京都 暮らしの道具～匠の工房を訪ねる旅

2022/01/14 - 2022/01/15

今回はコロナの落ち着いている間に 2泊程出来そうなので 京都と大阪に1泊ずつしました。
あそこもここも、行きたいところ だらけでしたが、たった1日の京都なので いつか 雑誌で見て 行きたいと思っていた 京の伝統工芸品 匠の工房を巡って来ました。

エリア 京都駅周辺(京都)

ANAのマイルを使う為に、羽田から伊丹空港まで航空機で移動。伊丹空港からバスで京都駅に向かいます。

大阪国際空港 (伊丹空港) 空港

あっ 太陽の塔だ！幼稚園の時 大阪万博で見たヤツだ！

あっ任天堂本社だ！凄い～大きい～！

と、バスの中から テンション上がってきました。1時間ほどで 京都駅到着です。

京都駅 駅

駅構内に 京都の老舗パン屋 創業74年の志津屋パンがあったので、1番人気のカルネを買ってみました。
隣にあんぱん専門店もオープンしたそうなので
和栗あんぱんと抹茶あんぱんを買いました。

今回の旅で、伏見稲荷大社がルート上にあったので、まず立ち寄って見ました。

伏見稲荷大社 寺・神社・教会

千本鳥居が有名ですよね。美しい朱色の鳥居が重なり連なる姿は圧巻です。
「願いが通った」お礼に鳥居を奉納したのが始まりとか。
https://youtu.be/fhGrVouVif8
1000本以上ありそうですね。

境内には神の使いの狐が鎮座されてますが、
よく見ると 鍵や巻物、玉、稲穂をくわえています。それぞれ由来があるみたいです。

おもかる石
石を持ち上げてみて、思ったより軽ければ 願い事が叶い、重ければ なお一層の努力が必要 だそうです。

絵馬が鳥居の形だったり

狐の顔だったり。
可愛いですね～。

神の使いと言われる 白狐 の「面張り子」を買いました。選んだのはこの子 べっぴんさんでしょ。
これ、型に和紙を何重にも貼り付け 乾かし、その上に1個ずつ手で彩色を施したものです。
和紙ならではの温かみのあるお面です。

御朱印も ペラっと頂き

荒木神社を探しましたが、たどり着けず
駅に戻ります。
伏見稲荷駅も雰囲気ありますね。

伏見稲荷駅 駅

三十三間堂の塀づたいに歩いていくと
鍛金工房WESTSIDE33があります。

鍛金工房 WESTSIDE33 専門店

店内に入るとカンカンと小気味よい金槌の音が聞こえてきます。銅やアルミや真鍮でできた 台所道具が並んでいます。1枚の板を叩いて形作られた一点物たち。

このフォルム。ぽってりとした胴体に可愛らしい取っ手。店中全部買いたい物だらけです。

我が家がオールメタル対応のコンロに変えた暁には (いつよ？)連れて帰る子を 2つ。しっかり目に焼き付けて帰りました。

近くのお漬物屋さんで 千枚漬けを買い

赤尾屋 専門店

静かな佇まいの茶筒屋さん
明治八年創業の開化堂 本店 を訪ねました。

開化堂 専門店

銅やブリキ、真鍮で丁寧に作られた 茶筒たち。
新しいものはピカピカですが、使っていくうちに色が変わっていく経年変化を楽しむらしいです。
今回連れて帰ったのは 銅の珈琲茶筒。
https://youtu.be/Mg452uL_HPM
すーっと落ちていく蓋。手仕事のなせる技ですね。棚に置いた時の佇まいも存在感があり、とっておきの豆を入れて 長く大事に使いたくなる逸品です。

皆さんのInstagramを見て 行きたいと思っていた八坂庚申堂 に立ち寄りました。
くくり猿が鮮やかです。

八坂庚申堂 寺・神社・教会

こうやって写真を撮りたかった。
％ Arabica Kyoto

アラビカ 京都 東山 グルメ・レストラン

ここも外せない～
よーじやカフェ にも寄り道して。

https://youtu.be/lf3Yv5uG01k
この美術品 ケーキなんですよ～
見たことの無い美しいケーキ屋さん RAU。

難しい。
どうやって頂くのが正解でしょうか、、。

お土産も買って帰りましたら
「美味しい～！これだけ？もっと買ってくれば良かったのに～」って。。いやいや お高くて これが精一杯でしたよ。

四条烏丸の市原平兵衛商店
創業明和元年(1764年)歴史のあるお箸専門店です。「金裏御用」 今で言う「宮内庁御用達」のお箸屋さん。

市原平兵衛商店 専門店

店内には400種以上種類があるそうです。
希少な「すす竹」を使ったものが有名です。

親しみやすい感じのお店でした。

うちに連れ帰ったのは
取り箸 二膳
下の 天節の物は 預け鉢や強い肴に使い
上の 中節の物は 焼き物、八寸等に使います。
食洗機などに入れたら アカンどすえ～

ここでも御朱印だけペラっと頂きまして

錦天満宮 寺・神社・教会

賑やかな 錦市場の中にある「有次」。
ここも 言わずと知れた有名店。
永禄三年(1560年)創業でルーツは刀鍛治。
店内は台所道具が並んでいます。目を引くのはズラリと並んだ包丁たち。有名店の料理人達が使う包丁。やはり いつか 一生ものの包丁が欲しい～。

有次 専門店

右の小さなおろし金と おろし筅を買いまして、「これで柚子をおろして、ササーっと散らすんだ～」と 母に自慢しましたら「うちにもあるよ」と左の大きいおろし金を持ってきました。(親子ですね～)
職人さんがトゲトゲの一つ一つを絶妙な角度で彫ります。裏には名前を彫って貰えますよ。

いくつもの雑誌に特集が組まれる
公長齋小菅 1898年創業の竹工芸の老舗。
繊細で美しい竹細工に 一つ一つ丁寧な手仕事が
伺えます。

公長齋小菅 (京都本店) 専門店

この蓋付き竹籠 華奢で美しいでしょう～！
夏に枝豆を入れて 料亭ごっこをしたいです。

先の細ーい盛り付け箸 和食の板前さんが使ってそうなヤツ。欲しかったヤツです。

京都三条 竹松 にも寄りました。
細々とした竹製品が所狭しと並んでいて 見ていてとても楽しくなるお店でした。

京都三条　竹松 専門店

三条大橋のそばにある 桔梗利 内藤商店。
昭和初期に建てられた古い町屋作りで、看板もありません。文政元年(1818年)創業の箒 タワシ専門店です。
店先にぶら下がってる 棕櫚の箒、そのフォルムがレトロで印象深く 買おうと思ってお値段を見たら、ン万円。ビックリです。

内藤商店 専門店

たわしも色々種類があって、洗うものに合わせて 形や素材、大きさが工夫されています。
この中華鍋やまな板洗い専用のタワシを買いました。
これを乾かすのにぶら下げておくと、デキる主婦の台所って感じがしませんか？

八十余年の歴史を誇る 辻和金網
細い針金を指先の感覚で編み上げる 職人さんの手仕事も見ることができます。

辻和金網 専門店

豆腐すくいや、茶こし等の小さい道具も実に細かく巧みな細工がされており、網目の美しさに ため息が出ます。大量生産品には真似のできない「雅がある」と店主は言います。

迷いに迷い 銅の茶漉と足付き焼き網に決めました。この焼き網は焼きたてパンを冷ます時に使う予定です。
長く使って頂きたい とアフターケアもして頂けるそうです。

だいぶ日も暮れてきて アセアセと今日の最後の目的地 清課堂 に滑り込みました。
1838年江戸時代に錫工房として創業しましたが、現在は銀や銅でも制作しています。

清課堂 専門店

ザ・高級品。と言った感じの商品が ショーケースに並んでいて、自然とお喋りの声も小声に。
可愛い小～さい 香立を見つけまして。兎年なので 銅の兎の香立を買いました。
お香が無くて、お仏壇からお線香を拝借しました。そのうち 鳩居堂でお気に入りの香りの お香を買おうと思ってます。

1泊しか出来ないので１食しか食べられない京都での夕飯。
選んだのは「天下一品 総本店」
有名ラーメン店の本店巡り。最近のマイブームです。

天下一品 総本店 グルメ・レストラン

アメトークで「天下一品芸人」を見てから
こってりとあっさり 食べ比べてます。

ご老体に鞭打って あちこち回りましたが、伝統とプライドのある 凄いお店を目の当たりにして 日本って凄い～京都って凄いなぁ、、と今更ながら胸が高鳴り 疲れなんて感じる余地がありませんでした。

今はワサワサした生活ですが、いつか両親を見送り 子供達が独立して 主人と二人の生活になったら、 匠の道具を使い ゆっくりとした 丁寧な暮らしを楽しみたいと思います(って いつよ？)

明日は 朝も早よから 大阪に向かいます～。

ザ・プリンス 京都宝ヶ池 宿・ホテル