島旅♪対馬のトリセツ　旧上県編

2021/10/30 - 2021/10/31

地元を応援！県民割「ふるさとで“心呼吸”の旅キャンペーン」を利用して

10月30日（土）～10月31日（日）で対馬に行ってきましたっ♪

夏の壱岐旅がお得過ぎて、壱岐旅を申込みした翌日に対馬旅も追加で申込みするという意気込みで?


一昔前まで対馬の「上島」と「下島」は･･･　　総称して対馬と言っていましたが

正確には住所表記でいうと「上県郡（カミアガタグン）」と「下県郡（シモアガタグン）」と言っていたのです

こちらは前編「旧上県」を中心に
後編は「旧上県」を中心に⇒https://4travel.jp/travelogue/11727927

エリア 対馬(長崎)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5

• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円

夏の壱岐旅がお得過ぎて、壱岐旅を申込みした翌日に対馬旅も追加で申込みするという意気込みだったものの
途中、長崎でもコロナが蔓延し中断をしておりましたが、予約をした10月は再開されホッ

10月を選んだのは、台風シーズンを避けたかったことが1番の理由でした

ほらね！　目論み通り、ドンピシャの晴れマークだよ～ん

我が家から長崎空港まで車で行くのに、事故や渋滞に巻き込まれたら大変ということで7時に家を出ましたが･･･

あれ？　車が少ない？　そうだ！今日は土曜日で通勤ラッシュは関係ないじゃん！！！

長崎空港付近へ出発の2時間前に到着し、さてどうしましょ？

ということで、向かったのが「シーグラスの浜」
要はガラスの浜ですね

以前訪れた時はもっとガラスがキラキラしていたような気がして　「ガラスが波にさらわれたのかな？」

とブツブツ話していたら、お散歩中の男性が「波打ち際に行けば光に反射してるよ～」と

ヾ(´▽`*)ゝ　確かに！！！

シーグラスの浜の対岸には長崎空港があり、飛行機の離発着が見れるのでナイスビュースポット

長崎空港発（9：35）⇒対馬空港着（10：10）

週末と言うこともあり、満席でした

ANAとコードシェア便の長崎と離島を結ぶ「オリエンタルエアブリッジ」

安定の窓側席ゲットして、空の景色を楽しみます！



しかーし、雲が多くてお写真を撮るのが難しくボツ

視界が開けると「壱岐上空」　やったあ～

①原島
②長島
③大島

自宅に帰ってから、地図を見ながら復習する時間が楽しくって♪

離島あるある、ローカル空港の風景

初めての対馬、「対馬やまねこ空港」に到着しましたよ～

対馬に生息する「つしまヤマネコ」をモチーフにした猫の絵を、対馬のあちこちでみることになります

まずは、足の確保で「パジェットレンタカー」へ行きました

担当してくださった同年代の男性の方、ワタクシの免許証を見て「若いですね～」とリップサービス発動！

「マスクしてるからですよ～」と返事すると、「それを言っちゃ、おしまいですよ～」

「やっぱり営業トークかいな」と心で嘆いておりまして

でも、このおにーさんとお喋りしたことで、美味しいお店を教えてくださり事前に調べていた食堂はひとつも行きませんでした

これは、私にしてはとても珍しいことです！　人の言うことは聞きませんからね

お写真のファイルには対馬の情報がいっぱいで、大変有意義に参考にさせていただきました

初めに訪れたのが、「観光情報館 ふれあい処つしま」

飛行機とホテルがセットになったツアーですが、参加条件としてなにかひとつの体験が必須となっていたので

対馬の歴史や自然など、対馬の見どころをガイドさんからのお話をお聞きするツアーに参加しました

初めは、対馬の人口の推移から地形についてのお話など学ばせていただき

時には、答えを聞き手の私たちに投げかけてきたり･･･

なぜか？お話をしてくださるガイドさんは私にばかりボールを投げるの（実際はボールはありません）

日本で1番大きな島は？（佐渡）　2番目は？（奄美大島）　もちろん、全問正解しましたよ～　　3番目が対馬ね

「対馬と言えば食べ物で何が有名ですか？」　またまた私にボールを投げてきたので

他の参加者の方に申し訳なくて（･･･っていうか、私が気を使う必要もないのですが）

お隣の女性に私からトスをあげて差し上げました（笑）

私だったら「アナゴ」と答えただろうけど、彼女は「ヒオウギ貝」とお答え

一同「へえ～」　　対馬が「ヒオウギ貝」が有名とは知りませんでした

ふれあい処 つしま 名所・史跡

福岡⇔対馬：138キロ　対馬⇔釜山：50キロ　日本より韓国が近い国境の島

南北：82キロ　東西：18キロ　リアス式の海岸線一周：915キロ

島の89％が山林だから北から南へ移動するのに昔は6時間かかっていたのが

トンネルを掘って2時間で行けるようになったそう


続いて歴史についての貴重なお話　　私は歴史に疎くてツマンナイ！と思っていたら砲台のお話にアンテナがピピピー！

φ(..)メモメモ　　廃墟大好きなので、行きたーい
どこ？　そこ？


最後に対馬ドライブで気を付けることは、猪と鹿が道路に飛び出してくるので注意

「夜間は車がいないので、中央線をまたいで運転してください」と仰るではないですかーーー！

なんじゃそれ？とこの時は思っていましたが！！！
まさかのまさかの事件が起こりました

レンタカー屋さんが真っ先にお勧めされたジビエ料理「猪鹿鳥（いのしかちょう）」

イノシシを食べるなんって予定には全くなかったし　(-ω- ?)　対馬でジビエ？　
　
対馬でしか食べれないもの？　対馬のB級グルメを食べると決めていたので行ってみよう♪

先ほど対馬のお話をしてくださったガイドさんが「猪は畑を荒らすし石垣を壊す害獣」として扱うのか

「地元の人たちで消費していこうという食材」として扱うのか　考え方次第と言われていたな～

猪鹿鳥 グルメ・レストラン

とても感じのいいおかみさんがひとりで接客とレジまで行っているため、少し待たされましたが商売繁盛何より

赤みを帯びたキレイなジビエ　　生臭さを少し心配しましたが、そこは心配無用でした

食材に適した方法で、しっかりとした下処理をなさってるのでしょうね

焼き加減がわからず、しっかり焼き色を付けていたら「焼き過ぎると固くなります」と言われましたが

生焼けは怖いし、牛肉も肉の中まで十分に火が通った状態のウェルダンが好みだしそこは譲らず

ジビエは　モモ⇒　バラ⇒　ロース　の順が好みだったな

ご飯にお味噌汁、お漬物までついて800円とはコスパ良し！

対馬に廃墟があることを知り予定外でしたが、ガイドさんお勧めの「天空の要塞 姫神山砲台」へGO～

ナビが示す辺りで「姫神山砲台駐車場」と書いた貼り紙があったので、ここに止めて歩くのね？と車を降りたところで

地元の女性の方に「こんにちは～」とご挨拶しただけだったのですが、（道を聞く気なんってさらさらなかった）

私たちを観光客だとわかって、「姫神山砲台に行くんですか？」と声をかけてくださいました

「姫神山砲台まで道路を整備したから、近くまで車でいけるようになった」

「ここから歩いて40分かかる」「ほら！あの山のてっぺんだから」

な～んにも調べていないので、駐車場から40分も歩くとか山頂にあるとか全く想定外！

何度引き返そうかと思ったかわからないくらいの悪路！　　舗装してあると言っても車1台しか通れない道幅で

対向車が来たらどうしよう？と言うレベル　　途中あちこち崩落した石ころや枝がゴロゴロ転がってる

運転には自信のあるワタクシでもヤバいくらいのスピンカーブで時速10キロも出てなかったかも？

もちろん、対向車線も見えないので、「ブブブー」とクラクション鳴らしまくり

そんな中、歩いて姫神山砲台へ向かう人もいらして、いい運動になりますね～

到着したのは、姫神山砲台と折瀬鼻砲台の分岐点　　広場からの良い眺め！

ここに駐車して頂上へ向かいましょう

こんな感じの山道を歩いて行きますよ～　　旅の同行者は妹！

私が壱岐に行きたいと言って付いてきたので、今度は私が妹の行きたい対馬へおともしましたっ

姫神山砲台跡

ここでもガイドさんが話した対馬の歴史が頭の中でリフレイン

姫神山砲台跡 名所・史跡

断片的に「日本本土と大陸の中間に位置する国境の島対馬」「モンゴル⇒韓国⇒対馬⇒日本本土へ侵入する」

「日露戦争の最前線基地」「多くの砲台が建設されたが、一発も発射されることはなかった」

ガイドさん曰く　「天空の城ラピュタ」
レンガ作りの建物がそう見えなくもないかな？

天空城に迷い込んだような･･･
姫神山に建つ砲台に木漏れ日が素敵♪

日露戦争の年に6門の28㎝榴弾砲が備え付けられた弾薬庫

中を覗いてみましたが、ガラ～ンとしてなにもありませんでした

帰ってから知ったのですが、もう少し奥まで歩いて行くと観測所や井戸などの遺構があったみたいで残念なり～

でも、ひとりでこの辺りを歩くのは怖くてねー！（オバケがw）
妹は外の広場で待ってるというし

廃墟好きの腰抜だと弾薬庫を見て回るだけで精いっぱいだったのさ

午後からの予定は、対馬北部にある展望台から釜山をみること

今日見れなかったら明日も見に行く！と気合い十分です

万関橋 名所・史跡

対馬の上島と下島を結ぶ橋「万関橋」
この旅で何度渡ったでしょうか？

その上島と下島は･･･　　昔は総称して対馬と言っていましたが

正確には「上県郡（カミアガタグン）」と「下県郡（シモアガタグン）」と言っていたのです

住所表記は「長崎県上県郡〇〇町」って
2021年現在　「上県郡と下県郡」はどこへ？

違和感があってレンタカー屋さんで尋ねてみたら、2004年に合併し「対馬市」になったと教えていただきました

レンタカー屋さんお勧めの「異国の見える丘展望台」（ここは予定にありませんでした）

パジェットレンタカー屋さんは、こちらからアクションを起こさなくても率先していろいろ教えてくださいます

「韓国展望所」よりもお勧めと言うことでやってきました

異国の見える丘展望台 名所・史跡

朝鮮海峡に突き出すような形で展望台がありまして、大海原が目の前に広がりました

レンタカー屋さん曰く　「海に突き出すような形で展望台があるから釜山がよく見えるよ～」と

肉眼でも釜山の山々のシルエットがくっきり見えて、感激～☆　絶景～☆

お写真ではキレイに写っていなかったので割愛しますが、望遠鏡から覗くと　そこは釜山の街並みがくっきり

釜山のマンハッタン！　　高層ビルやマンション群が乱立して見え、まさに「国境の町」

次は韓国展望所へ
途中、海水浴場があったので、降りてみたら　ゴミの嵐～

ハングルのペットボトルとかあるかも？と探してみたら、ありましたっ！ありましたっ！

ハングルと中国語の漂着物！
あと、英語じゃないどこかの国のペットボトルもありましたよ～

ロシア語やドイツ語じゃなかったし、どこの国だろうか？

韓国展望所のゲートは旧釜山国際ターミナルの入口ゲートをモデルにしたらしいです

うん、こんな風だったわ～　懐かしいな～

今は別のところに新ターミナルになり移転したので、今もこのゲートはあるのかしら？

韓国展望所 名所・史跡

韓国展望所についてはソウルのパゴダ公園にある多目的施設をモデルにしてるそう

韓国まで49.5㎞　　ここからもしっかりと釜山が見えました


ガイドさんのお話を思い出してみると

コロナ禍前は対馬へ訪れる韓国人は40万人、対馬の人口：29,000人　　町を歩けば韓国人ばかり

しかし　観光業の落とし穴！がありまして、ホテルや免税店，観光バスなど韓国資本

だから対馬にはお金が落ちないと嘆いておられたなー！

韓国展望所の目の前には海栗島
航空自衛隊のレーダー基地ですね

西方の領空侵犯に目を光らせてるのかな？

パンパカパーン パパパッ パンパカパーン！

釜山のシルエットや沖に停泊する船もみえるでしょう


このまん丸がレーダーかな

こちらはヘリポート？


双眼鏡を覗いたりしてたら、犬連れの地元の方がいらしたので「いつも釜山がみれるんですか？」と尋ねてみたら

「ほとんどみれませんよ！」と仰るじゃありませんか！

初めての対馬で釜山が見れてラッキーですよね
見えるのがデフォルトだと思っていたので付いてるな♪　

妹が夜景まで見て帰りたいというので、見えるのかしら？と半信半疑で車の中でしばし待機！

1時間半くらいいたかしら？
６時前からポツポツと釜山の街に火がともり始めましたよ～

海栗島の先の方に灯りが見えますかね？
双眼鏡から覗くとギラギラのネオンが見れましたよん

なぜか対馬にきてしまいました♪♪♪

対馬だけど釜山

(*´∀ﾟ)ｳﾚｽｨ～♪

はい！レンタカー屋さんの信者です

韓国展望所に行くと言ったら「北斗」をお勧めされましたw

もう真っ暗、陽が沈むのが早くなりましたね～

コロナ禍で営業時間が心配で電話してから伺いました

島めし家 北斗 グルメ・レストラン

対馬名物と言えば、アナゴ　　絶対食べたかったアナゴ天ぷら、アナゴカツ

私はアナゴの天ぷら　　実は･･･　　アナゴは苦手なのですが

対馬に行ってアナゴを食べなかったというのはちょっとね

思い切って食べてみたら、フワフワで美味しい～♪

アナゴに大葉を巻いて揚げてるから、食欲をそそる風味が最高

妹のアナゴカツ　　アナゴカツとアナゴ天ぷらを一切れ交換して食べたのですが、どちらも美味しかったです

お寿司のアナゴは苦手だけど、揚げ物になると美味しく食べれるということがわかって良かったなあ～

アナゴカツのタレが2種類あって、濃いめのとんかつソースと塩レモン

帰り際、妹に大将が「観光客ですよね？どっちのタレが良かったですか？」と聞かれたそう

ふたりの意見は、塩レモン！　　カツといえばとんかつソースだけど、初めて食べた塩レモンがあっさりして好み

レジでお支払いをするときにお店の方に何気なく「今から厳原（ホテルがある町）に帰ります」と言ったら

凄く驚いたお顔をされて、私たちにしたら夜に2時間かけて運転するって普通のことなんです

福岡に遊びに行っても長崎に帰ると2時間は要します

今いる対馬北部の比田勝町から　⇒　対馬南部の厳原町まで運転して帰るということが

対馬の方にしたらそんなに珍しいことなのかしら？と、この時は思ったんですよね～

（少し長くなるので、内容には関係ないアナゴを割り込みます）

さて、誰が運転する？　　私は最近になって、よく見えない時があるので夜間はあんまり運転したくありません

「あんた運転して！」と妹に運転させてスタート

出発してすぐに妹が「鹿が出るから中央線を行け！と言ってたね」と道路の真ん中を走り始めたので

「ちょっと、危ないからやめてよね」と𠮟りました


しばらくすると「ウリホウ発見！」　( ´艸`)ﾑﾌﾟﾌﾟ

わー！！！　やっぱりガイドさんの言った通りウリボウ出たね


途中、ナビが左折を指示するも「ここ？」というような山道で･･･

まさかね！と無視して直進したのですが「戻れ！」と、ずっと言ってる

どーしよ　どーしよ　と、不安になりながら街灯もない山道をグングン進みました

対馬は島の89％が山林なので、いくつも山超え谷超えグルグル走ることになるの

どうにかこうにか海岸に出たところで、「神様、君臨！！！」

「ここはどこ？」状態の私たち　　神様は先に進めば狭いクネクネ道、戻れば・・・！と仰るも

もう戻るなんって嫌だ　　先に進むを方を選択して道案内をお願いしました

何度も、何度もお礼を言って海岸沿いの山道をスタート


この選択がまさにアフリカンサファリ状態！


初めて野生のシカ発見！！！


ｵｵｫｫｵヾ(‘д’*三*’∀’*三*’д’)ﾉｼｵｫｫｵｵ!!!!!!


車の中で妹とふたり絶叫！！！


Σ(lliдﾟﾉ)ﾉ ﾝヵﾞぁｯ!!!


手を握り合い、車停車


∑((((((ﾟдﾟ;ﾉ)ﾉ


それはそれは凄い悲鳴で！！！


カーブを曲がるごとに出てきてもう怖くてねー！

ほとんどが単独行動なのですが、時には3頭いたりして

全部で30頭くらい出現したのではないでしょうか？


最後の方は慣れちゃって、鹿のお写真でも！と停止してパチリ！！！

という、余裕も出てきて

でも、鹿も素早くビューーーンと逃げてしまい

なかなか撮ることができませんでした

チーン

そう簡単には、撮らせないわよ！とでも言ってるようで


こういうデンジャラスなことがあるから、北斗の店員さんが驚いていたのかもね

本日の収穫は「ウリボウ　シカ　イタチ」に出会えましたっ


デンジャラスな夜道、怖かったあ～

けど、思い返せばよき思い出となりました