2023/05/17 - 2023/05/17
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mom Kさん
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「おおにゅうじま」
読み方さえ知らなかった。
佐伯港を歩いていたら、連絡船乗り場が二か所もある。本数も多い。
何があるんだろう。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 船
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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佐伯港 始発7時15分 フエリー代150円
レンタル自転車300円(大入島側で用意) -
左手 大きな建物に「尾道造船」の文字が見える。ドックが連なる。
そうだよねえ。ここは瀬戸内への出入り口。 -
7分ほどで石間に到着。フェリー発着場では元気な女性が全て一人で切り盛り。行き交う一人一人に声掛け。朝の出勤、登校船客の中に混じって、よそ者は、私一人かな。
♀「(レンタルは)三時間ですが、11時の船に乗りますか。だったら、その時間まで戻ってくればいいですよ。」と言ってくれた。 -
朝の風の中、颯爽とペダルを踏む。自然と、アイザックさんの「モーニン~♪ フレッシュ エア~♪」と、口をついて出る。
今、7時半。あの時と同じ時刻だけど、ペナンは、6時半だから、彼は出勤前だなあ。 -
やたらと交通安全の旗が多い。飲酒運転防止を呼び掛けている。この島は、そういうところ?
道端にローカル男性がおられたので、挨拶。早速島リサーチ。
「この島には、小学生は二人ですか。」(ランドセル姿の女の子がおじいさんのような人と佐伯側に戻る船に乗り込んでいた)から始まって、旗のことも尋ねてみたら、島中の旗を立てたご本人。「○○まで交通安全週間で、立てたばっかり」
車で一周40分だから、「自転車だったら、2時間で周れるよ。」と、送り出してくれた。
人にも車にも遇わない道をすいすい。 -
昨日佐伯駅の観光案内所に寄ると、♀「大入島オルレに行かれますか。」と尋ねられた。?「それは何ですか」と尋ねて、港散策で見かけた連絡船で向かう島と分かった。。
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あっ、ここにも案山子。
船から降りたときも、リアルな案山子がお迎えで、驚いた。 -
そばで草刈り作業している男性。ようやく島民二人目。「この案山子は、だれが作っておられるのですか。」
♂「ワタシです」えっ!
そこからお話が始まった。11体作ったが、昨年の台風で、半数が流されたり壊れたりで、意気消沈していると。「とてもリアルですねえ。」と感心すると、工夫や作り方、来島する観光客の反応エピソードなどを話してくれた。 -
船隠しの場所は、この先だが、♂「自転車では危ないよ。」と言われるので、ここに停め、向こうに見える緑のトンネルへ。
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ぽっかり、静かな海面が現れた。
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「船隠し」
オルレの疑問あっさり解決。案山子の男性「韓国と大入島とは、全然関係ありません。それは・・・」
なんだかなあと割り切れない私。ここは、ここ!と思う私。 -
「海の細道」と観光パンフレットに。左手、海。
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手前に見えているような隙間が、三か所あり、そこから船を入れるのだろう。
せいぜい小舟程度しか通れない大きさ。
周りの岸辺には、船をつなぎとめるものも見えず、歩ける感じもしない。隠した船との出入りをどうしたのか、知りたいもの。 -
ここは、大きな集落で、港も先ほどのフエリー発着所より大きく、漁船も多い。
でも人は、どこ? -
トンネルが、つぎつぎと現れ、その度に、この向こうには・・・と少しわくわく。
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この島に、あんなに交通安全の旗が必要?
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またお会いしましたね。日本を旅していると、思いがけないところで、お会いする。
今回も伊予で、測量宿舎となったお屋敷に出会えた。折り畳みの机に、必ず掲げる看板もここまで運ばれたに違いない。そのころは、浦から浦へは船の移動。案山子作者の男性は「最近だよ、一周道路ができたんは。」と教えてくれた。
伊能忠敬氏の年齢を思うと、ただただ畏敬の念。
全部の島に行かれたわけではないので、大入島を選んだ理由もあるに違いない。同じ場所に立ってること、同じ景色を見ていることがなんだかうれしい。 -
このトンネルは、新しい。
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「神の井」
満潮時には、海水が入り込むエリアらしい。
道路から見下ろす。
道路の下は、開いていて、海岸へ。 -
ここは湾も小さく、瓦屋根のそろったお家が重なり合うようにかたまり、いくばくかのきりりとした気配に,漁村ののどけさとは少し異なる雰囲気です。
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上まで登る意欲ナシ。
立派な参道だなあ。 -
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なんどもなんども潜水を繰り返しています。一人船。磯の近くだから貝だろうに。アワビもながれこ(小さいアワビ)も「さいき海の市場」で見かけていない。
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地図も見ず、おおよそで乗り回していたら、あれ?になってしまった。
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トンネルを抜けたら、最初に通り過ぎた学校に出た。
自転車を降りて、まだ新しいのになあ。こんなに大きい校舎と言うことは・・・と想像していたら、目の前に車が止まった。? 窓がスルスル、「周ってきた?」と声をかけられた。
最初に出会った男性。わざわざ降りてきて、続きのようにお話が始まる。私が、「まだ新しい校舎ですねえ。」と、口火を切ってしまったから。尋ねたのはこのことと道路ができた時期だけ。
♂「・・PTA会長をしていた翌年にこの校舎ができ・・・このころ3000人ぐらい島民がいて・・・今はごひゃく・・・交通安全も消防団も○○も・・・と現在の役職を指を折りながら教えてくれる。今いる小学生は○○ちゃんに○○ちゃん、中学生は、○○ちゃんに○○ちゃんに・・・春のお祭りは○○にあるから、来るといいよ・・・。」
御用の途中だったのを思い出されて、お別れ。「ありがとうございました。」というと、♂「知ってることでよかった。」とつぶやいて、去って行かれた。 -
地図で見ると、島の真ん中で最もくびれた部分に当たる。立派な郵便局。
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そのお隣が、診療所。週に一日だけ診療日。
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観光客が食事等利用できる施設もあったが、この日は閉まっていた。
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牡蠣の作業所(正面の木造平屋)が島の風景に溶け込むように建っていた。
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そのそばにカキの養殖。この辺りしか見かけなかった。
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10時半に戻る。
待合所の地図を見ると、ここから左に出発したわけで、神の井から引き返さず、そのまま進んだら、右手からちょうど島一周して、ここに戻れたのだ。
そうすると、あの男性にもう一度会えなかった。このほうがよかった。 -
船室というところがなく、デッキのベンチだけというのも初めての経験。
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大入島は、小さいながら8つの浦(集落)が、あること。「○○浦は大きいから、区長は二人いて、全員で9名。」今は、佐伯市だけれど、♂「最近まで大入島村だったよ」と。
「最初読み方が、分からなくて・・。」とつぶやくと、♂「そう、訓読みと音読みで・・・」と応えてくれたり。あの校舎の活用を考えている最中とか。交通安全週間が終われば、また男性は、島を駆け周って撤去作業されるのだろう。島=命を体現されているようで、島びとに頼られているのが目に見える全身からのほっこり感。♂「みんなで別府に泊まりに行ったことがあってね。佐伯から来たと言ったら、仲居さん、『そしたら、ここの魚なんか食べられませんやろ』と言われてね。『そんなことないよ。刺し身いただくよ』って、言ったことがあるよ。」大分県人にも一目おかれている自負エピソードまで、ご披露。 -
フェリーから降りれば、目の前「鮮度壱番」。
今、11時半。
豊後水道「おおにゅうじま」
ここで獲れたお魚のお味、格別の味わい。周回中、お会いしたのがたった二人なのに、彼らこそ、大入島案内に最適のお二人だったのだ。
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