冬の信州温泉旅その2　極上のにごり湯へ再び　白骨温泉　小梨の湯笹屋宿泊　

2022/01/29 - 2022/01/30

毎年恒例にしている冬の温泉旅。今年は2年前にも訪れた美ヶ原温泉と白骨温泉に再訪する事にしました。2泊目は白骨温泉へ。宿は2年前にも宿泊した小梨の湯　笹屋さん。今回は日本秘湯を守る会のスタンプ帳が10個溜まったので、招待での宿泊になります。

エリア 白骨温泉(長野)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 2.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

御宿石川をチェックアウト後、まずは松本城を観光。天守閣には前回登っているので、内堀の外から見学。松本城は変わらず美しいですが、氷彫フィスティバルですごく賑わっていた2年前が嘘のような静けさ。プロジェクションマッピングでライトアップされるようなので、夜の方が賑わうのかな。

国宝松本城 名所・史跡

早速ですがランチを食べに行きましょう。タウンスニーカー東コースのバス停がある大手門駐車場バス停まで歩き、ここから乗車。

タウンスニーカー 乗り物

少し時間があるので途中下車し、旧松本高等学校を見学。西洋建築様式を応用した作りで今見ると本当にお洒落に見えます。現在耐震工事中で、部屋の見学は校長室（右上）のみ。広くて重厚感があります。階段の手すりも立派。素敵な建築でした。

旧制高等学校記念館 美術館・博物館

すぐ隣にはあがたの森公園。ご家族連れが多く、和みます。

あがたの森公園 公園・植物園

再びタウンスニーカーに乗り、ランチで伺ったのは浅田。こちらは十割そばが頂けるお店。12時着ですぐ入店できましたが、我が家で満席になりました。

浅田 グルメ・レストラン

注文したのは十割ざるそば。食べる前に蕎麦の香りを確認すると、昨日の佐々木より若干強く感じます。辛味大根は半分ほど入れ頂くと、辛みはさほど感じずむしろ味が引き締まるのか一層蕎麦の風味を感じ美味しい。十割にも拘わらずしっかりとしたコシもあり、適度な噛み応え。のどごしも良くまさに理想的。非常に美味しい蕎麦で、松本で食べた蕎麦では一番好み。12時半に退店すると4組ほどお待ちでした。

浅田 グルメ・レストラン

松本バスターミナルまで戻り、白骨温泉行のチケットを購入。今年は直行バスがないことに加え、上高地線の田川橋梁が被災しており、松本駅西口から代行バスに乗車。　13時21分発。

渚駅で上高地線に乗り換え。

アルピコ交通 上高地線 観光案内電車 乗り物

さらに新島々駅で路線バスに乗り換え。これなら直行バスを運行して欲しいと思うのが正直なところ。15時18分、泡の湯バス停で下車。

路線バス (アルピコ交通) 乗り物

バス停までお迎えがあり、2年ぶりに小梨の湯　笹屋さんに到着。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

小奇麗な白壁もそのままで、佇まいは変わらず。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

お世話になります。宿帳に記入し、チェックイン。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

案内された部屋は本館の中にある古民家を移築再生した特別室「胡蝶」。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

前室4畳。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

奥の10畳にはすでに布団が敷かれています。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

かなり広いお部屋。やはり招待だと少しいい部屋にして頂けるようです。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

広縁からは雪景色も楽しめます。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

洗面、トイレも広々。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

ダウンの丹前とアメニティ。前回と変わったのは、現在お風呂の脱衣所に籠は置いてないそう。なので、左下の簡易バッグを持っていきます。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

お茶菓子など。では早速お風呂へと参りましょう。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

フロント横のお休み処。ですが、実際は貸切露天風呂待ちの場所になっています。現在はフリードリンクになったようで、左の冷蔵庫から好きなものを持っていっていいようです。但しお酒類は一人一本だけ。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

貸切露天風呂は入っておられたので、先に内湯へ。渡り廊下の先に

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

男女別内湯。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

脱衣所。床暖房で温かい。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

泉質は含硫黄 - カルシウム・マグネシウム・炭酸水素塩温泉で源泉かけ流し。このミルキーブルーに濁ったお湯が本当に素晴らしく、適温温めで長湯できます。開放感もあって雪景色を見ながらのんびり。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

浴槽の析出物も相変わらず見事。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

洗い場。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

続いて貸切露天風呂へ。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

脱衣所。ここが極寒でお風呂に入るまでが少々つらい。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

貸切露天風呂。こちらの湯は少し熱めで外気温との差を考えればちょうどいい。周りの白樺林も美しく、気持ちいい～。いやあ～、極楽極楽。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

風呂上りにはフリードリンクで頂いたビールで乾杯。この風呂上りのビールの美味しさったら。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

夕食は17時半、18時と選べたので18時から。1階の食事処で頂きます。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

お酒は相方にお任せで笹のしずくを注文。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

柿白和え　　山のもの色々（松茸甘辛煮・合鴨ロース燻製・川海老・信州サーモン塩麴和え・くわい煎餅）
菊の酢の物　　吸物（岩魚にくずうち、茶そば、三つ葉）
季節が同じなので2年前とダブるものもありますが、味はどれもまあまあ。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

馬刺し　　信州ポークのしゃぶしゃぶ
蕎麦がき　　干し蕨の田舎煮（二人分）
ここの馬刺しはホント旨い。程よい霜降り具合でやわらかく、噛むほどに馬肉の旨味が口に広がります。信州ポークも上質で塩、胡椒を温泉水で溶き頂くとさっぱり。干し蕨のシャキシャキした食感もいいですね。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

岩魚の笹巻
そして宿の名物がこれ。3年寝かした自家製の味噌をお腹に詰め、笹の葉で巻き3時間蒸したもの。笹の香りも良く、熟成感のある味噌と岩魚が良く合います。非常にやわらかで頭から骨まで頂けます。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

揚げ出し餅　　ご飯　味噌汁
漬物（野沢菜　赤蕪甘酢）　ミルクプリン
もうお腹一杯です。夕食に関しては馬刺しと岩魚の笹巻は文句なく旨いですが、それ以外はもう一工夫欲しいところです。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

食後、再び貸切露天風呂へ。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

昼間とは違った雰囲気。あれ？どなたかが小さな雪だるまを作ってライトの前に置いたようですね。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

内湯も幻想的。ゆっくりと浸かって温まり、部屋に戻りました。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

翌朝。貸切露天風呂が空いていたので、早速。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

白樺林の抜けに見える乗鞍岳がほんのり赤く染まっています。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

白樺林を眺めながらのんびり。雪だるまもまだありました。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

最後に内湯へ。やはりいいお湯ですね。いつまでも浸かっていたいがそうもいかず。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

朝食は8時から。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

りんごジュース、白菜おかか和え、長芋、蕗煮物、やたら、サラダ、焼き鮭、出汁巻き卵。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

湯豆腐、温泉粥、味噌汁。
品数も多く十分。やはり温泉粥が美味しかった。

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

お酒代のみ支払いチェックアウト。いや～ゆっくりできました。
バス停まで送って頂き、

小梨の湯 笹屋 宿・ホテル

9時55分、泡の湯バス停から乗車。

路線バス (アルピコ交通) 乗り物

トイレ休憩の乗鞍観光センターからは乗鞍岳が綺麗に見えていました。
行きと同じく、上高地線、代行バスの乗り継ぎ松本駅へ。

乗鞍観光センター 名所・史跡

タウンスニーカーに乗り、昼食へ。最終日は人気の洋食店、おきな堂へ。番号札をとり、20分ほど待って入店。

おきな堂 グルメ・レストラン

オムハン。
味はまあまあといったところ。

おきな堂 グルメ・レストラン

コロッケ（定食）。コロッケは挽肉なしで芋だけのもの。裏ごしされているのかすごく舌触りもなめらかでかなり緩め。あっさりした味わいでこれもありですね。

おきな堂 グルメ・レストラン

最後に行ってみたいカフェがありそこへ。おきな堂から真っすぐ南下し8分ほど歩いたところにあるカフェラーチ。古民家をリノベしたカフェです。

カフェ ラーチ グルメ・レストラン

頂いたのはコロンビアとカフェラテ、そしてレモンパイ。ハンドドリップのコーヒーも美味しいですが、このレモンパイが旨～い！メレンゲのシュワッとしたくちどけの良さとレモンカードのキュッとした酸味。これにサクっとしたパイ生地が加わり食感も楽しい。失礼ながら予想以上の美味しさで大当たりでした。お土産にタルトを買って帰ろうかと相談しましたが、残っているものが少なく買い占めると満席で待っている3組の方が食べられないという事で断念。雰囲気も良く相方も気に入った様子なので、また松本に来た際には伺います。

カフェ ラーチ グルメ・レストラン

歩いて5～6分で松本バスターミナル。帰りも高速バスで。

松本バスターミナル 乗り物

14時20分発に乗車。渋滞もなく新宿にはほぼ定刻で17時40分着。

やっぱり温泉はいいですね。久しぶりにゆっくりのんびりできました。たまにはこんな温泉旅もしないと。

高速バス (京王バス) 乗り物