2020/01/30 - 2020/02/01
2167位(同エリア4471件中)
三峯霧美さん
今回の京都の旅、最終日の西国三十三所の札所を廻って、亀岡から京都駅に戻る道すがら、今まで行ったことのないところに出没します。
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12:38 亀岡駅から嵯峨嵐山駅へ。
青空が見えてきました。嵯峨嵐山駅 駅
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今回は嵐山や嵯峨野には行かず、嵐電に乗り換えるだけ。
歩いて嵐電嵯峨駅へ。 -
12:51 車折神社駅到着
この辺り、なぜかずっと足を向けられなかったエリア。車折神社駅 駅
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駅の向かい側が車折神社の参道、裏側になるようです。
「くるまざきじんじゃ」って言うんですね 読めません。車折神社 寺・神社・教会
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こちら側が正参道
祭神は清原頼業公
平安時代後期の儒学者で朝廷の役人として学識と実務の手腕は当代無比と言われたそうです。 -
ここは清原家の領地だった場所です。頼業の廟が設けられ、法名から宝寿院という寺になりました。
頼業が好きだった桜を沢山植えたので「桜の宮」と呼ばれていたそうです。 -
後嵯峨天皇が嵐山に出かけた際、社前で牛車の轅(ながえ)が折れてしまいました。
これは神様の力だっていうんで、門前の石を「車折石」と呼んで、「車折大明神」の神号を送ったそうです。
そんなわけで、石のパワーが強い神社。 -
清めの社
神社の境内全体が、この神様の悪運や悪因縁の浄化、厄災の消除のパワーに満ちてるそうです。なんもわかりませんが。
神社お薦めの参拝順路があります。まずはここで心身を清め、社務所で「祈念神石のお守り」を授かります。中に石が入ってます、ちなみに700円(笑) -
拝殿
お守りを両手に挟んで心の中で願い事を強く念じます。
芸事関連の人は、境内社の芸能神社の前でも同じように願い事を強く念じます。 -
お守りは肌守りとし持ち歩き、願い事が叶ったら、どこかで石を一つ拾って、その石に「お礼の言葉」を書き入れてここに納めます。お守りも神社に返します。
時々、このような「段取りに金銭」が必要な寺社がありますね。(鈴虫寺とか)
あまり心が動かされなかったので、スルーしました。 -
清少納言社
清少納言は祭神の清原頼業と同族なのだそうです。
お参りすると才色兼備のご利益があるそうです。 -
表参道入口にある愛宕神社 愛宕大明神
火の神様 -
水神社 水波能女命 みずはのめのみこと
水の神様 -
境内社の芸能神社 メディアで取り上げられることの多い神社です。
祭神 天宇受売命 あめのうずめのみこと 芸能の神様ですね。
1957年に末社の神様を分祀して創建
近くに映画の撮影所があるので、ニーズがあったのでしょうか。 -
玉垣には奉納した人の名前が書かれてます。
4千枚以上あるそうですよ。
ちなみに1万3千円の奉納料、2年間掲載。
申込は本人に限るそうです。 -
あれ?こんな人達(?)の名前もある。
神社のHPには、お参りしたタレントたちの記事や写真が掲載されてます。(自慢げに)・・・あんまり、興味ないんすよね、芸能界って。 -
こっちは境内社の 弁天神社に献水をするための水場
ここも段取りがありまして(無料です)
ここから手桶に水を汲みます。 -
弁天神社
水を持ってきて。 -
この桶に水を入れます。
手桶は元あった場所に戻せと強い口調の注意書きがある・・・多様性で、いろんな人がいて大変ですねぇ。 -
ジャボジャボと桶から手前の鉢(?)に水が注がれます。
お参りすると、金満美麗のご利益があるそうですよ。 -
御朱印を頂きました。
今は神社の集客には「女性受け」が必要不可欠です。
嵐電に乗って嵐山に行く人達を企画力でどれだけ呼び込めるかが経営の要。頑張ってください。
また嵐電に乗って移動です。 -
13:29 太秦広隆寺駅
広隆寺に向かいます。太秦広隆寺駅 駅
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13:30 広隆寺 蜂岡山広隆寺
平安遷都以前からある京都で最古のお寺です。
603年聖徳太子から仏像を授けられた秦河勝が建立した「蜂岡寺」は秦氏の氏寺でした。そのお寺が前身とか・・。広隆寺 寺・神社・教会
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広隆寺は聖徳太子の供養のために建立されたといわれ、蜂岡寺やほかのお寺などが合併した等、いろいろな説があるのです。
平安遷都と同時期に現在地に移転したというのが有力な説だそうです。 -
古い記録は818年の火災で焼失してしまいました。
840年頃に空海の弟子の道昌僧都によって再建されます。 -
薬師堂 吉祥薬師という吉祥天像のようなお薬師如来だそうです。
扉は固く閉まっていますね。 -
講堂 1165年に再建されたもので、京都でも珍しい平安時代の建物ですが、何度か修理して外側には古い部分は残っていないそうです。
建立当時は朱色に塗られていたそうです。
内陣には国宝の阿弥陀如来座像、左右に地蔵菩薩座像と虚空蔵菩薩が安置されているそうですが、こちらも扉が固く閉まっております。 -
腹帯地蔵をまつる地蔵堂
空海が造ったとされるお地蔵様 -
手水舎
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上宮王太子殿 こちらが本堂にあたります。
1730年の再建
1120年に造られた聖徳太子立像が安置されています。像は秦河勝に仏像を賜った33歳の時の姿で、下着姿の像に着物を着ています。 -
その着物は天皇が即位するときにお召しになる黄櫨染御袍で、天皇から贈られた黄櫨染御袍を着せる習わしが平安時代から続いています。
現在は上皇様と同じ技法で造られた袍が着せられています。
秘仏で11月22日だけ開扉されます。 -
太秦殿 お寺の開基の秦河勝を祀ります。
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ここまでは入山料は要りませんが、霊宝殿は有料拝観です。
国宝の弥勒菩薩半跏像(宝冠弥勒)が安置されています。
本坊の手前に拝観受付 -
13:41 正面に見えてるのは旧霊宝殿 1922年に聖徳太子1300年忌に建設されました、もう100年経ちましたね。
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霊宝殿の周りは苔のお庭です。手入れが行き届いてます。
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霊宝殿 1982年に造られました。
中に入ると照明が落とされて、厳かな雰囲気がします。
ずっと見たかった宝冠弥勒、国宝ですが、はっきりした来歴がわかりません。
お寺の由緒に登場する聖徳太子が秦河勝に譲った仏堂じゃないかとか、日本でつくられたんだとか・・・。
落ち着いた優しい姿はすべてを超越して、自分のなにもかもが許されたようで、感謝で心が震えて、ゆっくりと穏やかになって行きました。 -
もう一体泣き弥勒という弥勒菩薩像、大きな不空羂索観音にも圧倒されます。
内部はゆっくり拝観できるように、椅子が配置されています。
弥勒菩薩の前で座禅をしてる女性がいました。それとも瞑想されているのでしょうか。かなり贅沢な場所での瞑想、気持ちがいいかもしれませんね。
私にはその勇気がないなぁ。 -
何処からか蝋梅の香りがする。見つけました、小さな花。
もうすぐ春が来るよと、毎年時期を違わずにおしえてくれます。 -
御朱印を頂きました
弥勒菩薩 -
14:33 次の目的に向かいましょう。
お寺のすぐそばにあるバス停から市営バスで妙心寺へ移動です。 -
14:55 妙心寺
今回は玉鳳院と仏殿が特別公開されています。
毎年冬の京の旅で、非公開の塔頭が特別公開されるので、楽しみなお寺の一つです。妙心寺 寺・神社・教会
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まずは仏殿、法堂の脇を通って、玉鳳院に行きましょう。
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もう、道を覚えるくらい来ています。すっかりいいお天気になりましたね。
初めて訪れた時に、お寺のHPにある拝観コースに開山堂があるので、門前まで来ましたが、しっかり門が閉まっていて、見ることができませんでした。
やっと拝観できます。 -
何処からか鐘の音が響いて来ました。
ここにも鐘を撞く準備をしてる人がいる。この鐘楼は玉鳳院のものでしょうか??
塔頭の敷地は複雑に入り組んでいて、どこまでが、どこの塔頭なのかよくわかりません。 -
玉鳳院 方丈の狩野永真と洞雲の障壁画と開山堂の特別公開です。
残念ながら庫裏を入ると中は全面撮影禁止。
ここは花園天皇の離宮があった場所で、開山堂(微笑庵)は妙心寺最古の建造物です。なので塔頭とは別格なんだそうですよ。 -
枯山水庭園は国指定の名勝、南側の枯山水、開山堂の奥に石組の庭、北側の中庭の枯山水。
方丈は応仁の乱で焼失し、1656年に再建され戦国武将の位牌が安置されています。
豊臣秀吉の長男鶴松の像が安置されている御霊屋がありました。
開山堂は妙心寺で最も神聖な場所で常に灯明が灯され、お香が焚かれ、日に三度の食事が供えられています。 -
開山堂唐門 後小松天皇から御所の南門を寄進されました。
応仁の乱の焼失から逃れた門で、矢じり跡があります。 -
玉鳳院の御朱印
玉鳳御殿 -
開山堂の御朱印
微笑庵 -
妙心寺の仏殿と浴室が特別公開
現在、通常公開しているのは法堂と大庫裏です。
仏殿は妙心寺の本堂にあたります。1827年の再建。 -
御本尊の拈華微笑の釈迦如来座像が安置されています。
堂内には明智光秀の位牌があります。
拈華微笑は言葉を使わずとも心で伝わるという意味です。
しかし言わなくても分かることは実際には少なくて、言葉にして伝えることは大切です。 -
仏殿の御朱印
大佛宝殿 -
以前は一般公開(有料)されていた浴室は特別公開になっていました。
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明智光秀の叔父の密宗和尚が光秀の菩提を弔うために建立したので「明智風呂」とよばれています。
現在の浴室は1656年に再建されたものです。 -
焚口
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湯を沸かす釜
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浴室の御朱印
明智風呂 -
16:30 これにて、今回の旅の寺社巡りは終了。
花園駅に向かいます。 -
16:34 花園駅
結局、この日はまともなランチを食べていないので、お腹空き過ぎ。
まずは京都駅に行って、何か食べる!! -
17:00 京都駅 ポルタの四川賓館で五目麺を食べました。
やっと一息付けた感じ、少し疲れてたので、元気が出ました。
ここは、京都旅行の御用達のお店です。
野菜もたくさん入ってて、温かいし、何しろ中華料理って失敗が無いのがいいのです。 -
帰りの新幹線は19:35 それまで時間があるので、京都駅をぶらぶら歩いてみよう。今まで来たことなかった大階段 グラフィカルイルミネーション。
「旅する京都」と「バレンタイン」を見ました。京都駅 駅
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綺麗なので見とれてしまいます。
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大階段の上を通る渡り廊下、これは夜がお勧めですね。
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京都タワー側に移動。スケルトンな感じ
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京都タワーのライトアップが綺麗です。
ここで、中国人の団体さんがぞろぞろやってきた、ヤバイと、しっかりマスクをして立ち去りました。コロナ出国禁止前にやってきたラッキーな人達ですね。 -
18:17 大階段の上側から全体を見下ろします。
とても複雑な建物で、設計した方を尊敬します。
この後、伊勢丹でお土産に洛匠の草わらび餅(閉店しちゃった)
マールブランシュのお濃茶フォンダンショコラ
松栄堂でお香をちょこっと。 -
駅改札の吹き抜け部分。
新幹線の改札内で鞍馬の渡辺商店の木の芽煮と原了郭の黒七味の詰め替え用。
お土産は買わないよと言いながら、いろいろ買ってますね(笑)
春にまた来ようと思っていましたが、まさかコロナでパンデミックが起こるとは思いませんでした。貴重な一年をお籠りで過ごすとは・・・。
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