東北レンタサイクルの旅③　移動が観光になるSLばんえつ物語で新津から会津若松へ

2021/09/25 - 2021/09/25

GWに行く予定だった東北旅行との大きな違いはこのSLばんえつ物語に乗る、という点。
新潟市内観光追加したのもこのSLばんえつ物語に乗る為。
最初は存在も知らなかったけど旅の知恵袋クサポンさんに教えてもらって俄然興味を持って乗ることに。
当初は1等車に乗ろうと思っていたけど事前予約で撃沈。
本当に予約したい場合はその時間にネット予約が1番いい、と知ったのはこの後。
が、2等は当日でも空席があるレベルだったのでどうやら1等車は大人気ということみたい。
外から1等車を覗いてみたけどいかにも鉄道好きな男性がいっぱいで女性は少数。
…ここに乗ってたら間違いなく浮いてたと思うので取れなくてよかったのかも…と自分を慰めてみる。
SLは想像以上に楽しくこれなら長い移動も退屈しない。
ただの移動も立派な観光になることを実感。
いろいろ書きたいことや載せたい写真が多すぎたので予定外にSLばんえつ物語だけの旅行記になってしまった。

エリア 会津若松(福島)

• 旅行の満足度: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

お腹いっぱいの朝食終えて9時前にホテルを出発。
今日はとってもいいお天気。

この旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11718595
の続き。

ジュラクステイ新潟 宿・ホテル

新潟駅までは5分程。
そして新潟駅はただいま絶賛大工事中。
こんなに大きな駅だけど時刻表を見ると電車は数10分に1本しかないので乗り遅れると大変なことになるので早めに行動。

すると駅構内にこれから乗るSLばんえつ物語のポスター発見。
これに今から乗るんだよね。
楽しみ！
が、発車駅は新潟駅ではなく新津駅。
この2つの駅電車で20分程と結構離れている、てなことを知ったのは実は結構出発直前(^_^;)
慌てて新津駅までの行き方を調べた。

早く着きすぎて暇なので新潟駅構内ウロウロ。
ちょうど10月1日に2階建新幹線MAXが引退を控えているということもあってMAXグッズがいっぱい。
と書いてるけど…この旅行記を書いている今、初めてMAXなる車両＆２階建ての新幹線があったということを知った。早く着きすぎて暇なので新潟駅構内ウロウロ。
ちょうど10月1日に2階建新幹線MAXが引退を控えているということもあってMAXグッズがいっぱい。
と書いてるけど…この旅行記を書いている今、初めてMAXなる車両＆２階建ての新幹線があったということを知った。
ちょっと乗ってみたかったかも。

ちょっと早いけど乗り遅れたら大変なのでホームへ。
9:19の新津行き。
終点なので乗り過ごす心配はなさそう（笑）。

新潟駅 駅

ホームに行くと既に電車は来ていた。
3両編成。
そんなに混んでいなかったので座れた。
新潟駅から新津駅までは20分程。

そして新津駅到着。
新津駅はSLばんえつ物語一色の駅。
歴代のばんえつ物語のヘッドマークが並んだポスターや…

模型やら看板やら。
改札を出たところにはばんえつ物語運行の日にだけ売り出されるお弁当も売っていた。
が、今回は駅弁ではなく到着してから会津若松で行きたいお店があるのでここは我慢。

階段を降りて振り返ると階段にばんえつ物語のマスコットキャラクターのオコジョの結婚式のイラストが。

新津駅 駅

そしてこちらが乗車するSLばんえつ物語。
まだ煙は出ていないけどこれ見ただけで大興奮。

ホームの待合室もオコジョ、ベンチにもオコジョ

駅のホームにも臨時のお弁当売り場が。
種類もいろいろあって買っている人もちらほら。
こういう時はみんなついつい買ってしまうんだろうな。
でもここでも我慢！

床にもオコジョのヘッドマーク風のイラストがいっぱい。
新津駅は普通の電車の駅なんだけどすっかりSLばんえつ物語仕様の駅になっている。
駅の近くには観光地は何もないので地元の人以外は来る人がみんなSLばんえつ物語に乗車するんだろうなぁ。

1999年と20年以上前から運行しているらしい。
そんなに前からΣ（・□・；）
山口のSLは知っていたけどこちらは全く知らなかったので…

こちらが運転席。
会社で「SLに乗った」と言ったら「C？D？」と言われて思わず目が点に(^_^;)
写真を見せたら「Cだから貴婦人ね」と言われた。
どうやらこの数字の前のアルファベット、CとDがあるらしい。
よく見ると番号の横の「新」の文字の横に…

「THANK YOU MAX!」の文字が。
これってさっきいろいろグッズが売ってた運行終了予定の2階建新幹線のことだよね。
この表示ってもしかしてすごくレア！？

なんかよくわからないけどこの機関部分カッコいい。
ここを見てまた興奮。

そしてこのSLばんえつ物語の気になる料金は新津から会津若松の乗車券が1960円、指定席券が530円。
つまり新津から会津若松までの普通の運賃に指定席券わずか530円を払えば乗れちゃう。
自由席はなく全席指定席。
これものすごくお買い得だと思う。

そしてこちらが2等席の車内。
これで2等席！
クラシックな雰囲気が素敵。
そこそこ人はいたけど満席というわけではなく
2人がけの席だけど隣は来なかった。
私のお向かいも同じく一人旅の人で隣には誰も来ていなかった。
お陰でゆったり座ることができた。

SLばんえつ物語号 乗り物

車内の照明もレトロ。

出発までまだ時間があるのでそれまで車外見学。
ここは売店のある車両なので窓がない。

こちらは1番後ろの1等車の後ろに付いている展望車両。
ここに入れるのは1等車の乗客のみ。
ここに乗ってみたかったのもあって1等車を狙ったけど…あえなく撃沈。
が、窓から1等車の中を覗いてみるといかにも鉄道好きの男性が多く、乗ってたら多分浮いていたと思うので取れなくてよかったのかも…とちょっと思ったりもした。

そして10:05、予定通り新津駅を出発。
ホームには駅員さん総出でお見送り。
これにもまたまた大興奮。
こういうのって嬉しい。

そして出発してからも沿線で手を振ってくれる人がいっぱい。
校庭で部活中(土曜日なので)と思われる子供たちも手を振ってくれている。
SLばんえつ物語が通る時間は大体決まっているだろうから運行のある日はいつも時間になると手を振ってくれているのかな？

コロナ対策で窓を開けて運行中。

展望車もあるけど残念ながらコロナ対策で使用不可。

なので展望車両探検。
ここで郵便を出すと特別な消印を押してもらえるとのこと。
はがきと切手は売店で売っているということなので後で買いに行こう。

で、この展望車両に来た目的は先頭車両のオコジョルームの入場整理券をもらうため。
新津を出発してわりとすぐに来たので無事整理券をもらえた。
終点の会津若松まで乗る場合は後半の整理券でお願いしますと言われたので後半の整理券。
コロナ対策で入場者減らしているみたいでしばらくすると整理券は配布終了になってた。

記念スタンプもあったので…

押してみた。
これだけいろいろ楽しめるのに普通指定券だけで乗れるなんて、JR東日本さんは太っ腹！

のどかな田園風景が続く。

阿賀野川が見えてきた。
前半はこの阿賀野川沿いを走っていたような。

そして今度は売店へ。
ずらりと並ぶSLばんえつ物語オリジナルグッズ。

お弁当も並んでてちょっと誘惑されたけどお昼は会津若松で食べたいものがあるのでぐっと我慢。

で、結局購入したのはSLばんえつ物語ポストカード4枚セット（420円）と雪室こしひかりジェラート（330円）。
ポストカードと一緒に切手も購入。
これでさっきの車内のポストから手紙が出せる。

席に戻ってすぐにジェラートを食べようとしたら…固くてスプーンが入らないのでしばらく置いてから頂く。
こしひかりジェラートってどんなんだろう？と思って食べてみると…お米の粒がジェラートの中に入ってる。
なんとも不思議な食感。
美味しいんだけど、お米が入ってない方が美味しいかも(笑)。

ジェラートを食べた後にはがきを書いてポストに投函。

SLばんえつ物語は7両編成。
普通席が１番多く４両、展望車両が２両、グリーン車が１両という編成。
この展望車両のうちの１つが整理券が必要なオコジョルーム。
現在は２０分間×５回入れる時間帯があるけどそれぞれの時間帯で２０名しか入れない。
つまり最大でも入れるのは１００名のみなので入りたい場合は早めに整理券をもらう必要がある。

車内散策も十分したので席でおとなしくしていると検札が回ってきた。
今時珍しい…と思ったらどうやら希望者にこのかわいい検札スタンプを押すために回ってくれているみたい。
もちろん喜んで押してもらった。
観光客を喜ばさせる仕掛けがいっぱいのSLばんえつ物語。
コロナの前はじゃんけん大会とかもあったらしいけど…今はやっていない。

新津駅出発から約１時間後の11:12、津川駅に到着。

津川駅では給水作業の為、停車時間が15分位あるというのでほとんどの人が下車。
まずはホームにある待合室、オコジロウの家へ。

津川駅 駅

HPとかでも紹介されているので人気かと思っていたけど…誰もいない。
で、みんなどこに行っているかというと…

こちら。
前方で燃料補充等しているのでその見学にみんな行っていてオコジョルームは見向きもされていなかったという…。

ご覧の通りの人だかり。

仕事をしている人ってなぜかかっこよく見える。

始発の新津駅と違って煙の出ている機関車の写真がバシバシ撮れる。
乗客は全員にわかカメラマン（笑）。

形式とか全然分からないけどとりあえず撮っておく。
いつか役に立つ可能性が来るかも！？

津川駅には陸橋があったので「あそこからなら上から機関車が見えるのでは？」と思って行ってみる。
窓が思ったより高い位置にあったので身長が足りず見えなかったけどカメラを窓からのぞかせてみると…見えた！

階段部分の窓は身長が足りて見えたので横から作業をパチリ。

皆さん結構飽きずに見てる。
私もだけど。

迫力ある機関車を堪能。

しかしやっぱりいいのはこの正面からのショット。

ホームの案内に駅の入口に「狐の嫁入りの花嫁さんオブジェがあります」と書いてあったのでとりあえず見に行ってみた。
津川駅と何の関係があるのか！？

再び電車は出発。
さてそろそろお楽しみのオコジョルームの時間。

そろそろかな…とオコジョルームに向かって歩いている時に「第3回の整理券を持っている人はどうぞ」の車内放送。
行ってみると3番乗りくらいだった。
ちょうどトンネルに入ったところだったので照明がついていた。

普段なら小さな子たちが遊んでいるエリアだけど、この部屋への入場が制限されているのここに遊びに来られる子供たちは少ない。

こちらが先頭車両の展望室。
銭湯とは言っても一番前は機関車なので眺望は横のみ。

というか正面の眺望はこの機関車かな。
考えてみればこれだけ間近に動く機関車を見られるのがいいかも。
この部分の写真を撮っている人が多数いたのでつられて撮ってしまう。

トンネルを抜けた後のオコジョルーム。
顔出しパネルもあってここで記念写真を撮っている人も。
20人限定なのでゆったり。

景色を眺めているとこの列車を撮ろうと撮影スポットでカメラを構える人の集団が。
ここでもみんな手を振ってくれている。

SLかわらず阿賀川沿いを走る。

これは橋を撮ろうとしたと思うけどよく見ると手前に写っている謎の石像も気になる。
なんだろうこれ？

20分の制限時間ギリギリまでオコジョルームで過ごした。
ほとんどの人は途中で帰っちゃってたけどせっかくだしね。

これはダムを撮ろうとしたけど…うまく撮れなかったけど…とりあえず載せておく。

そして12:40。
山都駅に到着。
停車時間は10分ほどとのこと。
とりあえず降りてみる。
この時は気づいてなかったけどこの山都駅は福島県。
なのでこれが私の初福島。
ちなみに津川駅はまだ新潟県だった。

とりあえず正面からのショット。

ここでも働く人たち。

SLを動かすのは電車動かすよりずっと大変なんだろうなぁ。

ここも陸橋があったので上がってみる。
津川駅とは違う位置に陸橋があったので列車全体の写真が撮れた。

山都駅 駅

ホームの端にひっそりと建っていたレンガ造りの建物。
何だろう？と思って近づいてみると明治時代に建設された油庫。
当時使用されていたランプの油保管庫として建設されたらしい。
近代化産業遺産に指定されていた。

グリーン車の展望室もパチリ。

そして再び出発。
コメが実り田んぼが黄金に輝いている。

そして13:35会津若松駅到着。
最後まで飽きなかった！…と書きたいところだけど…さすがに3時間も乗っていると途中で飽きてきた(;^_^A
でも最初の1時間くらいは多分ずっと興奮してたと思う。

会津若松駅 駅

会津若松駅ではホームで大きな赤べこがお出迎え。

ホームはオザトロ列車が停車中。
今回は時間がなかったけどこれに乗っても面白かったかも。
電車の旅にちょっと目覚めたかも。

さてではこれから会津若松観光だ！

この続きの旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11727918

この旅行記へのコメント （5）

• しろくまちゃんさん 2022/05/05 10:31:24

  会津若松発新津ゆき

  こんにちは！
  昨年青森旅行記にコメントを残させて頂きました中華航空ビジネスクラスの時以来のRinさんの旅行記のファンです。
  
  先日逆コースで会津若松と新潟を旅行してきました。こちらの旅行記はばんえつ物語号や新潟のホテル、朝食、新潟日報メディアシップなとおおいに参考にさせていただきました！
  ジュラクステイの朝食はご飯をはじめとても満足できました。
  
  生憎の雨模様でしたが会津若松発ですとオコジョ車両が最後部になりますので、普通車利用でも後ろからの展望を楽しめました。あと新潟県内の鉄道旅行でしたら「えちごツーデーパス」2740円が県内のJR東日本、ほくほく線、越後トキめき鉄道が２日間乗り放題で大変お得でした。北は古い町屋が並ぶ村上市、西は糸魚川、南は越後湯沢の近くまでとちょっと欲張りすぎましたが(^_^;) 県境から乗り越し代払えば鶴岡、会津、富山とかも近いですね。
  青春18切符と違って特急券を買えば新幹線や特急も乗れるので便利でした。
  

  Rinさん からの返信 2022/05/05 16:32:48

  RE: 会津若松発新津ゆき

  しろくまちゃんさん
  
  書き込みありがとうございます！
  そんな前からの旅行記をご覧いただき嬉しいです(^^)
  
  機関車を間近で楽しめるのもいいですが、後方の景色を楽しめるのもいいですね〜。
  私はこの旅でSLの楽しさに目覚めてしまい、このGW岩手の釜石線を走るSL銀河に乗ってきました！
  花巻〜遠野までの区間だったので車内撮影やイベント参加（？）に忙しくばんえつ物語の時ほど堪能は出来なかったですがこちらも楽しかったです。
  来年で運行終了が決まっているようですが、おすすめですよ。
  
  JRは探すと結構お得な切符がありますよね。
  大体は特急も乗れるのでお得なものが多いですが、調べないと分からない難点がありますが(;^_^A
  期間限定みたいですが「えちごツーデーパス」良さそうですね。
  新潟県内のみとはいえ新幹線に乗れるのはポイント高い！
  いい情報ありがとうございます！
  
  Rin

  しろくまちゃんさん からの返信 2022/05/05 21:58:40

  Re: 会津若松発新津ゆき

  釜石線のSL銀河とはお目が高い！
  旅行記はまだ先とは思いますが楽しみにしています。私も是非検討してみたいです。
  
  SLばんえつ物語は会津若松出発時にJRの社員さんだけでなく、ホームにいた子連れのお母さんも手を振って発車を見送ってくれました。とても良い経験でした。
  
  「えちごツーデーパス」ずっと前から「期間限定」で継続して発売してる様です 笑
  基本的に土日祝日、指定する連休期間のみ使えるみたいです。
  

• クサポンさん 2021/12/14 22:31:09

  盛り上がりが違うわ！

  Rinちゃん
  クサポンです。
  会津若松からの下りと盛り上がり方が全然違うね！断然新津からの方がいいわ～
  新津と言えば鉄道資料館に行って、みどりの初代新幹線も見たかったのよ。
  でも乗車時間３時間か・・・と断念。
  下りルートのいいところはオコジョ展望車両が本当に展望な所。でも、上りの目の前のSLもレアだと思うわ！
  気になっていた見所拝見できてよかった　(∩´∀｀)∩ありがとう。
  
  四国の写真待ってね。PCチェンジ、USB作戦など週末に試行錯誤して頑張ります('◇')ゞ
  

  Rinさん からの返信 2021/12/14 23:12:04

  Re: 盛り上がりが違うわ！

  クサポンさん、こんばんは。
  新津に鉄道資料館あったんですね。
  観光スポット何もないなんて失礼なことを書いてしまいました(;^_^A
  盛り上がり…確かに新津出発してすぐの方が手を振ってくれる人とか多かった気がします。
  会津若松の近くではあまりいなかったかも。
  私が飽きてきたせいもあるかもしれませんが(笑)。
  オコジョ展望室は下りの方が眺望いいだろうなぁとわたしも思いましたが、機関車間近なのも捨てがたいですよね。
  クサポンさんから教えてもらわなかったら間違いなく乗っていなかったSLばんえつ物語ですが乗って本当に良かったです。
  教えてもらってありがとうございました！
  
  まだまだ東北旅行の旅行記が書ききれていない状態なので四国の写真ゆっくりで大丈夫ですよ！
  よろしくお願いします。
  
  Rin