2015/09/17 - 2015/09/26
751位(同エリア1063件中)
kunyuさん
- kunyuさんTOP
- 旅行記640冊
- クチコミ3008件
- Q&A回答20件
- 770,178アクセス
- フォロワー26人
2015年の9月にインドネシアに行ってきました。
アンコールワットを訪れて以来、東南アジア最大級の仏教遺跡ボロブドゥールをどうしても見たくなったのです。
また、ここ数年首都ジャカルタの通勤電車には元JRや東京メトロ、東急などの日本の中古電車が大量に導入され、東南アジアの町中を日本の電車が走るという不思議な光景が見られるようになっています。
広大なジャワ島を走る長距離列車にも載ってみたいですし、インドネシアのローカル線にも興味があります。
せっかく外国を旅するのですから、その国の鉄道に乗って土地の雰囲気、空気、景色を肌で感じたいのです。
そこで、ジャカルタを起点にしてジャワ島を鉄道で一周するルートを考えました。
まずジャワ島の西側のジャカルタから東側のスラバヤまで北側の路線を走る特急列車に乗ってスラバヤで宿泊。スラバヤからは避暑地マランに足を延ばします。
スラバヤからは南側の路線に乗り、ジョグジャカルタとバンドンに宿泊してジャカルタに戻るという8泊10日の日程です。
首都ジャカルタはあまり観光するところが無いので日本の中古電車への乗車がメイン。ジャワ島の東側のスラバヤも観光地はありませんが、近くの高原都市マランは散策に向いていそうです。
中央部のジョグジャカルタは仏教遺跡ボロブドゥールやヒンドゥー教の大寺院ブランバナン、王宮など様々な文化遺産があり、見どころ多数です。ソロの山奥にあるスクー寺院とチュト寺院というミステリアスな寺院も気になります。
■ 日程
2015年9月17日~2015年9月26日
9/17 成田→ジャカルタ
9/18 ジャカルタ観光
9/19 ジャカルタ→スラバヤ
9/20 スラバヤ→マラン→スラバヤ
9/21 スラバヤ→ジョグジャカルタ
9/22 ボロブドゥール・ジョグジャカルタ観光
9/23 ウォノギリ支線、スクー寺院、チュト寺院見学
9/24 ジョグジャカルタ→バンドン
9/25 バンドン→ジャカルタ
9/26 ジャカルタ→成田
※ブログ『マリンブルーの風』に掲載した旅行記を再編集して掲載しています。
ブログには最新の旅行記も掲載していますので、ぜひご覧下さい。
『マリンブルーの風』
http://blog.livedoor.jp/buschiba/
2015年インドネシア旅行記
https://buschiba.livedoor.blog/archives/52519852.html
インドネシア旅行記の第28回です。
9日目はジャカルタに戻り、帰国します。
元JRの103系に乗った後は、空港バスに乗りスカルノ・ハッタ空港へと向かいました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 交通
- 5.0
-
■ 9日目 2015年9月25日 金曜日
インドネシア旅行の最終日。朝にバンドンを出発し、昼前にジャカルタに到着。
ジャカルタ発の帰国便は深夜ですから、ジャカルタを走る日本の中古電車に乗りたいと思います。
カンプンバンダン駅で電車を待っていたら元東急8000系が入線してきました。 -
車窓には薄汚れたスラム街と高層ビル。ジャカルタ中心部の環状線に乗り、終点のジャティネガラ駅へと向かいます。
-
スラム街を走る元東急8000系。バイクが線路際に無造作に置かれています。日本ではありえません。
-
学校帰りの女子学生。線路の上を平気で歩いています。
-
車内の様子。広告がインドネシア仕様になったほかは日本時代と全く変わりません。
ヒジャブを巻いた女性がいなければ日本だと錯覚してしまいそうです。
ただ、インドネシアの人々は小柄なのか、日本の7人掛けの座席に8人座っています。 -
車内の様子。広告がインドネシア仕様になったほかは日本時代と全く変わりません。
ヒジャブを巻いた女性がいなければ日本だと錯覚してしまいそうです。
ただ、インドネシアの人々は小柄なのか、日本の7人掛けの座席に8人座っています。 -
ジャカルタの地上駅には跨線橋も地下通路もありません。隣のホームに行くには線路に降りることになります。危ない!
-
電車が来ないうちに急いで渡りましょう。
-
先ほどまで乗車していた元東急8000系。
-
先頭車両は女性専用車両となっています。
-
とりあえず隣のマンガライというターミナル駅に向かいます。
元JR205系がやってきました。 -
今やジャカルタで最大勢力となった205系。前面窓の金網は投石対策です。
-
高架線をゆっくり走り、マンガライ駅へ。
-
幹線道路をまたぎます。
-
このあたりは低層住宅地です。
-
マンガライ駅に到着しました。
なんと元JR103系が停車しています。ホームがない場所に止まっていますが、人が群がっていますから乗れるのでしょう。
日本でも貴重となったこの車両。乗るしかありません。
なお、ジャカルタの103系は2016年に引退し、現在はすべて廃車されています。 -
線路を渡って103系へ。
-
最後尾は女性専用車両です。方向幕が破けて使えなくなっていました。
-
インドネシアに譲渡された103系の車内。
-
インドネシアに渡った103系ですが、扇風機にはJR東日本の文字が残っていました。
-
出発を待っていると元JR常磐線の203系がやってきました。松戸育ちの私にとってはとてもお世話になった車両でした。
東京メトロ6000系もそうですが、自分が乗り慣れた車両がインドネシアで活躍しているのはうれしいですね。 -
ラインカラーは変わっていますが、それ以外は日本時代と同じです。
-
最近は極力日本語を消そうとしているようですが、見えないところでは残っています。
-
マンガライ駅の別のホームには元都営地下鉄の6000系が停車しています。
さすがに旧式の車両ですから2016年に引退し、現在はすべて廃車されてしまいました。 -
今度は元東京メトロの5000系がやってきました。マンガライ駅には1日いても飽きませんね。
-
2015年現在、元JR103系はマンガライ駅とデュリ駅を結ぶ短距離運用となっていました。
マンガライ駅を出発すると電車はスラム街へ。線路沿いにはゴミが散乱しています。 -
デュリ駅に到着。時刻は16時を過ぎています。
そろそろ荷物を預けたジャカルタ中心部のガンビル駅に戻らなければなりません。
初日空港からホテルに向かう時、運転手さんから「21時55分の飛行機に乗るなら遅くとも18時、できれば17時にはジャカルタからタクシーに乗って空港に向かうべきですよ」と言われていたのです。
すぐにやってきた元東京メトロ東西線05系に乗ってマンガライ駅に戻りましょう。 -
元東西線の電車はガラガラでした。
-
マンガライ駅で乗り換え、ガンビル駅に最も近いジュアンダ駅へ。
長距離列車のターミナルであるガンビル駅はジュアンダ駅の隣にあるのですが、なぜかすべての通勤電車はガンビル駅を通過するため、隣の駅なのに電車では行けません。 -
時刻は17時。隣のガンビル駅まで1キロほどですから歩いたほうが早いです。独立を記念するモナスを横目に歩きました。
-
17:20にガンビル駅に到着。預けていたスーツケースを引き取ります。10000ルピアでした。100円です。
そして空港行きのバスの切符を買いました。40000ルピアです。空港まで1時間かかるそうですが、400円とは安いですね。
タクシーだとぼったくられる危険がありますし、バスなら安心です。それに15分おきに出ています。 -
17:40に発車。ジャカルタ中心部は夕方のラッシュ時間帯で、当然渋滞に巻き込まれました。
-
ジャカルタの渋滞はひどく、中心部から空港まで3時間かかることもあるそうです。バスはそこそこ新しくトイレもありますから安心ですが、遅れすぎて飛行機を逃すことのないよう、今は祈るのみです。
-
街中は渋滞しましたが、なんとか高速道路の入り口までたどり着きました。
-
高速道路に入ると今までの渋滞が嘘のように空いていました。バスは快調に飛ばし、19時に空港に到着。
1時間20分ほどで到着しました。飛行機は21:55発ですから余裕があります。
なお、2017年末にジャカルタ中心部から空港への鉄道が新たに開通し、空港へのアクセスが便利になりました。 -
カウンターでチェックインを済ませます。あまりお店がありません。
-
出発まで時間をつぶしましょう。ジャカルタのスカルノハッタ空港にはお金を払えばエコノミーの客でも利用できるラウンジがあります。
チケットを見せると「ペイ?」と聞かれました。
15万ルピア払えばエコノミーでも利用できるとのことです。約1500円で軽食食べ放題、ビール飲み放題ですから安いです。 -
ラウンジは混んでいました。安いから当然ですね。
ビールを飲みつつ、カレーやらやきそばやらを食べて時間を潰し、時間通り飛行機に乗り込みました。
成田空港には翌朝7時半に到着。
列車に乗ってばかりの旅でしたが、インドネシアのジャワ島を堪能した10日間でした。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2015年インドネシア旅行記
-
2015年インドネシア旅行記 第4回 ジャカルタから特急列車でスラバヤへ 前編
2015/09/16~
ジャカルタ
-
2015年インドネシア旅行記 第1回 深夜のジャカルタへ
2015/09/17~
ジャカルタ
-
2015年インドネシア旅行記 第2回 ジャカルタを走る元JR南武線の205系電車に乗ってボゴールへ
2015/09/17~
ジャカルタ
-
2015年インドネシア旅行記 第3回 ボゴールの植物園を歩き、元東京メトロ6000系に乗ってジャカルタへ
2015/09/17~
ジャカルタ
-
2015年インドネシア旅行記 第5回 ジャカルタから特急列車でスラバヤへ 後編
2015/09/17~
スラバヤ
-
2015年インドネシア旅行記 第6回 ローカル線に乗り避暑地マランへ
2015/09/17~
スラバヤ
-
2015年インドネシア旅行記 第7回 ジャワ島の避暑地マランでたこ焼き屋台を見た
2015/09/17~
スラバヤ
-
2015年インドネシア旅行記 第8回 ジャワ島の避暑地マランをそぞろ歩き
2015/09/17~
スラバヤ
-
2015年インドネシア旅行記 第9回 スラバヤのショッピングセンターの本屋とレストランへ
2015/09/17~
スラバヤ
-
2015年インドネシア旅行記 第10回 スラバヤから特急列車でジョグジャカルタへ
2015/09/17~
ジョグジャカルタ
-
2015年インドネシア旅行記 第11回 プランバナン寺院群の中心、ロロ・ジョングラン寺院を見学
2015/09/17~
ジョグジャカルタ
-
2015年インドネシア旅行記 第12回 がれきの中にそびえるプラン・バナンのセウ寺院を見学
2015/09/17~
ジョグジャカルタ
-
2015年インドネシア旅行記 第13回 早朝のボロブドゥールへ
2015/09/17~
ボロブドゥール遺跡周辺
-
2015年インドネシア旅行記 第14回 ボロブドゥールの壁面のレリーフを見る
2015/09/17~
ボロブドゥール遺跡周辺
-
2015年インドネシア旅行記 第15回 ボロブドゥール近くのムンドゥッ寺院とパオン寺院を見学
2015/09/17~
ボロブドゥール遺跡周辺
-
2015年インドネシア旅行記 第16回 ジョグジャカルタの王宮を見学
2015/09/17~
ジョグジャカルタ
-
2015年インドネシア旅行記 第17回 ジョグジャカルタの王宮とタマン・サリを見学
2015/09/17~
ジョグジャカルタ
-
2015年インドネシア旅行記 第18回 インドネシアの伝統舞踊ラーマーヤナを鑑賞
2015/09/17~
ジョグジャカルタ
-
2015年インドネシア旅行記 第19回 ローカル線に乗りに、田舎町ウォノギリへ
2015/09/17~
ソロ (スラカルタ)
-
2015年インドネシア旅行記 第20回 ディーゼルカーが道路を走る!ローカル線に乗り、ウォノギリからソロへ
2015/09/17~
ソロ (スラカルタ)
-
2015年インドネシア旅行記 第21回 緑あふれるインドネシアの山道を走り、チュト寺院へ
2015/09/17~
ソロ (スラカルタ)
-
2015年インドネシア旅行記 第22回 若者に人気!神秘的なチュト寺院を見学
2015/09/17~
ソロ (スラカルタ)
-
2015年インドネシア旅行記 第23回 工事中でもユーモラスな彫刻のあるスクー寺院を見学
2015/09/17~
ソロ (スラカルタ)
-
2015年インドネシア旅行記 第24回 長距離列車に乗ってジョグジャカルタからバンドンへ
2015/09/17~
ジョグジャカルタ
-
2015年インドネシア旅行記 第25回 バンドンの普通列車に乗る
2015/09/17~
バンドン
-
2015年インドネシア旅行記 第26回 中国製高速鉄道の建設ルートを通り、バンドンからジャカルタへ
2015/09/17~
バンドン
-
2015年インドネシア旅行記 第27回 再びジャカルタを走る日本の中古電車に乗る
2015/09/17~
ジャカルタ
-
2015年インドネシア旅行記 第28回 ジャカルタの103系に乗車後、帰国
2015/09/17~
ジャカルタ
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ジャカルタ(インドネシア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ジャカルタ(インドネシア) の人気ホテル
インドネシアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
インドネシア最安
14円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
旅行記グループ 2015年インドネシア旅行記
0
38