2021/12/29 - 2022/01/04
34663位(同エリア46315件中)
RiEさん
旅行7日目。
チェックアウト後HOTELに荷物を預け、新幹線の予約は夕刻なので時間まで観光することにし、おばんざいの店に1番乗りしてブランチを済ませた後、歩いて“泉涌寺とその塔頭寺院”を訪ねた。
京都駅から1番近い東山の奥座敷にある泉涌寺は、真言宗泉涌寺派宗祖とされる月輪大師が寺地の寄進を受け、荒廃した前身寺院に大伽藍を建設していたときに、敷地の一角から清泉が湧き出たことから泉涌寺と改めたそうで、真言宗泉涌寺派の総本山として皇室との関連が深く、御寺 泉涌寺とも呼ばれている。
東山三十六峯の一嶺である月輪山の麓からのびる泉涌寺道を登っていくと、木の枝が伸びるように9つの塔頭寺院が立ち並んでいて、想像以上に規模が大きいので驚いた。
時折小雨がパラパラ降る寒々しい曇り空のなか、山特有の静けさと厳かな空気が一帯を包み込み、わびさびを感じる凛とした佇まいがとても良かった。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
大石橋(地下鉄九条駅)バス停から207号系統バスに乗車して、泉涌寺道で下車するとバス停から1分ほどの場所にある“おふくろの味 祭”。
開店時刻と同時に入店すると先客はおらず、1番乗りだった。選べるおばんざいランチが美味しい:祭 by RiEさん祭 グルメ・レストラン
-
店内はL字型のカウンター席のみで、椅子に腰かけたままだと通路を通ることが出来ない程の狭さだけど、昔ながらの雰囲気が落ち着く。
ランチは1種類のみで、4品好きなおばんざいを選ぶと…ゴハン(お代わり自由)・味噌汁・漬物が付いてきて900円。
おふくろの味と看板に書かれているものの店主の男性1人で営業していて、「正月休みで今日から営業再開だから、いつもより品数が少なくてスミマセン」と言っていたけど、カウンターには9品のおばんざい・フライ3種(チキン・鯵・コロッケ)・焼魚(鯖・鮭)が並んでいて迷ってしまう。選べるおばんざいランチが美味しい:祭 by RiEさん祭 グルメ・レストラン
-
温かい物は温め直してくれる。
選べるおばんざいランチが美味しい:祭 by RiEさん祭 グルメ・レストラン
-
私が選んだのは…鯵フライ・酢の物・肉じゃが・白和え。
店主は話好きらしく、私たちが名古屋から来たことを知ると、母親が愛知県の西三河出身だと教えてくれて「だから、おばんざいにしては味が濃いって言われるんです」と笑っていたけど、馴染みのある味でとても美味しく、夫は珍しいことにゴハンをお代わりしていた。選べるおばんざいランチが美味しい:祭 by RiEさん祭 グルメ・レストラン
-
住宅街の緩やかな坂をのぼって行くと、御寺 泉涌寺と描かれた立派な総門が姿を現した。
皇室ゆかりの寺院で、泉涌寺宝物館“心照殿”の見学も是非:御寺泉涌寺 by RiEさん御寺泉涌寺 寺・神社・教会
-
総門の先は、背の高い木々が空が見えない程延びていて鬱蒼とした雰囲気を醸し出す。
荷物になりそうだったから手袋・ストールをスーツケースに置いてきたせいで寒さが身に凍み、心なしバス停付近よりも冷え込みを感じた。皇室ゆかりの寺院で、泉涌寺宝物館“心照殿”の見学も是非:御寺泉涌寺 by RiEさん御寺泉涌寺 寺・神社・教会
-
泉涌寺とその塔頭寺院の地図。
時折、泉涌寺道を車が颯爽と走り抜けていったけど、参道の距離が結構あるので羨ましくて仕方なかった。皇室ゆかりの寺院で、泉涌寺宝物館“心照殿”の見学も是非:御寺泉涌寺 by RiEさん御寺泉涌寺 寺・神社・教会
-
この塔頭寺院は行く予定に無かったけど、入口の看板に惹かれて訪れたのは“戒光寺”。
1228年に第86代:後堀河天皇の勅命により猪熊八条の地に創建され、勅願所となった戒光寺は巨大な伽藍も持ち、戒光律寺とも呼ばれていたそう。本堂の中に入って正座しながら見上げないと本尊の御尊顔を拝むことが出来ない:戒光寺 by RiEさん戒光寺 寺・神社・教会
-
境内にはコンパクトだけど、本堂の反対側に泉山七福神の第二番:泉山融通弁財天も祀られていて、融通を利かせてあらゆるお願いを聞いて貰えると信仰が厚く、泉山七福神巡りの1つになっている。
本堂の中に入って正座しながら見上げないと本尊の御尊顔を拝むことが出来ない:戒光寺 by RiEさん戒光寺 寺・神社・教会
-
戒光寺の本堂は撮影禁止で、本尊である御身代わり丈六釈迦如来は約5.4mあるため、本堂の中に入って正座しながら見上げないと御尊顔を拝むことが出来ない。
ちなみに足下の台座から背中の後光まで合わせると高さ約10mあるそうで、鎌倉初期の仏師:運慶と湛慶の父子によって刻まれた貴重な仏像は、国の重要文化財に指定されている。本堂の中に入って正座しながら見上げないと本尊の御尊顔を拝むことが出来ない:戒光寺 by RiEさん戒光寺 寺・神社・教会
-
泉涌寺の大門を通り過ぎて、傘を片手にひたすら山道をのぼっていくと、泉涌寺山内の1番奥に位置する“雲龍院”に到着した。
【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
南北朝時代の北朝第四代天皇:後光厳天皇の勅願で作られた寺院で、真言宗泉涌寺派の別格本山とされており、本山に準じた待遇を受ける特別な格式を持った寺院。
【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
石畳の参道を歩いて行くと、左手にふくよかな衆宝観音像の姿があった。
衆宝観音は羅刹の難を救う観音様で、1人でも祈れば他の人も救われるという教え。【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
参道を右手に曲がると、突き当りに入口があるので靴を脱ぐ。
奥で睨みを利かせているのは清浄の龍。【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
小さな籠が目に付いたので覗いてみると、手編みの靴下が入っていた。
数々の寺院で底冷えに悩まされてきたので本当に有難く、お陰で足の冷えを気にせずにゆっくり見学出来たから、冬や春先に寺院観光する時は足元の防寒アイテムも持参したい。【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
拝観のみなら大人1人:400円(お茶付き・写経付き拝観券も有)。
受付で拝観料を支払うと、パンフレットと一緒に【雲龍院の「へぇ~」ポイント】印刷された境内図が貰えるので、これを片手に観て周る。【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
受付から右手に曲がると、坪庭があるので先に進むと…
【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
れんげの間があり、左端の中途半端な位置に座布団が用意されていた。
座ってみると雪見障子のガラスに左から…椿・灯篭・楓・松が眺められるようになっていて、枠の形に合わせて1つ1つの景色が当てはまることから、色紙の景色と呼ばれているそう。
座布団に腰を落ち着かせると視線の位置が下がってしまい、景色が枠から切れるため結構難しい。【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
蓮華の間のにある大広間:大輪の間の床の間。
華やかな正月飾りが目を惹く。【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
中庭に目をやると、東山を借景とした広々とした庭が広がっていた。
この庭は書院から客殿へ続くどの部屋からでも鑑賞できるようになっていて、部屋ごとに趣があり、抹茶付きの拝観券を購入すれば後ろのテーブルで接待してもらえる。【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
縁側近くに1人用の腰掛と瞑想石が置いてあり、庭園を眺めながらこの石に足を乗せて瞑想出来るようになっていた…けど、あまりの寒さで心落ち着かせて座っていられず退散。
【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
霊明殿は皇族の位牌堂で、通常非公開のためガラス窓越しに覗けるようになっていて、薄暗いなか目を凝らすと後光厳天皇や、その息子である後円融天皇らの坐像が奉安されているのが確認できた。
等身大に近い大きさで造られている後光厳天皇・後円融天皇坐像は首部分が抜けるようになっており、非常事態にせめて御尊顔だけでも持って逃げられるようにという配慮からだそう。【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
霊明殿前庭には徳川15代将軍:徳川慶喜が寄進した石灯篭が建っている。
霊明殿から見ると、ほんの僅かに石灯籠傾いていると「へぇ~」ポイントに書いてあるものの、この位置からだと真っ直ぐに見える。【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
廊下には、見学路に沿って絨毯が敷いてある配慮が有難かった。
【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
朱色の絨毯が敷かれた通路を進んでいく。
【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
霊明殿から見える門の外側。
【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
龍華殿と名付けられた本堂には薬師如来三尊像が安置されていて、日光・月光菩薩を両脇に祀っている。
本堂は写経場にもなっており、障子を開けて入ると静かに写経に向き合う人の姿があった。
後光厳天皇の第2子:後円融天皇は写経にとても熱心だったことから、雲龍院は写経道場として発展したそうで、その名残として写経体験・写経会が開かれているそう。【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
龍華殿から背後を見ると勅使門が構えていた。
勅使門は皇族専用門のため通常は固く閉められており、不明門(あけずのもん)とも呼ばれている。
壁を挟んだ右側の門は、入場時に潜った門。【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
龍華殿の廊下を進んで受付まで戻り、そのまま通り過ぎて建物左側へ。
坪庭に置かれているのは、賀茂川の真黒石で造られた観音石像。【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
角を曲がると一部縁側に出られるようになっていて、庭園の水琴窟が楽しめる。
この水琴窟は今まで聞いた中で1番音が遅く、耳を澄ませて待っていてもなかなか聞こえない。
前の人が「2-3分待たないと聞こえないし、すごく小さい」と言っていたので根気よく待てたけど、知らなかったら多分諦めてた。
音は今まで聞いたことのない不思議な共鳴で、言葉では言い表せないけど訪れたら聞いてみる価値はあると思う。【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
廊下に戻って先を見たら月窓の間・悟りの間と入口に案内が出ていたので、まずは月窓の間へ。
【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
自由に入れるようになっていたので足を踏み入れると、床の間の壁に注目。
【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
三日月型にくり抜かれていて、光が差し込むようになっていた。
【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
続いて隣室の悟りの間へ。
床の間が2か所・異なる形の窓が2か所ある2間続きになっていて、廊下側の四角い【迷いの窓】は人生の苦しみである…生老病死四苦八苦を角で表している。【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
まず迷いの窓の前で自問自答し、その後に悟りの窓の前で自分を見つめなおすと、本来の自分に変わることができると言われていて、少し怖かったので何も考えずに座った。
【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
奥の丸い悟りの窓は禅の世界では悟りの境地を表しており、椅子が用意されている。
窓が額縁みたいに見えるせいか、庭園の景色が日本画のように感じられた。【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
月窓の間前の廊下から見た庭園。
庭の色が華やかになる季節にまた訪れたい。【雲龍院の「へぇ~」ポイント】という境内図を片手に見学すると、より深く楽しめる:雲龍院 by RiEさん雲龍院 寺・神社・教会
-
泉涌寺道を戻って御寺 泉涌寺へ。
この大門は江戸期初頭に京都御所の門を移築したもので、今にも雨が降りそうな重たい空に負けないくらいの重厚感があった。
拝観料は大人1人:500円。皇室ゆかりの寺院で、泉涌寺宝物館“心照殿”の見学も是非:御寺泉涌寺 by RiEさん御寺泉涌寺 寺・神社・教会
-
大門を入って左手に曲がると、正面に重要文化財:聖観音像が安置されている“楊貴妃観音堂“。
聖観音像はその美しさから、玄宗皇帝が亡き楊貴妃の面影を写させて造ったとの伝承を生み、江戸時代の初めころから楊貴妃観音像呼ばれているけど内部撮影禁止。
その横には泉涌寺宝物館“心照殿”が建っていて、拝観料に含まれている。
このタイミングで雨脚が強まったので心照殿に入ってみたところ、鎌倉時代に四条天皇が泉涌寺に葬られて以降、歴代天皇の菩提所として皇族所有の数々の品が奉納されるようになったため、皇室ゆかりの品々もたくさんあり、開山以降に所有した泉涌寺および塔頭寺院所蔵の国宝・仏像・仏画・書物なども展示されていて、非常に興味深かった。いつまでも見つめていたくなる穏やかな表情が美しい:泉涌寺 楊貴妃観音堂 by RiEさん泉涌寺 楊貴妃観音堂 名所・史跡
-
雨は若干弱まったものの傘が手放せないまま、残り時間が迫るので見学を再開。
大門を抜けた先は降り参道になっていて、前方には仏殿が見えた。
数えきれない程の寺社を訪れているけど、この降り参道のスタイルは初めてかも。
土地柄、泉涌寺は盆地の底に本堂を建てる方が修行に適しているとされたからと言われていて、珍しかった。皇室ゆかりの寺院で、泉涌寺宝物館“心照殿”の見学も是非:御寺泉涌寺 by RiEさん御寺泉涌寺 寺・神社・教会
-
仏殿は泉涌寺の本堂であり、1668年に四代将軍:徳川家綱によって再建されたそう。
皇室ゆかりの寺院で、泉涌寺宝物館“心照殿”の見学も是非:御寺泉涌寺 by RiEさん御寺泉涌寺 寺・神社・教会
-
国の重要文化財に指定されていて、内部撮影は禁止だけど須弥壇には運慶作:阿弥陀・釈迦・弥勒の三尊仏が安置されている。
釈迦の命日(旧暦2月15日)の月遅れとなる毎年3月中旬ごろ、京都の様々な寺院で遺徳を慕う涅槃会の法要が開かれるのに合わせて、ここ泉涌寺でも長さ16m・幅8mある…天井から床にかけてコの字型に折り畳んで吊らないと、堂内に収まらないという超大作の極彩色で彩られた日本最大の涅槃図が公開されるそうで、首が痛くなるほど高い天井から吊るしても足らないのかと思うと、機会に恵まれたら観てみたい。皇室ゆかりの寺院で、泉涌寺宝物館“心照殿”の見学も是非:御寺泉涌寺 by RiEさん御寺泉涌寺 寺・神社・教会
-
浴室は仏前に仕える僧が身を清める場所で、風呂といっても床下の鉄釜で湯を沸かして、その蒸気を床上に入れる蒸し風呂式だった。
古代・中世には、病に悩む民衆の治療にも用いられたそう。皇室ゆかりの寺院で、泉涌寺宝物館“心照殿”の見学も是非:御寺泉涌寺 by RiEさん御寺泉涌寺 寺・神社・教会
-
泉涌水屋形は、泉涌寺の名の由来となった清泉が地下から湧いた場所。
清泉を覆うように屋形が建てられており、今も変わらず清泉がこんこんと湧き続けている。皇室ゆかりの寺院で、泉涌寺宝物館“心照殿”の見学も是非:御寺泉涌寺 by RiEさん御寺泉涌寺 寺・神社・教会
-
舎利殿は仏殿の後ろに建てられており、釈迦の犬歯=仏牙舎利を奉安している。
天井には狩野山雪筆の龍図が描かれていて、泉涌寺舎利殿の龍図は鳴き龍として知られており、龍の真下に立って手を鳴らすと龍の鳴き声が響き渡るそうで、通常は非公開だけど12年に1度の辰年に行われる舎利殿特別御開帳などのタイミングに合えば、体感できるチャンスもある。皇室ゆかりの寺院で、泉涌寺宝物館“心照殿”の見学も是非:御寺泉涌寺 by RiEさん御寺泉涌寺 寺・神社・教会
-
霊明殿唐門前には立派な松が聳えている。
皇室ゆかりの寺院で、泉涌寺宝物館“心照殿”の見学も是非:御寺泉涌寺 by RiEさん御寺泉涌寺 寺・神社・教会
-
霊明殿は天智天皇以来の歴代天皇の位牌を安置する尊牌殿になっており、1882年の焼失後、1884年に明治天皇によって再建されたそうで、唐門をよく見ると菊の御紋が彫られていた。
皇室ゆかりの寺院で、泉涌寺宝物館“心照殿”の見学も是非:御寺泉涌寺 by RiEさん御寺泉涌寺 寺・神社・教会
-
泉涌寺では他の観光客とすれ違うことも無く、静かすぎて不安になるくらいだったけど、次の“来迎院”は完全にシーン…と山の静けさに包まれていて、自分の足音が大きく感じた。
山の静けさに包まれていてる:来迎院 (東山区) by RiEさん来迎院 (東山区) 寺・神社・教会
-
入ってみると輪をかけたような静けさが漂う。
1109年に建立された来迎院は、大石内蔵助建立の茶室や、日本最初の三宝荒神尊なども祀られていて見どころも多いけど、時刻は14:00。
帰りの新幹線の予約時刻が迫るので指定席がまだ取れる時間帯に予約し直して、ここからは駆け足観光に切り替え。山の静けさに包まれていてる:来迎院 (東山区) by RiEさん来迎院 (東山区) 寺・神社・教会
-
石畳を歩いて行くと弘法大師像と、その先に弘法大師が独鈷という仏具で掘り当てられたという屋根が付いた井戸が見えた。
一般的な縦穴井戸ではなく、洞窟のような形状にの横井戸なっているので、柄の長い柄杓で汲み上げる。
荒神堂は階段が長いため、今回は下から見上げるだけにした。山の静けさに包まれていてる:来迎院 (東山区) by RiEさん来迎院 (東山区) 寺・神社・教会
-
本堂には本尊の阿弥陀如来像が祀られているけど、内部は非公開だからほんのわずかに開けられた隙間から覗く。
山の静けさに包まれていてる:来迎院 (東山区) by RiEさん来迎院 (東山区) 寺・神社・教会
-
来迎院から延びる山道の下り坂を歩いて“今熊野観音寺”へ。
後白河法皇の頭痛を完治させた頭の観音様として名高い:新那智山 観音寺 (今熊野観音寺) by RiEさん今熊野観音寺 寺・神社・教会
-
総門と御寺 泉涌寺の中間あたりだけど、奥まった位置にあるせいか泉涌寺の山内でも、特に山の景色が強い。
後白河法皇の頭痛を完治させた頭の観音様として名高い:新那智山 観音寺 (今熊野観音寺) by RiEさん今熊野観音寺 寺・神社・教会
-
駐車場には車が数台停まっており、参拝者の姿もあった。
子どもの心身健康・学業成就などの御利益があるといわれている子護大師像。
祈願方法は独特の作法があり、「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」と唱えながら、四国八十八ヶ所の砂を踏んで大師像を回るらしい。後白河法皇の頭痛を完治させた頭の観音様として名高い:新那智山 観音寺 (今熊野観音寺) by RiEさん今熊野観音寺 寺・神社・教会
-
階段を上がると本堂が姿を現し、その奥には平安様式の多宝塔:医聖堂が建っている。
今熊野観音寺は、嵯峨天皇の勅願を受けた弘法大使空海によって開創され、その歴史は平安時代から続く。後白河法皇の頭痛を完治させた頭の観音様として名高い:新那智山 観音寺 (今熊野観音寺) by RiEさん今熊野観音寺 寺・神社・教会
-
もともと東山観音寺と称していたけど後白河上皇が深く信仰していたこともあり、新熊野神社を創建した際に改めて新那智山の山号を与えられ、今熊野観音寺となったそう。
後白河法皇の頭痛を完治させた頭の観音様として名高い:新那智山 観音寺 (今熊野観音寺) by RiEさん今熊野観音寺 寺・神社・教会
-
本尊は、弘法大使空海が熊野権現より授かった一寸八分の観音像を体内仏として、自ら彫刻したと伝わる十一面観世音菩薩。
後白河法皇は頭痛に悩まされていたそうで、今熊野観音寺の本尊に頭痛平癒の祈願をしていたところ、ある晩に枕元へ観音様が現れて後白河法皇の頭に光明を指した。
すると不思議なことに、後白河法皇の頭痛が完治したという話がと伝わって、今熊野観音寺はぼけ封じ・頭痛封じのご利益があるといわれ、頭の観音様として現在も多くの信仰を集めている。
ちなみに堂内に飾られた霊験記に、その様子が描かれていた。後白河法皇の頭痛を完治させた頭の観音様として名高い:新那智山 観音寺 (今熊野観音寺) by RiEさん今熊野観音寺 寺・神社・教会
-
本堂向かいには、ぼけ封じ観音と空海を祀る大師堂が建てられているけど、時間が迫っているため観光終了。
後白河法皇の頭痛を完治させた頭の観音様として名高い:新那智山 観音寺 (今熊野観音寺) by RiEさん今熊野観音寺 寺・神社・教会
-
16:10発のこだまに乗車して、17:02に名古屋駅に到着。
大晦日から冷え込みが厳しくなり、雪が降って思うように動けない日もあったけど、コロナ禍でも楽しめるものを探しながらの京都旅は新鮮で、新しいお気に入りも見つかって心躍る旅になった。京都駅 駅
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
-
年末の静寂…活気づく年始を歩く寒々冬旅 in 京都★2021-2022 01 1日目【名古屋⇒京都】
2021/12/29~
京都市
-
年末の静寂…活気づく年始を歩く寒々冬旅 in 京都★2021-2022 02 2日目【京都】
2021/12/29~
嵐山・嵯峨野・太秦・桂
-
年末の静寂…活気づく年始を歩く寒々冬旅 in 京都★2021-2022 03 3-4日目【京都】
2021/12/29~
京都市
-
年末の静寂…活気づく年始を歩く寒々冬旅 in 京都★2021-2022 04 5日目【京都】
2021/12/29~
京都市
-
年末の静寂…活気づく年始を歩く寒々冬旅 in 京都★2021-2022 05 5-6日目【京都】
2021/12/29~
京都市
-
年末の静寂…活気づく年始を歩く寒々冬旅 in 京都★2021-2022 06 7日目【京都⇒名古屋】
2021/12/29~
京都市
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
京都 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 年末の静寂…活気づく年始を歩く寒々冬旅 in 京都★2021-2022
0
59