そうだ、京都行こう＃２～ねじりまんぽはねじってなんぼ～

2022/03/13 - 2022/03/14

そういえば琵琶湖疎水って一度も行ったことがなかった。

エリア 東山・祇園・北白川(京都)

ぶらぶらと歩いていると大きな鳥居に行き当たった。

どこか平城京跡を彷彿とさせるここは平安神宮。

広々とした敷地だが、朝だからまあがらんどうである。

しばらく散歩していたらまたきれいなお寺に行き着いた。少し歩けば文化財というこの感じがまさに京都だ。

少し崩れた石垣がまた良い。

さらにぶらぶらと歩く。やたらと急な水路に当たった。そういえば琵琶湖疎水にはインクラインなるものがあると聞く。せっかくだし行ってみよう。

南禅寺水路閣。近代的なレンガがお寺の中にあるのは今からしてそう違和感はないが、これが作られた当初だったらどうだったのだろうか。

レンガの橋の袂まで上がってきた。さすがに上は立ち入り禁止だが、

逆向きには歩いて行ける。これでインクラインを目指そう。

しばらくして大きな施設に行き当たった。

船溜まり。インクラインの上部にたどり着いたようだ。

レールが敷いてある。

着いた、これが蹴上インクラインだ。単線の線路が広大な敷地に…ではない。左端と右端にもレールがある、極広軌道×２だ。なんというか、スケールが違う。

インクラインの盛土から下に降りてみる。

インクラインをくぐるこの背の低いトンネルはねじりまんぽなる工法で一部界隈で崇拝されている。

側面が螺旋様になっているのがわかるだろうか。

船を載せられるような広い軌道、その船の重みに耐えられるようねじって作ったトンネル。明治日本の技術の粋である。

インクラインに戻って、終点まで来た。
（つづく）