焼肉店のイメージを覆す大宮「焼肉 喰心」で珍しくおひとり様ディナー

2021/09/12 - 2021/09/12

先月、ランチで行った肉割烹「meat Dining 喰心」の系列店：大宮「焼肉 喰心（くうしん）」です。
こちらは夜しか営業していないので、ランチ専門の私が珍しくディナーでの訪店。
この御時勢、まさかのお酒も提供されていました。
営業も深夜まで・・

焼肉といってもひたすらトングで焼き続け、タレをしっかり絡めて白飯を掻き込むというスタイルのお店ではありません。
会席料理の中に焼肉が少～し盛り込まれているといった感じ。
デートや接待向きかも知れません。
一人で来るにはやはり場違いなお店の雰囲気にもめげず、今回も一人焼肉して来ました。

エリア 大宮(埼玉)

• 旅行の満足度: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

大宮駅から氷川神社に向かう途中の「一の宮通り」からチョッと逸れた「パインズビル」１階がお店です。
駅からは徒歩5分。駐車場はありません。
夜だけの営業なので昼間に前を通った時は看板も無いし何処だか分かりませんでした。
シャッターの閉まっている所がお店です。

パインズビルの案内にも表示はされていませんでした

夜はこんな感じ

定休日　：月曜日

営業時間：
　火～土、祝前日: 17:00～25:00
　（L.O.料理 24:00 ドリンク 24:30）
　日、祝日:　　　 17:00～23:00
　（L.O. 料理22:00 ドリンク 22:30）

緊急事態宣言下でも深夜まで営業しています。

一人からでも予約可能なOZ ｍall から、前日夜の直前予約で
20：30～の枠しか空いていませんでした。
20：05に到着したのですが「5分ほどお待ち頂ければ・・」という事で直ぐ案内して貰えました。

店外に掲示されていたメニュー。
単品も充実していますがコースはお手頃。

店内はシックな感じでこじんまりとしています
テーブルは 4名 ×7卓。
ロールカーテンで仕切ることができるそうです。これは、
21：40頃、退店する時に撮ったものです。でも入店した
20：00頃は満席でした。
深夜まで営業していますが、この時間だと流石に私以外に残っていたのは一組だけでしたね。

私が通された入口を入って直ぐ右側のカウンターは４席。
行った時は先客のカップルがデザート段階で、その後直ぐ退店して行きました (^^;
カウンター席って一人客にはいいようでも、隣の会話に聞き耳を立てているようで却って落ち着かないんですよね。

一番右端のカウンター席に用意されていた私の席の最初のセッティングです。
白い角皿の上には黒い不織布の首掛けナプキンが乗っていました。
でも、首にかけるのはチョットね・・

予約しておいた「黒毛雌牛コース全十品」のメニュー

①先付け　
②前　菜　　和牛三種
③タ　ン　　黒タン 短冊切り 薄切塩レモンだれ
④香　物　　季節野菜のナムルとキムチ
⑤焼きしゃぶ　
　　　　　　厳選和牛 香味野菜とおろしポン酢
⑥逸　品　　鉄板牛つくねと焼き飯
⑦サラダ　　彩野菜のサラダ
⑧椀　物　　牛骨スープ　梅の香り
⑨焼き物　　厳選和牛　二種
⑩お食事　
⑪甘　味　　

10品のコースとありますが11品なのでは？と訊くと、先付けは品数に含めないのだそうです？

先ず、飲み物を訊かれます。
いつもはドリンク拒否症の私ですが、この感じのお店のディナーでそれを通すのは無粋・・
てゆ～かあ、こちらの居心地が悪くならないためにもグラスくらい頼むのが得策だと最近悟りました。

この御時勢、アルコールは提供していない筈だと思って来店すると、普通に注文できる状態だったのが意外でした。
でも、ノンアルなんかよりいっそ潔いと・・
で、何だか分からないので一番最初に載っている「モト　モンサラ　カヴァ　ブリュット」です。
グラスで1,000円（ボトルで6,000円）でした。

今調べたら、通販で買うとボトルで千円台みたいです。
それが、お店では6,000円　(ｰ ｰ;

外でお酒は飲みたくないと改めて思ってしまう貧乏性な私です。
でも家にはこんなグラスは無いしやっぱり美味しい・・

①先付け　
本日の一品は揚げ長芋の挽肉あんかけ
器が素敵、
でもチョッと私にはしょっぱかったかな・・

②前菜　和牛三種
・牛タン低温調理とろろがけ
・三種の夏野菜
　（とうもろこし・アスパラ・茗荷）
・ローストビーフと茄子の揚げ浸し

”和牛三種” っていうけれど二種なんじゃあないかな？

焼肉 喰心 グルメ・レストラン

③タン　
黒タン　短冊切り 薄切り 塩レモンだれ

厚切りは、両面軽く焼いてミディアムレアくらいで
薄切り2枚は、片面だけサッと焼いて塩レモンだれで頂きます。
店員さんが丁寧に焼き方の説明をしてくれます。

写真を撮っていたらあっと言う間に火が入り過ぎてしまいました。
要注意！

カウンター席後のボトル棚

④香物　季節野菜のナムルとキムチ
・もやし
・蕪
・白菜

ここで水道水をお願いしました。
お料理は全体的に味付け濃いめです。
ドリンクの追加オーダーは特に問われませんでした(^^;

⑤焼きしゃぶ　
　厳選和牛　
　香味野菜とおろしポン酢

お店の方が一枚ずつ焼いてくれます

芹や水菜などの香味野菜

焼いたお肉で巻いてポン酢で頂きます

⑥逸品　
　鉄板牛つくねと焼き飯

目の前で店員さんが焼き飯を作ってくれます

一人用のスキレット？です。
複数人だともっと大きなモノが使われるそうです。

つくねは予め調理場で焼かれて来ます

チャーハンの脇にハンバーグが添えられて提供されます。
にんにくチップスをトッピングして頂きました。
つくねとハンバーグ、チャーハンと焼き飯って何処が違うんだ？

この焼き飯がずるいんですよね　(-"-）
この段階でご飯を口にすると一気に満腹感が加速されます・・

⑦サラダ　彩野菜のサラダ
黄色いのは初耳の「コリンキー」。
山形県の山形セルトップとサカタのタネによって2002年に品種登録された生食できるカボチャだと今調べました。
他に、ハスイモ・水菜・レタス・サニーレタス・プチトマト。

店で使われているのは「土壌を食べる」をテーマに全国各地より選び抜かれた季節の厳選有機野菜だそうです。

⑧椀物　牛骨スープ　梅の香り
沈んでいるのは梅干です。
お椀は「meat Dining 喰心」で使われているものと同じでした。
でも、店員さんはその事、知りませんでしたね。

⑨焼き物　厳選和牛　二種
出汁醤油・山葵・つけダレが添えられています。
万願寺唐辛子はシシトウのように短い。

右は霜降りの「ササミ（ササバラ）」
いい感じにサシが入っています。

初耳の部位なので今調べました・・
牛肉のバラ肉の中で腹側にあるのを外バラといい、ササ肉はその外バラに位置し、ササバラは、ももの付け根側の希少部位。

肉質はキメが細かく、赤身とサシのバランスもいい。
脂が多いように見えるが、バラ肉の中では比較的さっぱりしている。

ササバラは別名で「ササミ」とも呼ばれ、名前の由来は形が「笹の葉」に似ていることからきているといわれている・・んだそうです。

左は「ウワミスジ」

「ミスジ肉」は聞いたことがありましたが、「ウワミスジ」は初耳。
ウワミスジはミスジよりさらに希少な超希少部位で、脂が少なく濃厚な赤身のうま味が魅力だそうです。

これは好きなように自分で焼きます

いつも100ｇ98円のオージービーフしか食べていない私の舌ではその真価を見極めることはできませんでしたが、両方とも流石に口の中で溶けるように美味しい。
折角タレを出して頂きましたが、山葵と塩で食べるのが一番美味しかった。
塩は結晶の大きなものでしたが銘柄は聞き忘れました。
「meat Dining 喰心」ではイギリスのマルドン州のシーソルトが使われていましたが・・

⑩お食事の選択肢は　
・冷麺
・ビーフカレー
・冷やし坦々麺

冷麺にしましたが並盛と小盛のどちらにするか訊かれました。
どうせならと並盛にしましたが、やっぱり私には多かった。
つくねと焼き飯が利いていたんですよね。

複数で訪れれば別のモノもシェアして味わえるのですがそこはシングルの寂しいところです。

好みで添えられているお酢はたっぷりかけて丁度良かった。
ちなみに「大盛」は無いそうです・・

⑪甘味の選択肢は
・杏仁豆腐
・濃厚プリン
・黒豆きな粉アイス
・ほうじ茶アイス
・バニラアイス
・季節のシャーベット(カシス）

「黒豆きな粉アイス」は「meat Dining 喰心」でも頂きました。
この店の看板デザートなのかもしれません。

オーダーは濃厚プリンとどちらにしようか迷いましたが杏仁豆腐にしました。
お茶は温冷選べるので温かいのをお願いしました。

食後のお口直しタブレット＆新しいおしぼり

入口窓際の6人までの半個室席

右側は帳場です。
お会計はテーブルでもOK。

コース税込8,800円がクーポンで 6,600円
ドリンク　　　　　　　　　　　1,000円
席料　　　　　　　　　　　　　　550円
合計　　　　　　　　　　　　　8,150円

コロナ禍の昨今でも酒類の提供は普通にされていました。
テイクアウトは御時世で取り敢えず有りますがランチ営業は無く、深夜まで営業しているお店です。
補償金を貰っても飲食店にとってアルコールの提供をしないのでは経営に多大なる影響があるからでしょうね。

マスクを外して大声で談笑しなければ、会食時にお酒をたしなんでも私はいいと思うんですけれど・・

本来は客側が自制すべきところ、それが難しいからといって安直に店側に営業自粛を要求するのは本当に酷だと思います。
日本の経済はどうなってしまうんだと危惧しながら、
21：50　店を後にしました。
男女の店員さんが二人して店の外まで見送ってくれました。