新幹線を京都で下車し、そのままＪＲ奈良線の普通電車に乗り換えました。目的地の稲荷駅は京都市内の駅ですから乗車券はまだ有効区間内です。<br />https://youtu.be/J3IX9ypX25c<br />隣のホームから発車するみやこ路快速が奈良駅に先着するのに、この普通電車も満員で９割方が外国人！彼らのJAPAN RAIL PASSでは私鉄に乗れないのでＪＲを選択したのでしょうが、予想通り私たちと同じ稲荷駅でほとんどが下車しました。駅の真ん前にはもう伏見稲荷大社の鳥居が建っていて、そこから表参道が始まります。<br />千本鳥居はさすがの迫力で、途中に下がる燈籠もいい味を出しています。ただ今回は片側が工事中でロープも張られた通行禁止になっていたのですが、そこを逆走して来る外国人もたまにおり、工事関係者に連行されて戻されていました。観光を楽しむなら最低限ルールは守ってほしいものです。<br />裏参道から戻ると、京阪電車の伏見稲荷駅に出ます。そこからは京都１日乗車券を活用するのですが、紙のきっぷではなく、スルッとQRttoというサイトで購入したＱＲコードを自動改札機にかざして入退場するデジタル乗車券です。待っていると８０００系特急が通過して行きました。<br />https://youtu.be/Z6R4JCiPA7w<br />深草・墨染といった素敵な名の駅に停車してきた準急を伏見桃山駅で下車し、伏見大手筋というアーケード商店街を通って伏水酒造小路へと入ります。さらに南下すると黄桜カッパカントリーがあったのですが、どこで試飲させてもらえるのかがいま一つ判らず、さらに竜馬通りを進んで寺田屋へ向かいました。<br />寺田屋前にある歴史の説明を読んで、「寺田屋の事件って、これじゃあ薩摩藩の内紛じゃん。そうなんだっけ？？」と違和感を覚えたのですが、それはアレとは別の「寺田屋騒動」とも呼ばれる事件であったことを知りました。私が思っていた坂本龍馬が幕府方に襲撃され、逃げのびたアノ事件も寺田屋事件と呼ばれているのですが「寺田屋遭難」とも呼ばれているそうです。ややこし過ぎます！<br />そこから豪川沿いに歩くと月桂冠大倉記念館がありました。こちらは入口もわかりやすく、展示も充実していました。大吟醸は相当みがくのだとは知っていましたが、実際に小さくなった米の姿を見ると、なんだか贅沢すぎてもったいない気持ちになりました。最後にコインを３つ渡され、３種類の試飲ができるのですが、私は甘口から辛口に進むように大吟醸等を選んで堪能しました。特別期間でもう１種類いただけたので、ほろ酔い気分となりました。扉の外の井戸からの仕込み水もチェイサーとしていただきました。<br />十石舟の乗り場を過ぎてさらに南下していくと、中書島駅に到着します。ＥＸＰＯ２０２５ラッピングの特急がやって来て、テンションが上がりました。<br />https://youtu.be/POJUJW4nLGQ<br />そこから再び１日乗車券で石清水八幡宮駅へ準急で向かいます。立派な京都競馬場を左手に、淀城址を右手に眺めつつ、淀川と木津川を渡るものの２駅で到着しました。<br />https://youtu.be/NR75DJInuUE<br />駅前から石清水八幡宮参道ケーブルに乗るのですが、この乗車料金も１日乗車券には含まれています。<br />ケーブルカーこがね号が入線して来たのでなんとなくすぐ発車するかと思っていたのですが、かなり時間があったようで、車内は蒸し風呂のようになりました。しかし走り出すと正面の窓から爽やかな風が車内に流れ込み、別天地のようになりました。<br />https://youtu.be/WmRAiOxj3cM<br />３分ほどで山上に到着しますが、そこからまだ少し登らなければなりません。宗像三女神を祀った神社が見えたら後はほぼ水平移動です。<br />さすがに由緒正しき石清水八幡宮、立派な楼門と美しい本殿にしばし言葉を失います。吉田兼好の『徒然草』５２段で仁和寺の法師が勘違いして麓の神社だけお参りし「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」とまとめられた高良神社の御朱印とともにいただき、展望台の方へ。男山の上から眺める淀・伏見・京都タワー方面は、実に感動的なパノラマでした。<br />下りのあかね号ケーブル車内では徒然草中のエピソードが紹介されていましたが、「ある寺の法師が…」と言っていました。大人の事情があるのでしょう（笑）<br />https://youtu.be/7pG0IoWl4O0<br />京阪電車で丹波橋まで向かい、近鉄電車に乗り換えて京都駅へ。ＪＲ伊勢丹が入る駅ビルの１０階からは、西側と東側をつなぐ全長１８５ｍの空中廊下「空中経路Ｓｋｙｗａｙ」へ行くことができます。北側に広がる京都市街を高さ４５ｍから一望できるロケーションは一見の価値ありです。大階段では祇園祭や万博バージョンの映像も流れていました。<br />山陰線の０番ホームを経て、新幹線で帰京です。

大阪･関西周遊記１伏見･八幡･京都駅

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2025/07/24 - 2025/07/26

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ＴＯＳＨＩさん

新幹線を京都で下車し、そのままＪＲ奈良線の普通電車に乗り換えました。目的地の稲荷駅は京都市内の駅ですから乗車券はまだ有効区間内です。
https://youtu.be/J3IX9ypX25c
隣のホームから発車するみやこ路快速が奈良駅に先着するのに、この普通電車も満員で９割方が外国人！彼らのJAPAN RAIL PASSでは私鉄に乗れないのでＪＲを選択したのでしょうが、予想通り私たちと同じ稲荷駅でほとんどが下車しました。駅の真ん前にはもう伏見稲荷大社の鳥居が建っていて、そこから表参道が始まります。
千本鳥居はさすがの迫力で、途中に下がる燈籠もいい味を出しています。ただ今回は片側が工事中でロープも張られた通行禁止になっていたのですが、そこを逆走して来る外国人もたまにおり、工事関係者に連行されて戻されていました。観光を楽しむなら最低限ルールは守ってほしいものです。
裏参道から戻ると、京阪電車の伏見稲荷駅に出ます。そこからは京都１日乗車券を活用するのですが、紙のきっぷではなく、スルッとQRttoというサイトで購入したＱＲコードを自動改札機にかざして入退場するデジタル乗車券です。待っていると８０００系特急が通過して行きました。
https://youtu.be/Z6R4JCiPA7w
深草・墨染といった素敵な名の駅に停車してきた準急を伏見桃山駅で下車し、伏見大手筋というアーケード商店街を通って伏水酒造小路へと入ります。さらに南下すると黄桜カッパカントリーがあったのですが、どこで試飲させてもらえるのかがいま一つ判らず、さらに竜馬通りを進んで寺田屋へ向かいました。
寺田屋前にある歴史の説明を読んで、「寺田屋の事件って、これじゃあ薩摩藩の内紛じゃん。そうなんだっけ？？」と違和感を覚えたのですが、それはアレとは別の「寺田屋騒動」とも呼ばれる事件であったことを知りました。私が思っていた坂本龍馬が幕府方に襲撃され、逃げのびたアノ事件も寺田屋事件と呼ばれているのですが「寺田屋遭難」とも呼ばれているそうです。ややこし過ぎます！
そこから豪川沿いに歩くと月桂冠大倉記念館がありました。こちらは入口もわかりやすく、展示も充実していました。大吟醸は相当みがくのだとは知っていましたが、実際に小さくなった米の姿を見ると、なんだか贅沢すぎてもったいない気持ちになりました。最後にコインを３つ渡され、３種類の試飲ができるのですが、私は甘口から辛口に進むように大吟醸等を選んで堪能しました。特別期間でもう１種類いただけたので、ほろ酔い気分となりました。扉の外の井戸からの仕込み水もチェイサーとしていただきました。
十石舟の乗り場を過ぎてさらに南下していくと、中書島駅に到着します。ＥＸＰＯ２０２５ラッピングの特急がやって来て、テンションが上がりました。
https://youtu.be/POJUJW4nLGQ
そこから再び１日乗車券で石清水八幡宮駅へ準急で向かいます。立派な京都競馬場を左手に、淀城址を右手に眺めつつ、淀川と木津川を渡るものの２駅で到着しました。
https://youtu.be/NR75DJInuUE
駅前から石清水八幡宮参道ケーブルに乗るのですが、この乗車料金も１日乗車券には含まれています。
ケーブルカーこがね号が入線して来たのでなんとなくすぐ発車するかと思っていたのですが、かなり時間があったようで、車内は蒸し風呂のようになりました。しかし走り出すと正面の窓から爽やかな風が車内に流れ込み、別天地のようになりました。
https://youtu.be/WmRAiOxj3cM
３分ほどで山上に到着しますが、そこからまだ少し登らなければなりません。宗像三女神を祀った神社が見えたら後はほぼ水平移動です。
さすがに由緒正しき石清水八幡宮、立派な楼門と美しい本殿にしばし言葉を失います。吉田兼好の『徒然草』５２段で仁和寺の法師が勘違いして麓の神社だけお参りし「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」とまとめられた高良神社の御朱印とともにいただき、展望台の方へ。男山の上から眺める淀・伏見・京都タワー方面は、実に感動的なパノラマでした。
下りのあかね号ケーブル車内では徒然草中のエピソードが紹介されていましたが、「ある寺の法師が…」と言っていました。大人の事情があるのでしょう（笑）
https://youtu.be/7pG0IoWl4O0
京阪電車で丹波橋まで向かい、近鉄電車に乗り換えて京都駅へ。ＪＲ伊勢丹が入る駅ビルの１０階からは、西側と東側をつなぐ全長１８５ｍの空中廊下「空中経路Ｓｋｙｗａｙ」へ行くことができます。北側に広がる京都市街を高さ４５ｍから一望できるロケーションは一見の価値ありです。大階段では祇園祭や万博バージョンの映像も流れていました。
山陰線の０番ホームを経て、新幹線で帰京です。