2022/01/17 - 2022/01/21
1868位(同エリア3982件中)
ソネッチさん
1月から3月まで京都市と京都観光協会が主催する「京の冬の旅」で、普段は非公開の文化財が特別公開されます。今年のテーマは、「建築の美&茶人ゆかりの禅寺」
特別公開される文化財鑑賞を楽しむ京都女旅の二日目です。
①一日目は市バスを利用して 西陣興聖寺 大徳寺大光院 大徳寺聚光院 今宮神社 仁和寺を周りました。
②二日目は、京の冬の旅「定期観光バス特別コース」(寅年の御利益と初公開の文化財めぐり)を利用します。
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8時前にホテルを出て朝食はカントリーハウス英國屋で。伊勢丹3Fにあります。
伊勢丹開店前の8時から営業していて、駅ビルからテラス席を通って入店できます。
私はモーニングセット。 -
友人はサンドイッチセット。
今日は「寅年のご利益と初公開の文化財めぐり」という定期観光バス特別コースを利用します。
京の冬旅「定期観光バス特別コース」は、3つのコースがあります。大徳寺に行きたかった私は「大徳寺・興聖寺・建仁寺」を周遊するコースを提案したのですが、いろいろ調べてくれた友人の「大徳寺と興聖寺は近くて市バスで周れるから、東福寺・東本願寺・報恩時・智積院と周るコースの観光バスにしよう」の鶴の一声で今回のコースのバス利用が決定しました。
観光バスは10時20分に出発なので、朝食後はいったんホテルに戻り、出発時刻に合わせてバスターミナルへ向かいました。 -
観光バスツアーがスタートしました。ツアーメイトは、25名ほど。みなさん、集合時間厳守でした。
バスの最初の訪問地は、東福寺。臨済宗の寺院です。京都五山第四位の禅寺として中世、近世を通じて栄え、今なお山内に25か寺の塔頭を有する大寺院です。紅葉の名所として、テレビや雑誌でよく報道されますね。
昨日訪問した大徳寺は茶室をたくさん持ち、茶道と関係が深いので「茶面」、東福寺はスケールの大きな伽藍を持つので「伽藍面」と称されていたそうです。
駐車場から臥雲橋を通って東福寺へ向かいます。ガイドさんによれば「紅葉」のピーク時は、橋が落ちるのではないかと思うぐらいの大混雑で「撮影禁止」「立ち止まり禁止」になるそうです。 -
臥雲橋のかかる渓谷は「洗玉澗」と呼ばれます。対面に見える橋は「通天橋」 東福寺三名橋の中で、一番の紅葉の名所です。
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東福寺境内に到着しました。
東福寺で、今回「京の冬の旅」で特別公開されているのは、「法堂・東司」と -
「三門」の2か所です。ツアーは、どちらか一か所を選ぶことになっていました。
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私と友人が選んだのは、こちら「法堂・東司」。ツアーのほとんどの方がこちらを選択していました。
午後から東本願寺の御影堂門に行くので、ガイドさんも「法堂・東司」プッシュしてましたね。 -
まずは「東司」へ。「京の冬の旅」では15年ぶりの内部公開だそうです。
「東司」は室町時代に建立された日本最古のトイレ。室町時代から明治時代まで実際に使用されていたそうです。 -
ここでもボランティアの方の詳しい説明が聞けました。禅寺のトイレ事情が面白かった・・・。
禅寺では好きな時にトイレに行くことはできず、決められた時間に一斉にトイレに行っていたそうです。 -
現在、仕切りは取り払われていますが、昔は絵のようにちゃんと個室になっていたとか。
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手巾や桶を持って用を足すのも修行の一つとされ、用を足した後は灰などを塗り込んで手指を念入りに消毒したそうです。集団生活だから衛生管理は徹底していました。
消毒した後は桶で手を洗い、手巾で拭く訳ですが、 -
部屋の奥にちゃんとお湯を炊く場所がありました。今みたいに寒い時期、手洗いにはお湯が使えたようです。
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「東司」の見学が終了すると「法堂」へ向かいました。途中、「三門」が見えました。別コースの方は、「三門」の楼上内部を見学していました。
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私たちは、「法堂」へ。
昭和9年再建の法堂は、昭和初期の木造建築としては最大級の建物だそうです。ボランティアの方が、他の建物との調和をとるために古い建物に見えるように工夫していると説明していました。堂本印象が17日間で描いたという巨大な天上画「蒼龍図」を見ることができました。 -
例によって内部撮影禁止なので、かなり離れた外部から遠望でパチリ。ご本尊の釈迦如来像です。
かっては、高さ15mの釈迦如来像が祀られていたそうですが、明治の火災で法堂とともに消失していました。現在、大きな手だけ焼け残っていて境内で見ることができました。 -
「通天橋」「方丈庭園」「開山堂」など、東福寺で通常拝観できるところへは行かなかったので、チャンスがあれば再訪したいです。紅葉の時期は素晴らしいと思いますが、観光客もすごいでしょうね。
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東福寺を後にして、昼食のために西陣の「京料理・てんぷら天喜」さんへ。
お店のホームページを見ると昭和8年創業で「天ぷら会席」を日本で初めて発案した老舗です。昔ながらの町屋で、同じくホームページに「鰻の寝床として知られる京町家の佇まいは、茶室を設けた伝統的な数寄屋造り。奥へ進むと、中庭を大小さまざまな座敷が囲む風情あふれる空間」と書かれていました。
友人がこのコースの観光バスを推した理由の一つが、「天喜」さんの昼食でした。 -
予約なしで利用できるテーブル席やカウンター席の並ぶ通路を進みます。まさに鰻の寝床!
平日は、カウンター席やテーブル席で3850円のお得な昼食が頂けるようです。
私たちは、予約客だけが行ける奥へ進みます。 -
ツアー客のうち、個人参加の方は中庭を囲んだ1階の部屋。
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グループ参加の私たちは、2階の奥座敷の広間に席が準備されていました。
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2段のお重に入った、お料理がテーブルにのっていて、
後から金糸卵がのったアツアツの鯛めしが運ばれてきました。
上品な味付けで美味しかったです。 -
「今日のお魚は、琵琶湖で採れたワカサギです」と言って運ばれてきた「天ぷら」
「天ぷら」の天喜さんですから、サクサクでもちろん旨し。友人はお芋の天ぷらを激賞していました。(彼女は魚嫌い) -
最後に「湯葉と生麩の入った白みそ汁」
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昼食を食べ終わると、ツアー客の方々みなさん、スマホを持って広間をパチパチし始めました。私も、マネしてパチパチ。
花器に生けられていたのは蠟梅。 -
みんなが写真を撮っていた「かりろく」 ツアーメイトの方が名前を教えてくれました。
初見だったので、ネットで調べてみると「ひと月の月の数を示す12種類の香木と訶子の実を包み、訶梨勒(かりろく)の実をかたどった袋に納め、紐で結んだもの」だそうです。まあ、簡単に言うと匂い袋ですね。茶道では縁起物として初釜の時に飾られるようです。 -
床の間にも、初釜の正月飾り「福鈴」が飾られていました。
「天喜」さんの周辺には、漬け物屋、混布屋、和菓子屋の老舗があり、お店を出て観光バスを待つ間にバタバタと買い物をしました。私と友人は「五辻の混布」でお土産ゲット。 -
午後からの観光がスタートしました。最初の訪問地は「報恩寺」です。「鳴虎」の通称で知られる浄土宗のお寺です。
寺に全く興味がない友人が、楽しみにしていた寺院は、昨日訪問した「仁和寺」とこの「報恩寺」でした。 -
猫好きの彼女は、虎も好き。秀吉を怖がらせた「鳴虎」を見るのを楽しみにしていました。
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コンパクトなお寺です。
客殿に飾られていた、細かい筆致で描かれた「鳴虎」も良かったですが、通常博物館に寄託され、お寺では初公開になる厨子に入った小さな像「大黒天」も表情豊かでよかったです。伝快慶作と伝わる本尊「阿弥陀三尊像」も見ることができました。 -
客殿前の枯山水園。
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重要文化財「撞かずの鐘」
平安時代の悲話が伝わります。 -
次に訪問したのは「東本願寺」。言わずと知れた真宗大谷派の総本山です。
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御影堂門の楼上が、特別公開されていました。
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手摺りは付いていますが、こんな急階段を上ります。
「もう無理!」「何故、こんな階段を登らないといけないの?」という友の悲鳴を後ろで聞きながら最上層まで行きました。
上層の間には、中央に釈迦如来像、右手に弥勒菩薩像、左手に阿難尊者像がお祀りされていました。本来は天井画として竹内栖鳳が飛天舞楽図を描く予定でしたが、制作されないまま。(下絵は残っていてパネル掲示されていました) 壁画もなく、いたってシンプルな部屋でした。 -
東本願寺の御影堂門は、日本一の高さを誇る木造楼門なので、もちろん見晴らしはいいです。部屋を出て、外をぐるりと一周しました。左の山が比叡山。
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中央の薄茶色のビル上部の右遠方に清水寺の五重の塔が見えます。
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楼上から東本願寺境内を見下ろしたところ。建物左は「阿弥陀堂」右は「御影堂」です。手前に「手水鉢」も見えますね。
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御影堂門を降りて、楼上から見た境内へ向かいます。
広い白砂だけの庭園に、黒く大きなお堂が建っています。緑の樹々がほとんど視界に入らず、白と黒の世界で圧倒されます。 -
右の御影堂。大きすぎて、遠方からでないと全景が撮れません。
正面76m、側面58m、高さ38mの規模をもつ世界最大級の木造建築物だそうです。内陣・外陣に敷かれた畳を合わせると927畳!もはや、想像できない広さです。 -
左の阿弥陀堂。阿弥陀堂の内陣は、天井から柱にいたるまで金色で荘厳され、御本尊・阿弥陀如来の左右には、法然上人をはじめとする七高僧や聖徳太子の御影像が掛けられているそうです。観光バスの待ち合わせ時間の関係で、阿弥陀堂まで行くことができませんでした。ちょっと、残念。
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手水鉢の龍。後ろに見えるのは御影堂です。御影堂と阿弥陀堂は明治28年に再建されたので、比較的新しいお堂ですね。
東本願寺は今まで見てきたお寺とはかなり雰囲気の異なるお寺でした。 -
いよいよ最後の観光になりました。真言宗智山派の総本山智積院です。ここも思っていたよりも大きなお寺でした。
参道横に梅林があり、紅梅が一本だけ開花していました。 -
金堂周りは工事中。
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智積院は、豊臣秀吉が愛児鶴松の菩提寺として建立した祥雲禅寺が前身なので、寺宝として、長谷川等伯とその一派によって描かれた素晴らしい障壁画(国宝)が残っています。
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「京の冬旅」で特別公開されているのは、境内の最奥エリアです。
普段は未公開のエリアで、金堂右上の階段を上ります。 -
階段を上りきると、密厳堂、三部権神社拝殿、求聞持堂が見えてきました。三つのお堂が内部公開されていました。
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密厳堂。「開山堂」とも呼ばれ、境内最古の建物です。
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三部権現神社拝殿。
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拝殿天井には、瑞龍が描かれていました。(写真撮影可でした)
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求聞持堂。中には虚空菩薩が祀られていました。
今回公開された建物群は、江戸時代に建立された遺構がまとまって残り、近世の景観をよく伝えているといわれます。 -
密厳堂エリアを見学した後、大急ぎで通常公開のエリアへ。
収蔵庫で、長谷川等伯の国宝の障壁画を見ることができたのですが、その鑑賞に時間がかかりすぎてその後訪問した大書院で、「急がないと、もう時間がありませんよ!」とツアーの方からの声がかかりました。大書院は、見所も多かったですが、集合時間を気にしながら、大急ぎの見学になってしまいました。
大書院から臨む利休好みの庭園。素晴らしい!でも、ゆっくり鑑賞する時間はなし。 -
大書院は、速足で見て回りました。襖絵は、新しいものなので写真撮影可。金ぴかです。
ツアーの悲しさで、特別公開の文化財はゆっくり周れましたが、「東本願寺」「智積院」などの通常公開の部分はゆっくり見学することができませんでした。でも、4つの寺院を効率よく回ることができたので、ツアーに参加してよかったです。ツアーメイトの方には、3つのツアーを全部利用するとい強者もいらっしゃいました。
智積院を見学後、4時ごろ京都駅に到着して解散になりました。一日ガッツリ観光するツアーでした。 -
ホテルで少し休憩して、6時30分ごろに夕食を食べにホテルを出発しました。
昼食が和食だったので、「洋食が食べたい気分~。」と友人と話して、伊勢丹11Fにある「東洋亭」へ向かいました。お店の方のプッシュで「100年洋食ハンバーグセット」を頼みました。
まず運ばれてきたのは「まるごとトマトサラダ」、ツナサラダの上に、湯剥きされたトマトが丸ごとのっています。ドレッシングが美味しくて、トマトが苦手な友人もペロリ。 -
次いで、このお店の看板メニュー「100年洋食ハンバーグ」とパンが運ばれてきました。
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ビーフシチューソースがとっても、美味でした。
ここでは、コーヒーやデザートを頼まず、「辻利」さんへお茶をしに行ったのですが、残念ながら時間オーバー。コロナのためか閉店時間が早い。
「東洋亭」でケーキ頼めばよかったね。と友人と悔しがりましたが後の祭り。ホテルフロント横のコーヒーサーバーからコーヒーを紙コップに入れて、各自部屋でコーヒータイムをしました。
観光バスを使ったので、歩行距離は1万5000歩。コースに大きなお寺がいくつもあったので思ったよりも歩いてました。
明日は、京都最終日。本当は、友人が希望する伏見稲荷大社と京都国立博物館へ行く予定でしたが、友人が「頭の中は、京の冬の旅キャンペーンでいっぱい。ここまで来たら明日も京の冬の旅の特別公開のお寺を周ろう」と言ってくれたので、お寺を二つ周って、帰路につきます。
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