イタリアンフレンチ「レ・スリジェ」で埼玉産地元新鮮野菜たっぷりのお手頃ランチ

2021/09/21 - 2021/12/02

フレンチ＆イタリアンの「レ・スリジェ」。
住宅街のビルの２階にある隠れ家的レストランです。
アクセスはちょっと不便で最寄りの「鉄道博物館駅」からでも徒歩だと10分くらい。
予約の上、行く気で行くという立地のお店です。

オーナーシェフの山口氏はフレンチ出身ですが、イタリアンの要素も取り入れ、契約農家から直接仕入れる地元の新鮮野菜を多用したお料理が印象的なお店です。
一人客でも気兼ねなく入店できるカジュアルな雰囲気も魅力です。

エリア 大宮(埼玉)

• 旅行の満足度: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自転車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

近所には業務スーパーくらいしかない住宅街の一角、「クレセントビル」の２階にお店はあります。
アクセスはちょっと不便な所ですが、駐車場は道を挟んだ向かいに７台分確保されています。

店名の「レ・スリジェ」ってフランス語で桜の木という意味だそうです。
イタリアンとフレンチの二刀流を謳っていますがどちらかというとフレンチがメインのようです。

11：30開店と同時に到着。
予約の旨を告げ、検温とアルコール消毒。

９月に行った時は、コロナで席数を制限して営業しており、稼働テーブルは４人×５卓でした。

レ・スリジェ グルメ・レストラン

各テーブルにはお店の雰囲気を壊さない程度の目立たない透明パーテーション。
花瓶がドンと鎮座している勿体ない間引きテーブルも有ります。

奥の方の半個室席は２～8人利用で早い者順で予約できるようです

最初のテーブルセッティング。
白い木綿のテーブルクロスが掛かっていました。

カトラリーはクロス直置きで必要数セットされています。
ショープレートは無し。
おしぼりは紙の使い捨てタイプ。
ナプキンは茶色の不織布だったので、膝に掛けるのではなく、外したマスクを挟むのに使いました。

ランチは４コース。
どのコースを選ぶのかは必ずしも予約段階で決めなければいけない訳でもなさそうです。

私は２番目の【おすすめコース】税込3,300円を予約しておきました。
①オードブル or スープ
②お魚料理
③お肉料理
④デザート３種類盛り合わせ
⑤コーヒー or 紅茶
⑥自家製焼きたてパン

オードブルとお肉のメインディッシュは選択制です

飲み物は初回はメニューさえ提示されませんでした。
”ドリンク要らない症” の私としては望むところですが　^^;

でも、ワインセラーもあって、

頼むなら、
グラスワインなら1,000円前後
ノンアルコールカクテルならALL700円
ソフトドリンク1,000円未満
スパークリングワイン・ビール・ホットワイン

卓上花は造花でしたね。
ささやかな野の花でもいいからここは生花であって欲しい・・
これって私の中では結構拘りどころなんです。

①オードブル又はスープということでオードブルにしました。
３種類からのセレクトで、基本のＡを選択。
　Ａ 子持ち鮎のコンフィ アンチョビソース
　　 ベビー帆立貝を添えたサラダ仕立て
　　 ブラックオリーブソース

　Ｂ スモークチキン・カマンベールチーズ・
　　 半熟卵のサラダ仕立て カダイフ添え　
　　バルサミコ酢ソース

　Ｃ フォワグラのソテー　サラダ仕立て　
　　 ポルト酒のソース（＋1,320円）

ちなみに、スープなら下記の二者択一。
　★ たっぷり野菜のミネストローネ
　☆ レンコンのクリームスープ

子持ち鮎は殆どが魚卵という感じでこの二かけの為に丸１尾使われているようでした。
頭と尾はどうなっちゃったんだろう？
温かくて、仄かな苦みがアンチョビソースと相まって食べ応えがあります。
にんじん・カイワレ・レタス・ディル・・と野菜が多用されています。

ベビー帆立貝はベビーにしては結構大きめ。
ブロッコリー・プチトマト・ラディッシュ・ディル・その他名前の分からない菜っ葉を添えたサラダ仕立て。
ブロッコリーの火の入り方が絶妙。
ブラックオリーブソースは美味しいのですが、ビジュアル的にはちょっともったいない気もします。

この一皿だけでもお魚料理の立派な一品、いえ二品に相当する味とボリュームです。
スープとの二者択一なら、絶対に多分オードブルの勝ちなんじゃあないかな？

ここで焼きたてのくるみパンの登場。
ほんのり甘くてとても美味しい　^_^
お皿はNARUMIのミラショーンでした（内緒で裏をひっくり返すなっちゅうの）

②お魚料理は本日のお任せ
今日は三重産のホウボウのソテーです。

ツルムラサキ・カリフラワー・赤黄パプリカ・玉ねぎ・カイワレ・スプラウトなど沢山の野菜でお魚が見えません。
一番上の赤オクラって初めて見ました。
ツルムラサキの火加減も抜群で、お魚より美味しいくらいでした。

パンのお代わりはこちらからお願いしなくてもお皿から消えたらタイムリーにサービスされます。
２個目はオリーブオイルで焼いたプレーンなパンで、
これがまた美味しい。
サーブされた時は熱くて、「火傷注意」と言われました。
またまた美味しくて直ぐ食べてしまったら・・

「メインの前にもう一つお持ちしましょうか？」と訊かれ、今度はブルーベリーを練り込んだ甘めのパンです。
食事に合わせるパンは本当は甘くない方がいいのですが、これはこれでデザート感覚で頂きました。

③お肉料理は五者択一で、唯一追加料金の発生しないＡにしました

Ａ 牛ひき肉のプロヴァンス風　
　 雑穀米のチーズ焼きと合わせて
　 バジルソース

B 和牛ほほ肉の赤ワイン煮（＋550円）

C 軽くスモークした鴨胸肉のロースト
　ブルーベリーソース（＋550円）

D 国産牛フィレ肉のステーキ
　赤ワインソース（＋1,320円）

E オマール海老のバターソテー（＋1,320円）

つまりはハンバーグなのですがやはり野菜でお肉が見えません。
ハンバーグの下にはズッキーニのソテー。
輪切りの赤いパプリカの中に、バジルソースがかかった雑穀米のチーズ焼きが詰まったものがON。

脇を固める野菜は、カボチャ・紫キャベツの酢漬け・オクラ・エリンギ・ヤングコーン・さつま芋・ピーマン・イタリアンパセリ・菜っ葉？が山盛りです。

④デザート３種類盛り合わせ
・チョコとマロンのケーキ
・ヨーグルトのブラマンジェ
　　グレープフルーツソース
・イチジクのタルト

どれも甘さ控えめで私好みですが、パンを３個も食べてしまったので流石に苦しかった・・

⑤食後は紅茶にしました。

ここでシェフから焼きたて小菓子のサービス。
ガトーショコラとココアのサブレです。
メニューに無いので得した気分になります。
ティーカップもこの菓子皿もNARUMI製でした。

オーナーシェフの山口隆氏はフランス・ブルターニュ地方の2つ星レストラン「オーベルジュ・ド・ブルトンヌ」や都内の有名フレンチレストランで修業後に独立。
都内で開業していましたが、新鮮な食材を入手しやすい埼玉県へ移転。
料理はまるで野菜のオンパレードですが、全て地元の契約農家からの直接仕入れだそうです。

今回の｢おすすめコース」は私にはちょっと量的に多かったので（パンの食べ過ぎ？）、
次回は「ランチ レジェコース」にしてみようと思います。

【２回目の訪店　12/2（木）】
ネットで予約して伺いました。
席は前回に比べて少し増えていましたね。

レ・スリジェ グルメ・レストラン

今回は窓際の角の明るい席です

今日は「ランチ レジェコース」税込2,750円です。
①スープ
②オードブル
③パスタ or メインディッシュ（肉か魚）
④デザート2種類　盛り合わせ
⑤コーヒー or 紅茶
⑥自家製焼きたてパン

①スープ
A　たっぷり野菜のミネストローネ
　　　豆・牛肉・生姜・野菜の美味しさが
　　　溶け込んでいるというこの店の定番

B　ビーツのクリームスープ
　　　心も体も温まる老化を防ぐ奇跡の野菜

Bにしました。
彩りが綺麗で運ばれて来た瞬間に女の子受けしそうなビジュアルです。　

ライ麦で焼いたバターソフトフランスパン
無塩バター

②本日のオードブル
A　パイに挟んだロースハムのムース
　　　生ハムとフルーツのサラダ仕立て

B　牡蠣のソテー（岩手県広田湾産）　
　　　サラダ仕立て バルサミコ酢風味

C　フォアグラのソテー
　　　サラダ仕立て ポルト酒のソース
　　　（＋税別1,200円）

Aにしました

これも彩りがとても綺麗です。
パイ生地に挟まれたロースハムのムースはなめらかな舌触り。
サラダは、生ハム・レタス・りんご・ブロッコリー・大根・トマト・紫キャベツ・人参・紅芯大根

前回の「おすすめコース」では、スープかオードブルかの二者択一でしたが、その場合どちらかというとやっぱりオードブル選択の方が正解だと思います。

２個目のパンは熱々の「白パン」

③パスタ or メインディッシュ

A　パスタなら
　　　フェットチーネ（幅広麺）
　　　天使の海老・オレンジ白菜・ほうれん草
　　　塩バター アンチョビー風味

B　メインディッシュなら
　＊　活け〆鯛のソテー レモンバターソース
　★　和牛肩肉のやわらか煮　
　　　粒マスタード入りクリームソース
　☆　和牛ほほ肉の赤ワイン煮（＋500円）
　☆　フランス産うずら肉のロースト
　　　紅玉りんご入りマディラ酒ソース
　　　（＋500円）
　☆　国産牛フィレ肉のステーキ　
　　　赤ワインソース
　　　（＋1,200円）
　☆　オマール海老のバターソテー
　　　（＋1,200円）

追加料金の発生しない★にしました。

肩肉なのにやわらかくてマスタードのソースとの相性もいい。
使われている野菜は、さつま芋・エリンギ・パプリカ・玉ねぎ。
でも、ビジュアル自慢のこの店にしてはどうしたんでしょう？？
これは食べかけのお皿ではありません。
見た目がチョッと貧弱です・・

④デザート2種類　盛り合わせ
・とちおとめのタルト
・無花果のシフォンケーキ

甘さは控えめです。
この店はディナーコースだとデザートはワゴンサービスがウリなんですが、甘いものは少しでいい私はこれで十分です。

⑤食後の飲み物
コーヒー or 紅茶 or エスプレッソから選択
アイスコーヒーにしました

サービスの小菓子は
・新潟の洋梨レクチェ
・柚子のクッキー

完全予約制ではないみたいですが、予約なしで訪れた二組の客は満席で丁寧に断られていました。
やはり予約はしておいた方がいいですね。

また、純白木綿のテーブルクロスは客毎に替えてはいなかったので、なるべく汚さないように注意した方がいいし、外したマスクなんかを直接テーブルに置くことは客のマナーとして避けた方がいいなと思いました。

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