よく年のこと

2021/11/12 - 2021/11/12

2021紅葉狩りは
35年ぶりに
嵐山・嵯峨野のさらに奥にある
三尾めぐり

車で行ったので
京都の北西に位置する高雄山、槙尾山、栂尾山からの
京都の北東にある三千院まで遠征

その一か月後には
17年の歴史に幕を下ろした「京都　嵐山花灯路」へ
またまた2022・３・10には
20年の歴史に幕を下ろした「京都　東山花灯路」へ

京都の晩秋から早春までを
ぎゅっとまとめてみました

エリア 嵐山・嵯峨野・太秦・桂(京都)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: 個別手配

嵐山・高雄パークウエイの駐車場に車を停めて(1050円）
まずは高雄山の中腹に建つ神護寺へ(600円）
和気清麻呂による建立
真言宗の古刹

この階段
紅葉の季節
ポスターやテレビでよくよく観るわぁ

神護寺 寺・神社・教会

金堂

以外と新しく
昭和10年新築

午前中なので
人出はぼちぼち

1週間前
夜間、ライトアップイベントもあったのよ
3日間だけだけど
人出はどうだったんだろう

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の
国宝源頼朝の肖像画もこちらのお寺に所蔵
だけど展示されるのはGWだけみたい

明王堂

京都中心部より紅葉は早い

ウィークデー、午前中だと
神護寺そばの駐車場でも置けたかな？と思う
でもその駐車場からでも石階段を登る必要はあるけどね

次は
神護寺から清滝川沿いを歩いて
西明寺を目指します

ほどなく
指月橋
西明寺の表参道へと続く朱塗りの橋

その朱塗りの欄干と
清滝川のせせらぎと
紅葉
紅葉狩り３乗効果、整いました

紅葉だけでなく
桜、つつじ、青紅葉、雪景色と四季折々の豊かさに
つつまれる静かな山寺、西明寺

この橋を渡ると拝観受付　500円

遠くからでも見える
表門からもえいずる
紅葉の色鮮やかさ

西明寺 寺・神社・教会

見事な紅葉の錦
見事な額縁効果

西明寺
ここは間違いなく今日が紅葉の一番の見頃です

手入れが行き届いた境内
苔むした庭が紅葉の色を
より一層引き立てています

本堂の陰影が美しい
翳りの先には紅葉の花火

こちらの本堂は徳川綱吉の母、桂昌院によって
寄進されたものだそう

続いて西明寺から10分ほど歩いて

高山寺(500円）へ
　石水院(800円）別料金必要
こちらでは「鳥獣人物戯画絵巻」を見ることができます

しかしそれ以上の見どころは
石水院の西正面にある「廂の間」

その中央に置かれた
「善財童子像」の陰影と
菱格子戸と
絵画のような光が溢れる内外の境界

誰しもが
息を呑み
足を止め見入ってしまう

今日、ここにきてよかった

高山寺 寺・神社・教会

まだまだ高山寺は「色づきはじめ」
三尾の三つのお寺のなかで
一番遅く紅葉の見頃を迎えます
でも高山寺は見頃の紅葉より
正方形の17枚の石敷きに
落ちた紅葉のほうが美しい

三尾の三つのお寺の紅葉を全て楽しみたいのなら
少なくとも２回は来なくては
・・・拝観料が結構かかるけどね

高雄山・神護寺
槙尾山・西明寺
栂尾山・高山寺と巡った後
駐車場に戻って
まっすぐ東へ

京都の北東、滋賀との県境の山あいにある
三千院へ(700円）

大原
遠い、公共交通で来るのは不便ですが
それ以上の魅力があるので
特にこの紅葉の季節、晩秋の頃を見逃して
冬を迎えるなんて
関西にいるのに
日本にいるのに
もったいない！

駐車場は近くの民間の駐車場に(500円）

三千院 寺・神社・教会

こちらに静かにたなびく「音」を
お伝え出来ないのが残念です
上手く表現できないけど
肌にふれる外気の冷たさや
自然の繊細な移ろいに感覚が研ぎ澄まされたときに
五感全てにて感じる音

時間は午後4時を過ぎ
日の入りが迫る
間もなく閉館時間

苔と戯れる
わらべ地蔵

観光客もほとんどいない
夕日に映ずる紅葉

立ち止まってしまう
無口になってしまう

往生極楽院

こちらにも額縁効果

夕暮れ
灯りがともる宸殿

なんと美しい日本の古都の秋よ

晩秋の日はつるべ落とし
晩秋の京都の気温も急降下
暗くなる前に帰りましょう

ここは寂しすぎるから
さぁ帰りましょう

ここからは紅葉狩りから一か月後
2021・12・15（水）
「京都　嵐山花灯路」のお話

神戸ルミナリエはほとんど毎年
OSAKA光のルネサンスも時々行っていたけど
京都はいつかは行こうと思っていたけど行かず
そして今年が最後だなんて
聞いてないよぉ
京都市の財政難のせいって
つい最近知ったのよ

京都 嵐山花灯路 祭り・イベント

法輪寺から巡ります

この階段を登っていくと
京都市内が一望できる舞台があります

嵐山　ライトアップ

野宮神社から大河内山庭園に至る
バンブーゾーン
竹林の小径

まさに今
かぐや姫を迎えに月からのお迎えが来ているかのような
得体のしれない青い光に包まれている　　Wow！

嵐山 竹林の小径 自然・景勝地

静寂の中の散策
・・・とお思いでしょうか？
とんでもです！ものすごくごった返しています
本当は週末に主人と来ようと予定していましたが
天気予報も悪く混むだろうということで
わたし1人で来ています
なのに水曜日でこの大混雑です！

でもね
大混雑だから歩けるのよ
人通りが少なかったら
この辺り夜間は怖くて歩けない
お寺ばかりだし
小倉池や二尊院の辺りは特にね

見上げるとお月様
幻想的

嵐山吉兆
お食事会があったのは
秋といっても
まだまだ暑い日でしたね

京都 吉兆 嵐山本店 グルメ・レストラン

黄金色に輝く渡月橋

渡月橋 名所・史跡

午後8時過ぎまで2時間以上かけて歩いて
「ロームが灯す灯りと花の路」を全制覇したんだけど
このイベントはPM5~8:30までなので
PM8:30ちょっと前に阪急嵐山駅から帰ろうとしたら
降りてくる観光客らしき人達が結構いたのよ
ええ？今から行くの？
PM8:30に一斉に消灯されたらどうするんだろう・・・
と心配しながら帰路につきました

これで「京都　嵐山花灯路」17年の歴史に幕が
そして2021　京都仕舞い。

ここからは年も変わり2022・3・10(木）
「京都　東山花灯路」のお話

暮れかかった八坂の塔
ぽんぽんぽんとロームに灯りが灯り

早春の京都
陽が落ちるとまだまだ冷える

法観寺 (八坂の塔) 寺・神社・教会

そして
八坂の塔がライトアップされ

日本情緒豊かな陰影のある露地行灯
静かに静かに暗闇が迫る・・？？
静かに？

いえいえいえ
すごい人出です

カメラを引いてみると

こんな感じ

穴場のルートもあります

高台寺公園
京都市とキーウは姉妹都市ですものね
戦火のウクライナに早く平和が訪れますように

ねねの道

どんどん人が増えているみたい

ねねの道 名所・史跡

ライトアップされた「大雲院」と
いけばなプロムナード

屋外に展示されていても
負けてない存在感

大雲院 (京都市) 寺・神社・教会

地元の小学生たちの
「火の用心・お囃子組」に遭遇

火の用心の拍子木と
鉦、太鼓を交えたお囃子と京のわらべ歌
この巡行、視覚だけでなく
巧みな聴覚への憎い演出だわぁ

「石塀小路」

昼間も風情がありますが
夕刻以降はさらに情緒あふれる空間に
しっとりとした不思議なタイムスリップを
感じます

円山公園
竹灯り・幽玄の川

あたたかみのある灯り

「舞妓さんの奉納舞」が蔓延防止延長で中止になったのが非常に残念だけど
これで「京都　東山花灯路」
20年の歴史に幕を下ろしました。

次回の京都は
桜の季節にですね。

円山公園 公園・植物園