夫婦2人で日帰り都内の美術館巡り（国立西洋美術館・都立美術館・三菱一号館美術館）

2022/08/12 - 2022/08/12

待ちに待った国立西洋美術館のリニューアルオープン記念展「自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」に行けていなかったので、同時に気になっていた「芸術×力 ボストン美術館展」と「ガブリエル・シャネル展」と一緒に美術展巡りをしてきました。上野と東京なので3か所回ってもあまり負担に感じませんでした。

▼訪れた場所
・国立西洋美術館
・都立美術館
・三菱一号館美術館

▼食事をした場所
・ラ ココリコ 上野本店

エリア 上野・御徒町(東京)

• 旅行の満足度: 4.0

今日はリニューアルされた上野駅の公園改札からスタート。JR利用者にとっては上野公園へのアクセスが便利になりましたね。

上野駅 駅

最初の目的地は2020年秋から施設整備のために休館していた国立西洋美術館。今年4月にリニューアルオープンした記念展として開催されている「自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」を観に行きました。

国立西洋美術館 美術館・博物館

ドイツ・ロマン主義から印象派、ポスト印象派、20世紀絵画を含めた現代アートまでの網羅力がとにかくすごい企画展。西洋絵画の巨匠たちの作品がバランスよく楽しめましたが、やはり個人的には印象派からポスト印象派までが好き。

国立西洋美術館 美術館・博物館

リニューアルオープン記念展だけあって、館内の演出も気合が入っていますね！

国立西洋美術館 美術館・博物館

ゴッホの「刈り入れ」。1889年の作品で、精神病の発作により入院していた療養院裏の麦畑の風景を描いたもの。ゴッホの作品はこれまでも多々見てきましたが、黄色が強調された入院時の作品が好き。

国立西洋美術館 美術館・博物館

セザンヌ 「ベルヴュの館と鳩小屋」、1890-92年頃。

国立西洋美術館 美術館・博物館

点描で有名なポール・シニャックの「ル・ポン・デザール」、1912年。

国立西洋美術館 美術館・博物館

ルノワール「木かげ」、1880年頃。ルノワールの風景画は意外と少ないんですよね、貴重な体験！点描のような筆触です。

国立西洋美術館 美術館・博物館

モネ「睡蓮、柳の反映」、1916年。荒々しい筆触がモネの他の作品とはちょっと違う雰囲気を出しています。

国立西洋美術館 美術館・博物館

モネ「セーヌ河の朝 」、1926年。シリーズ作のひとつですね。

国立西洋美術館 美術館・博物館

「自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」の他にも西洋美術館のデザイナーであるル・コルビュジエの展示も行われていました。建築家になる前のル・コルビュジエの作品に出会うことができます。こちらは1931年作の「レア」。

国立西洋美術館 美術館・博物館

西洋美術館を出て、次の展示までの時間を使ってラ・ココリコでランチ。前回は満席で入れなかったので予約しておきました。

ラ ココリコ 上野本店 グルメ・レストラン

ランチセットのサラダ。ボリュームもドレッシングも野菜の新鮮さもよかった！

ラ ココリコ 上野本店 グルメ・レストラン

僕がいただいたのは名物のロティサリーチキン。皮はカリカリで中はしっとり。とても美味しかった！

ラ ココリコ 上野本店 グルメ・レストラン

ベジタリアンな妻はサーモンのグリル。ソースがよかった。結構ボリュームもあるんですよね。

ラ ココリコ 上野本店 グルメ・レストラン

ランチ後少し公園内を散歩。不忍池のハスを見に行ったのですが、残念ながら終わってました。遅すぎた…。

上野恩賜公園 公園・植物園

上野動物園のエントランスもすっかりキレイになっています。入場時間も指定制になっており、コロナ仕様でした。

東京都恩賜上野動物園 動物園・水族館

次の展示を見に都美へ。

東京都美術館 美術館・博物館

今回は「芸術×力 ボストン美術館展」です。特に若冲の作品が多く展示されているのが魅力。当時たくさんの作品がアメリカのコレクターに流れたのですが、ボストン美術館が所蔵しているその一部を楽しむことができます。国内でもなかなかこの数の若冲の作品を一度に観る機会はなかなかないのでおすすめ。個人的には応挙の「牡丹孔雀図」をみれたのが嬉しかった。

東京都美術館 美術館・博物館

上野駅に戻り東京駅に向かいます。

上野駅 駅

東京駅の丸の内口から徒歩5分ほどの場所にある三菱一号館美術館。久しぶりに来ました。

三菱一号館美術館 美術館・博物館

現在の三菱一号館美術館は1894年に建築された三菱の洋風事務所建築の復元版。1968年に老朽化のため一度解体されましたが、保存されていた部材を使いながら当時の設計に基づいて2010年に復元されました。

三菱一号館美術館 美術館・博物館

年3度ほど企画展が行われているのですが、今回はシャネル展に行きました。ガブリエル・シャネルが1920年代からどのようにブランドを作り上げたのか、時代背景を想像しながら彼女のデザインを楽しめる内容になっています。

三菱一号館美術館 美術館・博物館

館内の雰囲気も明治時代を体験しているようでワクワクします。

三菱一号館美術館 美術館・博物館

東京駅に戻り帰路につきます。1日に3展示はちょっとやりすぎかなとも思いましたが、距離的に移動の負担が少なかったので意外とゆったり楽しめました。

東京駅丸の内駅前広場 名所・史跡