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羽後本荘駅から羽越本線と奥羽本線を乗り継ぎ、今宵の宿がある横手駅へと降り立つ。横手に来たのは二回目だが、前回は泊まっただけで街を歩かなかったので、今回は短い時間だが街を歩いてみることにした。気になっていたのは、後三年の役金沢資料館と朝倉城跡だったが、バスターミナルの案内所で尋ねてみると、両方を訪れるのは無理だと分かったので、今回は、朝倉城跡のある横手公園と武家屋敷跡、旧日新館、そして徳川家康の側近だった本多上野介正純の墓碑を訪れることにした。<br /><br />(2021.09.30 投稿)

秋雨を縫ってみちのくへ【2】~横手城跡と雨に煙る北上線の旅~

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2011/09/18 - 2011/09/19

18位(同エリア268件中)

旅行記グループ 【出羽国】羽後

2

28

旅猫

旅猫さん

羽後本荘駅から羽越本線と奥羽本線を乗り継ぎ、今宵の宿がある横手駅へと降り立つ。横手に来たのは二回目だが、前回は泊まっただけで街を歩かなかったので、今回は短い時間だが街を歩いてみることにした。気になっていたのは、後三年の役金沢資料館と朝倉城跡だったが、バスターミナルの案内所で尋ねてみると、両方を訪れるのは無理だと分かったので、今回は、朝倉城跡のある横手公園と武家屋敷跡、旧日新館、そして徳川家康の側近だった本多上野介正純の墓碑を訪れることにした。

(2021.09.30 投稿)

旅行の満足度
3.5
観光
3.5
グルメ
3.5
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
高速・路線バス 新幹線 JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 羽後本荘駅を12時42分に出る秋田行普通列車に乗車。秋田駅からは、13時36分発の奥羽本線の院内行に乗り換え、横手駅へと向かった。途中で下り列車の遅れを待ったため、横手駅には10分ほど遅れて到着した。横手駅はちょうど建て替え中で、以前訪れた時に利用した駅舎はすでに取り壊され、新しい駅舎がほぼ完成していた。

    羽後本荘駅を12時42分に出る秋田行普通列車に乗車。秋田駅からは、13時36分発の奥羽本線の院内行に乗り換え、横手駅へと向かった。途中で下り列車の遅れを待ったため、横手駅には10分ほど遅れて到着した。横手駅はちょうど建て替え中で、以前訪れた時に利用した駅舎はすでに取り壊され、新しい駅舎がほぼ完成していた。

    羽後本荘駅

  • 仮の駅舎を出て、とりあえず、駅近くに立つ『ホテルプラザアネックス横手』へと入る。部屋の窓からは、すぐ下に横手駅が望めた。部屋に荷物を置いき、早速横手の街へと出た。バスターミナルへ向かい、案内所で後三年の役金沢資料館と横手公園への行き方を尋ねると、横手公園に近いバス停を通る便がすぐに来るというので、そのバスに乗ることにした。

    仮の駅舎を出て、とりあえず、駅近くに立つ『ホテルプラザアネックス横手』へと入る。部屋の窓からは、すぐ下に横手駅が望めた。部屋に荷物を置いき、早速横手の街へと出た。バスターミナルへ向かい、案内所で後三年の役金沢資料館と横手公園への行き方を尋ねると、横手公園に近いバス停を通る便がすぐに来るというので、そのバスに乗ることにした。

    ホテルプラザアネックス横手 宿・ホテル

  • 15時27分発の上台行のバスに乗り、横手病院前バス停で下車。バス通り沿いを横手公園へと歩いて行くと、薄桃色の雰囲気のある建物が現れた。伊東旅館と書いてあったが、さすがに現役ではないだろうと表に回ってみると、何と現役であった。個人的には、かなり興味のある宿であった。<br />※現在は、廃業しています。

    15時27分発の上台行のバスに乗り、横手病院前バス停で下車。バス通り沿いを横手公園へと歩いて行くと、薄桃色の雰囲気のある建物が現れた。伊東旅館と書いてあったが、さすがに現役ではないだろうと表に回ってみると、何と現役であった。個人的には、かなり興味のある宿であった。
    ※現在は、廃業しています。

  • 伊東旅館の前を通り、横手公園へと向かう。公園の登り口からは、七曲と呼ばれるつづら折りの坂道が大手門跡へと続いている。今は立派な車道があるので、この道を登って横手公園へ向かう人はほとんどいないが、以前は、この道が朝倉城の大手道だったのである。この日は、曇り空だった上、鬱蒼と茂った木々のせいで昼間とは思えないほど薄暗く、かなり不気味な感じだった。

    伊東旅館の前を通り、横手公園へと向かう。公園の登り口からは、七曲と呼ばれるつづら折りの坂道が大手門跡へと続いている。今は立派な車道があるので、この道を登って横手公園へ向かう人はほとんどいないが、以前は、この道が朝倉城の大手道だったのである。この日は、曇り空だった上、鬱蒼と茂った木々のせいで昼間とは思えないほど薄暗く、かなり不気味な感じだった。

    横手公園 公園・植物園

  • 大手門跡を通り二の丸の武者溜跡へと辿り着いた。その武者溜の先には、天守のような建物が建っていた。実際の朝倉城に天守は存在しなかったのだが、展望台として観光用に建てられたものだそうだ。中は資料館になっていて、最上階に展望台がある。

    大手門跡を通り二の丸の武者溜跡へと辿り着いた。その武者溜の先には、天守のような建物が建っていた。実際の朝倉城に天守は存在しなかったのだが、展望台として観光用に建てられたものだそうだ。中は資料館になっていて、最上階に展望台がある。

    横手公園展望台 名所・史跡

  • 展望台に登り、横手の街並みを眺めてみる。晴れていれば鳥海山が望めるそうなのだが、雲が多く、残念ながら裾野も見えなかった。眼下には横手川が流れ、その川が横手城の外堀の役目をしていたことがよく分かる。展望台から降りる途中で、受付の女性が走って来た。何事かと思えば、たった今地震があり、安全を確認しに来たとのことである。かなり大きかったようだが、全く気付かなかった。

    展望台に登り、横手の街並みを眺めてみる。晴れていれば鳥海山が望めるそうなのだが、雲が多く、残念ながら裾野も見えなかった。眼下には横手川が流れ、その川が横手城の外堀の役目をしていたことがよく分かる。展望台から降りる途中で、受付の女性が走って来た。何事かと思えば、たった今地震があり、安全を確認しに来たとのことである。かなり大きかったようだが、全く気付かなかった。

  • 展望台を出て二の丸跡を歩いていると、小野寺氏彰徳碑という立派な石碑を見つけた。その石碑は、朝倉城を築いた小野寺氏を讃えるものであった。小野寺氏は、関ヶ原の戦いの際、西軍に付いたとされ、所領を没収された地元の豪族である。その後の朝倉城は、秋田久保田城に入った佐竹氏の支配下で明治を迎えたため、400年もの間、小野寺氏は地元で忘れられずにいたということになる。

    展望台を出て二の丸跡を歩いていると、小野寺氏彰徳碑という立派な石碑を見つけた。その石碑は、朝倉城を築いた小野寺氏を讃えるものであった。小野寺氏は、関ヶ原の戦いの際、西軍に付いたとされ、所領を没収された地元の豪族である。その後の朝倉城は、秋田久保田城に入った佐竹氏の支配下で明治を迎えたため、400年もの間、小野寺氏は地元で忘れられずにいたということになる。

  • 二の丸跡から本丸跡へと向かう。本丸跡に登ると秋田神社社が建っていた。秋田久保田藩の祖である佐竹義宣と、戊辰戦争で戦死した藩士の霊を祀る社で、戊辰戦争で焼失した横手城の大手門の残材を利用して建てられたそうだ。正面の柱には、戊辰戦争の際に撃ち込まれた弾痕が残っていることを後で知った。本殿が今にも倒壊しそうな感じだったが、極彩色に塗り直された神社より、風雪に耐え色褪せ方が好みである。

    二の丸跡から本丸跡へと向かう。本丸跡に登ると秋田神社社が建っていた。秋田久保田藩の祖である佐竹義宣と、戊辰戦争で戦死した藩士の霊を祀る社で、戊辰戦争で焼失した横手城の大手門の残材を利用して建てられたそうだ。正面の柱には、戊辰戦争の際に撃ち込まれた弾痕が残っていることを後で知った。本殿が今にも倒壊しそうな感じだったが、極彩色に塗り直された神社より、風雪に耐え色褪せ方が好みである。

    秋田神社 寺・神社・教会

  • 本丸跡を後にして、麓にある牛沼へ行ってみることにする。その途中、本丸跡のすぐ下に、平坦な場所があった。それが、帯曲輪の跡であった。

    本丸跡を後にして、麓にある牛沼へ行ってみることにする。その途中、本丸跡のすぐ下に、平坦な場所があった。それが、帯曲輪の跡であった。

  • 朝倉城跡の東側にある牛沼の畔に出た。その沼の北側にも明永沼などがあり、これらの沼が自然の濠の役目を果たしていたようだ。牛沼は、横手公園の一部となっていて、釣りを楽しむ人で賑わうそうだが、この日は人影も無く、とても静かであった。

    朝倉城跡の東側にある牛沼の畔に出た。その沼の北側にも明永沼などがあり、これらの沼が自然の濠の役目を果たしていたようだ。牛沼は、横手公園の一部となっていて、釣りを楽しむ人で賑わうそうだが、この日は人影も無く、とても静かであった。

  • 横手公園を後にして、今回、ぜひ立ち寄りたかった本多上総介正純の墓を探すことにした。ところが、もらってきた地図があまりにも大雑把で、住宅地の中を彷徨っていると、旧日新館と言う案内を見つけたので立ち寄ってみることにした。その建物は、横手中学校の英語教師として赴任したアメリカ人教師の住居として、明治35年(1902)に建てられたもので、洋式の工法を取り入れているが、日本人大工の棟梁によるものだそうだ。中も見てみたかったが、この日は入ることができなかった。ちなみに、秋田県内の残る唯一の木造洋風住宅とのことである。

    横手公園を後にして、今回、ぜひ立ち寄りたかった本多上総介正純の墓を探すことにした。ところが、もらってきた地図があまりにも大雑把で、住宅地の中を彷徨っていると、旧日新館と言う案内を見つけたので立ち寄ってみることにした。その建物は、横手中学校の英語教師として赴任したアメリカ人教師の住居として、明治35年(1902)に建てられたもので、洋式の工法を取り入れているが、日本人大工の棟梁によるものだそうだ。中も見てみたかったが、この日は入ることができなかった。ちなみに、秋田県内の残る唯一の木造洋風住宅とのことである。

    旧日新館 名所・史跡

  • 旧日新館からさらに歩いてみたが見つからず、道を尋ねようにも人に会わない。諦めかけていた時、ようやく地元のお年寄りに行き会ったので場所を教えてもらった。その近くで、横手市のマンホールを見つけた。描かれていたのは、朝倉城の展望台と名物のかまくらのようだ。

    旧日新館からさらに歩いてみたが見つからず、道を尋ねようにも人に会わない。諦めかけていた時、ようやく地元のお年寄りに行き会ったので場所を教えてもらった。その近くで、横手市のマンホールを見つけた。描かれていたのは、朝倉城の展望台と名物のかまくらのようだ。

  • 苦労して辿り着いたが、そこは、あの本多正純の墓所なのかと思うほど寂しい場所であった。しかも、ちょうど整備中で墓碑は撤去され、本多上総介親子終焉之地と刻まれた石碑が建っているだけであった。本多正純は、徳川家康の側近中の側近で権勢を振るったが、家康亡き後、有名な宇都宮城釣天井事件で失脚。横手へ流罪となり、この地で生涯を終えている。

    苦労して辿り着いたが、そこは、あの本多正純の墓所なのかと思うほど寂しい場所であった。しかも、ちょうど整備中で墓碑は撤去され、本多上総介親子終焉之地と刻まれた石碑が建っているだけであった。本多正純は、徳川家康の側近中の側近で権勢を振るったが、家康亡き後、有名な宇都宮城釣天井事件で失脚。横手へ流罪となり、この地で生涯を終えている。

    本多上野介正純墓碑 名所・史跡

  • 武家屋敷が建ち並んでいたという羽黒町界隈に来てみたが、角館などと違い、屋敷が残っているわけではない。そこは、町割と黒塀が、武家屋敷であったことを感じさせるだけであったが、落ち着いた佇まいの風情のある場所であった。

    武家屋敷が建ち並んでいたという羽黒町界隈に来てみたが、角館などと違い、屋敷が残っているわけではない。そこは、町割と黒塀が、武家屋敷であったことを感じさせるだけであったが、落ち着いた佇まいの風情のある場所であった。

    武家屋敷跡 名所・史跡

  • バス通りへ戻ると、横手川に面した歩道に大きな樹が立っていた。脇にあった説明板によると、羽黒の柳と呼ばれる樹齢100から200年ほどの枝垂れ柳だそうだ。以前は、樹高30mもある大木だったそうだが、水害などにより衰え、枝も折れ、今のような姿になってしまったそうだ。それでも、手厚い保護の甲斐もあり、小さな枝にはまた緑が戻ったそうである。

    バス通りへ戻ると、横手川に面した歩道に大きな樹が立っていた。脇にあった説明板によると、羽黒の柳と呼ばれる樹齢100から200年ほどの枝垂れ柳だそうだ。以前は、樹高30mもある大木だったそうだが、水害などにより衰え、枝も折れ、今のような姿になってしまったそうだ。それでも、手厚い保護の甲斐もあり、小さな枝にはまた緑が戻ったそうである。

  • バス停に着いたのは17時過ぎ。時刻表を確認すると、16時21分が最終。しかも、1日5本しか走っていない。仕方が無いので、横手川を渡り、別のバス通りへと向かう。橋の上からは、朝倉城の天守を模した展望台が少し見えていた。四日市上丁バス停へ出て、本荘行の急行バスに乗り横手バスターミナルへと戻った。

    バス停に着いたのは17時過ぎ。時刻表を確認すると、16時21分が最終。しかも、1日5本しか走っていない。仕方が無いので、横手川を渡り、別のバス通りへと向かう。橋の上からは、朝倉城の天守を模した展望台が少し見えていた。四日市上丁バス停へ出て、本荘行の急行バスに乗り横手バスターミナルへと戻った。

  • 夕食時だったので、駅前にあった『食い道楽横手駅前支店』で横手名物の『横手やきそば』を食べることにした。『横手やきそば』は、真っ直ぐな角麺を使用し、半熟卵を乗せて福神漬けを添えるのが一般的なのだそうだ。具はキャベツと豚肉と言う基本的なもので、普通に美味しいといった感じであった。

    夕食時だったので、駅前にあった『食い道楽横手駅前支店』で横手名物の『横手やきそば』を食べることにした。『横手やきそば』は、真っ直ぐな角麺を使用し、半熟卵を乗せて福神漬けを添えるのが一般的なのだそうだ。具はキャベツと豚肉と言う基本的なもので、普通に美味しいといった感じであった。

    食い道楽 横手駅前支店 グルメ・レストラン

  • 店は、食事処でもあり居酒屋でもある感じだったので、そのまま呑むことにした。いただいたのは、地元横手の阿桜酒造が醸す『阿櫻 寒仕込み純米吟醸』。秋田県産酒造米の秋田酒こまちを使用し、華こまち酵母を使ったものだった。そして、つまみには、秋田と言えばじゅんさいということで注文したのだが、東京で食べるのとは大きさが違い、食感も絶品だった。この後、いったん宿に戻り、温泉で汗を流してひと休みとした。

    店は、食事処でもあり居酒屋でもある感じだったので、そのまま呑むことにした。いただいたのは、地元横手の阿桜酒造が醸す『阿櫻 寒仕込み純米吟醸』。秋田県産酒造米の秋田酒こまちを使用し、華こまち酵母を使ったものだった。そして、つまみには、秋田と言えばじゅんさいということで注文したのだが、東京で食べるのとは大きさが違い、食感も絶品だった。この後、いったん宿に戻り、温泉で汗を流してひと休みとした。

  • 夜になって小腹がすいたので、宿からすぐのところにある『鳥九』へと行ってみる。以前来た時は、満員で焼き鳥を持ち帰りにしてもらったのだが、今回は何とか座ることができ、比内地鶏の焼き鳥をいただいた。ここは、横手プラザホテルに泊まると一杯無料になるので、日本酒を1合いただき、小一時間ほど寛いだ。女将も気さくで居心地が良いし、地酒の種類も豊富な上、郷土料理もあるので、次もまた立ち寄ろうと思う。

    夜になって小腹がすいたので、宿からすぐのところにある『鳥九』へと行ってみる。以前来た時は、満員で焼き鳥を持ち帰りにしてもらったのだが、今回は何とか座ることができ、比内地鶏の焼き鳥をいただいた。ここは、横手プラザホテルに泊まると一杯無料になるので、日本酒を1合いただき、小一時間ほど寛いだ。女将も気さくで居心地が良いし、地酒の種類も豊富な上、郷土料理もあるので、次もまた立ち寄ろうと思う。

    鳥九 グルメ・レストラン

  • 翌朝、起きてみると雨であった。今回も、雨に祟られている。気分が乗らないまま、昨夜考えたとおり、とりあえず、6時36分発の北上線の始発列車に乗り、岩手県側へと向かうことにした。この日の予定は考えていなかったので、途中のほっとゆだ駅で途中下車して、駅にある温泉で朝風呂を楽しむことにする。

    翌朝、起きてみると雨であった。今回も、雨に祟られている。気分が乗らないまま、昨夜考えたとおり、とりあえず、6時36分発の北上線の始発列車に乗り、岩手県側へと向かうことにした。この日の予定は考えていなかったので、途中のほっとゆだ駅で途中下車して、駅にある温泉で朝風呂を楽しむことにする。

    ほっとゆだ駅

  • ほっとゆだ駅は、湯田温泉郷の玄関口であり、駅には温泉施設が併設されているので、列車旅の途中で立ち寄るには好都合なのである。250円という料金もありがたい。源泉は、近くの川尻温泉と同じである。駅にある温泉らしく、浴室内に信号機があり、列車の到着が分かるようになっているのが嬉しい。要するに、黄色になったら、そろそろ上がれという訳だ。

    ほっとゆだ駅は、湯田温泉郷の玄関口であり、駅には温泉施設が併設されているので、列車旅の途中で立ち寄るには好都合なのである。250円という料金もありがたい。源泉は、近くの川尻温泉と同じである。駅にある温泉らしく、浴室内に信号機があり、列車の到着が分かるようになっているのが嬉しい。要するに、黄色になったら、そろそろ上がれという訳だ。

  • 朝風呂の後、列車の時間までを利用して、錦秋湖まで散策することにした。途中、商店街を通ったが、人気も無く、どこか寂しげだった。

    朝風呂の後、列車の時間までを利用して、錦秋湖まで散策することにした。途中、商店街を通ったが、人気も無く、どこか寂しげだった。

  • 数軒しかない商店街を抜けると、目の前に雨に煙り、幻想的な姿を纏った錦秋湖が現れた。この湖は、湯田ダムにより出来た人造湖で、東西に細長い形をしているそうだ。今回観たのは、その西端の部分だけである。錦秋湖は、秋の紅葉が美しいことで知られ、北上線の車窓からも楽しむことができるそうなので、一度その季節にも訪れてみたいと思った。

    数軒しかない商店街を抜けると、目の前に雨に煙り、幻想的な姿を纏った錦秋湖が現れた。この湖は、湯田ダムにより出来た人造湖で、東西に細長い形をしているそうだ。今回観たのは、その西端の部分だけである。錦秋湖は、秋の紅葉が美しいことで知られ、北上線の車窓からも楽しむことができるそうなので、一度その季節にも訪れてみたいと思った。

    錦秋湖 自然・景勝地

  • その湖岸には、綺麗な花々が咲いていた。雨に濡れ、とても美しい。

    その湖岸には、綺麗な花々が咲いていた。雨に濡れ、とても美しい。

  • 商店街へ戻ると、猫が食事中であった。カメラを構えると、一瞬だけ顔を向けたが、食い気のほうが勝り、その後はまったくこちらに目を向けなかった。猫がのんびり暮らせる町に悪い所は無い。

    商店街へ戻ると、猫が食事中であった。カメラを構えると、一瞬だけ顔を向けたが、食い気のほうが勝り、その後はまったくこちらに目を向けなかった。猫がのんびり暮らせる町に悪い所は無い。

  • 8時21分発の列車でほっとゆだ駅を離れる。錦秋湖の脇を走り抜け、終点の北上駅には9時06分に到着した。2分の待ち合わせで東北本線の盛岡行に乗り換え花巻駅へと向かう。花巻温泉にでも行こうかと思い、駅前のバス乗り場へ向かったのだが、バスが行ったばかりで当分無い。諦めて、花巻駅9時33分発の快速『はまゆり2号』に乗り、盛岡駅へと向かった。

    8時21分発の列車でほっとゆだ駅を離れる。錦秋湖の脇を走り抜け、終点の北上駅には9時06分に到着した。2分の待ち合わせで東北本線の盛岡行に乗り換え花巻駅へと向かう。花巻温泉にでも行こうかと思い、駅前のバス乗り場へ向かったのだが、バスが行ったばかりで当分無い。諦めて、花巻駅9時33分発の快速『はまゆり2号』に乗り、盛岡駅へと向かった。

  • 盛岡駅には、10時02分に到着。この日はどうも感働きが鈍く、行き当たりばったりが空振りになるような感じである。雨も止む気配が無いので、思い切って旅を切り上げて帰ることにした。指定を取ってあった『はやぶさ』の初乗車はお預けとなった。しかし、三連休の最終日だけあり、上りの『はやて』すべては満席。結局、10時57分発の盛岡始発の『やまびこ272』の自由席に乗車。時間はたっぷりあるのでのんびり行くとしよう。

    盛岡駅には、10時02分に到着。この日はどうも感働きが鈍く、行き当たりばったりが空振りになるような感じである。雨も止む気配が無いので、思い切って旅を切り上げて帰ることにした。指定を取ってあった『はやぶさ』の初乗車はお預けとなった。しかし、三連休の最終日だけあり、上りの『はやて』すべては満席。結局、10時57分発の盛岡始発の『やまびこ272』の自由席に乗車。時間はたっぷりあるのでのんびり行くとしよう。

  • 昼食は、盛岡駅で買い込んだ『岩手のおべんとう』で済ます。中には、南部鼻曲鮭のトバ味噌和えや岩手昔豆腐の田楽など、地元に拘った食材が色々と入っていた。ごはんも岩手県産のひとめぼれだった。<br />今回は、右肩下がりの旅になってしまったが、たまにはこんな時もあると前向きに考え、次回の旅の計画に思いを馳せることにする。何せ、4日後には安芸路の旅が待っているのだから。

    昼食は、盛岡駅で買い込んだ『岩手のおべんとう』で済ます。中には、南部鼻曲鮭のトバ味噌和えや岩手昔豆腐の田楽など、地元に拘った食材が色々と入っていた。ごはんも岩手県産のひとめぼれだった。
    今回は、右肩下がりの旅になってしまったが、たまにはこんな時もあると前向きに考え、次回の旅の計画に思いを馳せることにする。何せ、4日後には安芸路の旅が待っているのだから。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • hot chocolateさん 2012/01/22 00:57:53
    ほっとゆだ♪
    旅猫さま、こんばんは〜

    表紙の「ほっとゆだ」の看板は、温泉だと思ったら、確かに温泉かもしれないけれど、駅なんですね。
    名前からすると新しい駅でしょうか・・・
    駅に温泉があるなんていいですね、電車が来るまで、ひとっ風呂浴びて、旅の疲れもとれるから♪
    しかも浴室内に信号機があるなんて、鉄夫さん・鉄子さんには感動ものですね。

    ところで北海道の比羅夫駅には、駅の構内(プラットホームの上)に、コテージ(4人用のロッジ)があるのをご存知ですか。
    駅構内といっても、列車は1時間に1本位らしいですが・・・

    今回の旅は、お天気も雨模様で、気分も乗らずに残念でしたね。
    まあ、こんなこともたまにはありますよね。

    hot choco

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2012/01/22 11:58:22
    RE: ほっとゆだ♪
    hot chocoさん、こんにちは〜
    寒くて、家で暖まっています(笑)

    写真の暖簾が掛かっているのは温泉の入り口なんです。
    駅の入り口はその横にあって、駅に温泉と言うより、温泉に駅がくっついている感じ(笑)
    さらに、駅自体は昔からあって、以前は陸中川尻駅という名前だったそうです。
    温泉付きの駅舎にしたときに改名したようです。

    比羅夫駅は知っていますよ。
    ホームでバーベキューも出来るそうですね。
    通ったことはありますが、降りたことは無いですが。

    一時期、雨ばかりでしたが、去年の秋ごろから雨に祟られることは減ってきました。
    今年はまだ初旅をしていませんが、晴れることを祈っています。
    旅猫

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