道後温泉旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2021年9月。旅行お預けの夏、宿題の山。高校に毎日行かせてたんだからオリンピックくらい見してくれたっていいじゃないかと思いつつ、それもお預けになった。花の高校生、長い長い夏休みを引きこもり同然で過ごした私はうっぷんがたまりにたまっていた。そんなある日、Twitterでジェットスターのセールのニュースを見た。衝動的に、それこそカイジがエスポワールに乗るようなノリでチケットを取った。松山に行きたかったんじゃない。どこかに行きたかった。たまたま松山行きの切符がやってきた、そんな感じだ。 <br /><br />#1 https://4travel.jp/travelogue/11769886

ぶらり松山、一人旅#5~湯の中で泳ぐべからず~

9いいね!

2021/12/22 - 2021/12/22

749位(同エリア1403件中)

旅行記グループ ひとりたび

0

9

りーふ(NissanLEAF)

りーふ(NissanLEAF)さん

2021年9月。旅行お預けの夏、宿題の山。高校に毎日行かせてたんだからオリンピックくらい見してくれたっていいじゃないかと思いつつ、それもお預けになった。花の高校生、長い長い夏休みを引きこもり同然で過ごした私はうっぷんがたまりにたまっていた。そんなある日、Twitterでジェットスターのセールのニュースを見た。衝動的に、それこそカイジがエスポワールに乗るようなノリでチケットを取った。松山に行きたかったんじゃない。どこかに行きたかった。たまたま松山行きの切符がやってきた、そんな感じだ。 

#1 https://4travel.jp/travelogue/11769886

  • 松山城から下山し、道後温泉の駅に舞い戻る。時間は六時を回っていた。松山城入城が4時で下山したのが五時くらいだった。そのあと坂の上の雲ミュージアムにしれっと寄ったりしたが、子規記念館同様写真の乗せようがないので割愛する。からくり時計がガチャガチャと動く。<br /><br />道後まで戻ってきたのはなぜか。言うまでもない。坊ちゃんが浸かったという道後温泉に入るためだ。学校で温泉同好会会長を(勝手に)名乗っている人間としてこれは欠かせない。

    松山城から下山し、道後温泉の駅に舞い戻る。時間は六時を回っていた。松山城入城が4時で下山したのが五時くらいだった。そのあと坂の上の雲ミュージアムにしれっと寄ったりしたが、子規記念館同様写真の乗せようがないので割愛する。からくり時計がガチャガチャと動く。

    道後まで戻ってきたのはなぜか。言うまでもない。坊ちゃんが浸かったという道後温泉に入るためだ。学校で温泉同好会会長を(勝手に)名乗っている人間としてこれは欠かせない。

  • …<br />道後温泉本館、改修工事中。裏手からサブの小さいほうの湯につかれるそうだ。さあ<br />って、並びすぎである。<br />サブの湯舟、人集中、人数制限… 係の人の話を聞くに、50分待ちでは済まされなさそうだ。<br /><br />泣く泣く別れを告げ、近くでやっているという椿の湯なる外湯へ行く。<br />地元民に交じり、肩まで暖かさに触れる。思えば今朝家を出て、一人ではるか遠い四国にいるというだけでも冷静になればすごく珍妙な感じがする。朝から海を見て、異郷の電車に揺られ、奇妙な寺に行き、城を見、とてつもなく優雅な休日である。これでこの旅も終わりだ。東京に帰って、また受験生に戻らなくちゃならない。家まで長い。大変だなあ、、、<br />…ふと思った。優雅な休日を過ごし、松山でのんびり自由に過ごしている私は、なぜ今都会の喧騒に戻ろうとしているのだろうか。一切の義務から解き放たれているはずの今の私は、なぜわざわざ苦労してつまらない日常に戻ろうとしているのか。ふいに、このまま帰らなければ松山にいられるじゃないかという考えがよぎる。<br /><br />周囲を見回す。地元民らしいおじいさんはついに寝湯を始めた。彼にとってはこれが当たり前、生活の一部なんだろう。松山には松山のつまらない日常があるのだ。そう考えると、なんだか私がいるべき場所はここじゃあない気がしてきた。<br />長風呂してしまった。とっとと東京に帰らなくちゃならない。期末考査の間、これを乗りきれば松山と、ある種の憧憬の都だった松山。私から見れば観光地だが、そこの人から見ればただ暮らしがあるだけだった。別に娯楽の対象でもなんでもない。理由なんか知らんが、とにかく東京に戻って、いつも通りの零細部活の部長くんに戻らなきゃならん。


    道後温泉本館、改修工事中。裏手からサブの小さいほうの湯につかれるそうだ。さあ
    って、並びすぎである。
    サブの湯舟、人集中、人数制限… 係の人の話を聞くに、50分待ちでは済まされなさそうだ。

    泣く泣く別れを告げ、近くでやっているという椿の湯なる外湯へ行く。
    地元民に交じり、肩まで暖かさに触れる。思えば今朝家を出て、一人ではるか遠い四国にいるというだけでも冷静になればすごく珍妙な感じがする。朝から海を見て、異郷の電車に揺られ、奇妙な寺に行き、城を見、とてつもなく優雅な休日である。これでこの旅も終わりだ。東京に帰って、また受験生に戻らなくちゃならない。家まで長い。大変だなあ、、、
    …ふと思った。優雅な休日を過ごし、松山でのんびり自由に過ごしている私は、なぜ今都会の喧騒に戻ろうとしているのだろうか。一切の義務から解き放たれているはずの今の私は、なぜわざわざ苦労してつまらない日常に戻ろうとしているのか。ふいに、このまま帰らなければ松山にいられるじゃないかという考えがよぎる。

    周囲を見回す。地元民らしいおじいさんはついに寝湯を始めた。彼にとってはこれが当たり前、生活の一部なんだろう。松山には松山のつまらない日常があるのだ。そう考えると、なんだか私がいるべき場所はここじゃあない気がしてきた。
    長風呂してしまった。とっとと東京に帰らなくちゃならない。期末考査の間、これを乗りきれば松山と、ある種の憧憬の都だった松山。私から見れば観光地だが、そこの人から見ればただ暮らしがあるだけだった。別に娯楽の対象でもなんでもない。理由なんか知らんが、とにかく東京に戻って、いつも通りの零細部活の部長くんに戻らなきゃならん。

  • さっき行き過ぎた本館を目に焼き付ける。いつかまた戻ってくる。現在時刻は18:50。<br /><br /><br />…ちなみに、明日は朝から学校あるよ?<br /><br />…

    さっき行き過ぎた本館を目に焼き付ける。いつかまた戻ってくる。現在時刻は18:50。


    …ちなみに、明日は朝から学校あるよ?

  • 急いで道後温泉駅へ戻る。

    急いで道後温泉駅へ戻る。

  • 18:56発、JR松山駅前行き。今日中に東京に戻る、私にとっての終電に乗り込む。

    18:56発、JR松山駅前行き。今日中に東京に戻る、私にとっての終電に乗り込む。

  • 左手に朝登った城跡を見ながら。右手に夕方登った松山城があるはずの暗闇を見ながら。路面電車は松山市街を駆け抜けていく。

    左手に朝登った城跡を見ながら。右手に夕方登った松山城があるはずの暗闇を見ながら。路面電車は松山市街を駆け抜けていく。

  • 最終回にして初の登場、松山の玄関口松山駅。中心地を松山市駅に譲った、閑散とした駅前でバスを待つ。

    最終回にして初の登場、松山の玄関口松山駅。中心地を松山市駅に譲った、閑散とした駅前でバスを待つ。

  • ラスト松山を目に焼き付けつつ、空港行きのバスに乗り込む。あばよ、また来るぜ。

    ラスト松山を目に焼き付けつつ、空港行きのバスに乗り込む。あばよ、また来るぜ。

  • 疲労困憊していたようで成田までの帰りの飛行機も、そこからの電車も爆睡していて、なんとこれが最後の写真である。家についたのは0時近い。<br />でも、最高に楽しかった。まあ翌日遅刻したのはいうまでもないが。<br />

    疲労困憊していたようで成田までの帰りの飛行機も、そこからの電車も爆睡していて、なんとこれが最後の写真である。家についたのは0時近い。
    でも、最高に楽しかった。まあ翌日遅刻したのはいうまでもないが。

この旅行記のタグ

9いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

価格.com旅行・トラベルホテル・旅館を比較

PAGE TOP