
-
エジプト3ルクソール
2006/07/21~
ルクソール
-
遥かなるトンブクトゥ1 バマコ~モプティ
2011/11/25~
マリ
-
遥かなるトンブクトゥ2 ジェンネ~バンディアガラ
2011/11/28~
マリ
-
遥かなるトンブクトゥ3 トンブクトゥ~バマコ
2011/12/01~
トンブクトゥ
-
遥かなるトンブクトゥ4トランジットでサファリ&バンコク
2011/12/04~
ナイロビ
-
風に吹かれて
2012/09/09~
ザンジバル
-
モーリタニアでサハラ砂漠を満喫!2アマトリッチ砂丘
2018/12/23~
その他の都市
-
モーリタニアでサハラ砂漠を満喫!3ザルガ山へ
2018/12/25~
その他の都市
-
モーリタニアでサハラ砂漠を満喫!4シンゲッティを経てウワダンへ
2018/12/26~
その他の都市
-
モーリタニアでサハラ砂漠を満喫!5ウアダンから世界の中心?へ
2018/12/27~
その他の都市
-
モーリタニアでサハラ砂漠を満喫6モン・エデルグへ
2018/12/28~
その他の都市
-
モーリタニアでサハラ砂漠を満喫7アタールへ
2018/12/29~
その他の都市
-
モーリタニアでサハラ砂漠を満喫8ベニシャブ砂丘へ
2018/12/30~
その他の都市
-
モーリタニアでサハラ砂漠を満喫9大西洋到達
2018/12/31~
その他の都市
-
モーリタニアでサハラ砂漠を満喫10最終回
2018/12/31~
その他の都市
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ルクソール(エジプト) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ アフリカの旅
0
80