教訓となった山旅　2012年秋　大雪山・赤岳、沼めぐり、黒岳登山旅行

2012/09/20 - 2012/09/24

今まで過去の旅行記はアップしていませんでしたが、今年も北海道の旅を計画しており、記憶を蘇らせるためにも2012年秋の山旅を。

旅行記の中では何度か触れていますが、2012年9月に層雲峡に3連泊。雨が降れば休むつもりでしたが、3日間見事に晴れて赤岳、沼めぐり、黒岳の3連チャンで登りました。大変苦しい登山となったわけですが、理由は単なる実力不足だった事に加え、前日の観光と移動の疲れが取れていなかった、すきっ腹で登り始めた（＝シャリバテ）等々。まあわかり易く言えば「なめていた」という事だと思います。そのため今では登山日に合わせて体調を整えるなど慎重に準備するようになりました。そういう意味ではいい教訓になった山旅です。

そして肝心の紅葉はと言えば、この年は残暑が非常に厳しく、例年だと赤岳がピーク過ぎ、沼めぐりが見頃となるはずが、赤岳はピーク前、沼めぐりは色づき始めでした。そんな中でも初めて登る大雪山の雄大な景色が目に焼き付き、非常に印象に残っています。

エリア 層雲峡(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 2.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス レンタカー JALグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

旭川空港からバスで旭山動物園へ。初めてでしたのでやはり楽しかったですね。皆さんの素敵な旅行記があるのでここでは省略。バスで旭川駅に戻り、さらに路線バスで約2時間かけ層雲峡へ。これが辛かった！（高速バスではない）普通のバスなので乗り心地も悪いし腰は痛くなるし。車がベストですが、公共交通で向かうなら上川まではJRの方がいいでしょうね。

旭山動物園 動物園・水族館

宿は層雲峡ユースホステル。相部屋が多いですが個室を予約。天候予備も考え3連泊しました。因みにユースは現在経営が変わり、層雲峡ホステルとして営業されています。すごく綺麗になっているみたいなので、リーズナブルに宿泊したい方にはお勧め。
層雲峡ホステル　　https://www.sounkyo-hostel.com/

お風呂は小さめで非温泉。ただ近隣のホテルの日帰り入浴割引券を頂けるのでそちらに行く方も多かったです。夕食は3泊分まとめてこんな感じで、山小屋よりは少しいいかな。

翌9月21日。前日はすでに暗かったので記念写真。疲れが抜けてなかったのか、この時すでに顔がむくんでいます。層雲峡ユースに泊まるメリットは始発のバス停が目の前にあるという事。これは助かります。

層雲峡ユース6時発。レイクサイトを経由し7時過ぎに銀泉台着。準備をして7時38分出発。

銀泉台 自然・景勝地

程なく、第一花園が見えてきました。

2012年は紅葉が遅れて9月21日でもまだこのくらい。

これが真っ赤に色づいたらどんなに綺麗でしょう。

登るにつれ、周りの山も見えて。ただすきっ腹で登っているので、ここまででも結構堪えました。

第一花園上のベンチで朝食。たぶんユースで作ったものではなく、業者に頼んでいたようです。なので3日間全く同じ（笑）。

9時02分、第二花園。この頃は三脚持参で、その都度立てて写真撮ってました。やはり若かったんだな。

チングルマはいい色づき。

9時21分、奥の平通過。

9時40分駒草平。疲れもかなりあり休憩。

さらに登り9時55分、第三雪渓手前。ここを見た時は愕然としました。相当疲れているのに、まだこんなに登るんだと。

紅葉はまあまあ。ただこの頃になると何処で諦めて引き返そうか考えてました。とにかくあの見えているところまでは登ろうと奮い立たせて。

紅葉を見ながら、休み休み。

相当へばっていますが、登りきるともうちょっと先へ行こうと歩き続け、

なんとか赤岳山頂に到着。11時12分。銀泉台から3時間34分掛かりました。いやあ～、疲れたぁ。

大雪山 自然・景勝地

赤岳山頂からの景観。雄大です。

昼食弁当を食べ、戻ります。向こう見えている山は？

赤岳で一番綺麗だったのが紅葉は帰りに見たこの辺り。

9月22日も晴れて沼めぐりへ。始発バスに乗りレイクサイトで乗り換え、高原温泉へ。まずはヒグマ情報センターでレクチャーを受けます。

ヤンベ温泉。

バショウ沼。

大雪高原沼群 自然・景勝地

滝見沼。ここが一番綺麗でしたが、まだ色づき始め。紅葉のピークの時に見てみたいものです。

大雪高原沼群 自然・景勝地

緑沼。

大雪高原沼群 自然・景勝地

少し色づいたといってもこの程度です。

鴨沼。

大雪高原沼群 自然・景勝地

大雪高原沼群 自然・景勝地

大雪高原沼群 自然・景勝地

式部沼。

大雪高原沼群 自然・景勝地

大学沼。ここは少し広くなっており、3枚のパノラマで。

大雪高原沼群 自然・景勝地

大学沼。

大雪高原沼群 自然・景勝地

大学沼。

大雪高原沼群 自然・景勝地

さらに一登りして11時に高原沼到着。

大雪高原沼群 自然・景勝地

正面には緑岳。

大学沼を見下ろす。

大雪高原沼群 自然・景勝地

紅葉はまだ始まったばかりでしたが、沼と山が織りなす風景には癒されました。

大雪高原山荘の食堂で昼食。うどんと蕎麦。

大雪高原山荘食堂 グルメ・レストラン

そして日帰り入浴。これは本当に気持ち良かった。写真は撮れませんでしたが露天風呂も最高。

大雪高原山荘 宿・ホテル

9月23日は黒岳登山。あさイチにロープウェイに乗り展望台へ。すると見事な雲海。

これは素晴らしく暫し見惚れました。
実はこの時にちょっとした思い出がありまして、

りんゆう観光が黒岳情報をSNSで発信しておられますが、当時はブログ。そのスタッフの方が私達が雲海を撮っている姿を後ろから狙っていたようでブログにアップされていました。今となってはいい思い出。

朝陽が当り美しい黒岳バックに記念写真。

黒岳 自然・景勝地

リフトへ。

大雪山層雲峡ロープウェイ 乗り物

7合目からの展望。

黒岳 自然・景勝地

かなり端折って、マネキ岩をバックに。

黒岳 自然・景勝地

9時09分、黒岳山頂に到着。

黒岳 自然・景勝地

山頂からの眺望。色づいた山々が美しい。

大雪山 自然・景勝地

そして縦走路。いつか歩いてみたいなあと今でも憧れ。

大雪山 自然・景勝地

山頂でお弁当を食べ下山。下りで紅葉が一番綺麗だったところ。

黒岳 自然・景勝地

無事下山でき、ホッと一息。再び路線バスで旭川駅へ。駅前のビジネスホテルに泊まり、

大雪山層雲峡ロープウェイ 乗り物

夕食は大黒屋（本店）でジンギスカン。

9月24日は朝からレンタカーで美瑛観光。四季彩の丘。

四季彩の丘 公園・植物園

パッチワーク。

青い池。この日は曇っていたので青というより水色。

美瑛(白金) 青い池 自然・景勝地

望岳台へ。ただガスで山は見えず。

十勝岳望岳台 名所・史跡

凌雲閣で日帰り入浴。

十勝岳温泉 凌雲閣 宿・ホテル

茶色く濁った独特の泉質。

十勝岳温泉 凌雲閣 宿・ホテル

昼食は美瑛選果に隣接するアスペルジュで。2650円と3680円のコースを食べ比べ。美瑛の畑の盛り付けの美しい事。3680円のメインは美瑛産豚ロースのグリエ（右上）、2650円メインは美瑛産豚もも肉の自家製ジャンボン（左下）。どちらも大変美味しく、旅の最後を飾るに相応しいランチでした。

レストラン・アスペルジュ グルメ・レストラン

観光の最後は赤い屋根のある丘を見て空港へ。

まだ若かった事もあり今考えれば少々無茶なスケージュールだった事は否めません。ただ教訓にもなったと同時に少しは登れたという自信にも。今となればいい経験になった山旅です。

赤い屋根のある丘 名所・史跡

この旅行記へのコメント （4）

• jun1さん 2021/08/01 17:26:21

  びっくりポン！

  クリント東木さん、こんにちは。
  
  黒岳、旭岳、美瑛の丘巡りをして１昨日帰ってきまして、クリント東木さんの旅記にお邪魔しましたら今年は層雲峡、黒岳に再訪したのですね(@_@)
  クリント東木さんの旭岳を拝読したのをきっかけに、黒岳から旭岳を縦走する計画でしたが、台風8号の影響で風が強くなる予報だったので、別々に登りました。
  結果、台風8号は熱低になったので影響無く好天だったので、縦走できたでしょう。
  残念。
  赤岳や大雪高原山荘、知りませんでした。沼めぐりが出来るんですね。
  だいせつ倶楽部や三国シェフプロジュースのランチ、美味しそう~♪
  素敵なお店を御存知で、いつも感心してます。
  お互い満足な山旅が出来て、良かったですね(^^♪
  引き続きの旅記も楽しみにしてます、私も頑張ります。
  
  jun1

  クリント東木さん からの返信 2021/08/01 22:41:53

  これは驚き！奇遇です。

  　jun1さんへ
  
  　こんばんは。えー、まさかですね。確か連休絡みとは言いましたが、何処とは伝えてなかったので、ホント奇遇です。
  
  　そうですか。黒岳から旭岳への縦走を狙っていたのですね。うーん、残念。今もその縦走は憧れですが、両方に宿を取るため天候予備が設けられないのがネックで未だに実現できていません。
  
  　でも両方に登られたのでしたら、良かったです。jun1さんの旅行記が楽しみです！
  
  　クリント東木

• ねもさん 2021/07/31 13:07:41

  懐かしい

  クリント東木さん　いつもご投票ありがとうございます。
  半世紀前に初めて登った山らしい山が赤岳でした、学校行事で(中２)。学校での登山は嫌だったが４トラベルの多数意見のようですが、宝物の思い出です。赤岳(翌日は黒岳)往復は中学生には適切なレベルで、今も当時の同期生と年数回、山を歩いています。
  今年の大雪山も楽しみに拝見します。

  クリント東木さん からの返信 2021/07/31 18:05:27

  コメントありがとうございます。

  　ねもさんへ
  
  　こんにちは。いつも投票ありがとうございます。確かに小・中学校の遠足で地元の山に登りましたが、それほど楽しみでは無かったです（笑）。相方も陣馬山に「登らされて」当時は嫌だったと言ってました。その二人が今では山に登っているわけですから、人生分からないものですね。
  
  　学校行事で赤岳ですか？中学生であの雄大は景観を見ていたとは。それがねもさんの原点になっているのではと想像します。今でも山に足繁く通うねもさんにとっては掛け替えのない宝物。そのような思い出があるというのが素晴らしいですね。今年分は更新するまで今しばらくお時間を下さい。
  
  　クリント東木