埼玉屈指の有名店｢狼煙」−１　本店で ”まぜそば” ＆ ”濃厚坦々つけめん” を啜る

2021/03/18 - 2021/03/25

｢狼煙｣は埼玉屈指の人気を誇るラーメン店のひとつです。
本店のほかに、大宮店、東大宮店の２店舗があり、
同経営者ながら別ブランドとして「手揉み中華そば中村」も展開しています。

大きく分けてメニューは、つけ麺・まぜそば・濃厚ラーメンの３種類。
その他、期間限定で変わり種のメニューも登場します。

食べ応えのある自家製太麺がメインで、まぜそば以外はベースとなる魚介・豚骨味の濃厚なドロドロ系スープで頂きます。

今回「本店」へ２回、大宮駅東口から直ぐの「大宮店」に１回行ってみました。

一人じゃあラーメン店には入れないという女性も多いと聞きます。（← それって何故？　寂しいシングルと思われるから？）
でも、オバハンはナ～ンの抵抗感も無くカウンターに居座ってラーメンをズルズルと啜って来ましたよ　(^^

ここでは本店で食べた「狼煙まぜそば」と「濃厚坦々つけめん」です。

エリア 大宮(埼玉)

• 旅行の満足度: 3.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自転車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　初訪　2021/3/18（木）
10：35　「狼煙本店」にチャリで行ってみると既に3人が南向きの陽のカンカン当たる店前のベンチに座っていました。
夏場は行列は大変だろうな～と思います。

狼煙 本店 グルメ・レストラン

電車の場合、最寄駅はニューシャトルの「鉄道博物館駅」。
または、東武野田線の「北大宮駅」。
ともに、徒歩10分強くらいだと思います。
バスなら大宮駅から来ると「富士フィルム大宮事業所」のバス停が店の真ん前にあります。
店は旧中山道（県道164号線）の大通り沿い。

なので、車の駐車場どころか、

店の前に自転車を置く事さえできません。
私は一旦戻って近くの行きつけのドラッグストアにチャリを停めさせて貰い、そこから歩いて店に戻りました。

後から店の人に訊くと、自転車は、

店を出て道路の左向こう側50ｍほど先の、

「くらづくり本舗」の脇のこのビルの横に置くようにと教えて貰いました。
せめて、お店に駐輪場の場所の貼り紙くらいあればいいのにと思いますが、なんか大っぴらに言えない事情でもあるのかな　~_~;
チャリやバイクで行かれる方は参考にして下さい。

くらづくり本舗 さいたま東大成店 グルメ・レストラン

10：50に店前に戻ると私の前に並ぶ人数は９人に増殖していました

開店後に行列待ちをしていないので実感はありませんが、長蛇の列の時はこういうシステムらしい・・
初めてだと多少分かりづらいかも・・

11：00　開店です。
前の人から順番に入口右の券売機で食券を購入します。
「自家製麺 つけめん」と暖簾に特出しされているように、「つけめん」がウリのお店ですが・・・

「狼煙まぜそば」からトライするつもりです。
並盛200ｇも中盛300ｇも同じ850円だとの前情報だったので、
そんなら中盛にしようと考えて来たのですが、
実際はそんな上手い話は続いている筈もなく・・
価格に差も付いていた上に、並盛は880円、中盛は930円に値上がっていました。
まあ、当然のことです。
こういう情報っていつ時点のモノかよく確かめるべきですね　(-"-)

なお、並盛200ｇでも多いという場合は食券を渡す際「少な目で」と言うと150ｇに減量してくれるとの張り紙がありました。（値段は変わりませんが）

カウンター席はＬ字型で10席ほど。
私は運よく一巡目で入店出来ました。

この時は厨房は女性と男性スタッフの二人で回していました。
忙しいのに女性スタッフの接客は感じが良かった。

卓上にはティッシュ、お酢、胡椒、楊枝、髪留めの輪ゴムが置いてありました。
割り箸の刺し方のパフォーマンスがド派手。

お水はセルフ。
給水機の隣にハネ防止の紙エプロンが用意してありました。

「狼煙まぜそば」並盛り200ｇ　880円です。
チャーシュー１枚、揚げ玉葱、生玉葱みじん切り、刻み長ねぎ、ほぐしチャーシュー、太メンマ２本、魚粉、辛味粉、味付け海苔。
中央に卵黄がトッピングされたボリュームのある一杯で見た目も豪華。
長葱にはもう少し青い所を混ぜたら色彩的に引き締まると思うのですが・・

玉子が全卵ではなく、黄身だけというのも全体のバランスからしていい感じです。

余談ですが、
昨年11月に讃岐の「手打ち十段うどんバカ一代」で食べた一番人気の「釜バターうどん」では、自分で割り入れる生玉子を全卵投入してしまったら、何だかドロドロしてしまいました。

「まぜそば」なので全てを混ぜ合わせて頂きます。
狼煙の特徴の濃厚ドロドロスープではなく、醤油系のサラッとしたタレが絡めてあります。

このお店の麺の特徴は自家製の太麺なのですが、
私は細麺タイプに変更して貰いました（無料）。
茹で時間が短いせいか先に着席した隣の人より早く着丼。
その際も店員さんから隣席に一言断りが入るという気遣いが見られました。

汁感は殆どないので、硬めの焼きそばのような感じです。
あつ盛り（温かい麺）にもして貰えますが基本は氷水？で〆た冷たい麺ですね。

タレはそれなりにコクがあって美味しいのですが、塩気もかなりきつく、私は途中からコップのお水を２杯も飲みながら食べ進みました。

隣席の太麺のつけ麺を食べていた親子連れは私より後に着丼したのにさっさと食べ終わって店を出て行きました。
細麺でさえよく噛んで食べたいと思うのですが、流石に若いんですねえ。
（イイヤ、私がババアなだけか・・）

その家族には、帰りがけに「お子さんに飴をあげてもいいですか？」と厨房から声が掛けられ、棒の付いたペロペロキャンディーを手にして女の子は嬉々として帰って行きました。

厚さ5ｍｍほどの巻きバラ肉チャーシューが１枚。
チャーシューだけを追加することも可能です。

食べ終わってみて・・
もしかしたら噂ほど取り立てて ”超美味しい！” とは私には感じられなかったのは細麺にしたせいもあるかも・・
次回はオーソドックスに一番人気の「太麺のつけ麺」にしてみよう！

「麺のこだわり」
希少種の「ゆめちから」を主原料に、北海道産小麦、石臼で挽いた北海道産全粒粉を配合した小麦粉を使用した自家製麺です。

本店のほかに支店が大宮店と東大宮店の2店。
自家製麺というけれど各店舗で製麺しているのかな？
「狼煙ｗｏrｋｓ（製造）」というお店で各本支店の一括製麺をしているんでしょうか？
訊いてみたいと思ったけれどナンカ隙が無かった・・

御時世でテイクアウトもやっています。
まあ、隣の人と肘がぶつかりそうな狭い店内で食べるのに抵抗のある人も居るんでしょうね。
でも、会話をしながら長居するお店ではなく、カウンターに一列になって黙々と麺を啜ってさっさと出て行くこの手のお店で、そんなに感染を気にする必要は私は無いんじゃないかと思いますが・・

（最近アクリル板が設置されたとか？）

店内の掲示物

（掲示されている）有名人の来店色紙は意外と少ない

２回目　2021/3/25（木）
先週に引き続き再訪です。

この日は限定「濃厚坦々つけめん」。
前日に大宮店で「つけめん」を定番の太麺バージョンで頂いて来ました。
今日は「濃厚ラーメン」とどっちにしようかと迷ったけれど、やっぱりこのお店は「つけめん」でこそと思います。
期間限定というのにも弱いよね。
　並盛　200ｇ　　950円　
　中盛　300ｇ　1,000円　
　大盛　400ｇ　1,100円　
　特盛　550ｇ　1,200円

相変わらずいつも満席です

一番少ない200ｇの並盛、950円です。
坦々でない普通のつけ麺の場合、並盛は850円なので担々麺にすると100円のアップということになりますね。

チンゲン菜の緑とラー油の彩りが綺麗です。
ゴマ風味の濃厚坦々ダレは程良いピリ辛さが良いアクセントのラー油味。
ドロっとして濃厚な味わいは普通のつけ麺と同じです。
ほぐしチャーシューや挽肉もたっぷりと入っています。

太麺のあつ盛り（温かい麺）は熱々なプリシコ中太麺。
昨日はオーソドックスな冷たい麺にしたので今日は暖かいのにしましたが、
やはりキリっとしまった冷たい麺の方が合ってますね。

麺の丼にも分厚い豚チャーが２枚というより２かけ鎮座しています

つけ汁につけると汁を絡め取って戻って来ます

太めの拍子木メンマ2本が沈んでいました。
手作りかどうかは不明。

チャーシューはゴロッとした感じで食べ応えがありますが見た目はイマイチかな・・

皆さん早々に食べ終わってさっさと出て行くので回転は速い

一番近いコインパーキング。
背後に「駐輪禁止」の札も出ていました。

以前は店専用の駐車場も数台分あったようですが今はありません。

「狼煙」は埼玉を代表する有名店です。
通い詰める熱狂的ファンもいる、中毒的魅惑の味のお店らしい。
私はまぜそばとつけ麺を食べただけです。
だからそれでどうのこうのとは言えませんが、個人的嗜好に合うお店ではないな～、というのが正直な感想です。

ラーメンは濃厚ドロドロ系より、あっさりと透き通るような清湯系・細麺が好みです。
なので、本当はあと１杯「濃厚狼煙らーめん」を食べてから訪店記を書こうと思っていたのですが、これにて打ち止めといたします。

浮気性な私はどんなに良かった観光地・お宿・飲食店でも「もっとこれ以上の所があるかも知れない」と思い、リピートは滅多にしない主義なんです。

さあ、今度はどんなラーメンに出会えることか、他のお店が楽しみです　^^;