2020/05/01 - 2020/05/31
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ほわほわわかな。さん
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大分県の佐伯市。
旧佐伯藩の藩庁があった街。
昔の面影が残る武家屋敷通りを歩きます。
今回は王道の観光ルート。
たまにはベタなのもいいじゃない?(*^ヮ^*)
▽使用機材:CANON IXY 150
- 旅行の満足度
- 5.0
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-
佐伯城の麓を通る道。
元々は山際通りとゆー名前。
この辺りは旧武家屋敷の面影が濃く残っていて。
市は『歴史的環境保存区』に指定すると共に、新たに『歴史と文学の道』とゆー愛称を与えました(〃'▽'〃)
お城の大手門があったところを皮切りに。
とことこ歩いてみたいと思います♪ -
城山のほうに向かって右側。
歩道の脇にこんなのが立ってました。
御影石の案内標。
この後もポンポン現れます。
これが立ってる場所は旧蹟です。 -
道路を挟んで反対側。
城山に向かってちょうど左側。
ココには佐伯藩の藩校と武道場がありました。
直心影流は江戸時代後期に流行した剣術の流派。
勝海舟もココの門下生。
てゆーか免許皆伝です♪(≧ω≦)ノ -
枝に隠れちゃった・・・
藩校『四教堂』跡の案内板。
藩校は藩士の子弟教育の場。
今でいう学校ですね(〃'▽'〃)
藩校はエリート養成機関なので。
落第に対するペナルティもかなり厳しかったようです。四教堂跡 名所・史跡
-
なんか躍動感のあるブロンズを発見。
タイトルは『鳥と少年』。
大分県出身のアーティスト・佐脇健一氏の手によるもの。
紙飛行機のように鳥を飛ばそうとしてるようにも見える(〃'▽'〃) -
あ、っこちのほうにもなんかある!
あれもブロンズだよね? -
こちらはどなたの作品かしらん?
台座には『SERIES-A GIRL IN THE LANSCAPE』とありました。
タイトルは『スイング』だそう。 -
お向いの建物。
昭和の観光旅館っぽい外観だけど。
これでも小学校なのです。
たぶん練塀のせいでね。
お宿に見えちゃうのかも( *´艸`) -
立派な屋敷門。
当時モノか移築モノかはわからないけど。
城下町佐伯の雰囲気にピッタリ。 -
佐伯小学校のルーツは藩校です。
武家の子弟教育の場の藩校が、明治の世になって尋常小学校になり。
その後に今の小学校になりました。
佐伯でも指折りの歴史を持つ学校です(〃'▽'〃) -
四教堂は藩校時代のネーム。
『しこうどう』って読みます。
藩校自体はココにあったわけではなく。
道路を挟んだ斜め向いにありました。 -
佐伯小学校は、四教堂の流れを汲んでいるので。
後継であることは間違いないんだけど。
屋敷門に四教堂の扁額とか飾ってあるせいで。
間違える人多いんだよね( *´艸`) -
小学校のあるこの場所。
佐伯藩の藩庁が置かれていた場所らしいです。
三の丸がお殿さまの居住スペースで。
ココは政務の場所ってことかな? -
昔は『表と奥』が御殿の中にあったけども。
明治ぐらいから、寝起きの場所と政務の場所を完全に切り離したのかも知れない。
とゆーわけで。
次は三の丸の櫓門を見に行きます(〃'▽'〃) -
さっきの道のドン突き。
こちらが三の丸の櫓門です。
建物らしい建物が残ってない佐伯城。
これが当時のままの姿を残している唯一の建物です。三の丸櫓門 名所・史跡
-
道はココでぐぐーっと右へ。
メインストリートがL字型ってゆーのも珍しい。
ま、地形のせいでこうなってるんだけど。
造りとしては面白い(*^ヮ^*) -
当時モノか、あとから景観に配慮して建てたものかー。
その辺りのことは全然わからないけど。
倉庫として使われてるっぽい。
この辺りには馬場があったそうなので。
馬小屋だったのかなぁとも。 -
この辺りから武家屋敷の街並がはじまります。
佐伯市も本気で美観に力を入れてるので。
美しい街並が広がります(*^ヮ^*) -
山裾に広がる武家屋敷。
上級藩士ほどお城に近い場所にお屋敷がある・・・
なんてセオリーを考えると。
こちらはご家老さまのお屋敷だった?
※ 現在は個人宅です土屋邸 名所・史跡
-
どこまでが城山の借景で、どこからが敷地なのかようわからん・・・(;・ω・)
ただわかるのはー。
よく手入れされたお庭が広がってるだろうなぁと。 -
民家の前にある薬医門。
お城の中にあったものが移築されたみたい。
たぶん明治になって払い下げられたかなんかして、もらってきたみたいなカンジ?薬医門 名所・史跡
-
薬医門は建築様式の名称なのでー。
お医者さんとか薬師専用のゲートってわけではないです。
思っちゃう人もいるかもだけど(≧m≦) -
お家の人は日常的には使ってないらしく。
オブジェと化してる状態。
旅館みたく見えるけど、民家です(笑 -
ココはフツーのお家っぽい。
練塀は往年の雰囲気だけど。
門構えはごくごくフツー。 -
と思ったら、お寺さんだった!
てっきり民家だと・・・(;・ω・)
中山身語正宗は佐賀県に本山があって。
真言宗系のお寺さんみたい。
修行道場っぽい雰囲気のトコだったので。
中には突入不可でした・・・(´・ω・`) -
こちらもかつての武家屋敷のあと。
今は佐伯市が運営するお茶室があります。
汲水亭といいます(〃'▽'〃)汲心亭 公園・植物園
-
『お茶を汲むということは、客に心を汲むこと』
そんな理念から付けられた名前だそう。
うん。いい名前だ(*^ヮ^*) -
中は本館と草庵の2つの建物があって。
お茶会だけでなく、生花や俳句の集いに使われるコトもあるそう。
市の施設なのでレンタル料も格安。
1時間で380円とか安すぎぃぃ!>< -
レンタルスペースの他に、中ではゲスト用に有料で呈茶のサービスを受けられたりも。
イベントやってると中止になるコトもあるかもだけど。
運良くタイミングのあった方は是非(*´ω`*) -
それと、ココはかつての米蔵のあと。
なんで武家屋敷の真ん中に米蔵が?
古地図を調べると、この近くにも本丸へと繋がる道があったみたい(現在は廃道?)。
それで麓のこの辺に米蔵を建てたのかなぁと。 -
お茶室の入口のすぐ脇。
通りに面してこんなのが建ってます。
井戸でございます(〃'▽'〃)三義井 (安井 唖泉 甘泉) 名所・史跡
-
佐伯藩中興の祖と呼ばれる8代藩主・毛利高標公。
彼に仕えた藩医が今泉元甫。
彼は藩医であると同時に町医者でもあって。
庶民寄りの感覚の持ち主だったと思われます。 -
この井戸も、元甫が私財を投じて掘った井戸。
庶民の飲料水不足を救うためだったといわれています。
この井戸は安井(あんせい)とゆー名前が付けられました。 -
彼が掘った井戸は他にもあって。
甘泉・某泉とゆー井戸も手がけました。
これら3つの井戸を合わせて『今泉元甫の三義井』と呼ばれます。
現在は井戸としての機能はないけれど。
昭和の初めまでは実際に使われていたそう。 -
武家屋敷街ににょっきり赤ポスト。
レトロな味わい。 -
ココは山際史跡広場の門前。
-
ところど剥げてサビサビ。
それもまたいい味わい?(*´ω`*)
ボロボロではあるけれど。
意外とポストって長持ちなんだねー♪ -
で、山際史跡広場。
ココもかつてのお屋敷の跡。
山中家の邸宅があったトコ。 -
家屋はなく、建物の礎石を中心に広場化した公園です。
遺跡公園みたいなカンジ。
あ、いつ来てもはいれるわけではなく。
ゲートの開いてるときだけです。
夜間はもちろん入れません>< -
この辺りの練塀も年季の入り方がすごい。
瓦のやつれ方とか。
やっぱり新品の瓦より。
風情はやつれてなんぼだよねぇ♪ -
次はこちら。
関所とか大木戸みたいな。
そんな威圧感をちょっと感じる場所。
もともとは坂本家の邸宅だったトコ。
坂本家は佐伯藩の重臣の家系です。国木田独歩館 美術館・博物館
-
かつて鶴谷学館とゆー私塾があって。
そこの館長を務めていたのが坂本永年氏。
当時のココの当主です。
文豪の国木田独歩は、鶴谷学館の教師として坂本館長の自宅に下宿していたのです。
教頭待遇で採用されてたので、かなりの高給取りだった模様。 -
そんなご縁もあって。
現在、このお屋敷は国木田独歩の記念館になっています。
実際、彼が佐伯に滞在したのは1年もなく。
わずかの期間での滞在ではあるんだけど。
妙に佐伯は『独歩推し』なのです(〃'▽'〃) -
あと母屋の建物。
これ、もともとは11代藩主毛利高泰公が別荘として建てたものを、ココに移築して住居として使ってたそう。
歴史ファンにも興味深いエピソードですね♪
とゆーわけで、今回の武家屋敷ウォーク。
これまでといたします。
それではまた~ o(^◇^)/~ ばいちゃ♪
おしまい。
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