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小安峡温泉から『こまちシャトル』栗駒線で須川温泉へと向かう。<br />今回の旅では、その須川温泉に泊ることも楽しみである。<br />以前訪れて、その湯の素晴らしさを知り、一度泊まってみたかったのであるが、岩手県の一関側からの路線バスが1日2本しかないうえに、非常に混むので躊躇していたのだ。<br />今回、秋田県側からのシャトルタクシー運行により、ようやく訪れることが出来た。<br /><br />(2021.07.10 投稿)

こまちシャトルで巡る東北の名湯【2】~須川温泉と小安峡温泉~

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2021/06/27 - 2021/06/28

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旅行記グループ 【出羽国】羽後

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旅猫

旅猫さん

小安峡温泉から『こまちシャトル』栗駒線で須川温泉へと向かう。
今回の旅では、その須川温泉に泊ることも楽しみである。
以前訪れて、その湯の素晴らしさを知り、一度泊まってみたかったのであるが、岩手県の一関側からの路線バスが1日2本しかないうえに、非常に混むので躊躇していたのだ。
今回、秋田県側からのシャトルタクシー運行により、ようやく訪れることが出来た。

(2021.07.10 投稿)

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.0
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
タクシー 新幹線 JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 『こまちシャトル』を須川温泉の秋田県側にある栗駒山荘で下車。<br />とりあえず、栗駒山荘で食事と入浴をすることにする。<br />まず大浴場へ向かい、自慢の湯をいただく。<br />須川温泉は、白濁した硫黄泉で、私好みである。<br />しかも、露天風呂からは、素晴らしい景色が望めるので気に入った。<br />しかし、食堂が混んでいたので昼食は諦めた。

    『こまちシャトル』を須川温泉の秋田県側にある栗駒山荘で下車。
    とりあえず、栗駒山荘で食事と入浴をすることにする。
    まず大浴場へ向かい、自慢の湯をいただく。
    須川温泉は、白濁した硫黄泉で、私好みである。
    しかも、露天風呂からは、素晴らしい景色が望めるので気に入った。
    しかし、食堂が混んでいたので昼食は諦めた。

    須川温泉 栗駒山荘 宿・ホテル

  • 温泉でさっぱりした後、露天風呂から見えた湿原について受付で尋ねると、15分ほどで辿り着けるというので、行ってみることにした。<br />そのイワカガミ湿原と言うところは、入口が分かりづらかったが、入ってみると、きちんと整備され、木道も敷かれていた。

    温泉でさっぱりした後、露天風呂から見えた湿原について受付で尋ねると、15分ほどで辿り着けるというので、行ってみることにした。
    そのイワカガミ湿原と言うところは、入口が分かりづらかったが、入ってみると、きちんと整備され、木道も敷かれていた。

  • 木道を歩き始めると、すぐにワタスゲの大群落が見えて来た。<br />ちょうど見頃で、とても綺麗だった。

    木道を歩き始めると、すぐにワタスゲの大群落が見えて来た。
    ちょうど見頃で、とても綺麗だった。

  • 池のように大きな池塘もあり、なかなか良い景色だ。<br />この湿原は、名前の通りイワカガミの名所だそうだが、この季節はワタスゲが主役で、イワカガミは観ることが出来なかった。

    池のように大きな池塘もあり、なかなか良い景色だ。
    この湿原は、名前の通りイワカガミの名所だそうだが、この季節はワタスゲが主役で、イワカガミは観ることが出来なかった。

  • 振り返ると、先ほど入浴した栗駒山荘が見えている。<br />こうして見ると、露天風呂からの景色が良いのがよく分かる。

    振り返ると、先ほど入浴した栗駒山荘が見えている。
    こうして見ると、露天風呂からの景色が良いのがよく分かる。

  • さらに木道を歩いて行く。<br />途中で須川湖への道を分けるが、通行止めなので、湿原を周回する方へと進む。<br />木道沿いには池塘が点在し、湿原らしい風景が観られる。<br />湿原好きには堪らない。

    さらに木道を歩いて行く。
    途中で須川湖への道を分けるが、通行止めなので、湿原を周回する方へと進む。
    木道沿いには池塘が点在し、湿原らしい風景が観られる。
    湿原好きには堪らない。

  • 木道のすぐそばにもワタスゲがあり、白い穂をつけた姿が愛らしい。<br />それにしても、日曜日だと言うのに、湿原で見かけたのは二人だけ。<br />素晴らしい景色が見られるのに、不思議なほど静かである。<br />すぐ近くの須川温泉は大いに賑わっているというのに。

    木道のすぐそばにもワタスゲがあり、白い穂をつけた姿が愛らしい。
    それにしても、日曜日だと言うのに、湿原で見かけたのは二人だけ。
    素晴らしい景色が見られるのに、不思議なほど静かである。
    すぐ近くの須川温泉は大いに賑わっているというのに。

  • 湿原を楽しんだ後、今宵の宿である須川高原温泉へと向かう。<br />栗駒山荘の前を通り、さらに坂を登ると、県境を越えて岩手県へと入る。<br />そして、すぐのところに宿はあった。<br />以前訪れた時と変わらぬ佇まいで、やはりほっとする。<br />通された部屋は、残念ながら、眺望が全くない部屋だった。

    湿原を楽しんだ後、今宵の宿である須川高原温泉へと向かう。
    栗駒山荘の前を通り、さらに坂を登ると、県境を越えて岩手県へと入る。
    そして、すぐのところに宿はあった。
    以前訪れた時と変わらぬ佇まいで、やはりほっとする。
    通された部屋は、残念ながら、眺望が全くない部屋だった。

    須川高原温泉 宿・ホテル

  • 部屋に荷物を置き、まずは宿の近くを散策する。<br />この宿の魅力は、何と言ってもその湯の豊富さ。<br />宿の裏手の源泉地帯では、至る所から湯が沸き、その湯が集まって川となって流れている。<br />あまりの量に、ほとんどが使われずに流れてしまうのがもったいない。

    部屋に荷物を置き、まずは宿の近くを散策する。
    この宿の魅力は、何と言ってもその湯の豊富さ。
    宿の裏手の源泉地帯では、至る所から湯が沸き、その湯が集まって川となって流れている。
    あまりの量に、ほとんどが使われずに流れてしまうのがもったいない。

  • その源泉地帯を向けると、遊歩道が続いている。<br />とりあえず、景色の良い名残ヶ原まで行ってみることにした。<br />道沿いには、ウラジロヨウラクの可愛い花がたくさん咲いている。

    その源泉地帯を向けると、遊歩道が続いている。
    とりあえず、景色の良い名残ヶ原まで行ってみることにした。
    道沿いには、ウラジロヨウラクの可愛い花がたくさん咲いている。

  • 途中に、天然の蒸し風呂があるので寄ってみる。<br />この辺りは、地熱が高く、噴気もあるので、このような施設があるのだ。

    途中に、天然の蒸し風呂があるので寄ってみる。
    この辺りは、地熱が高く、噴気もあるので、このような施設があるのだ。

  • しばらく歩くと、名残ヶ原に出た。<br />雲が多く、栗駒山も山頂が隠れてしまっていた。<br />さすがにこの時間から登る人はいないため、名残ヶ原に人影は無かった。

    しばらく歩くと、名残ヶ原に出た。
    雲が多く、栗駒山も山頂が隠れてしまっていた。
    さすがにこの時間から登る人はいないため、名残ヶ原に人影は無かった。

    名残ヶ原 自然・景勝地

  • 木道の脇には、高山植物などがいくつも咲いていた。<br />その中で、背が高く目立っていたのがミツガシワ。<br />小さな白い花が可愛い。

    木道の脇には、高山植物などがいくつも咲いていた。
    その中で、背が高く目立っていたのがミツガシワ。
    小さな白い花が可愛い。

  • 名残ヶ原から別の道を通って宿に戻ることにした。<br />その途中で、ミツガシワが群生する小さな湿地があった。<br />近くでは、イワカガミが一株だけ咲いていた。<br />湿原では見ることが出来なかったので、嬉しい出会いだ。

    名残ヶ原から別の道を通って宿に戻ることにした。
    その途中で、ミツガシワが群生する小さな湿地があった。
    近くでは、イワカガミが一株だけ咲いていた。
    湿原では見ることが出来なかったので、嬉しい出会いだ。

  • 宿へ戻り、自慢の温泉に入る。<br />こちらも酸性の硫黄泉で、湯には細かい湯の花が舞っている。<br />汗を流した後は夕食である。<br />山の宿と言うことで、料理は簡単なものばかりだが、地元の銘柄豚の焼き物には、3種類のたれが付き、食べ比べが出来て美味しかった。

    宿へ戻り、自慢の温泉に入る。
    こちらも酸性の硫黄泉で、湯には細かい湯の花が舞っている。
    汗を流した後は夕食である。
    山の宿と言うことで、料理は簡単なものばかりだが、地元の銘柄豚の焼き物には、3種類のたれが付き、食べ比べが出来て美味しかった。

  • 食事のお供には、地元一関の蔵元である両磐酒造が醸す『関山』の本醸造生貯蔵酒を頂いたが、初夏にぴったりの爽やかな味わいだった。<br />やはり、旅では地元の酒を味わうのが楽しい。

    食事のお供には、地元一関の蔵元である両磐酒造が醸す『関山』の本醸造生貯蔵酒を頂いたが、初夏にぴったりの爽やかな味わいだった。
    やはり、旅では地元の酒を味わうのが楽しい。

  • 夜、温泉に再び入る。<br />この宿の湯は、匂いも色も温泉らしくて好みである。<br />久しぶりに入ったが、やはり素晴らしい湯である。<br />湯加減もちょうど良く、しかも独り占め。<br />まさに極楽である。

    夜、温泉に再び入る。
    この宿の湯は、匂いも色も温泉らしくて好みである。
    久しぶりに入ったが、やはり素晴らしい湯である。
    湯加減もちょうど良く、しかも独り占め。
    まさに極楽である。

  • 翌朝、6時前に大露天風呂に入りに行く。<br />大露天風呂は建物の外にあり、入りに行くのが面倒だが、広くて気持ちが良いのでやはり行ってしまう。<br />前日は日帰り客なども入っていたが、朝は静かに湯浴みが出来た。<br />湯の花が舞う透明な湯だが、陽の光を受けて青白く見えて綺麗だった。

    翌朝、6時前に大露天風呂に入りに行く。
    大露天風呂は建物の外にあり、入りに行くのが面倒だが、広くて気持ちが良いのでやはり行ってしまう。
    前日は日帰り客なども入っていたが、朝は静かに湯浴みが出来た。
    湯の花が舞う透明な湯だが、陽の光を受けて青白く見えて綺麗だった。

  • 朝風呂の後、朝食を頂く。<br />魚が小さいのが残念だったが、卵焼きが美味しかった。

    朝風呂の後、朝食を頂く。
    魚が小さいのが残念だったが、卵焼きが美味しかった。

  • 『こまちシャトル』の始発便は10時半まで無いので、朝食後は、また宿の周辺を散策することにした。<br />最終日である今日は、天気も良く、気持ちよい。<br />先ほど入った大露天風呂も、さらに気持ち良さそうである。

    『こまちシャトル』の始発便は10時半まで無いので、朝食後は、また宿の周辺を散策することにした。
    最終日である今日は、天気も良く、気持ちよい。
    先ほど入った大露天風呂も、さらに気持ち良さそうである。

  • 月曜日と言うこともあり、人影も疎ら。<br />源泉地帯も静かなものである。

    月曜日と言うこともあり、人影も疎ら。
    源泉地帯も静かなものである。

  • その源泉地帯の一角に、小さな祠が建っている。<br />そこで、今年も一年の半分が過ぎようとしているので、あと半年、良い温泉に入れるようにお願いした。<br />その祠の脇からも、湯が溢れ出していた。

    その源泉地帯の一角に、小さな祠が建っている。
    そこで、今年も一年の半分が過ぎようとしているので、あと半年、良い温泉に入れるようにお願いした。
    その祠の脇からも、湯が溢れ出していた。

  • 少し登ると、最大の源泉がある。<br />この源泉だけで、かなりの数の宿の湯舟を掛け流しで満たせそうである。<br />なにせ、この宿のすべての湯舟を満たしても、ほとんどが使われずに流れてしまっているのだから。

    少し登ると、最大の源泉がある。
    この源泉だけで、かなりの数の宿の湯舟を掛け流しで満たせそうである。
    なにせ、この宿のすべての湯舟を満たしても、ほとんどが使われずに流れてしまっているのだから。

  • 天気も良いので、名残ヶ原まで足を伸ばしてみることにする。<br />昨日は気付かなかったが、サラサドウダンの花がたくさん咲いていた。

    天気も良いので、名残ヶ原まで足を伸ばしてみることにする。
    昨日は気付かなかったが、サラサドウダンの花がたくさん咲いていた。

  • 遊歩道の途中からも、素晴らしい景色が望めた。<br />やはり、晴れていると気持ちが良い。

    遊歩道の途中からも、素晴らしい景色が望めた。
    やはり、晴れていると気持ちが良い。

  • しばらく歩くと、道の脇に穴が開いていた。<br />その穴からは、蒸気が噴き出しているため、周囲は暖かい。

    しばらく歩くと、道の脇に穴が開いていた。
    その穴からは、蒸気が噴き出しているため、周囲は暖かい。

  • その先で、目の前が開けた。<br />岩の上に立って眺めると、眼下に名残ヶ原が見えた。

    その先で、目の前が開けた。
    岩の上に立って眺めると、眼下に名残ヶ原が見えた。

  • 目を転じると、剣岳と噴気を上げるゆげ山も望めた。<br />緑に包まれた剣岳だが、山の向こうには旧火口の荒涼とした山肌がある。

    目を転じると、剣岳と噴気を上げるゆげ山も望めた。
    緑に包まれた剣岳だが、山の向こうには旧火口の荒涼とした山肌がある。

  • 沢を渡り、名残ヶ原へと入る。<br />昨日は雲に隠れていた栗駒山の山頂が綺麗に見えていた。<br />景色を眺めていると、数人の登山客が山頂を目指して過ぎて行った。

    沢を渡り、名残ヶ原へと入る。
    昨日は雲に隠れていた栗駒山の山頂が綺麗に見えていた。
    景色を眺めていると、数人の登山客が山頂を目指して過ぎて行った。

  • その名残ヶ原でも、ワタスゲがちょうど見頃だった。<br />緑の中に白い花が散りばめられている景色はとても綺麗だった。

    その名残ヶ原でも、ワタスゲがちょうど見頃だった。
    緑の中に白い花が散りばめられている景色はとても綺麗だった。

  • 名残ヶ原を後にして、宿へと戻る。<br />道の両側には、ウラジロヨウラクの可愛い花が鈴なりだ。

    名残ヶ原を後にして、宿へと戻る。
    道の両側には、ウラジロヨウラクの可愛い花が鈴なりだ。

  • 宿の近くまで戻って来ると、遠くに鳥海山が見えていた。<br />日本には多くの山があるが、個人的に一番好きな山が鳥海山である。<br />雪の残る鳥海山の姿は、とても秀麗で美しかった。

    宿の近くまで戻って来ると、遠くに鳥海山が見えていた。
    日本には多くの山があるが、個人的に一番好きな山が鳥海山である。
    雪の残る鳥海山の姿は、とても秀麗で美しかった。

  • そして、最後に源泉そのままの中浴場に入ってみる。<br />宿の方から、湯温が45度あるので、入浴の際には注意するようにと言われていたが、確かに激熱の風呂だった。

    そして、最後に源泉そのままの中浴場に入ってみる。
    宿の方から、湯温が45度あるので、入浴の際には注意するようにと言われていたが、確かに激熱の風呂だった。

  • 10時半発の『こまちシャトル』に乗り、小安峡温泉へと向かう。<br />30分ほどで着いた総合案内所で、温泉街の地図を確認。<br />とりあえず、日帰り入浴が出来る宿へ立ち寄ることにした。

    10時半発の『こまちシャトル』に乗り、小安峡温泉へと向かう。
    30分ほどで着いた総合案内所で、温泉街の地図を確認。
    とりあえず、日帰り入浴が出来る宿へ立ち寄ることにした。

    小安峡温泉総合案内拠点施設 名所・史跡

  • 入浴をお願いしたのは、旅館多郎兵衛。<br />大浴場はかなり立派で、なかなか風情もある。<br />湯は柔らかで、41度とちょうど良い感じだった。<br />時間的にも他に客は無く、のんびりと湯に浸かることが出来た。

    入浴をお願いしたのは、旅館多郎兵衛。
    大浴場はかなり立派で、なかなか風情もある。
    湯は柔らかで、41度とちょうど良い感じだった。
    時間的にも他に客は無く、のんびりと湯に浸かることが出来た。

    小安峡温泉 旅館 多郎兵衛 宿・ホテル

  • まだ時間がかなりあるので、温泉街を散策。<br />小安峡温泉には20軒ほどの旅館があるが、国道398号線沿いに点在しているため、温泉街と言う感じではない。<br />共同湯もあったが、入ることはできなかった。

    まだ時間がかなりあるので、温泉街を散策。
    小安峡温泉には20軒ほどの旅館があるが、国道398号線沿いに点在しているため、温泉街と言う感じではない。
    共同湯もあったが、入ることはできなかった。

    小安峡温泉 温泉

  • 総合案内所まで戻り、その脇から続く道を降りて行く。<br />その先には、皆瀬川に架かる不動橋があり、その上からは不動滝と言う滝を望むことが出来た。<br />説明板によれば、この滝までが小安峡だそうだ。

    総合案内所まで戻り、その脇から続く道を降りて行く。
    その先には、皆瀬川に架かる不動橋があり、その上からは不動滝と言う滝を望むことが出来た。
    説明板によれば、この滝までが小安峡だそうだ。

    不動滝 自然・景勝地

  • 小安峡は、皆瀬川が削って出来た渓谷だが、不動滝の上流は、温泉成分により変質した硬い岩盤だったため、深く削ることが出来なかったそうだ。<br />そのため、滝の上流はとても穏やかな表情をしていた。

    小安峡は、皆瀬川が削って出来た渓谷だが、不動滝の上流は、温泉成分により変質した硬い岩盤だったため、深く削ることが出来なかったそうだ。
    そのため、滝の上流はとても穏やかな表情をしていた。

  • 滝から戻るとまだ時間があったので、車窓に見えた門のようなものを観に行くことにした。<br />そこは、小安番所跡と言うもので、仙台と秋田の境に当たる重要な交通の要衝だったそうで、古くは後三年の役の頃から、戊辰戦争時には、仙台藩兵が秋田藩攻略の際に利用したそうだ。

    滝から戻るとまだ時間があったので、車窓に見えた門のようなものを観に行くことにした。
    そこは、小安番所跡と言うもので、仙台と秋田の境に当たる重要な交通の要衝だったそうで、古くは後三年の役の頃から、戊辰戦争時には、仙台藩兵が秋田藩攻略の際に利用したそうだ。

    小安番所 名所・史跡

  • 12時20分発の『こまちシャトル』で小安峡温泉を後にする。<br />これが、今回の旅で乗る最後の『こまちシャトル』だった。<br />湯沢駅の売店で買ったパンで食事を済ませ、13時32分発の新庄行の列車で二つ隣の三関駅へと向かった。<br />この駅へ来たのは、大曲駅へと向かう列車の時間調整のためだ。<br />長閑な無人駅で、景色もなかなか良かった。

    12時20分発の『こまちシャトル』で小安峡温泉を後にする。
    これが、今回の旅で乗る最後の『こまちシャトル』だった。
    湯沢駅の売店で買ったパンで食事を済ませ、13時32分発の新庄行の列車で二つ隣の三関駅へと向かった。
    この駅へ来たのは、大曲駅へと向かう列車の時間調整のためだ。
    長閑な無人駅で、景色もなかなか良かった。

    三関駅

  • しばらく待ち、13時51分発の秋田行の列車に乗り込む。<br />車内はガラガラで、乗った車両には私だけだった。

    しばらく待ち、13時51分発の秋田行の列車に乗り込む。
    車内はガラガラで、乗った車両には私だけだった。

  • 大曲駅で降り、14時47分発の『こまち32号』に乗り換える。<br />あとは、大宮駅まで帰るだけだ。<br /><br />二泊三日の温泉を巡る旅もこれでお終い。<br />梅雨の季節、雨にも遭わず、素晴らしい温泉と自然に出会えた。<br />『こまちシャトル』は便利なので、また利用したいと思う。<br />今度は、秋の紅葉の季節に訪れてみたいものだ。

    大曲駅で降り、14時47分発の『こまち32号』に乗り換える。
    あとは、大宮駅まで帰るだけだ。

    二泊三日の温泉を巡る旅もこれでお終い。
    梅雨の季節、雨にも遭わず、素晴らしい温泉と自然に出会えた。
    『こまちシャトル』は便利なので、また利用したいと思う。
    今度は、秋の紅葉の季節に訪れてみたいものだ。

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この旅行記へのコメント (10)

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  • 前日光さん 2021/07/18 22:37:54
    温泉堪能の旅!
    こんばんは、旅猫さん
    栗駒山荘に行かれましたね!
    あの大浴場・露天風呂からの景色はなかなかですよね。
    私はツアー旅だったので、ゆっくりできませんでしたが、それでもあの温泉の雰囲気は印象に残りました。
    イワカガミ湿原というのが近くにあるのですね?
    ワタスゲがきれいです。
    イワカガミも一輪だけ咲いていたのですね?

    源泉地帯に豊富に沸く温泉、赤い鳥居がありますが、大自然の造作に神を感じる人間の気持ちはよく分かります。
    荒々しい風景ですが、温泉が川となって流れる、その湯量のハンパない豊富さに驚きました。
    秋田と岩手の県境、何度か県境を歩いて、岩手→秋田、秋田→岩手と子どものように楽しみました。

    温泉の原点のような感じのする温泉と湿原、良い旅をされたようですね!(^^)!


    前日光

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2021/07/20 12:49:55
    RE: 温泉堪能の旅!
    前日光さん、こんにちは。

    今日は、在宅勤務中で、今はお昼休み。
    栗駒山荘の露天風呂は眺めが素晴らしいですよね。
    前回は気付きませんでしたが、湿原が見えたので、行ってみました。
    その湿原が思いの外素晴らしく、訪れて良かったです。
    名前の通りイワカガミが多いようですが、この時はワタスゲばかりで、イワカガミは一輪だけしか出会えませんでした。

    須川高原温泉は、あの圧倒的な湯量が魅力ですね。
    源泉からすぐなので、鮮度も抜群ですし。
    温泉的には、栗駒山荘より、須川高原温泉の方に軍配が上がります。
    それにしても、県境を挟んで宿が並び立つのも面白いですね。

    火山国日本の恵みを堪能した良い旅でした。
    旅猫
  • ポテのお散歩さん 2021/07/17 01:55:39
    日本ならではの旅
    旅猫さん こんばんは。

    火山大国の厳しさと恵を改めて感じる風景ですね。
    子安峡温泉は行ってみたいですが、思った以上に凄い場所だと感じました。
    旅猫さんが歩かれた所は クマが出てきそうですね!

    知人が玉川温泉に行った時、近くでクマが出たらしく、それを聞いて
    行けなくなってしまいました。
    気を付けて下さいね。

    須川高原温泉は知らなかったですが、とてもいいお湯のようですね。
    お湯の色も素晴らしい。
    それも独り占めなんて。。。温泉旅、止められないですね♪

    高山植物が咲く所へは ヘタレな私は行けそうにないですが
    あの風景は 人間が守ってあげないといけませんね。
    ワタスゲが一面に咲いているなんて 感動でしょうね。

      ポテ

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2021/07/17 07:52:29
    RE: 日本ならではの旅
    ポテさん、こんにちは。

    書き込みありがとうございます。
    日本は火山が多くて色々ありますが、温泉は素晴らしいですよね。
    小安峡温泉は、なかなか良い所ですが、温泉街の風情はありません。
    宿が集まっていないので、一軒一軒独立した温泉みたいな感じでした。

    熊で思い出しましたが、実は昨日、富山の立山にいました。
    黒部平のロープウェイ乗り場に、熊が出ましたとの注意書きが貼ってあったので読んでみると、何と私が立ち寄る15分前にすぐ近くで目撃されたとあり、驚きました。

    須川高原温泉は、とても湯量が豊富で、何より湯がとてもいいです。
    白濁では無いのですが、細かい湯の花舞い、白く濁っているように見えます。
    陽が当たると、露天風呂はとても綺麗でした。

    今回訪れた中では、イワカガミ湿原は、駐車場からほぼ平坦な道ですぐなので、運動不足でも簡単に行けました(笑)。
    ワタスゲ、本当に綺麗でした。

    旅猫
  • ねもさん 2021/07/11 11:55:04
    こまちシャトル
    旅猫さん
    そんな便利な乗り物があったのですね、知りませんでした(><) 次回は利用してみたいです。
    子どもたちが幼かった約20年前、須川高原に泊まって、翌日栗駒山に登りました。
    山はまあまあでしたが、温泉の特徴あるお湯と夕食が忘れられません。知らない山菜などがいっぱいで、宿の方にしつこく(笑)聞いちゃいました。なかでも「みず」が非常に美味でした。昨年でしたか、ウン十年ぶりにみずに再会してうれしかったです。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2021/07/12 18:14:16
    RE: こまちシャトル
    ねもさん、こんにちは。

    書き込みありがとうございます。
    『こまちシャトル』は、最近、偶然見つけました。
    なかなか便利で良かったです。
    一部の区間利用が出来ないのが難点ですが、バスの無い場所へ行ってくれるので、公共交通機関で旅する者にはありがたいです。

    須川温泉は良い湯ですよね。
    今回は泊りで堪能してきました。
    宿自体も風情があって良かったです。
    『みず』は知りませんでした。
    今回は出たのかもわかりません(笑)

    旅猫
  • クリント東木さん 2021/07/11 09:19:39
    イワカガミ湿原!
     旅猫さんへ

     こんにちは。初夏の須川高原温泉もいいですね。2度宿泊(自炊部ばかり)していますが、共に秋だったので景色が全く違います。お湯も変わらず良さそう。私も好みです。中浴場の激熱も変わらずで(笑)。相当我慢しても10秒ほどしか入れなかったのを懐かしく思い出しました。

     そして、栗駒山荘の露天から見えるイワカガミ湿原ですが、散策できるとは知りませんでした。ワタスゲが見事で気持ち良さそう!しかもほぼ貸切なんて最高じゃないですか。写真を拝見していると歩いてみたくなります。

     こまちシャトルも秋田の秘湯も巡るのには便利ですね。参考になりました。ありがとうございます。

     クリント東木

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2021/07/11 11:11:02
    RE: イワカガミ湿原!
    クリント東木さん、こんにちは。

    書き込みありがとうございます。
    初めて初夏に訪れましたが、緑も綺麗で、花も多く、気に入りました。
    秋にも訪れましたが、やはり緑の季節は爽やかです。
    お湯も、やはり良いですよね。
    でも、あの中浴場の熱さは尋常じゃないですね(笑)

    イワカガミ湿原は、たまたま露天風呂から見えて、木道がありそうに見えたので、受付で尋ねてみたら、歩けるというので行ってみました。
    ワタスゲがちょうど見頃で、行って良かったです。
    しかも、二人連れが後から来ただけで、最初はずっと貸切でした!
    あそこは、おすすめです。

    今回は、『こまちシャトル』様様でした。
    車を使わない旅人としては、本当にありがたい存在でした。
    また、秋にでも行ってみようかなと思っています。

    旅猫  
  • 毛利慎太朗さん 2021/07/10 17:43:34
    おいでませ、須川高原
    旅猫さま、たびたびのご訪問誠にありがとうございます。
    この度は地元須川高原が旅の舞台でワクワクして拝見しました。

    まず『こまちシャトル』、秋の宮温泉へのアクセスが不便だったので、公共交通機関を利用して旅する身としては非常に勉強になりました。
    しかも須川や小安峡方面へのアクセスもあり、周遊観光むきじゃないですか。
    タクシーは高額で尻込みしてしまいますが、それより敷居は低そうでこういう交通機関があればよいな~なんて思う今日この頃です。

    それと、公共交通機関で一言。
    岩手県では岩手県交通が7月ダイヤ改正があり、鉛方面や台方面が不便になったのが残念なところです。
    鉛方面は前まで休日14時前に鉛温泉につくバスがあり、鉛温泉もそれにあわせアーリーチェックインできるプランもあったんですが、それもなくなって、15時半到着の県交通のバスか、16時到着の無料バスしかなく、ややイマイチですね。
    どうせならバス時刻を整理して、鉛15時着にしてほしいところですかね。
    また、他の温泉地(大沢・山の神)なんかもアーリーチェックインできるやうに柔軟に対応できれば、使いやすいところです。

    最後に須川温泉は須川高原温泉、栗駒山荘とも訪れたことがあり、栗駒山荘のパノラマ露天風呂も2度ほど浸かりましたが、2度とも天気が優れなかったのが残念ですかね。
    須川高原温泉の大浴場と露天風呂は入ったことがありますが、中浴場もあるんですね。
    父は大浴場に入り『こんな温くなかった』とぼやいていたので、今度すすめておきますか。
    そして夕食は『関山』を召し上がられたとの由。
    関山は比較的辛口ですが、お口にあって何よりです。
    近所のスーパーでも入手できるお酒なので、今度手にとってみたいです。

    PS.サラサドウダン、さくらんぼみたいななり方をして可愛い(*≧з≦)です。

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2021/07/11 11:04:49
    RE: おいでませ、須川高原
    毛利慎太朗さん、こんにちは。

    書き込みありがとうございます。
    地元が一関のほうなのですね。

    『こまちシャトル』は、なかなか便利でした。
    区間利用が出来ない箇所があるのが玉に瑕ですが。
    男鹿の『なまはげシャトル』も非常に便利でしたが、利用者が少なかったため、現在は縮小されて利用しづらくなってしまったのが残念です。
    『こまちシャトル』もコロナ過で状況は深刻の様です。
    今回、6便利用しましたが、すべて相乗り無しでした。
    バスよりは割高ですが、最高でも2千円ですので、かなり安いです。
    次は、区間利用が出来なかった泥湯と奥小安峡温泉を訪れてみたいものです。
    ちなみに、安いタクシーとしては、『南会津シャトルタクシー』もあり、以前は多くの路線がありましたが、今は1区間だけに。。。
    フリープラン(2時間、4時間)もありますので、使い方によればなんとかなるかもしれません。

    鉛温泉や台温泉方面が不便になりましたか。。。
    コロナの影響ですかね。
    公共光津期間は、ジリ貧状態なので、早いうちに訪れないと行けなくなる可能性も。
    困ったものです。
    今回、須川温泉へのシャトル便が13時過ぎに着くのが最終で、宿が16時からしか入れないと言うことで困りましたが、行ってみると、すぐには入れて助かりました。
    交通が不便な場所は、宿も早目に入れてくれるとありがたいですね。

    須川温泉は両方入りましたが、風情は高原温泉ですね。
    栗駒山荘の露天風呂からの眺めは、素晴らしいですが。
    須川高原温泉の中浴場は、原則、湯治客用のようですが、大浴場清掃時は、誰でも入れるそうです。
    実際には、日帰り入浴客以外は、普通に入れます。
    江戸っ子好みのチリチリする熱さです(笑)

    『関山』はなかなか美味しかったです。
    近所のスーパーでも手に入るというのは羨ましい。

    ドウダンツツジ系は、あの鈴のような形が可愛くてお気に入りです。
    秋に見事に色づくので、その季節も大好きです。

    旅猫

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