2025/03/20 - 2025/03/23
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takkeyurianさん
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推しのチームを見守る旅をしてみたい、といわゆるアウェイツーリズムに夫は憧れていました。ここ2~3年、旅する理由を推しチームに擦りつけて、日本のあの街この街を訪れています。なお、転校の多かった夫にとってゆかりのある町はたくさんあるけど、推しのチームは雪国をホームタウンとするフットボールクラブです。自分たちの思い出を忘れないようにメモのような構成で、この場をお借りします。すみません。
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前回までのあらすじ~八戸で推しチームの試合を見守るも、勤め先の酒宴での痛飲が祟り体調が優れない夫・・・しかし、ドーミーインの温泉とサウナでリフレッシュして、翌日は魚介の朝食を堪能するまでに回復の兆しを見せたのであった。一方、妻は蕪嶋神社にてウミネコの糞を喰らうのであった。
旅の目的である試合は終わったけど青森旅をつづけます。JR八戸線の終点、八戸駅で青い森鉄道に乗り換えますが、かつては国鉄(JR)の東北本線を名乗り、整備新幹線の開通に伴い第3セクター化された経緯があり。 -
三沢駅で下車しました。
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下車した乗客のほとんどが、駅前ロータリーに停車していたバスに吸い込まれて行きます。「星野リゾート青森屋」の送迎バスです。徒歩圏内なのに、こんな大型(しかも2台)を運行しており、この宿の規模が想像できます。
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もちろん、これは夜になって撮影した様子ですが、バスから降りると、このフロントロビーにはチェックインへの待機列の誕生です。チェックイン開始(15時)に合わせてのバスの到着だったので大賑わい。しかし、ノウハウを知るスタッフさんたちによって、さくさくと手続きは進み列は捌けて行きます。
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ロビーの座布団が色とりどりで可愛らしい。古着や生地を裂いて織りなおした伝統工芸 「南部裂織」 とのこと。
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フロントロビーの先にはフリードリンクがいただけるソファスペースあり。
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古民家っぽく、かつモダンが融合している「囲炉裏ラウンジ」です。テーブルが囲炉裏っぽい。
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われら夫婦の部屋は東館だという。他に本館、西館があり、それぞれ連絡通路でつながっています。
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おじゃまします。小窓のデザインは津軽海峡の波と、青森県のシルエットを融合させているのかしら。
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リーズナブルな部屋なんだろうけど、広々としている。さすが。
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小上がりにベッドっぽく寝床が用意されている温泉宿が多くなりました。ふかふか加減が良さそうですな。ちなみにベッドスローは南部裂織だという。
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温泉宿で好きな「あのスペース=広縁」は、よく見る造りではなく、掘りごたつです。
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こたつスペースに足を入れることなく、足を伸ばして座るも良し。
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大きめの皿に、宿オリジナルのりんごラングドシャが、スペースを活かした盛りつけの料理のよう。褒めすぎ?
隣には全国の星野リゾートの宿を紹介したぶ厚めな冊子があり、お持ち帰り下さい、だって。 -
そして「青森ヒバの入浴剤」のプレゼントがありました。顆粒とかの入浴剤ではなくて、正方形にカットされたヒバの木片そのもの。浴槽に浮かべて香りや効能を湯に染み込ませる。某サイトからの予約特典なんだろうか。売店でも販売されているほどの品だから。
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ちなみに、ロビーから囲炉裏ラウンジに向かう途中に、こんなコーナーもありました。青森ヒバのチップを小袋に詰めて、どうぞ。
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帰宅してからも枕元に置いて、くんくん嗅ぎながら、眠りにつくこともあります。
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ちなみに、この部屋には前室(玄関)と客間を仕切る扉はありません。
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洗面スペースの段差に足をぶつけた。靴を履くときにこの段差に座る一石二鳥の狙いだろうけど。
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左のトイレは折戸で勢いよくバタンって閉まるので、慣れるまでびっくり。
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シャワーブースのみ。泉質よろしいと聞く大浴場があるからね。それでも、立派なシャワー設備です。
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湯呑みは八戸焼でした。部屋には他にも青森の伝統工芸品があるのでしょう。
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なお、ペットボトル入りのミネラルウォーターの提供を止めて、水の入ったボトルが冷蔵庫に入っていました。足りなくなったら館内3箇所に設置されたウォーターサーバーからどうぞ。
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眺望は青い森鉄道の線路でした。かつては長編成の列車が行き来していたけど、その面影は、今や貨物列車くらい。
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館内着は着心地のよろしい作務衣です。
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刺繍がかわいい。これは八幡駒ですね。
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ねぶたと、りんご。
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ルームキーもヒバで、リンゴ型だ。
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ルームツアーはここまでにして青森屋の館内を探索しよう。
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東館から本館へ向かう動線には居酒屋コーナーがありました。
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21時から2時間だけ営業する「ヨッテマレ酒場」です。イカかわいい。
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青森の地酒もたくさん。左のポスター「陸奥八仙」のピンクラベル呑んでみたい。※しかし、ここで一献を傾けることなく、夜は長風呂を優先するのであった。この青森旅の途中、どこかの酒屋で入手したい。
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さらに進むと、青森屋の中心にある「じゃわめぐ広場」が縁日のような賑やかさを見せていました。クルーズ船内のアーケードというかプロムナードみたいな位置づけ※個人の感想です
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青森だからね、ねぶただよね。見事な「ねぶた七福神」が飾られていました。ちなみに、ねぶたは季節ごとに入れ替えられるという。
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アクティビティがたくさん。ねぶた鮪を釣り上げる「鮪一本釣りみくじ」コーナー。
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午前中だけ体験できる「ほたて釣り」コーナー。灯りのオブジェは、貝殻で構成されています。
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そして、この木の前には絶えず列ができていました。
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幹に蛇口が付いています。
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ひねると濃厚なりんごジュースが出てきた。絵本か童謡か、そんなテーマになりそうな憧れのひととき。
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りんごジュースの木の隣には、アメニティコーナー「もってってけろ」。いちいち青森弁で攻めてくる。
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さて、夕食前に風呂に入ろう。「ねぶた七福神」の隣には大浴場への門があります。
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立派な入口なのに、まわりが派手派手なので、初見時は見落とした・・・
門をくぐると、左が男湯、右が女湯で、脱衣場では入浴マナーを啓蒙するVTRが多言語で延々と流れています。泉質は源泉掛け流しでトロトロ。しかも内湯は、浴槽も天井も壁もふんだんに青森ヒバを使用していて、森の匂い。香りも効能ありそう。 -
それでは夕食へ。じゃわめぐ広場と、西館にあるレストラン「のれそれ食堂」をつなぐ回廊が、こんなに華やか。
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西館に入ると、一転、殺風景な渡り廊下のよう。ひんやりした通路ですが、逆手にとって懐かしい石油ストーブが置いてあります。
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食事処「のれそれ食堂」の入口に来ました。鮪フェアだって。入場までにやや並びました。
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そして、チェックイン時に渡された食事券をカウンターに見せます。一番乗りの17:30を希望するも、混み合うので、と17:45を提示されていました。早い時間帯は空いている、という訳じゃないのか・・・皆さん、考えていることは同じなのかも。
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席に案内されるまで再び待ちます。空席待ちの時間という訳ではなくて、1組1組を順々にご案内する時差ゆえの待ち時間らしい。食事処はファミレスっぽい雰囲気です。
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ということで、今回のプランはブッフェ形式で、好きなものを好きなだけ。1回戦のチョイスはこちら。※アルコールは別料金で専用カウンターにてオーダーします。
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炉端焼きのオープンキッチンから、かっぽう着姿の青森のかっちゃ(おかあちゃん)が焼いてくれたやつ(ホタテ、鯖、鮫)です。かっちゃは汗だくなので、端から見て心配になるよ。
なお、鮪フェアだというが、鮫メニューも多い。席へ誘導しながら説明して下さったスタッフさんも、鮫メニュー推しでした。 -
2回戦は、これらもまた、オープンキッチンから。
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ステーキの付け合わせには、サラダコーナーにあったりんごのコンポートを添えて。
一昨日の痛飲からの回復途上につき、ステーキの脂はやや、きつい。 -
海老と姫にんにくのてんぷら。そうそう、青森はにんにく王国だ。ほくほく、芽や根も揚げてあるのでシャキシャキ。
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汁物は、これも郷土料理で煎餅汁を。あらかじめ投入されていたふやけたやつと、後入れトッピングのパリパリのやつ、ともに味わえます。うーん、煎餅以外の具は乏しい。宿がケチケチしているのではなくて、早いもの勝ちのブッフェあるある。
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デザートはりんごにこだわろう。果実そのものも、アップルパイも。ごちそうさま。
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行きは食いしん坊の焦りから、いそいそレストランに向かったので、食後の帰り道には落ち着いて回廊の華やかさを堪能しました。
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八幡駒の灯籠を近くから見てみる。
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そして雪だるまたち。これらも季節ごとに姿を変えるという。
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青森りんごの品種を学べるミュージアムな展示もあり。
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腹ごなしに、ちょい屋外へ。このエントランスを背にして左へ曲がると・・・
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立派な造りの西大門の向こうに、さらに「ねぶた」スポットがあるというので。
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ここだ。
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どうやら干支のどうぶつたち。今年の干支、蛇はりんご巻いている。
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猿は温泉に相応しいからね。向こうには可愛らしい兎。他には馬、羊、龍はいたけど12干支オールスターではありません。
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足湯コーナーもあります。贅沢なことに後ろの棚には足拭きタオルが積み重なっています。
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じゃわめく広場のお祭りならではの喧騒から離れて、かっぱ沼を眺めてのんびりするのも、また良い。
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それでは、あらためて大浴場へ。
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至福の表情に見える入浴ねぶたのお出迎え。
明るいうちは混んでいたサウナも、この時間帯は多くて3人ほどの密度に。サウナヒーターの上には本物のねぶたが(もちろんガラス越しに)あるし、サウナマットのデザインもねぶた仕様で、BGMが祭り囃子で、かつ、オートロウリュでした。
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/aomoriya/activities/14134/
そして露天風呂「浮湯」は木々に囲まれて、滝を望む池へと張り出したインフニティ仕様です。池にはライトアップされた青森ねぶたと灯籠が、ゆらゆら浮いています。笛の音も流れています。トロトロ温泉に浸かりながら、ねぶたの幻想的なシチュエーションを眺めて、数十分も浸かっていたという夫史上最長の長風呂でした。
長文失礼しました。 -
青森県のシルエットって、印象に残るから覚えやすい。それでは、おやすみなさい。
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おはようございます。じゃわめぐ広場にて8時から開催された、津軽弁のラジオ体操で体をほぐして、朝風呂へ。
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湯上がりはそのまま、のれそれ食堂へ。食堂の中央に位置するオープンキッチンでは、昨晩は炉端焼きを、今朝は帆立ラーメンをサーブしてくれました。
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朝もブッフェスタイルでチョイスはこちら。お粥があればファーストチョイスとする夫です。
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温野菜(とうもろこし、さつまいも、カリフラワー)をサラダにオンしてみる。
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メインディッシュには、塩麹豚とりんごの炊き合わせと、厚焼き玉子を。
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いかの塩辛、長芋ねぶた漬、長芋しそ漬けをお粥のお供に。
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汁物を兼ねて、この旅のご当地麺その2→「帆立ラーメン」です。いわゆる三陸地方が推している磯ラーメンの類かと。大きい帆立に、フノリ、ワカメ、麩の入った塩ラーメンでした。
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デザートはやっぱり、りんごを中心に。
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鍋がりんご型だったり、細かいところにも青森のテーマパークとしてのこだわり。ごちそうさま。
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さて、じゃわめく広場には、品揃え豊富なショップもあり、左上から時計回りで、八戸産いか串→泉質に感動したあまり、温泉の素→青森屋オリジナルごぼうチョコせんべい→東北りんごのハイチュウ、です。
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そして、りんご茶と、りんごハンカチ。
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旅先のマグネットをコレクションしている夫は、青森屋オリジナルのねぶたを。
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パブリックエリアは縁日のような非日常を、部屋に戻れば自宅のような日常を。八戸で買い集めたツマミやお菓子を山盛りにしてリラックス。ここは連泊すべきだったな・・・
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青森屋のチェックアウトは12時という嬉しい設定です。朝食を食べてバタバタと身支度をするという、あの温泉宿の切なさがない。それでも11時30分にはチェックアウトすることにしました。乗りたい電車の時刻から逆算して、この青森屋の日帰り入浴施設「元湯」にも行きたい。宿泊者は無料で利用できて、チェックアウト後も当日ならOKという。フロントで入浴券を頂戴しました。
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お世話になりました。
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青森屋から元湯まで徒歩10分もしません。
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ちゃんと歩道もあるので行き来しやすい。
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到着しました。ここが元湯です。
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おじゃまします。
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ほう。エントランス前には「津軽びいどろ」がはめ込まれたパーテーションと、屋外なのにコタツがある。
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この津軽びいどろは、浴室の壁面にも見ることができました。朝日が入り込む時間帯はそれはそれは幻想的で美しいらしい。
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下駄箱には、青森屋と同じく、かるた風の靴札のご用意あり。青森屋でも、ここ元湯でも、「い」を使わせてもらいます。
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エントランスから館内を見る。丸い照明はガラスの浮き球です。漁師さんが使うやつ。
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そして、「あおもりの朝風呂文化」について説明あり。暗いうちから海に出ていた漁師が、冷えた体を朝風呂であたためた、とか。
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屋内にバス停あります。青森屋とは徒歩圏内だけど、宿泊者専用のシャトルバスが運行されているので、あえてレトロなインテリアを兼ねて湯上がり処に設置してあると見た。
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さて、そんな時間帯ではないけど、本日2回目の朝風呂へ。
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アルカリ性単純温泉で、トロトロヌルヌルだが、青森屋よりも温泉がフレッシュな気がする!浴槽の真ん中あたりにお湯が炭酸のように跳ねてるスポットを発見して、そこから湧き出ているのかも、と浸かるが、新鮮すぎて湯当たりするかも、とほどほどに。
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湯上がり処で少しゆっくりしたいけど、あと20分ほどで三沢駅を出発する電車に乗らなきゃ。地方は1本逃すと運転間隔が・・・
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元湯から三沢駅はすぐ。
青森屋はしっぽりした温泉宿というよりは、ファミリー層の多いテーマパークでした。とにかく温泉にじっくり浸かって、今回の滞在のおかげで、辛かった体調は戻りました。 -
三沢駅にて。この顔ハメパネルは意外と人気で、撮影の順番待ちあり。そうそう、三沢にはアメリカと共用の飛行場があり、ちょっとしたアメリカンタウンの側面も見せるという。福生やコザみたいなのかしら。次回は市街地散策も含めた青森屋への滞在が出来たら良いな。ということで、三沢を離れて青森市へと移動します。つづく。
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