2022年8月　東北9日間(15)　連続で星野２件目「星野リゾート青森屋」

2022/08/13 - 2022/08/14

東北って、関西に住んでいると北海道よりある意味遠い。飛行機の便数は限られているし、観光地としては隣に「北海道」があるせいか、そっちに引きずられてしまう。海外に行けない３回目の夏休み。去年から、もし今年も海外に行けないなら今年は「東北」かなぁ、なんて考えてたから、今年の夏は「東北」に決定。
海外に行くハードルが少し下がって、一時は海外に行こうか、って迷ったりもしたけど、帰国できないと困るし（帰国時の陽性で）。

夏の東北を連想して思い浮かぶところは3つあった。「奥入瀬」「白神山地」「八幡平」。この３か所を廻る形で旅を計画
渓流やハイキング中心の予定だったけど、東北の豪雨の影響で、計画の変更が多かったけど、こればかりは仕方がない。

実際には以下のように周遊した。片手には携帯の「雨雲レーダー」。雨と雨の間を狙って危険のないように移動。

８月６日　伊丹から青森空港へ。五所川原から鰺ヶ沢町、千畳敷海岸を通って不老不死温泉泊
８月７日　白神山地　十二湖、ブナ林散策　岩木山のふもとで泊
８月８日　田んぼアートを見て、奥入瀬へ移動　奥入瀬泊
８月９日　十和田市観光　十和田市現代美術館　奥入瀬泊
８月１０日　酸ヶ湯温泉　青森観光　十和田湖畔泊
８月１１日　十和田湖畔散策　小坂　サラダファーム　松川温泉泊
８月１２日　小岩井農場　盛岡　岩手県立美術館　八幡平泊
●８月１３日　道の駅　八食センター　三沢泊
８月１４日　ねぶたの家　ワ・ラッセ　青森空港から伊丹へ　帰宅

●この旅２件目の星野リゾート。
今回の旅は先に青森の往復航空券を押さえたので、それに合わせて旅程を組んだ。最終日の飛行機は12：55青森空港発
なので、空港にアクセスしやすい宿を選びたい。
奥入瀬や弘前方面はすでに廻っているので、最終宿は太平洋方面かー
ところがあんまり選択肢がなかった。
で、他を検索したら、「界」は連泊しか受け付けてもらえない。
最後に八甲田ホテルでも、って思ったけど、空きがなし。
で、少ない選択肢から選んだのが「星野リゾート青森屋」
口コミの評価を見ると、良い評価と悪い評価の両極端が目立つ。
高い宿泊費だけど、あまり期待せずに泊まってみようかー

エリア 三沢(青森)

チェックインは15時から可能。

ちょうど15時過ぎにホテルに到着

宿泊棟は二つあるらしい

そのひとつかな

こっちは西館みたい
上の方だと結構眺望がいいだろうなー

ホテルの玄関が見えてきた

出迎えのサービス
一緒に写真を撮ったりしてるグループがいたけど、私たちには何の声掛けもなかったわｗ

ポニーの後ろ姿が元気ない

暑くて大変なんだろうな

やっぱり元気がない

物憂げな感じ

もうご高齢なのか、暑すぎて元気がないのか

チェックインは予想通り長蛇の列

このホテルは連泊でなくても予約できるので、混むんだろうな

大きなスーツケースが2個あったから、部屋までの運搬をお願いしたけど、やっぱり断られた（奥入瀬渓流ホテルでもそうだった）。理由は「コロナの関係」だって。

でもね、部屋に行くまでエレベーターを2回乗り継いだり、距離も相当あったんだけどね。

あと、夕食の時間とその後に予約を入れているショーの時間が被らないか確認したんだけど、ショーの予約に関してはここではわからないから、直接会場に行って聞け、みたいに言われた。
客のオプションの予約状況の把握ができない、ってどういうシステムなんだー！

チェックインもチェックアウトも混むんだろうね

このフロントの待合の椅子は到着時は満席だったわ

フロント（本館）から一度エレベーターに乗って地下に降りて、地下をかなり歩いて隣の棟の地下に移動してから自分の泊まる宿泊棟（西館）のエレベーターに乗る

12階の部屋

部屋の玄関開けたら左にバスルーム

右にお部屋

和室のお部屋にベッドが並んでるというタイプで、広さは40平米くらいかな

手前にリビングエリアが4.5帖くらい

テレビはベッドの横に設置されてるから、リビングからはちょっと見ずらい

和室の一画にポットや冷蔵庫

空気清浄機もあり

一段あがった場所に低いベッド

枕元にコンセントがあるから充電も便利

部屋からの眺望はまずまず、といったところかな

緑が広がってるから悪くはない

バスルームの方はというと

洗面台

奥にシャワールームがあるけどバスタブはなし

温泉を利用したのでここは使用せず

トイレ

手洗いのボウルがちっちゃくて、毎回床がびしょびしょになる

以前の運営会社は、1990年代に小牧温泉を掘り当てて、一大リゾートを築いたけど、バブルの崩壊とともに経営が破綻して、星野リゾートに移管されたのが2004年なんだって。

なのでその当時の名残で、施設の敷地はめちゃ広い

中央の大きな池（カッパ沼というらしい）の周りにはいくつかの施設も建ってるみたいだし、散歩に行ってみようと思う

天気はいいけど暑いなぁ

この門を通り抜けて、池の周囲を一周歩く

木陰の散歩道の部分は気持ちがいい（多少は）

ぽつぽつと古民家風の建物が建ってる

ラウンジだったり、レストランだったり

ここは茅葺で立派だわ
「南部曲屋」というらしい

予約制でここで夕食がいただけるのだとか

一番奥の方にポニーのお家があった

さっき見たポニーとは別のポニーで、一生懸命に食べてた

そういえば、オプションで馬車に乗って園内を廻るツアーがあったから、それ用かも

ホテルの敷地内の建物の中で、シンボル的な建物
「浮見堂」

カッパ沼のほぼ真ん中にどーんと建っている

屋根が茅葺で立派。

中を覗くと、神殿みたいなのが確認できて、椅子が並べられてたけど、今は施錠されていて入れない。

どんな時に使うのかわからないけど、季節のイベントとか、ライトアップとかされるらしい

正面に周ってみる

しめ縄と鈴、賽銭箱があった
ってことは一応、神がいる、ってことか。
神聖な場所であるらしい

もう少し近づいて、看板を見ると
「小牧浮見堂」の文字
で、サインは岡本太郎だった

字がいかにも岡本太郎っぽい

この散歩エリア、ホテルに泊まってなくても自由に散策できるらしく、犬を散歩させてる人もいるらしいよ。

そういえば、星野リゾート奥入瀬渓流ホテルにも岡本太郎作の暖炉の煙突があった。どちらも元々は経営母体が同じだったからかぁー
一緒に頼んだんだね、きっと。

敷地内散歩を終えて、今度は館内の散策をしようかな

「星野リゾート青森屋」は二つの宿泊棟があって、それを繋ぐのが地下の
「じゃわめぐ広場」
これがここの「売り」スポット

大浴場に行くのにも通るし、レストランに行くにも通るからいつもたくさんの人で賑わってる

まずは本館の１階のラウンジ

囲炉裏風

広いラウンジだけど、だれも寛ぐ人がいない
時間は午後17時くらい

なんだか会議ができそうなテーブルもあったりするよ

ソファもあるし、快適そうだけど

ここから送迎バスがでる

三沢駅までは歩ける距離だけど寒い日や暑い日には助かる

「元湯」は同じ敷地内にある小牧温泉の日帰りOKの温泉
これも歩いて数分なんだけど、送迎がある

送迎バスの時間に合わせて、元湯の方にも行きたかったけど、上手くいかず、元湯には行けなかった。

暑いし、なんだか「温泉」って気分ではない。
やはり温泉は涼しくなってからの方がありがたいわ

真夏は温泉上がってからが暑すぎて気持ちよくない

西館の地下にあるバイキングレストラン
「のれそれ食堂」

開店前だからまだ閉まってる

「のれそれ」は、目いっぱい、って意味らしい

さぁ、このホテルの目玉処「じゃわめぐ広場」へ

「じゃわめぐ」とは津軽弁で血が騒ぐ、って意味らしい

お祭りの日のワクワクして興奮する感じが１年中このホテルでは味わえる、ってことか

縁日を思わせる飾りつけが華やか

金魚だね

「金魚ねぶた」というらしい

広場の一画にある「リンゴジュースがでる蛇口」

自由に飲めます（無料）

飲めない時間帯は
「リンゴの木は枯れました」っていう表示に変わるらしい

さっそく蛇口からリンゴジュースを注いで飲んでみる

この1週間、毎日リンゴジュース飲んでるわ

人生において、これほどリンゴジュース飲む機会が多かったことはない

ここは夜にオープンする居酒屋さん

レストランで食事後に飲み食いしてもいいし、食事プランの付いてない宿泊客もいるだろうし。

この隣にはBarもあって、夜遅くまで飲めそうだった

お土産物屋さんもある

品ぞろえも豊富

縁日のようなお店が並んでいて、金魚すくいとか、帆立釣り、的あてゲームとか

浴衣処では好みの浴衣がレンタル出来たり。

どれも有料だけどね。

早朝の8：00からは毎朝「津軽弁ラジオ体操」をやってるんだって

大浴場の入口もこの付近にある

さ、風呂入ろうっかな

脱衣所は広かったし清潔

基礎化粧品も一応揃ってる

これはホームページからお借りした

青森杉で造られてた、すごく広い大浴場は気持ちよかった

天井も高くて、シャワーブースが30くらいありそうだった

こっちは露天風呂（ホームページより）

この小牧温泉の湯はすごくしっとりしていて私の好きな感じ

お風呂から上がると無料のドリンクあり

今回は元湯の方には行けなかったけど、入り口は雰囲気あるね
（ホームページより）

夕食は19時半から

少し早めに行ったけど、案内してもらえた

ここはレストランの待合

古民家風のレストランは全体的に黒で統一されていて、炉端っぽい雰囲気

割烹着をきたお母さんが焼き物を焼いてくれる
炉端っぽい

メニューは
豚串焼き、鮭、帆立、サバ

煙が凄くって。

レストランが西館のエレベーター前にあるもんだから、エレベータの中がその匂いで充満してた

バイキング方式で、他にもライブ演出もあり

牛肉の鉄板焼き

バイキングのメニューは充実していて、海鮮丼ぶりの具材もそれなりに

お刺身は４種類が帆立の貝殻に乗せられていて、可愛らしいわ

煮物や揚げ物、サラダとか

生ビールは700円でジョッキ代を払えば、飲み放題だった

デザートはプリンとわらび餅

テーブルの間隔は狭いんだけど、一応隣との間に暖簾があるので、少しだけ個室感

てんぷらや刺身、ローストビーフとか

今日はあんまり食欲がないから、少な目。

毎日色んなものをちゃんと３食食べるから、胃が追い付かなくなってる気もするわ

夕食が終わると21時からショーを観覧

これは予約制の有料で、口コミの評判も上々だったから申し込んだ
ねぶた祭りの時期に来たのにねぶた祭見てないし、少しだけでもお祭り気分を味わおうかと

ショーは撮影禁止

席はほぼ埋まってる

さぁ、開演

東北の４つの祭りを工夫を凝らしながら演出を交えて紹介していく

ショーが終了したら、それぞれの祭りの山車が一斉に並び、ここからは撮影OKとなる

最後のねぶた祭が一番圧巻だった
ショーに出演するのは８人のチームなんだけど、祭りの雰囲気を出すために影とかで沢山の人を演出したり
若い人たちで構成されたチームで、こういう温泉宿のショーなのに出演者の紹介があるあたり、少しびっくり

どちらかというとライヴに近いかも

最後はお客さんも舞台に上がって、一緒にパフォーマンス
ねぶた祭りのステップで踊る

楽しい掛け声とリズムでお祭り気分が味わえた

ショーが終わったら22時
眠くってすぐに寝ちゃったわ

おはようございます

朝食は昨日の夕食と同じレストラン

あらかじめ予約していた時間に行く
それほど混んでない感じ

炉端のお母さんは朝もいる

夕食の時の焼き物を少し小ぶりにして、味噌で味付けした帆立のメニュー

朝からイクラ丼も食べられるよ

サーモンやエビもある

和食のメニューが多いかな

こっちは洋食のエリア

サラダも種類多いし、十分な品数

スープとかヨーグルト

胃腸に優しい洋食を選んで。

今日は帰阪。
青森空港12：55発の飛行機に乗るために青森方面へ。

少し時間に余裕があるみたいだから、少しだけ寄り道してから帰ります

この旅行記へのコメント （6）

• ぎっちゃんさん 2022/10/02 12:58:08

  星野リゾート青森屋

  ぴろろんさん　こんにちは～
  行って来たばかりの青森屋さん
  私も行く前にいろんな方の口コミや旅行記を見てから行ったので
  チェックインで並ぶのもスーツケースを自分で運ぶのも織り込み済みでした。
  でも4時前についたのに行列がまだ出来ているのにはびっくりしましたね。
  私は本館だったのでフロント横のエレベーターをあがれたのですが
  おりてからも一番端っこの部屋だったのでたくさん歩きました。
  確かにコスパは悪いですよね。
  もっとこじんまりとした旅館だったらもっと至れり尽くせりのおもてなしがうけられるところはいっぱいありますね。
  でもお祭りを楽しめる点では唯一かなとも思いました。
  私は1泊目が青森屋で三沢空港から行ったので15分ほどで着きましたよ。
  青森屋から青森空港は遠かったのでは？

  ぴろろんさん からの返信 2022/10/02 17:27:21

  Re: 星野リゾート青森屋

  ぎっちゃんさん、こんにちは。
  
  私たちも帰りの便、三沢空港から有れば良かったのだけど、ANAは伊丹便がなかったんです。青森空港までは50分くらいだったかな。割と近い、と感じましたー。
  
  一泊目が青森屋なら、テンション上がりそう。お祭り気分が味わえて、旅の初日にピッタリな気がします。
  
  私は最後だったので、胃も疲れていて、バイキングなのにあまり食べられず、勿体気分満載でした。
  
  ぎっちゃんさんは元湯の方には行きましたか？
  そこに行けなかったのが少し心残り。
  小牧温泉って、トロッとした良い湯でしたね。
  
  ぴろろん

• たまスケさん 2022/10/02 11:33:01

  津軽弁のラジオ体操

  ぴろろんさん　こんにちは(^ ^)
  
  津軽弁のラジオ体操ってなんだかおもしろそうですねー。
  聞いてみたいな（笑）
  
  星野リゾートっていろんな催しをしているホテルですね。
  集客力があるのはそういうとこも関係してるのかなと思いました。
  ショーも盛り上がっていたみたいですし、縁日も楽しめる。
  幅広い層にウケそうですね。
  
  ただ、最初の対応があんまりですね。
  いくらコロナだからと言っても、ただでさえ広い館内の移動が大変なのだから大きい荷物のお客様が部屋に荷物を運んで欲しいと申し出があったのならそういうことにも対応できる環境を整えるべきだと思います。
  コロナでも荷物を部屋に運ぶサービスをされているホテルはたくさんあって皆さん努力もされているというのに…。
  それに自分とこのホテルのイベントの事なんだから始まる時間とか把握しておくのは当たり前の事じゃないかなぁ。
  それか調べる努力をするとか。
  なんだか残念に思いました。
  
  ですが、大浴場は素晴らしいですね！
  青森杉をふんだんに使っていて、とても開放的。しかも好きな湯質というのはポイント高い(^ ^)
  残すところは帰阪の一話ですね。楽しみにしております♪
  
  たまスケ

  ぴろろんさん からの返信 2022/10/02 17:22:23

  Re: 津軽弁のラジオ体操

  たまスケさん、こんにちは。
  
  酷いでしょ、フロントの対応。でもあまり期待してなかったから、それほど腹も立たなかったかな。
  ホント、コスパは悪いです。
  
  星野リゾート、私は、家族連れにはいいのかな、と思いました。オプショナルは多いし、ホテル内も工夫されてますしね。食事も美味しいし、大浴場も広いので、混む、ってことはなさそうで、その点でのストレスは無さそうです。
  
  ここの温泉の湯は、トロッとしていて、湯上がりしっとり。良かったです。
  毎日温泉に入れたら、肌の調子、良くなりそう。
  
  ただ、館内が広いので、どこに行くにも遠いのがちょっと困ったかな。ちょっと部屋に忘れ物、ってのも遠いとか。
  
  たまにはこういう宿もいいけれど、どちらかというと、こじんまりした宿が好みです。
  
  ぴろろん

• たらよろさん 2022/10/01 21:50:31

  高いお値段だけれど、賛否両論

  こんばんは、ぴろろんさん
  
  星野リゾート☆
  なかなか経営方針が好きじゃなく、
  泊まる気になれない私がいます。
  ぴろろんさんのように、
  良い評価、悪い評価が半々のお宿に高い金額を出す根性と経済力がない～！
  でも、口コミの難しいところは、アクマデその方の経験による主観でしかないので、その辺りの判断が難しいところですよね。
  
  ただ、最初のチェックインのところで、私はテンションが下がってしまうかも。
  なんでもコロナを理由にサービスの質を下げて良いのだろうか～。
  大きなスーツケースをエレベーターを乗り継いで…。
  いやいや、工夫次第でなんとかできると思うのですがねー。
  だってお高いんだもの（笑）
  
  たらよろ

  ぴろろんさん からの返信 2022/10/02 11:38:15

  Re: 高いお値段だけれど、賛否両論

  こんにちは、たらよろさん
  
  そうなんです。
  今回初めて星野リゾート体験したのですが、今後、あえて星野リゾートに泊まろう、とは思わないです。
  やはりコスパは悪いです。
  もう少しお手頃な値段なら考えるかもですが。
  あと、星野も界や星のやとか、他のカテゴリーの宿は体験してないから、余裕が有れば泊まってみるかも。という程度。
  荷物を運んでもらえないのはマイナス点大きいです。
  口コミの評判が極端なのも納得できた次第です。
  
  ぴろろん